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マンション管理士の登録にメリットはある?登録しないもあり?

更新日:2023-11-28

マンション管理士の登録にメリットはある?登録しないもあり?

管理業務主任者や宅建士と共に、不動産関係の国家資格で良く名前が挙がる資格に、マンション管理士があります。

マンション管理士も他の士業と同様に、資格を取得後に登録を済ませなければ、マンション管理士として業務を行うことができません。

この記事では、マンション管理士登録について登録を行うメリットや登録をしないという選択肢、そして取り消される場合や再登録する場合などについて解説していきます。

興味のある方は是非最後までご覧ください。

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マンション管理士に登録するメリットとは?

マンション管理士は合格率20%を切る難関国家資格ですが、実は独占業務を持っていませんし、マンション管理士登録には14,000円程の費用がかかります。

試験に合格した時点で、知識的には十分なはずですが、わざわざ登録を行うメリットはあるのでしょうか?

未登録者はマンション管理士を名乗れない

マンション管理士の仕事の1つにコンサルティング業務があります。

これは、契約するマンション管理組合にアドバイスをしたり、マンション管理に興味を持っている方の相談を受ける業務です。

そこで、マンション管理士としてアドバイスをする訳ですが、マンション管理士登録をしていない方は「私はマンション管理士資格を持っています」と名乗ってはいけません。

もちろん、マンション工事の計画作成や住民間のトラブル解決など、マンション管理士の他の業務を行うことも出来ません。

当たり前の話になりますが、登録の最大のメリットはマンション管理士として動くことができるようになることになります。

キャリアアップに貢献してくれる

マンション管理士というと、管理業務主任者とは違い個人で活動しているイメージがあるかもしれませんが、マンション管理会社で働いている方も大勢いらっしゃいます。

そこで、マンション管理士の資格を持っていれば、その人の仕事の信頼度は上がりますし顧客からの信用も得られるため、社内での評価は確実に上がります。

それによって会社によっては、出世に貢献する可能性もありますし、資格手当と呼ばれる基本給のアップも見込めるでしょう。

マンション管理士の登録は、14,000円の費用がかかるとは言え、指定された書類を出すだけで研修などはありません。

試験に合格したのであれば、登録も済ませてしまうことをお勧めします。

独立開業が見えてくる

マンション管理士や管理業務主任者の資格を持っている方の多くが、一度は独立開業について考えたことがあるでしょう。

独立開業して働く場合は、一般的にマンション管理会社に勤め実務経験を積み、そこでマンション管理士の資格を取得、その後独立という流れになっています。

そこで、マンション管理士登録をしていなければマンション管理士として独立することは出来ませんし、企業に勤めている間に登録すれば登録料などを企業が肩代わりしてくれることもあります。

マンション管理士は将来性が高い

日本は地震大国であるため、東日本大震災以降一戸建てではなくマンションを購入しようという方も増えています。

さらに、日本のマンション総数は約665万戸であり、その約3割に相当するマンションが築30年を超えており、この先増えていくことになります。

そこで、マンションの修繕工事を扱えて、住民に寄り添うことができるマンション管理士の需要は今後高まっていくと考えられます。

そしてその際に、マンション管理士の制度が改正され、登録に研修が必要になったりする可能性も否定できません。

今すぐにとは言いませんが、マンション管理士の人気が増えてきている現在、早めの登録をしておくことが望ましいでしょう。

マンション管理士に登録しないのは可能?

マンション管理士登録をしなければ、マンション管理士として働くことは出来ませんが、必ず全ての資格取得者が登録しなければならないわけではありません。

現在マンション管理士資格を持ちながら登録をしている方は全体の約7割だと言われています。

それでは、残りの3割の方はどんな目的で資格を取得し、何をしているのでしょうか?

ダブルライセンス保持者

資格を使用して仕事をする方たちは、一般的にキャリアアップなどのためにダブルライセンスを取得します。

この場合は、他の不動産関係の国家資格(宅建士、管理業務主任者など)を保有している方が、自身の仕事の幅を広げるためにマンション管理士資格を取得していることがあります。

さらに行政書士などの書類作成業務を生業とする方たちも、マンション管理士の資格を取ることが増えています。

その場合、マンション管理士には独占業務も設置業務もないため、宅建士や管理業務主任者をメインにマンションの知識だけを求めている場合があるようです。

そういった方たちは、登録費用、更新費用といった無駄を省くため、登録をしていないことがあるわけですね。

登録をしていない方たちのほとんどが、このダブルライセンス保持者であると考えられます。

マンション管理会社の事務員

マンション管理会社に現在勤めている方で、自身の業務内容により詳しくなりたいと考えている方が知識を求めて受験する場合があるようです。

この場合、登録をしても良いのですが、勤めている会社が大きな企業ではなく補助金などが出ない場合は登録費用や更新費用が実費になってしまうため未登録のまま仕事を続けているようです。

しかし、登録を行っていないのであればマンション管理士として仕事ができないため、そこに注意をしながら業務を遂行する必要があります。

会社にあえて言わない人も?

