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速記技能検定の難易度は?試験情報・年収・給料・報酬相場を分析

更新日:2024-01-04

速記技能検定の難易度は?試験情報・年収・給料・報酬相場を分析

速記技能検定は幅広い年齢層の男女が目指せる、実践的に活用できる資格です。
速記技能検定は他にも速記士、速記者と呼ばれております。

速記技能検定は「民間資格」です。

速記技能検定取得のために必要な知識・受験資格

速記技能検定

受験するのに制限はありませんが、速記文字の習得は必須です。これ身に付けなくては速記ができません。速記文字は「中根式」「早稲田式」などいくつか種類がありますが、試験では速記文字は採点の対象にならないので、習得するのは1種類で大丈夫です。反訳作業のためには、正しい言葉使いと漢字の知識も重要です。

速記技能検定は「公益社団法人 日本速記協会」が運営管理を行っております。

公益社団法人 日本速記協会とは:
公益社団法人日本速記協会は、速記技能検定の実施、認定を行っている団体です。大正9年に結成され、昭和40年に社団法人として認可され、平成24年には公益社団法人に認定されました。

速記技能検定ってどんな資格?

速記とは、「速記文字」と言われる専用の特殊な記号を使って、発言者の言葉を書き留めることです。この「速記文字」を用いることで、普通の人がメモを取るより10倍早く記録できるのです。国会をはじめ地方議会の議事録、裁判の記録、講演会・対談での記録作成など、様々な場所で活躍しています。また、「速記文字」で書き留めた内容は、誰でも読めるように書き直さなくてはいけません。この作業を「反訳」と言います。速記技能検定の2級以上に合格すると、「速記士」として認定されます。

速記技能検定の勉強法

速記文字を知らない人は、その習得から始めなくてはいけません。そのために速記養成所や専門学校に通う人が多いです。今は通信教育という方法もあります。上位級の合格を目指すなら、文法の書き方など速記のテクニックが必要なので、独学では無理でしょう。また「速記」ですから、速さがなければいけません。自分で雑誌を読んでテープレコーダーに吹き込み、それを速記→反訳してみましょう。国会会議録の映像やテレビのニュースなどで練習するのもいい方法です。速さは、繰り返しの練習で身につくものなので、地道に頑張りましょう。協会では過去問も用意されているので、ぜひ活用しましょう。

速記技能検定の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

速記技能検定の試験料

受験料は、級によってことなります。1級は6,000円、2級は5,000円、3級は4,000えん、4級は3,000円、5級は2,500円、6級は2,000円です。

速記技能検定の年間試験回数

試験は年4回で、1月・5月・8月・11月の最終日曜日に行われます。

速記技能検定試験科目等の内容

CDで朗読文が再生されるので、速記文字で書き取り、それを反訳して原稿用紙に記入します。朗読の時間は、1級・2級で10分、3級~6級で5分です。反訳の時間は1級・2級で130分、3級で50分、4級~6級で60分です。1分間に朗読される文字数は、1級で320文字、2級で280文字、3級で240文字、4級で180文字、5級で120文字、6級で80文字となっています。

速記技能検定の難易度

朗読される速さとして、6級は頑張れば普通の文字で書ける速さ、5級は文節ごとに間を置いて読む速さ、4級はテレビや映画のナレーションくらいの速さ、3級は政治家が大声で街頭演説をするくらいの速さ、2級はアナウンサーがニュースを読む速さ、1級は2級よりもさらにスピードを上げた速さとなっています。この速さを考えただけで、上位級の難しさが想像できるでしょう。

速記技能検定の合格率

合格率は、1級で15%、2級で20%、3級で30%、4級で45%、5級で60%、6級で85%前後となっています。

速記技能検定の合格発表

試験日から約1ヶ月後に、通知が送られてきます。

速記技能検定取得後の就職先・年収・報酬相場

速記技能検定

速記技能検定所持者の職業例

速記士、速記者

速記技能検定の取得に向いている人

何分も話を聞いて記録していく仕事ですから、集中力・根気が必要です。発言内容を正確に記録し、反訳しなくてはいけないので、几帳面な性格がいいでしょう。反訳のために正しい言葉使いや漢字の知識もいりますし、誰でも読めるようなきれいな字で書かなくてはいけません。記録内容によっては専門用語も必要になるので、常に勉強し続ける姿勢が大事です。

速記技能検定と同じ分野の他の資格

パソコン速記検定

速記技能検定の年収・給料相場

速記会社や派遣社員として登録している人が多く、平均年収は400万円、派遣会社の時給で1,500円~2,000円です。ベテランになると、1,000万円稼ぐ人もいるようです。

速記技能検定の現状

2010年に手書きの国会速記者が廃止され、衆議院・参議院の速記養成所も廃止されました。1998年からは、裁判所速記官の養成が停止されています。現在、国家や地方の議会の速記者は、経費削減のために減少しています。録画ビデオやICレコーダーの発達、音声認識システムの普及に伴い、その場で速記を行う必要がなくなってきたからです。

速記技能検定の将来性

記録媒体が発展し、音声認識技術が進行すると、速記の必要性を感じなくなります。しかし、ICレコーダーを持ち込めない場所での対談やインタビューでは、やはり速記が必要になりますし、文字起こしでは人間の方がまだ間違いが少ないのです。また、音声認識システムの値段と正誤性と考えた場合、文字起こしの能力はまだまだ必要とされています。また、いくらICレコーダーに録音しても、雑音が多くては文字起こしは不可能です。その場合は、やはり速記者がその場にいる必要があります。これらの点から、速記者としての仕事に将来性があると言えるでしょう。

速記技能検定所持者の独立について

速記者として働くには、速記技能検定2級以上に合格し、「速記士」として認定される必要があります。認定された人の多くは、速記会社に登録したり、派遣社員として働いていますが、独立する人も少なくありません。また在宅ワークとして、文字起こしを行う人もいます。しかし、フリーランスや在宅の殆どが、収入が低かったり、安定しなかったりするようです。

速記技能検定を所有している主な著名人

該当なし

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