
ここでは2021年版の将来有望な資格、需要のある国家資格や民間資格を12種類に厳選して紹介しています。さらに、なぜこの資格の需要が見込まれるのか?どんな資格なら安定するのか?などの考察も行っています。これからの資格取得を考えている方やもぜひ参考にしてください。
需要のある資格と端的に言っても、その需要の範囲や理由は様々です。
特に新型コロナウイルスの世界的流行や、近年の社会情勢故に需要が急激に高まった業種などありますし、また周期的に訪れる需要の波で人手不足に喘いでいる業種も沢山あります。
長期的なスパンで取得する資格を選ぶなら先見の明は必要だといえますが、はっきり言って10年先の仕事などは全くもって不明瞭で、そのような中にあってどんな資格を持っていたら社会に淘汰されずに済むのかなど誰にも分からないでしょう。
ここでは、近年の社会情勢を鑑みて需要が高まることが確実の資格を厳選しています。
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目次
国家資格の”需要”とは?

この記事では「将来有望な国家資格」についてまとめていますが、そもそも将来有望な資格、需要のある資格とは何を基準として選ぶのでしょうか。
ここにおいての選抜基準は、社会的意義の大きさや現在の資格取得者の割合、将来の社会の姿としています。
社会的意義とは単純にその資格の保有者が社会に対して可能な貢献の度合を指し、資格取得者の割合等は解説のしようがありません。では、「将来の社会の姿」とは一体どのような姿を想定しているのでしょう。
将来の日本社会の姿を紐解く
近頃耳にすることの極端に少なくなった「2025年問題」や「2040年問題」、あるいは「2045年問題」はご存知でしょうか?
いずれも社会保障の観点から提起される問題を指し、2025年問題は俗にいう”団塊世代”が後期高齢者へと変わり、国民の3人に1人が高齢者となることで医療看護分野への大きな懸念が高まることを言います。
2040年問題はいわゆる”団塊ジュニア世代”が高齢者となり、人口の三割超が65歳以上の高齢者となることを言います。特にこの年代は”就職氷河期世代(ロスジェネ)”とも呼ばれ、団塊世代と比較すると貯蓄額も少ない傾向にあるために、貧困に喘ぐ高齢者が急増することも推測されています。
2045年問題は先の2問題とは毛色が違い、AI技術のシンギュラリティ発生を指します。詳細には触れませんが、その発生によって現在の仕事の多くがAIによって代行される可能性が高いという予測されており、”AIに成り代わられることのない仕事”という職業観が生まれたのは記憶に新しいのではないでしょうか。
現在も需要が高い資格は

そのように多くの問題を抱える将来の社会にあって、”AIに成り代わられることのない”社会的意義の大きな職業とは一体何を指すのでしょうか?
現在も需要が高く、これからの社会においても高い需要が見込まれる資格は、看護師や社会福祉士等の医療福祉分野や、語学力や高い技術の持ち主のような専門性の高い資格が当てはまります。
医療福祉分野での需要
1 看護師
看護師には二種類の資格があり、正看護師は国家資格ですが准看護師はそうではありません。業務に関して差はさしてありませんが、正と准では待遇などで大きな差が見られます。
人の命を預かる職業であるために資格取得の難易度が非常に高く、専門学校等に通うことが一般的ですが、准看護士を経てから正看護師を目指す人も少なくありません。
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2 保育士
保育士資格は国家資格であり、現在は待機児童問題と合わせて人手不足が取り上げられています。
高齢化社会にあって保育士資格の需要に疑問を持つかもしれませんが、高齢化社会だからこそ高い需要が見込まれると言えます。
通信教育も比較的充実している保育士資格ですので、働きながら取得を目指しやすいのもまた魅力的だと言えるでしょう。
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3 社会福祉士
社会福祉士は国家資格であり、ソーシャルワーカーとも呼ばれています。
業務としては主に高齢者や児童、生活困窮者や障がい者の支援を行っており、介護施設や福祉施設、地域自治体で働くことも可能ですし、何よりも複雑化するこれからの社会を鑑みて需要の高さは折り紙付きとさえいえるはずです。
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4 介護福祉士
介護福祉士の資格は国家資格で、数年の勤務経験が必要だったりと受験に関しては条件がありますが、合格率も高く難易度もさほど高くはありません。
社会福祉士と比べるとこの職業の需要が高い理由などは言うまでもないですが、現在の報酬相場等を考えるといささか嫌厭されています。しかし需要が高まるにつれて報酬が上がることが見込まれますし、全国どこでも働けるという強みは非常に魅力的でもあるでしょう。
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技能の高さが自慢
5 TOEIC・実用英語技能検定(英検)の語学資格
TOEICは年間200万人超の人が受験する民間資格です。合否ではなくスコアによって自分の英語力を測るというのがTOEICであり、それに対して英語技能検定、通称英検は同じく民間試験ながら合否によって英語力を測ります。
就職などの面においては英検よりもTOEICのスコアを重視する傾向が近年非常に強くなっており、より”生きた”英語という側面が、グローバル化の進む今日の社会においてどれほど需要となることかは想像に難くないでしょう。


