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賃貸不動産経営管理士の勉強時間はどのくらい?合格率や難易度も調査

更新日:2023-11-29

賃貸不動産経営管理士の勉強時間はどのくらい?合格率や難易度も調査

「賃貸不動産経営管理士の合格率や難易度はどのくらい?」

「勉強時間はどのくらいとれば合格できる?」

賃貸不動産経営管理士は令和3年に国家資格となったことで注目されている資格ですが、資格取得をしようと思った際に様々な疑問が浮かぶでしょう。

そんな賃貸不動産経営管理士の合格率や難易度、合格に必要な勉強時間や独学で合格する方法を紹介します。

賃貸不動産経営管理士とは?

賃貸不動産経営管理士 勉強時間

賃貸不動産経営管理士は高度な専門知識と倫理観を持ってアパートやマンションなどの賃貸を経営・管理する賃貸不動産管理の専門家です。

日本は賃貸不動産が多くあるため賃貸不動産経営管理士の仕事は尽きることがなく、これからもますます増えていくことでしょう。

これまで不動産関係の資格は「宅建士試験」「マンション管理士試験」「管理業務主任者試験」が不動産3大資格と呼ばれていましたが、賃貸不動産経営管理士が国家資格となったことにより4大資格と呼ばれるようになるのではとも噂されています。

賃貸不動産経営管理士は国家資格に!

令和3年4月から国家資格となった賃貸不動産経営管理士は、事業所がマンションやアパートの大家さんから管理依頼を受ける場合に、事業所に必ず1人は必要な資格となりました。

これまで賃貸不動産の管理については法整備がなされておらず、様々なトラブルが社会問題となったり複雑なクレームが派生することが少なくありませんでした。
そこで2020年6月に賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律が成立し、管理業者の登録が義務付けられました。

これにより賃貸不動産経営管理士の需要は上がっていき、資格取得を目指す方、そして試験の難易度も上昇していくことでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験の合格率

賃貸不動産経営管理士 勉強時間

平成28年に行われた『賃貸住宅管理業者登録制度』の改定により仕事が増えたことや、国家資格化がすすめられたことから賃貸不動産経営管理士試験の受験者は年々増加しており、平成25年度は4,000人弱だった受験者が、令和2年度では20,000人を超える人気試験となりました。

受験者数が増加したことに伴い、合格率は年々低下していることがわかります。

試験が発足してからの過去10年間の受験者数と合格者数、合格率は以下のようになっています。

年度 受験者数 合格者数 合格率
令和4年度 35,026名 8,774名 27.7%
令和3年度 32,459名 10,240名 31.5%
令和2年度 27,338名 8,146名 29.8%
令和元年度 23,605名 8,698名 36.8%
平成30年度 18,488名 9,379名 50.7%
平成29年度 16,624名 8,033名 48.3%
平成28年度 13,149名 7,350名 55.9%
平成27年度 4,908名 2,679名 54.6%
平成26年度 4,188名 3,219名 76.9%
平成25年度 3,946名 3,386名 85.8%

参考:賃貸不動産経営管理士

国家資格化初の令和3年試験の合格率

受験者数 32,459人
合格者数 10,240人
合格率 31.5%
合格基準 合格数が40問/50問以上

令和3年の試験は国家資格となってから初の試験だったため合格率の減少が予想されていましたが受験者数は増加しつつも令和2年より高い合格率となりました。

出題傾向が大きく変わり、令和2年試験と比べると合格基準は34点から40点に上がりつつも、 合格者数は初の1万人以上で、多くの方が国家試験となったことによる難化を見越して学習した結果でしょう。

令和4年の試験はこの試験結果も踏まえて再考されるため、更なる対策が必要となることが予測できます。

賃貸不動産経営管理士試験合格に必要な勉強時間は?

