掲載依頼・お問い合わせ/リンク集          

賃貸不動産経営管理士の勉強時間はどのくらい?合格率や難易度を調査

更新日:2021-11-26

  • 賃貸不動産経営管理士の合格率や難易度はどのくらい?
  • 勉強時間はどのくらいとれば合格できる?

このような疑問を解消します。

賃貸不動産経営管理士は令和3年に国家資格となったことで注目されている資格です。

そんな賃貸不動産経営管理士の合格率や難易度、合格に必要な勉強時間や独学で合格する方法を余すことなく紹介します。

賃貸不動産経営管理士に興味がある人はぜひ参考にしてみてください。

賃貸不動産経営管理士とは?

賃貸不動産経営管理士は高度な専門知識と倫理観を持ってアパートやマンションなどの賃貸経営管理の専門家です。

令和3年4月からは国家資格となり、マンションやアパートの大家さんから管理依頼を事業所が受ける場合にはその事業所に必ず1人は必要な資格となりました。

これにより賃貸不動産経営管理士の資格の注目度は高まり、受験者数も右肩上がりに増えています。

賃貸不動産経営管理士の難易度を紹介

賃貸不動産経営管理士の難易度を紹介します。

不動産関連で他の国家資格と2021年度の合格率を比較したものが以下になります。
なお、偏差値は難易度比較のために当サイト独自に算出したものです。

資格名称 合格率 偏差値
不動産鑑定士 短答式試験:33.1%
論文式試験:17.7%
74
一級建築士 10.6% 66
土地家屋調査士 10.36% 64
マンション管理士 8.0% 62
宅地建物取引士 16.8% 55
管理業務主任者 23.9% 55
賃貸不動産経営管理士 29.8% 50

このように他の不動産に関連する国家資格と比べると難易度は低めです。

しかし、この結果は今までの賃貸不動産経営管理士試験のものであり、国家試験となってからは難易度が上昇すると予想されています。

賃貸不動産経営管理士の合格率を紹介

賃貸不動産経営管理士の合格率を紹介します。

過去8年間の受験者数と合格者数、合格率をまとめたのが以下になります。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和2年度 27,338名 8,146名 29.8%
令和1年度 23,605名 8,698名 36.8%
平成30年度 18,488名 9,379名 50.7%
平成29年度 16,624名 8,033名 48.3%
平成28年度 13,149名 7,350名 55.9%
平成27年度 4,908名 2,679名 54.6%
平成26年度 4,188名 3,219名 76.9%
平成25年度 3,946名 3,386名 85.8%

参考:賃貸不動産経営管理士

賃貸不動産経営管理士試験の受験者は平成28年に行われた『賃貸住宅管理業者登録制度』の改定により、仕事が増えたことや、国家資格化がすすめられたことから年々増加しており、平成25年度は4,000人弱だった受験者が、令和2年度では20,000人を超える人気試験となりました。

受験者数が増加したことに伴い、合格率は年々低下していることがわかります。

賃貸不動産経営管理士試験は、合格基準点を設定した相対試験です。国家資格となったため、今後も合格率の低下及び、難易度の上昇が予想されます。

賃貸不動産経営管理士試験合格に必要な勉強時間は?

賃貸不動産経営管理士の勉強時間は100時間ほどといわれています。
国家資格の中でも勉強時間は少なく、比較的合格を目指しやすい資格といえるかもしれません。

過去5年分の過去問を全て3周しながらテキストで内容の確認を入れて、だいたい100時間になるでしょう。

しかし、これはあくまでも目安です。不動産関連の知識がどの程度あるか、どのくらい集中できるかなどによっても勉強時間は変わってきます。

特に最近は合格の難易度が上がっていますので、もう少し長めに時間を確保することをおすすめします。

参考までに、100時間勉強するための期間を以下に示します。

期間 1日の勉強時間
1週間 約14時間
1ヵ月 約3時間
3ヵ月 約1時間
半年 約30分

社会人であれば、1日30分~1時間の勉強時間を確保して、3ヵ月~半年勉強するのが現実的ではないでしょうか。
忙しい毎日の中でいかに勉強時間を捻出するかということが、合格へのカギとなるでしょう。

初学者が賃貸不動産経営管理士試験合格に必要な勉強時間は?

初学者の場合はそもそも専門用語や制度の背景など分からないことが多い為、まずはテキストを一通り読み、分からない定義や、分からない言葉を調べる作業が必要になります。

この作業に必要な時間がおおよそ50時間は必要になるでしょう。

したがって、おおよその勉強時間の目安である100時間に50時間を足した150時間が、初学者が賃貸不動産経営管理士試験合格に必要な最低時間だといえます。

参考までに、150時間勉強するための期間を以下に示します。

期間 1日の勉強時間
2週間 約11時間
1ヵ月 約5時間
3ヵ月 約1時間30分
半年 約50分

初学者かつ社会人である場合も、3ヵ月~半年かけて合格を目指すのが現実的でしょう。

賃貸不動産経営管理士試験は相対試験です。取りこぼしなく確実に問題を解けるようになるまでは、復習にあてる時間をプラスするとよいでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験合格に向けた独学の場合の効率的な勉強方法は?

