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【最新版】司法試験の受験回数制限はなぜある?5回落ちたら受験資格喪失?

更新日:2024-02-29

【最新版】司法試験の受験回数制限はなぜある?5回落ちたら受験資格喪失?

「司法試験に受験回数制限があるのか気になる……」
「周りの司法試験受験生が合格までに費やす平均受験回数はどのくらい?」

「何年も合格できずに浪人し続けたら末路は悲惨?」

一生懸命勉強して司法試験に挑戦しても、1度落ちたときのことを考えるととても不安になってしまうものです。

司法試験はみだれ撃ちのように何度も受験できる訳ではなく、受験回数制限があります

この記事ではなぜ回数制限制度が設けられているのかやその背景、平均受験回数、また次に一発合格するための対処法を詳しく解説します。

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司法試験の回数制限は「5回」まで!

結論から言えば、司法試験の受験回数制限は「5回まで」です。

現在の司法試験の受験資格の取得には「法科大学院を卒業する」か「司法試験予備試験に合格する」かのどちらかですが、どちらであっても受験資格取得後の最初の4月から5年間で5回までと回数制限があることが明記されています。(司法試験法4条1項2号)

以下に新司法試験法の回数制限に関する内容部分を抜粋しました。

(1) 司法試験短答式試験の試験科目

短答式による筆記試験の試験科目について,憲法,民法及び刑法の三科目とする。

(2) 司法試験の受験回数制限の緩和

ア 司法試験の受験できる回数の制限を廃止する。法科大学院課程の修了の日又は司法試験予備試験の合格発表の日後の最初の4月1日から5年の期間内は毎回受験することができる。

イ 特定の受験資格に基づく最後の受験をした日後の最初の4月1日から2年を経過するまでの期間は,他の受験資格に基づいて司法試験を受けることができない旨の規定を廃止する。

出典:法務省HP「 司法試験法の一部改正等について」

このように、司法試験は5年の間であれば毎年受験することができます。

アメリカの場合はLL.Mというロースクールを修了していないと受験資格を得ることができませんが、日本の場合は出来る限り多くの人に門戸が開かれているといえます。

予備試験の回数制限はない

また、多くの人は法科大学院ルートではなく予備試験から司法試験に臨むと思いますが、予備試験の受験制限はありません

1年に1回実施され、受験資格を喪失してしまった人も受験するので、毎年多くの受験者が殺到します。

司法試験の平均受験回数は?

それでは、司法試験に合格するためには平均でどれぐらいの期間がかかるのでしょうか。

予備試験の場合と司法試験の場合とに分けて解説します。

司法試験の平均受験回数について

法務省が発表しているデータによると、令和5年は1回目で受かる人が1,584人という結果が出ていました。

令和5年度 司法試験合格者の平均受験回数の割合
受験回数 受験人数 全体割合
1回目 1,584人 88.9%
2回目 123人 6.9%
3回目 35人 1.9%
4回目 24人 1.3%
5回目 15人 0.8%
合格者数合計 1,781人 100%

出典:令和5年司法試験の採点結果

ここから令和5年を例にとると、平均受験回数は「1.18回」であるということができます。

一発合格、あるいは2回程度で受かる受験生が多くを占めるということです。

3回目、4回目、5回目と回数が増えていくごとに合格者数も減少していくため、なるべく少ない受験回数での合格を目指していきたいところでしょう。

予備試験の平均受験回数について

最新の予備試験の平均受験回数についてのデータがなかったため、平成28年度の平均受験回数をご紹介します。

平成28年度の予備試験平均受験回数はおよそ「2.04回」です。

合格者予備試験受験回数のアンケート結果
受験回数 受験者数 全体割合
1回目 30人 26.5%
2回目 52人 46.0%
3回目 27人 23.9%
4回目 4人 3.5%

出典:司法試験予備試験に関するアンケート-法務省

法務省が行ったアンケートの結果、ほとんどの予備試験合格者が3回以内で予備試験を合格していることがわかりました。

何度も受験することができる予備試験には、その難易度ゆえに2回、3回と挑戦する方がいるようですが、こちらのアンケートでは4回以上受験したという回答はありません。

なぜ回数制限があるのか?

そもそも司法試験にはなぜ回数制限が設けられているのでしょうか?

