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司法試験浪人の末路は悲惨?三振・五振後は就職するべき?合格の秘訣を紹介

更新日:2024-02-19

司法試験浪人の末路は悲惨?三振・五振後は就職するべき?合格の秘訣を紹介

弁護士など法曹を目指す方にとって司法試験の合格は必須です。

しかし司法試験は非常に難関な国家資格で、合格率は例年30%前後と残念ながら多くの人が不合格となってしまうのが現実です。

せっかく挑んだ司法試験、このまま浪人を続けた末路はどうなってしまうのか、たまらなく不安になりますよね。

今回はまず初めての司法試験で不合格となってしまった方に向けて、今後どのような道があるのかご紹介します。

さらに司法試験浪人を選んだ方のために、司法試験浪人の実態と三振・五振してしまった後の将来や就職についても解説していきます。

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目次

司法試験の合格率

 

実際のところ司法試験の合格率はどれくらいなのでしょうか。

直近5年間の司法試験の合格率を、予備試験合格者と法科大学院修了者(既修・未修)別に見てみましょう。

司法試験合格率 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
予備試験合格者 81.8% 89.4% 93.5% 97.5% 92.6%
法科大学院既修者 40.0% 43.7% 45.45% 47.7% 78.0%
法科大学院未修者 15.6% 17.6% 18.17% 21.3% 23.8%

いずれの場合も近年合格率は右肩上がりですが、やはり合格率4%という超難関試験である予備試験に合格した人の司法試験合格率は圧倒的に高い水準を誇っています。

予備試験は短答式・論文式という試験形式が司法試験と似ているので、予備試験対策がそのまま司法試験にも役に立つからだと言われています。

そんな予備試験合格者でも全員が司法試験を突破できるわけではないということは、司法試験がいかに難関国家資格であるかを物語っています。

司法試験の平均受験回数は?

 

予備試験に回数制限はなく、また司法試験も5年に5回までという制限はあるものの、それを超えてもまた予備試験からやり直せば良いため年齢制限はありません。

しかし、周りの人がどれぐらいの回数で司法試験を受験しているのか、というのも気になるポイントではないでしょうか。

そこで法務省が発表しているデータを参照してみました。

令和3年は1回目で受かる人が1,024人という結果が出ています。

令和3年度 司法試験合格者の平均受験回数の割合
受験回数 受験人数 全体割合
1回目 1,024人 72.06%
2回目 173人 12.17%
3回目 101人 7.11%
4回目 76人 5.35%
5回目 47人 3.11%
合格者数合計 1,421人 100%

出典:令和3年司法試験の採点結果

最新である令和3年の結果を例にとると、平均受験回数は「1.56回」になります。

司法試験は最難関国家資格であるものの、一発合格、あるいは2回程度で受かる受験生が多くを占めるということになるでしょう。

もしも初めての司法試験で不合格になってしまったら

 

血のにじむような努力の結果、予備試験に合格もしくは法科大学院を修了して司法試験に挑んだものの、残念ながら不合格になってしまったという人も少なくないと思います。

ここで司法試験を断念するか諦めずに再受験に挑戦するか、最初の分かれ道に差しかかります。

次の項目ではこの2つの可能性について触れます。

諦めて就職活動をする

1つ目は、司法試験に踏ん切りをつけて地道に就職活動をするという方法です。

未練はあるかもしれませんが、誰よりも勉強して司法試験を受験したという事実だけでも十分誇りに思っていいことです。

なるべく早めに気持ちを切り替えて一般企業への就職を目指しましょう。

1回目の司法試験受験段階ではまだそこまで高年齢ではないと思うので、職歴がなくても上場企業や大手グループ企業で内定を獲得できる可能性は十分にあります

司法試験受験を通して得たことは何か、その経験を企業でどのように生かせるのかなどを中心に人事や採用担当者の方に伝えると好印象を持ってもらえるでしょう。

次の司法試験に再挑戦する

 