6 基本情報技術者・応用情報技術者
基本情報技術者や応用情報技術者は、IT分野における国家資格の一つです。
基本情報技術者はその名の通りにIT知識の基礎や技術基礎に関連する資格であり、この取得を契機として応用情報技術者や他のIT系国家資格の取得を目指すことがほとんどです。
IT分野が目覚ましく発展し続けている今日において高い知識と技術、さらに経営手腕等を持つ資格保有者の需要が非常に高まることが容易に見込まれます。
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7 税理士
税理士は国家資格であり、後に紹介する不動産鑑定士と同様にAIに取って代わられる職業としてよく挙げられます。
試験の難易度が非常に高い難関国家資格の代名詞としても知られるために、AIに代行されるのではないかと不安感を募らせている人も多いようですが、税理士のコンサルタントとしての側面を強く押し出すことで人にしかできない業務を確立することが可能となるでしょう。
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今後確実に需要が高まる資格

ここで紹介するのは、先に挙げた資格と比べると現在において需要はさほど高いと言えないですが、長期スパンで見ると需要の高まることが見込まれる資格となります。
専門性と特殊性で期待大の資格は?
8 ケアマネジャー
ケアマネジャーは職業の名称ですが、その職務を行うためには試験に合格する必要があります。その試験は一般に言うケアマネジャー試験のことを指し、試験の受験には国家資格の保有が要求されたりします。
民間試験に分類されますが、受験難易度は非常に高く高い需要が見込まれるケアマネジャーは近年急激に年収が上昇しており、長期的観点から見ても”条件の良い”資格だと言えるでしょう。
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9 薬事法管理者


薬事法管理者は民間試験であり、他の資格と比べても受験のハードルがかなり低いという強みをもっています。比較的新しい資格であるために、あまり知名度こそありませんが医薬品の表記等に関する知識の持ち主としての需要があります。
フリーランスのライターや、広告会社に勤める方にとって重要な資格で有り、所持していることで単価アップや、キャリアアップに繋げる事もできる資格なので持っていて損は有りません。
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10 一級建築士
一級建築士は、建築関連の最上位級の国家資格です。受験の難易度こそ高いですが、独占業務となるためにその仕事の需要に関しては言うまでもないでしょう。
先の社会ではコンパクトシティの需要が急激に高まることが予想されます。それはつまり限られた面積の中で高齢者も暮らしやすいような、機能性に溢れた建物を建設する技量が求められるということであり、そこにおいては一級建築士の領域となります。
独立開業も容易であるため、最も需要が見込まれる資格とさえ言えるのではないでしょうか。
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11 不動産鑑定士
不動産鑑定士は国家資格であり、その業務は主に不動産の鑑定評価を行うことです。不動産に関する資格の中で最も難易度が高い資格とも言われており、その業務の特殊性や専門性は言うまでもないでしょう。
ただ、不動産鑑定士はAIに取って代わられる仕事の代名詞のように言われる節があります。そこで重要なのが、不動産鑑定士としての仕事一本で考えるのではなくあくまで”富裕層の資産運用コンサル”的な立場の確立でしょう。ダブルライセンスは勿論のこと、人との繋がりが必要な業務に関してはAIは手出しすることができません。
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12 中小企業診断士
中小企業診断士は国家資格としては唯一の経営コンサルタント系の資格です。
中小企業診断士の行う業務は社会的意義が大きく、またあまり従事者の割合が少ない資格であるため、大きな過渡期を迎えるだろう企業において高い需要が見込まれます。
企業の成長戦略の提案等はAIに取って代わられることが予想されるかもしれませんが、中小企業診断士は勿論人と人との関わりを大切にする「コンサルタント」であることが前提のためにそうそう成り代わられることはないでしょう。
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【2020年版】将来有望な資格12選!需要のある国家・民間資格まとめ
2020年の将来有望な国家・民間資格を12資格紹介してきました。
「将来有望な資格」あるいは「需要のある資格」というのは定義が明確ではないため、需要の有無に関してはどの問題をフォーカスするのかによって大きく異なります。
ただ一つ言えることは、AIに現在ある仕事の大半が取って代わられるという予測は、半分正しく半分正しくないということでしょう。
広く恐れられるような急激な変革等起こりようがありませんし、そもそもAI技術との折り合いを付けながら社会は変動するはずです。
今人気の資格を取得するのではなく、5年先に確実に続いている資格を選ぶこと。それが何よりも大事なのではないでしょうか?