昔の司法試験制度では受験回数に制限はありませんでした。

法改正前は何度でも司法試験を受験することが可能だったのです。

そこから2006年に1度目の法改正が行われ、法科大学院を修了するか予備試験を合格することで「5年間で3回」まで受験可能となり、そして2015年に現司法試験制度、通称『(新)司法試験』である「5年間で5回」へと変更がなされました。

受験回数を制限した意図や目的、改正案ができた背景についても触れながらご紹介していきます。

受験回数制限の目的①:司法試験浪人を防ぐため

受験回数に回数制限がなかった時代に問題視されていたのが、合格するまで何年も受験し続ける「司法試験浪人」でした。

何年も受験し続ける「司法試験浪人」に早い段階で進路を促すために、平成18年(2006年)司法試験の受験可能な回数を5年間で3回までと制限されたのです。

受験回数制限の目的②:法科大学院の教育効果を試すため

回数制限がされるようになったもう1つの目的は、法科大学院に関する事情があります。

現在の新司法試験制度における受験回数制限の「5年間」というのは、法科大学院の教育効果が失われることなく最もよく露出する期間であるとみなされ、考案されたものなのです。

受験者同士の過酷な競争を促す為ではなく、法科大学院修了者の多数が合格することを想定して設けられた制限期間であるといえます。

受験回数制限の目的③:受験者のストレスを軽減させるため

回数制限が3回だった時には、受験者の心理的負担やリスクからなる「法曹離れ」や、修了後すぐに受験しない「受け控え」が目立ちました

そのため、2015年に受験可能な回数制限を現在適用されている5年間で5回までに変更されたのです。

また、受験生の基本的部分の内容理解を深めるため短答式試験の科目も「法律基本7科目」から、憲法、民法、刑法の3科目にしぼられました。

こうした背景から何度か法改正がなされて、今の新司法試験制度になっています。

司法試験の合格率は?

本章では司法試験と予備試験の合格率について分かりやすくまとめました。

近年では司法試験の合格率も上昇傾向にあります

具体的にどんな数値で表れているのか、表を参考にしながら見ていきましょう。

司法試験の場合

過去15年の司法試験の合格率について受験者数と合格者数を交えながらまとめた結果が以下の表です。

 

司法試験の合格率推移
年度 受験者数 合格者数 合格率
平成20年 6,621人 2,065人 33.0%
平成21年 7,392人 2,043人 27.6%
平成22年 8,163人 2,074人 25.4%
平成23年 8,765人 2,063人 23.5%
平成24年 8,387人 2,102人 25.1%
平成25年 7,653人 2,049人 26.8%
平成26年 8,015人 1,810人 22.6%
平成27年 8,016人 1,850人 23.1%
平成28年 6,899人 1,583人 22.9%
平成29年 6,967人 1,543人 25.9%
平成30年 5,238人 1,525人 29.1%
令和元年 4,466人 1,502人 33.6%
令和2年 3,703人 1,450人 39.2%
令和3年 3,424人 1,421人 41.5%
令和4年 3,082人 1,403人 45.5%
令和5年 3,928人 1,781人 45.3%

出典:法務省HP司法試験の結果について

平成29年から合格率は右肩上がりとなっており、直近の令和5年の合格率はなんと45.3%と、15年の中で2番目に高い合格率になっていました。

コロナ禍の影響で受験者数が減少し、自宅での学習時間が増えたことにより合格率の増加につながったのではないかと考えられます。

予備試験の場合

司法試験の受験資格取得のために通る予備試験についてもご紹介します。

法科大学院の合格率と比較しながら予備試験の合格率をまとめると、以下のようになります。

令和5年(2023年度)司法試験合格率
出身法科大学院名 受験者数 合格者数 合格率
予備試験合格者 353人 327人 92.6%
京都大法科大学院 275人 188人 68.3%
一橋大法科大学院 180人 121人 67.2%

出典:令和5年司法試験法科大学院等別合格者数等(法務省ホームページ)

予備試験の合格率は3~4%で毎年推移していますが、予備試験合格者の司法試験合格率は92.6%と非常に高い結果になっています。

予備試験合格者の9割が司法試験を合格していることから、予備試験の攻略が司法試験合格に繋がる再現性の高い方法だと言えるでしょう。

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予備試験合格者のうち司法試験も合格した人の割合が92.6%となれば、まずは是が非でも予備試験突破を目指したいところです。

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アガルートは2015年に開校したばかりの通信講座ですが、令和5年の司法試験合格者のアガルート受講者占有率は36%にも上ります。

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回数制限を超えて受験資格喪失になったらどうなる?