2つ目は、気を強く持って来年度の司法試験を受験するという方法です。

司法試験の受験資格は5年間で5回まで有効ですので、1回目は不合格でも2回目以降で挽回できるチャンスがあるのならチャレンジしてみるのも1つの選択肢です。

ただし、独学で勉強を続けるのには限界があります。
独学で司法試験の勉強をするとなると基本書を読み込んでもまず理解するのに時間がかかりますし、最新の情報も自分で収集しなければならないので非効率的です。

また受験勉強は長引くほど自分一人でモチベーションを保つのが難しいので、来年度で決めきると覚悟を持つならスクールに通ったり通信講座に頼ったりしてみるのが最良の一手と言えるでしょう。

【番外編】期間を空けてからリトライする

司法試験は5年間で5回までという制限があるものの、また法科大学院を卒業したり予備試験に合格したりすれば受験資格が獲得できます。

ですから、初めての司法試験が不合格になって一度諦めたとしても、期間を空けてから再度挑戦すればいいのです。

一旦社会人となって稼いで、貯金が充分に貯まった段階で仕事を辞めたり休んだりしてまた試験勉強に臨むという方法もアリでしょう。

仕事を辞める・休むということに抵抗があるなら、ずっと先の話になってしまいますが、定年退職後にじっくり学習して焦らずにリトライするという手も考えられます。

司法試験に一度不合格になったからと言ってそう簡単に人生は詰みませんので、自分が人生をどのように歩みたいのかを今一度落ち着いて考え直し、後悔のないように決断してください。

司法試験の再チャレンジにオススメのスクール3選

 

ここでは司法試験に再びチャレンジする方に向けて、オススメのスクールを3つに厳選してご紹介します。

より多くのスクールの情報をお探しの方はこちらの記事をご参照ください。

アガルート司法試験通信講座

アガルートアカデミー 通信講座
アガルートは2023年度の司法試験の合格者占有率が36%と非常に高い合格率を誇っている通信制の予備校です。

アガルートでは司法試験合格者の講師陣が難解な判例もかみ砕いて解説してくれるので、最短距離で司法試験に向けた対策が行えます。

もし「初心に返って気持ちをリセットしたい」「最初から司法試験の勉強をし直したい」とお考えなら、アガルートの「司法試験最短合格カリキュラム」で学習するとよいでしょう。

このカリキュラムは司法試験合格に必要な知識を習得するための講座が詰め込まれているので、順序よく学習を進めていけば挫折することなく勉強が進められます。

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スタディング

スタディング

スキマ時間を活用して勉強したい方や、費用を抑えてスクールに通いたい方にお勧めなのがスタディングです。

WEBテキストやWEB上での問題演習を採用しており、スマホさえあれば場所を選ばずどこでも学習できるのが強みのスクールとなっています。

また司法試験予備校の中では受講料が圧倒的に安いことでも知られており、基礎から論文対策まですべて詰まった講座で12万円以下のコスパが魅力です。

ただ受講料が安い分、実績やサポートの充実といった面ではアガルートなど他のスクールに軍配があがる部分もあります。

そのため、今年の試験で非常に惜しかった方などある程度ご自身で習熟された方に特にお勧めしたいスクールと言えるでしょう。

下記のボタンから司法試験対策講座の内容をご確認いただけますので、まずはぜひコスパの良さだけでもチェックしてみてください!

LEC(東京リーガルマインド)

大手老舗ならではの安定感が魅力なのがLEC(東京リーガルマインド)です。
42年の長い歴史を持つ資格予備校で、延べ5,000人以上を司法試験合格に導いてきた実績があります。

対面と通信から講座を選択することができますが、LECの強みを生かすなら対面一択です。
敏腕講師陣の熱量を感じながら講義を受けられるほか、対面受講生のレベルが高く、環境という面からはピカイチです。

一方通信講座についてはアガルートやスタディングに一歩劣る部分があり、スマホでは利用できないサポートも存在しています。
そのため、自分の時間で学習したい方にはあまり向かない講座とも言えるでしょう。

またLECの司法試験対策講座は単価講座や目的別のパックが充実しており、特定のポイントだけ強化したい再受験生に向いている講座展開となっています。
下記のボタンから設置されている講座をご確認いただけますので、ぜひチェックしてみてください。

司法試験浪人の現実と深い闇

 