賃貸不動産経営管理士 勉強時間

賃貸不動産経営管理士の勉強時間は100時間ほどといわれています。

国家資格の中でも勉強時間は少なく、比較的合格を目指しやすい資格といえるかもしれません。

しかし、これはあくまでも目安です。不動産関連の知識がどの程度あるか、どのくらい集中できるかなどによっても勉強時間は変わってきます。

特に最近は合格の難易度が上がっていますので、もう少し長めに時間を確保することをおすすめします。

参考までに、100時間勉強するための期間を以下に示します。

期間 1日の勉強時間
1週間 約14時間
1ヵ月 約3時間
3ヵ月 約1時間
半年 約30分

社会人であれば、1日30分~1時間の勉強時間を確保して、3ヵ月~半年勉強するのが現実的ではないでしょうか。
忙しい毎日の中でいかに勉強時間を捻出するかということが、合格へのカギとなるでしょう。

初学者が試験に合格するにはどのくらいかかる?

初学者の場合はそもそも専門用語や制度の背景など分からないことが多い為、まずはテキストを一通り読み、分からない定義や分からない言葉を調べる作業が必要になります。

この作業に必要な時間がおおよそ50時間は必要になるでしょう。

したがって、勉強時間の目安である100時間に50時間を足した150時間が、初学者が賃貸不動産経営管理士試験合格に必要な最低時間だといえます。

初学者かつ社会人である場合も、3ヵ月~半年かけて合格を目指すのが現実的でしょう。

期間 1日の勉強時間
2週間 約11時間
1ヵ月 約5時間
3ヵ月 約1時間30分
半年 約50分

賃貸不動産経営管理士の難易度

賃貸不動産経営管理士 勉強時間

今回は、不動産3大資格と賃貸不動産経営管理士の難易度を比較します。

賃貸不動産経営管理士試験は不動産3大資格のどれよりも合格率は高く、難易度は低めです。

国家資格となったことによりこれから難易度が上がり、同じレベルの試験となる可能性もありますが、不動産関係の資格では最も取得を目指しやすい資格と言えるでしょう。

マンション管理士試験との難易度比較

マンション管理士はマンションの維持や管理に関するコンサルティングを行うことが主な業務の国家資格です。

賃貸不動産経営管理士と同様に中高年にも人気のある職業で、合格者の平均年齢は賃貸不動産経営管理士試験が42歳、マンション管理士試験は47.7歳でした。

近年の合格率は8~10%程度を推移しており、賃貸不動産経営管理士と比較しても資格取得の難易度は高いと言えます。

マンション管理士の試験合格に必要な勉強時間は約500時間前後を見込む必要があります。

マンション管理士試験の合格率
試験年度 受験者数 合格者数 合格率
令和3年 12,520人 1,238人 9.9%
令和2年 12,198人 1,045人 8.6%
令和元年 12,021人 991人 8.2%

宅地建物取引士試験との難易度比較

宅地建物取引士は不動産の契約をする際に活躍する、不動産取引のエキスパートです。

毎年20万人が受験する人気の資格で、宅地建物取引士の業務は独占業務となっているため安定した収入を見込めます。

宅地建物取引士試験の合格率は15%~17%程度となっており、賃貸不動産経営管理士よりも難しいと言えます。

宅地建物取引士試験は300~400時間の勉強が必要で、賃貸不動産経営管理士も長時間の勉強が必要となります。

宅地建物取引士試験の合格率
試験年度 受験者数 合格者数 合格率
令和3年(12月) 24,965人 3,892人 15.6%
令和3年(10月) 209,749人 37,579人 17.9%
令和2年(12月) 35,261人 4,610人 13.1%
令和2年(10月) 168,989人 29,728人 17.6%
令和元年 220,797人 37,481人 17.0%

管理業務主任者試験との難易度比較

管理業務主任者はマンション管理業者が管理組合に対して指導・重要事項の説明を行う際に必要な資格で、マンション管理士と似ていますが業務や立ち位置は異なります。

大きく異なる点は管理業務主任者には設置義務と独占業務があることで、需要が無くなることはないでしょう。

試験の合格率は賃貸不動産経営管理士より低く、必要な勉強時間も約300時間と言われています。

管理業務主任者試験の合格率
試験年度 受験者数 合格者数 合格率
令和3年 16,538人 3,203人 19.4%
令和2年 15,667人 3,739人 23.9%
令和元年 15,591人 3,617人 23.2%

賃貸不動産経営管理士試験は不動産3大資格に比べて必要な勉強時間は短く合格率も高い、取得のハードルが他の3つよりは低い試験となっています。

2022年賃貸不動産経営管理士試験はいつ?