マンション管理士の資格を取り、転職などを考えている方の中には転職活動時点で敢えて言わないという方もいらっしゃるようです。

これは、マンション管理士という仕事の傾向上、マンション管理会社である程度実務経験を積んだ後に独立してしまう人が多いため、資格を持っている方を雇い入れないというケースがあるからです。

そのため、会社に言わないのであれば登録費用や更新費用を払って、マンション管理士登録を継続する意味が無いため、未登録のまま保持しているようです。

マンション管理士の登録に期限はある?

マンション管理士の登録は合格後すぐに行う必要はありません。

登録後には5年ごとに更新する必要がありますが、初回登録に関する有効期限は無いからです。

実際、マンション管理企業で実務経験を積んでから独立する際に登録を済ませる方もいらっしゃいます。

しかし、試験に合格すると合格通知と同時に登録に必要な書類や案内が届くため、登録するつもりがある方はそこで済ませておくことが1番楽だと考えられます。

マンション管理士登録が取り消される場合もある?

マンション管理士の登録は他の不動産関係国家資格と比較し、容易に行うことができますが、その登録は取り消されることもあります。

ここでは、どういった場合に取り消されるのか、取り消された場合はどうなるのかなどをご紹介していきます。

処分によって取り消される場合と自分で取り消す場合がある

マンション管理士が処分によって登録を取り消されるのは以下の3つの場合です。

  • 不正を行ったり偽って登録していた場合
  • 登録の欠格要因となった場合
  • マンション管理士の義務に違反した場合

特に気を付けなければならいのが、「マンション管理士の義務に違反した場合」で、これはさらに以下のように分けられます。

  • 5年ごとの更新のための講習を受講しない場合
  • マンション管理士の信用を傷つけるような行為をした場合
  • 正当な理由なく、その業務に関して知りえた秘密を洩らした場合

つまり、うっかり更新のための講習を忘れてしまったり、マンション管理に関する情報を漏らしたりすると、悪意が無くとも登録を取り消されることがあるということです。

また、自分で登録を取り下げる人の中には、他にやりたい仕事ができたり、高齢で引退を考えている方などがいるようです。

マンション管理士登録を消されるとどうなる?

マンション管理士登録を取り消された場合、管理業務主任者などとは異なり、業務停止命令などが下される訳ではありません。

これは、マンション管理士に独占業務や設置業務が無いことが理由となっています。

しかし、マンション管理士の場合は「名称使用停止」という処分が下されます。

これは、「これからマンション管理士と名乗ってはいけませんよ」という処分ですので、実質マンション管理士として働くことを停止する処分になっています。

その後、登録を取り消された人は登録証を返納することになります。

マンション管理士登録の再申請は可能?

マンション管理士登録の再申請は、どんな理由でマンション管理士登録を取り消されたかによって変わってきます。

不正や偽りで登録を行っていた場合や、欠格要因がある場合は時間を置けば良いということにはならないことがありますので、再申請は不可能となることがあります。

しかし、マンション管理士の義務に違反した場合は、再申請することが可能です。

例としては、5年ごとに受ける講習を忘れてしまった場合、1度登録取り消しとなりそこから2年経過すれば、再登録を行うことができます。

また、マンション管理士に与えられる登録証(これが無いとマンション管理士を名乗ることができない)を無くしたり、破損した場合はお金を払ってすぐに再申請することができます。

マンション管理士登録は必須?登録するメリット:まとめ

今回この記事では、マンション管理士の登録について、どんなメリットがあるのかや、登録しないことは可能なのか、登録の取り消し、再登録はできるのかについて解説してきました。

マンション管理士登録の最大のメリットは、マンション管理士として働くことができる点で、登録をしなければマンション管理士を名乗ることすらできません。

さらに、企業によってはキャリアアップに繋がったり、独立開業したい方には必須事項となっています。

逆に未登録のままにしている方は、多くの場合ダブルライセンスで活動している方で、マンション管理に関する知識を付け、仕事の幅を広げることが目的であるため、不必要な登録をしていないということでした。

そして、登録が取り消される場合もあり、これは悪意が無くとも更新のための講習を忘れてしまったりすることも該当するため注意が必要です。

最後に、再登録に関しては取り消し処分を受けた理由にもよりますが、一定期間を過ぎれば再登録が出来ることが多くなっています。

管理業務主任者などと違い、独占業務が無いマンション管理士ですが、これから需要が増していくと考えられるため、迷っている方には取得をお勧めします。

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