司法試験に不合格となり浪人をするとなると、今まで以上にハードな生活となることは覚悟しなければなりません。

引き続き一日の大半を勉強に費やし、合格後も企業や事務所に採用されるという保証もないまま司法試験の合格だけを目標に頑張らなければならないので、気が狂ってしまう人も少なくないといえます。

司法試験浪人には相当の熱意と固い意志が必要だということです。

厳しい試験勉強の日々が続く

もちろん試験勉強は引き続き継続することになりますが、現役時代のように励まし合える仲間はほとんどいないためモチベーションを維持するのが難しくなります。

その上、生活費をアルバイトやパートで稼ぎながら勉強する場合は、学習時間の確保も工夫しなければなりません。

スケジュールの調整から学習内容の計画なども全部一人で行うとなると負担はさらに大きくなることでしょう。

しかし、少しでも効率よく勉強に集中するための方法はあります。

それは通信予備校の助けを借りるという手です。

アガルートの通信講座なら、司法試験合格に向けた様々なコースが用意されています。

司法試験の天王山と言われる論文式試験も独学で勉強するのは大変ですが、アガルートの個別指導なら講師の先生方に添削・アドバイスがもらえます。

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受験回数が増えるほど合格率は落ちる

苛酷な現実ですが、司法試験は再受験の回数と合格率が反比例していきます。

つまり1回目の受験のほうが合格する確率が高く、2回目、3回目と受けていくにつれて不合格となりやすいです。

再受験を繰り返すほど合格率が下がっていく理由については諸説ありますが、一番の原因は「誤った勉強方法だと言われています。

勉強はただがむしゃらに量をこなしていても質が悪ければ結果はついてきません。

「今回点数が取れなかった自分の苦手科目を重点的に勉強する」「試験範囲で必要なところだけを勉強する」など学習内容重視で要領よく勉強すればより合格に近づくでしょう

就職が難しくなる

司法試験は年に一回しか実施されません。

司法試験浪人をするということは、受けた回数だけ年齢を重ねていくということです。

日本は欧米と異なり新卒一括採用の制度が色濃く残っているので、年齢が上がっていくほど就職するにあたっては困難を極めます

さらに司法試験浪人をする人は20代後半、30代になっても社会人経験がない場合が多く、職務経歴が空欄のまま履歴書を出すことになるのもハンデとなります。

いくら立派な学歴をもっていたとしても実務経験のない人は戦力外とみなされ、採用選考で落とされてしまうのです。

勉強代や生活費の工面に悩む

浪人を繰り返すと就職難に加えて、勉強代や生活費をどのように工面するかという問題にも苦しめられるでしょう。

実家が裕福で全額負担してもらえるならまだしも、金銭面で頼れる親族がいなかったり一人暮らしだったりするとかなり心労が溜まると考えられます。

勉強代は独学に切り替えればスクール代が浮きますが、ノートやマーカーなどの文房具も塵も積もれば山となってそれなりの金額がかかる可能性が高いです。

また、いくら勉強代を削れたとしても生活費は否が応でも必要になるので、自分自身で稼ぐか親に出してもらわねばなりません。

どのみち浪人をすればするほどお金はかかるため、合格までいくらかかりそうかザックリ計算したうえで「大金を使ってまで浪人する必要があるか」を検討する余地はありそうです。

精神を病んでしまうことがある

受験回数の制限があるとはいえ司法試験は実質何度も受けることができるので、浪人生活が長引くことでいわゆる「ひきこもり」や「ニート」といった状態に陥ってしまう人も少なくありません。

そのため精神を病み、まともな生活すらままならなくなってしまうことがあります

このような悲劇を生まないためにも進退の踏ん切りは早くつけるか、あるいは諦めないという確固とした意志を持つかのどちらかを選択する必要があるといえます。

心を弱らせてしまうのは、独学の場合は周りとのコミュニケ―ションがなく孤独感に苛まれたり、終わりの見えない戦いに身を投じなければならなかったりといった要因があります。

特に30代の司法試験浪人生はさらに闇が深くなる

 