賃貸不動産経営管理士 勉強時間

2022年の賃貸不動産経営管理士試験は現時点では昨年度と同じような日程で開催され、試験会場はまだ決定していませんが大きな変化は無いと思われます。

自分が計画している学習ペースから逆算して試験対策を始めていきましょう。

試験日 2022年11月20日(日)
試験時間 13:00~15:00
受験申込期間 2022年8月下旬~9月下旬
試験会場 (2021年は下記会場で実施)
北海道・岩手・宮城
群馬・茨城・埼玉・千葉・東京・神奈川
新潟・石川・長野・静岡・愛知
京都・大阪・兵庫
島根・岡山・広島・香川・愛媛
福岡・熊本・沖縄
受験手数料 13,200円(税込)

出願の方法や試験の内容も知りたい方は以下のページもチェックしてみてください!
【2022年最新】賃貸不動産経営管理士の試験日程はいつ?申し込み日や試験会場についても解説!

賃貸不動産経営管理士試験は独学で合格できる?

賃貸不動産経営管理士 難易度

賃貸不動産経営管理士試験の独学合格は、不可能ではありません。
必要な勉強時間も多くないことから、計画的に学習していけば十分独学でも合格を狙えます。

ここからは賃貸不動産経営管理士試験を独学で合格したい人に向けて、効率的な勉強方法を紹介します。
独学で学習を進めていくときには、以下のポイントを抑えて学習していきましょう。

  • テキストの読み込み
  • 過去問を解く
  • メモや音声データの活用
  • 免除講習を受講する

それぞれ詳しく解説します。

テキストの読み込み

当たり前ですが、賃貸不動産経営管理士試験は専門用語を用いて専門知識を問う内容になっています。

そのため試験を受けるための前提条件として、専門用語や基本的な知識を理解しておかなければなりません。

効率的に勉強を進めるためには、専門用語や基本的な知識をインプットすることが必要不可欠です。

公式テキストである一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会が編集している『賃貸不動産管理の知識と実務』は手元に置いておくことをおすすめします。

しかし、こちらは約1,000ページと大容量かつどこが重要なポイントなのかわかりにくいため、市販のテキストと合わせて読み進めていくのが良いでしょう。

過去問を解く

テキストを読み込むのと同じく効率的な勉強方法で必須であることが、過去問を解くことです。

公式サイト問題と回答が過去6年分ありますのでいつでも活用できます

過去問を解く際には、「何故この選択肢は違うのか。」「何故この選択肢が正解なのか。」と意味まで考えて解くことが大切です。

しっかりと正解・不正解の理由まで考え、それぞれの過去問は少なくとも3回は解くようにすることをおすすめします。

メモや音声データの活用

社会人が勉強時間を確保するためには、隙間時間を有効活用することが重要になります。

例えば、社会人の隙間時間として以下のものが挙げられます。

  • 通勤中
  • スマホで遊んでいる時間
  • ぼーっとテレビを見ている時間
  • 職場での昼休み
  • トイレ
  • 入浴中

隙間時間を活用した勉強方法の1つが、メモや音声データの利用です。

間違えた部分や特に重要な部分が書かれたメモを外出中に見直したり、トイレの壁に貼っておいたりすることで、わずかな時間でも復習することができます。

また、通勤中や昼休みなど少しまとまった時間が取れる場合は、音声データも有効でしょう。効率良く勉強するためには、ぜひ隙間時間を有効活用してみてください

免除講習は受講した方が良い

賃貸不動産経営管理士試験は全部で50問ありますが、免除講習を受けることで5問免除することができます。

免除講習の内容は、事前学習(公式テキストを使用した自宅学習)と1日間(9:00~17:30)のスクリーニングです。受講費は18,150円(税込)。

決して安くはない金額と講習を受ける時間が必要になりますが、社会人など忙しくて勉強時間を確保しにくい人は、合格率を上げるために「受講した方が良い」といえます。

2020年度の賃貸不動産経営管理士試験における全体の合格率は29.8%ですが、免除講習受講者に限定した合格率は33.7%。免除講習受講者の方が全体の合格率よりも約4%高くなっています

賃貸不動産経営管理士試験は1年に1度。そのため、免除講習へのお金と時間を使った方が合格へと近づきやすいといえるでしょう。

効率的に合格を目指すなら

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賃貸不動産経営管理士試験は独学でも合格を狙うことができますが、一度の試験で確実に合格したい方は通信講座の利用をオススメします。