5年間で5回という回数制限を超えてしまった場合、いわゆる「五振」となってしまった場合には、受験資格は失われ、司法試験を受けられなくなってしまいます。

しかし、2度と司法試験を受けられなくなる訳ではありません。

再度受験資格を得るには、改めて「法科大学院を修了する」か「予備試験に合格」すれば、再度受験資格を得ることができます

もう一度受験資格を取得できれば、実質何度でも挑戦することができるといえます。

回数制限を超えて「五振」になった末路の対処法2選

もし受験可能な回数制限を超えて「五振」となってしまった場合、一体どうすれば良いのでしょうか。

せっかくコツコツと毎日頑張って勉強してきたのにその苦労が水の泡になるのは、何としてでも避けていきたい現実です。

五振後以降の挑戦も予備試験ルートで司法試験合格を目指すのが一般的でしょう。

しかし、1度ガクッと落ちてしまったモチベーションを再び取り戻すのは至難の業です。

そこでもし司法試験に合格できなければ1度考え直してみたいのが、現在の自分の勉強スタイルです。

2つ紹介するので、自分の状態をチェックしてみましょう。

①勉強方法を見直してみる

そもそも基本的な試験勉強の方法が間違っており、これによって司法試験に落ちてしまうというケースが考えられます。

キーワードは「スキマ時間」と「スケジューリング」です。

通勤・通学時間、トイレの時間、就寝前の時間など、スキマ時間を徹底的に活用して暗記物を行ったり、また「この日までにこの参考書をマスターする」というようにテキストを終わらせる学習計画を立てその通りに実行したりしてみましょう。

小さなことかもしれませんが、意外にこうしたポイントができていない、という人も多く居るのが事実です。

②独学が辛い場合には通信講座を活用する

司法試験は国家試験の中でも最難関の資格として知られています。

科目数も多く、大学などで法律を学習したことがない人などにとっては、独学での対策は非常に厳しいというのが実情としてあります。

そこで活用を考えたいのがオンライン予備校(通信講座)です。

大手の資格予備校に通うのは経済的に厳しいという人も、通信講座なら比較的安価、かついつでも・どこでも勉強でき、プロの手厚いサポートを受けられるため、受講できるならした方が良いでしょう。

司法試験を知り尽くした講師の手を借りることができ、孤独を感じずに勉強ができるというのは、独学者が喉から手が出そうなほど求めているものですよね。

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通信講座を利用するべき、とはいえ、実際には数が多くどれを選んで良いか分からないという人も少なくないはずです。

当サイトでおすすめしているのは、司法試験系の資格に圧倒的な強みを持つ「アガルートアカデミー」

全幅の信頼を置けるアガルートの司法試験講座を受講するメリットについて紹介していきます。

メリット①:法律の知識ゼロから予備試験合格を狙える

「司法試験どころか、まだ予備試験を受験したことがない」「そもそも法律の勉強を始めていない」という方は、アガルートの「予備試験最短合格カリキュラム」の受講をおすすめします。

予備試験合格に必要な知識やノウハウを習得するための講座をすべて詰め込んだカリキュラムになっているため、受講者にとって最も短い学習期間で試験に挑む力を身につけられます。

「独学で予備試験までたどり着ける気がしない」「効率的な法律の勉強法が分からない」という場合は、高い実績があるアガルートが最適でしょう。

メリット②:合格率が高く信頼できる

アガルートの司法試験・予備試験講座は合格率が非常に高いことで知られています。

令和4年度の司法試験では、全体の合格者1,781名のうち、641名がアガルートの受講生でした。

合格者占有率は36%であり、合格者の半分近くがアガルートを受講していたとなると、かなり信頼が置けるカリキュラムを提供しているといえるでしょう。

司法試験の受験資格を失う前に合格したいなら、ぜひアガルートで対策を取りましょう!

メリット③:充実したテキストで勉強できる

充実したテキストで勉強できる

アガルートの司法試験講座のテキストはフルカラーで構成されています。

プロの講師陣たちが作ったオリジナルテキストですので説明も分かりやすく、効率良く勉強することができます

また、予備試験には論文式試験がありますが、この論文式試験が難関です。

アガルートでは約100通にも及ぶ論文添削を受けることができるため、文章を書くのが苦手な人にとっても有益といえます。

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司法試験の受験回数制限に注意|まとめ

・司法試験の制限回数は5年間で5回まで
・予備試験に制限回数はない
・司法試験合格者の司法試験平均受験回数は1.18回
・予備試験合格者の予備試験平均受験回数は2.04回
・回数制限を超えてしまっても再度受験資格を取得できる
・司法試験に合格するにはアガルートアカデミーがおすすめ

 

こちらの記事では司法試験の回数制限についてご紹介しました。

司法試験は難易度が高く、回数制限も設けられていますが、合格後のメリットを考えれば何度も挑戦する価値のある資格です。

仮に回数制限を超えて五振になっても、もう一度受験資格を得ることが可能なので、決して簡単に諦める必要はありません

出来る限り最短で合格するためには、アガルートアカデミーの講座を受講することをおすすめします。

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