司法試験浪人生の中心は20代が最も多いですが、30代の方も少なくありません。

しかし30代の浪人生は20代の人に比べてると、より精神的にきつくなりやすいと言えます。

職歴がないというコンプレックスに見舞われる

前項でも軽く触れましたが、いくら非常に難易度の高い試験に向けて日々勉強をしているとはいえ「30代で職歴がない無職の人」という立ち位置は、社会からの風当たりが厳しいです。

雇用形態を問わず採用面接の場では「なぜ履歴書の職歴欄が真っ白なのか」「職務経歴書を持っていないのか」という点は、必ず面接官に尋ねられるでしょう。

「面接で職歴がない点に突っ込まれたら、どう回答したらいいのか分からない」「面接が怖い・行きたくない」と就職に関する不安ばかりが募り、職歴がないというコンプレックスに苛まれると考えられます。

疑心暗鬼になって人間関係に悩みやすい

精神的につらくなって自分に自信がなくなると、良好な人間関係が結べなくなったり保てなくなったりする可能性が高いです。

「表面上は取り繕っているけど、内心では馬鹿にしているのはないか」「浪人ばかりしているダメ人間が話しかけたら不快に思うだろうか」など、人に対して疑心暗鬼に陥りかねません。

特に30代になる友人や知り合いの結婚ラッシュが始まったり、子供が生まれたりして人生を謳歌しているように見えてしまい、無職の独身であることに負い目を感じやすくなるでしょう。

他人についてならまだ何とか割り切れるかもしれませんが、そのうち親にまで懐疑心を抱いて「出来損ないの子供と思っているかも」「自分は親不孝者だ」と考えてしまう恐れもあります。

司法試験三振・五振のその後

 

司法試験に三振した、もしくは5回とも不合格という結果に終わってしまったからといってその先の未来がないわけではありません。

ここでは司法試験に三振・五振してしまった後に考えられる道をいくつかご紹介します。

民間の企業に就職する

1つ目は心機一転、一般企業へ就職するという道です。

司法試験に不合格となってしまったとはいえ、法律の知識量に関しては一般の人とは比べ物にならないはずです。

近年は企業のコンプライアンス意識の高まりなどから、社内に法務部を新設するところが増加傾向にあります。

多くの企業が法律に詳しい人材を求めているので、司法試験受験経験を生かして民間企業の法務職に就くというのもありだと思います。

他の資格取得を目指す

司法試験を受験するにあたって勉強した知識を他の資格勉強で生かすという手もあります。

例えば、試験の科目の一部が司法試験の内容と同じである公務員が挙げられます。

また行政書士司法書士など他の法律系の資格を取るのも選択肢の一つとして一考する価値はあるでしょう。

司法試験の資格を持っていなくても、上記のような資格があれば就職先の幅は広がります。

諦めずに予備試験からやり直す

たとえ司法試験を五振してしまったとしても、法曹になる夢は絶対に諦めたくないという方もいらっしゃると思います。

しかし、5年間の期限が過ぎてしまったら、もう一度司法試験を受験するための資格を取るところからスタートしなければなりません。

現在司法試験受験資格が与えられているのは、予備試験合格者か法科大学院修了者のみです。
5回以上司法試験に不合格となってしまった方は予備試験からやり直すことになると思います。

そうなった場合には既に頭に入っている内容であっても改めて全ての情報を整理するために予備試験の総合カリキュラムの受講を検討するのが良いでしょう。

アガルートなら、初学者向けの講座の他、既に学習を進めている方向けに単科講座等も用意されているため、自分の苦手ポイントを理解しているならきっと力になるはずです。

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アガルートではいつまでにどの講座の受講を終えればよいかが一目でわかる学習スケジュールを提示してくれるので安心です。

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司法試験浪人をする前に見直したい勉強方法

 