試験は一年に1度しかないため不合格となればもう一年の勉強を余儀なくされます。

通信講座アガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士試験講座なら、独学に近い自由の効くスタイルで学習を続けられ、合格した際には豪華特典もあるためコストがネックになりません。

合格率も高いため、安心して試験に臨むことができます。

アガルート「賃貸不動産経営管理士試験講座」の詳細

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アガルートアカデミーは2015年にサービスを開始した比較的新しい通信講座です。

法学系の資格試験や公務員試験、不動産関係の資格を多く取り扱っており、高い合格率と手厚い学習サポートが評判です。

賃貸不動産経営管理士試験も例にもれず高い合格率と丁寧なサポートで受講生から人気があり、試験を知り尽くした講師から講義を受けることができます。

賃貸不動産経営管理士【2023年合格目標】総合カリキュラム
担当講師 工藤美香 講師
中里ユタカ 講師
講義内容:講義時間 総合講義:約25時間
過去問解説講座:約7時間
総まとめ講座:約5時間
直前ヤマ当て模試:約4時間
フォロー制度 学習導入オリエンテーション
質問制度
ホームルーム
講座料金 70,224円
87,780円
公式HPはコチラ

不動産資格を知り尽くした講師による講義

アガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士試験講座を主に担当するのは工藤美香講師です。

工藤講師は宅建士・マン管・主任者試験・賃貸不動産経営管理士試験の全てに独学でストレート合格した不動産資格のエキスパート。

不動産会社での勤務経験もあり実務と徹底的な試験分析に基づく、分かりやすく「+1点」を得られる講義を展開し受講生を支えます。

高い合格率で安心できる

令和4年の賃貸不動産経営管理士試験は合格率が27.7%でしたが、アガルート受講生の合格率は79.2%

なんと全国平均の2.9倍の合格率となっています。

通信講座や予備校を選ぶ際に合格率は絶対ではありませんが、アガルート受講生の7割が合格するという実績は目を瞠るものがあります。

分かりやすい解説や続けやすいことの裏付けにもなり、信頼を置いてアガルートの講義を受講することができるでしょう。

手厚い学習サポートで不安解消

アガルートでは賃貸不動産経営管理士試験の学習をスムーズに行えるよう、3つの学習サポートを用意しています。

学習導入オリエンテーションは試験の性質やどんな問題が出るのか、テキストの使い方など学習の初めに生まれる悩みを一気に解決する企画です。

学習中の疑問点などは工藤講師に直接、無料で何度でも聞けるFacebookを利用した質問制度でその都度解消し、月に1回開催するホームルームでは受講生からのアンケートをもとに共通の悩みや改正法に関する情報などをお届け

あらゆる悩みの解決をアガルートが手助けし、決して1人で躓くことはありません。

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合格特典で受講料返金!

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受講料の返金には顔出しによる合格者インタビューに出演する必要がありますが、実質無料でアガルートの講義を受けられるのはとても魅力的ですね。

割引制度や合格特典を上手に活用して、コスパよく賃貸不動産経営管理士試験の合格を目指しましょう。

アガルートの賃貸不動産経営管理士試験講座については、以下のページでも詳しく紹介しています!
アガルートの賃貸不動産経営管理士試験講座の評判は?口コミや料金まで徹底解説!

賃貸不動産経営管理士の合格率や難易度・勉強時間|まとめ

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賃貸不動産経営管理士は国家資格となり注目を集めている資格です。

今後も試験の難易度が上がっていく可能性はあり、取得するなら早いうちに取得するべきでしょう。

計画的な学習で独学合格も狙えますが、アガルートを利用した試験対策なら安心して学習することができます。

自分に最も合った学習法で、是非賃貸不動産経営管理士の最短合格を狙って下さい!

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監修者情報

小花 絵里(おばな えり)

不動産会社・住宅メーカーで働いていた経験から、不動産について初心者にもわかりやすく解説する不動産ライター。ブログでは、賃貸併用住宅や戸建て投資に関する記事を更新しています。

所有資格等

宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士・FP2級・日商簿記2級など

公式サイト:https://www.erix.work/