賃貸不動産経営管理士試験を独学で合格したい人に向けて、効率的な勉強方法を紹介します。
独学の場合における効率的な勉強方法は以下の通りです。

  • テキストの読み込み
  • 過去問を解く
  • メモや音声データの活用
  • 免除講習を受講する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

テキストの読み込み

賃貸不動産経営管理士試験に合格するためには、テキストの読み込みが必須です。

効率的に勉強を進めるためには、専門用語や基本的な知識をインプットすることが必要不可欠だからです。

当たり前ですが、賃貸不動産経営管理士試験は専門用語を用いて専門知識を問う内容になっています。

そのため試験を受けるための前提条件として、専門用語や基本的な知識を理解しておかなければなりません。

公式テキストである一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会が編集している「賃貸不動産管理の知識と実務」は手元に置いておくことをおすすめします。

しかし、こちらは約1,000ページと大容量かつどこが重要なポイントなのかわかりにくいため、市販のテキストと合わせて読み進めていくのが良いでしょう。

過去問を解く

テキストを読み込むのと同じく効率的な勉強方法で必須であることが、過去問を解くことです。

公式サイト問題と回答が過去6年分ありますのでいつでも活用できます

過去問を解く際には、「何故この選択肢は違うのか。」「何故この選択肢が正解なのか。」と意味まで考えて解くことが大切です。

しっかりと正解・不正解の理由まで考えるようにしてください。

さらに、それぞれの過去問は少なくとも3回は解くようにすることをおすすめします。

知識の定着に役立つ上、自身が解けなかった問題をテキストに戻って確認することで弱点を潰すことにも役立ちます。

初学者の場合は、市販の問題集を使用するのも良いでしょう。

市販の問題集は問題の解説も丁寧に書かれていることが多いため、より理解度を深めることができます。

メモや音声データの活用

社会人が勉強時間を確保するためには、隙間時間を有効活用することが重要になります。

例えば、社会人の隙間時間として以下のものが挙げられます。

  • 通勤中
  • スマホで遊んでいる時間
  • ぼーっとテレビを見ている時間
  • 職場での昼休み
  • トイレ
  • 入浴中

隙間時間を活用した勉強方法の1つが、メモや音声データの利用です。

間違えた部分や特に重要な部分が書かれたメモを外出中に見直したり、トイレの壁に貼っておいたりすることで、わずかな時間でも復習することができます。

また、通勤中や昼休みなど少しまとまった時間が取れる場合は、音声データも有効でしょう。

スマホに情報を録音しておいて聞き返す方法や、YouTubeでの学習する方法もあります。

効率良く勉強するためには、ぜひ隙間時間を有効活用してみてください

免除講習は受講した方が良い

賃貸不動産経営管理士試験は全部で50問ありますが、免除講習を受けることで5問免除することができます。

免除講習の内容は、事前学習(公式テキストを使用した自宅学習)と1日間(9:00~17:30)のスクリーニングです。受講費は18,150円(税込)。

決して安くはない金額と講習を受ける時間が必要になりますが、社会人など忙しくて勉強時間を確保しにくい人は、合格率を上げるために「受講した方が良い」といえます。

2020年度の賃貸不動産経営管理士試験における全体の合格率は29.8%ですが、免除講習受講者に限定した合格率は33.7%。免除講習受講者の方が全体の合格率よりも約4%高くなっています。

賃貸不動産経営管理士試験は1年に1度。そのため、免除講習へのお金と時間を使った方が合格へと近づきやすいといえるでしょう。

さらに、賃貸不動産経営管理士試験は今後も難易度が上がっていくことが予想されています。より効率よく合格を目指したいのであれば、免除講習の受講を検討することをおすすめします。

賃貸不動産経営管理士の勉強時間についてのまとめ

賃貸不動産経営管理士は国家資格となり注目を集めている資格です。

現在の資格難易度は、当サイト独自で算出した偏差値でとらえると50程度ですが、今後は偏差値が上がっていくと予想します。

実際、過去5年で合格率は大幅に低下しました。国家資格化に向けた動きがあったことで、年々難易度が上がっていったことが伺えます。

賃貸不動産経営管理士に独学で勉強して合格するために必要な勉強時間として、おおよそ100時間が最低ラインとされています。不動産関連の知識がない人は、さらに50時間以上の勉強時間を見込んでおいた方がよいでしょう。

なお、試験を5問免除できる免除講習は、より効率的に合格を目指したいのであれば受講を検討することをおすすめします。

テキストでのインプットと過去問でのアウトプットを反復して、賃貸不動産経営管理士の知識を定着させた上で試験に臨みましょう。

監修者情報

小花 絵里(おばな えり)

不動産会社・住宅メーカーで働いていた経験から、不動産について初心者にもわかりやすく解説する不動産ライター。ブログでは、賃貸併用住宅や戸建て投資に関する記事を更新しています。

所有資格等

宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・FP2級・日商簿記2級など

公式サイト:https://www.erix.work/

おすすめ記事

コメントを残す

*

*