これから司法試験にもう1度臨もうと思った場合、ただがむしゃらに勉強を続けるだけでは意味がなく、また不合格となりかねません。

司法試験浪人をする前に知っておいてほしいことがあります。

それは「正しい勉強方法」です

以下で3つの勉強のポイントを紹介するので、今の自分の状態をチェックし、今後の試験勉強に役立ててみてください。

①3000時間~8000時間の勉強時間を用意する

まずは充分な勉強時間を確保できているか確認してみましょう。

司法試験には最低でも3000時間の勉強が必要であるといわれています。

しかし、これだけやれば必ず合格できるというラインはないため、自分に合った勉強スタイルで効率良く学習していくのが重要です。

②スキマ時間を徹底的に活用する

スキマ時間を無駄にしている、ということは無いでしょうか。

朝の通学・通勤時間での30分、トイレに居る間の5分、また帰宅してダラダラとスマホを見ている時間など、使おうと思えば使える時間は意外と多くあるものです。

このスキマ時間に暗記物を行ったり、解説を読み込んだりといった勉強ができるはずです。

③論文をやる前に基礎知識のインプットを最優先

論文試験の対策をするために、とりあえずがむしゃらに数を重ねるという戦法を取っている人も少なくないでしょう。

しかし、当たり前のことではありますが、文章を書くにはその土台となる知識がインプットされていなければ効率が非常に落ちてしまいます

知識が頭に入っていないと解説を読んでも「?」という状態が改善されることはないので、勉強の序盤は上三法(憲法・刑法・民法)といった基本の法律をマスターしておくことをおすすめします。

予備試験合格者は司法試験合格率も高い

 

司法試験は文系国家資格の最難関と謳われ、合格率30%前後となっていますが、予備試験の合格率は4%前後です。

予備試験と司法試験は出題範囲も近く、予備試験合格者の司法試験合格率は高くなっているため、司法試験に合格できない方の多くは法科大学院の修了生でしょう。

司法試験の再受験を検討する際は、一度予備試験のことも考えてみてください。

予備試験合格者の司法試験合格率

令和5年の司法試験合格者数は1,781名でしたが、そのうち予備試験合格者の数は327名でした。

この数だけ見ると少ないように思えますが、予備試験合格者の司法試験受験者数は353名、つまり92.6%の人が司法試験に合格しているのです。

受験者数が最も多かったのは早稲田大学ですが、389名の受験者のうち合格者数は174名、合格率は44.7%でした。

これらの数値と比べると、予備試験受験者の司法試験合格率がいかに高いかがわかるでしょう。

参考:令和5年 司法試験法科大学院別合格者数等

予備試験を受験するつもりで司法試験の学習をする

上記で述べたように、予備試験の対策をすることはそのまま司法試験にも有効な対策になるといえます。

予備試験対策を行っている予備校・通信講座のカリキュラムは初学者でもわかりやすい内容で、膨大な情報を厳選しているため過不足なく知識と実力を身に付けることができます。

また、令和5年度の予備試験合格者の司法試験短答式試験合格率は99.7%でした。

予備試験合格者の司法試験浪人率は極めて低いため、司法試験の再受験をするなら予備試験の学習に立ち返ってみてもいいでしょう。

予備試験合格者は就職にも強い

司法試験に合格し司法修習を経て弁護士として働く場合、法律事務所に就職する方は多いでしょう。

予備試験の合格者は合格率4%の超難関試験を突破したことからも、法律事務所への就職率が高くなっています

多くの弁護士が憧れる五大法律事務所を例にして出すと、「西村あさひ法律事務所」は23.2%が予備試験合格者、「森・濱田松本法律事務所」は28.7%、「長島・大野・常松法律事務所」は28.4%が予備試験合格者です。

これらはすべて東京大学法科大学院出身者の割合に次ぐ多さとなっており、いかに予備試験が重要視されているかわかるでしょう。

法科大学院出身で司法試験に浪人しているなら、その先のことを考えてみても、一度予備試験を受験するのは有力な試験対策となります。

司法試験浪人は辛い?三振・五振後も就職はできる?|まとめ

アガルートアカデミー通信講座
司法試験は難易度の高い国家資格の中でも群を抜いて難しい資格です。

惜しくも今回の司法試験では努力が報われず不合格となった方でも、絶望する必要はありません。

人生を賭けた一世一代の大勝負として司法試験を受験した経験は、どんな形にせよ必ず役に立つときが来ます。

それは司法とは関係ない一般企業で発揮されるかもしれませんし、再挑戦の末に見事合格を勝ち取ったときかもしれません。

再受験を成功させるためには一人で勉強するのではなく、通信講座などをうまく使って効率よく学習を進めることが大切です。

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