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賃貸不動産経営管理士は独学で合格可能?他の勉強法と合わせて紹介

更新日:2023-11-29

賃貸不動産経営管理士は独学で合格可能?他の勉強法と合わせて紹介

賃貸不動産経営管理士試験に合格するためには、試験の内容や自身の現在の知識を的確に把握して勉強する必要があります。

本記事では試験の内容を簡単に解説したうえで、独学・通信講座での勉強法と、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

独学でも合格できるのか、合格を目指したい場合にはどうやって勉強すればいいのか、気になる人は是非最後まで読んでみてください。

賃貸不動産経営管理士試験の内容

賃貸不動産経営管理士試験の内容

賃貸不動産経営管理士は賃貸住宅の経営や管理を適正に行う専門家です。

そのため、賃貸不動産経営管理士になるための試験では、専門家を名乗るに相応しい知識や技術を有しているかを判定するための内容が出題されます。

出題形式はマークシート方式で四肢択一、50問(ただし、免除講習修了者は45問)となっています。

出題される問題の範囲や内容は以下の通りです。

イ 管理受託契約に関する事項

ロ 管理業務として行う賃貸住宅の維持保全に関する事項

ハ 家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理に関する事項

二 賃貸住宅の賃貸借に関する事項

ホ 法に関する事項

イからホまでに掲げるもののほか、管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務に関する事項

※問題中の法令等に関する部分は、令和4年4月1日現在で施行されている規定(関係機関による関連告示、通達等を含む。)に基づいて出題する。

令和4年度 賃貸不動産経営管理士試験実施要領

賃貸不動産経営管理士試験は独学で合格できる?

賃貸不動産経営管理士試験は独学で合格できる?

結論からお伝えすると、賃貸不動産経営管理士試験は独学でも合格は可能です。

なぜなら、試験問題が全て一般社団法人賃貸不動産経営管理士協議会が出している公式テキスト「賃貸不動産管理の知識と実務」から出題されるためです。

範囲が定められているうえに、出題される箇所が公式テキスト内容のみですので、覚えてしまえば高確率で合格しやすいでしょう。

加えて、出題形式が四肢択一のマークシート形式になっており、自由回答が一切ありません。

以上の理由から、独学であってもきちんと勉強すれば、賃貸不動産経営管理士試験は充分合格できます。

独学で合格するために必要な勉強時間については以下の記事をご覧ください。

経験者・未経験者それぞれの独学勉強法

経験者・未経験者の各々の独学勉強法

独学で勉強する場合は、不動産関連の知識があるかないかで勉強法が大きく変わってきます。

そのため、ある程度の不動産関連知識を有する経験者の勉強法と未経験者の勉強法をそれぞれ紹介します。

経験者の独学勉強法

経験者の強みは不動産関連の知識がある程度定着しているので、テキストを最初から読み込んで勉強するのは非効率的です。

ですから、勉強に取り組む場合はまず過去問を解くことから始めると良いでしょう。

過去問を解いて答え合わせをすることで、自身の苦手な分野や知らない知識を把握でき、これから焦点を当てて重点的に取り組む箇所が見えてくるからです。

取り組む箇所が見えてきたらテキストに戻って読み込みつつ、過去問で知識の定着度合いを確認していくと効率よく知識を定着させることができるでしょう。

未経験者の独学勉強法

未経験者は全く知識がないことから、まずは知識をインプットするために公式テキストを読むと良いです。

このときに大切なことは目を通す程度にサクサクと読み進めるということであり、時間をかけてじっくりとテキストを読み込むことはしないようにしましょう。

なぜなら、一から知識をインプットする場合は一部分ずつ細かく勉強するよりも、全体の流れを大まかに把握していった方が覚えやすいためです。

全体を目を通す程度に読んだ後、過去問で細かい知識をインプットしていく方が効率よく知識を定着させることができます。

賃貸不動産経営管理士の教材の選び方とおすすめの勉強サイト

賃貸不動産経営管理士の教材の選び方とポイント

独学で勉強する場合は教材が重要になるので、選び方のポイントをご紹介します。

また、最近では無料で学べるサイトもあるので、併せて活用していくことをおすすめします。

教材選びのポイント

試験は基本的に公式テキストの中から出題されるため、公式テキストは必ず持っておきましょう。

また、実際の試験を想定して、過去問集かそれに準じる内容の問題集も用意するとよいでしょう。

習熟度や読みやすさ、勉強法などは個人によって異なるため一概には言えませんが、問題の頻出度の高さが分かる教材をおすすめします。

賃貸不動産経営管理士試験は合格ラインが高く設定されているため、頻出度の高い問題を落としているようでは合格は難しいためです。

独学の場合はどこが重要か自分だけでは分かりにくいため、頻出度の高さがわかる問題集で勉強の優先順位をつけられた方が効率よく勉強できるでしょう。

無料で利用できるサイト

独学で勉強する際には、テキスト教材だけではなく無料サイトも役立つためご紹介します。

両サイトとも過去問を扱っているサイトであり、問題を解く訓練ができます。

【賃貸不動産経営管理士過去問道場】

賃貸不動産経営管理士過去問道場は解答だけでなく解説も載っているため、初学者に優しい作りとなっています。

【賃貸不動産経営管理士の学習メニュー】

賃貸不動産経営管理士の学習メニューは解説がないものの、サクサク問題を解ける機能がついているため、学習の最終段階で役に立つ作りとなっています。

「テキスト教材だけでは勉強に飽きてしまう」「隙間時間を活用して勉強したい」という方は、自分の習熟度ごとに上記のサイトを利用してみましょう。

賃貸不動産経営管理士試験を独学で勉強するメリット

賃貸不動産経営管理士試験を独学で勉強するメリット

賃貸不動産経営管理士試験を独学で勉強するメリットは以下の2点です。

  • 費用が安く済む
  • 自分に合ったペースで勉強できる

1つずつ紹介していきます。

費用が安く済む

独学で必要な最低費用は以下の通りです。

  • 公式テキスト:約4,500円(税込・送料込)
  • 問題集:約2,000~4,000円(税込)

公式テキストと問題集を合わせても1万円は超えません。

また、試験を受けるのに必要な受験料は13,200円(税込)であるため、合格までに必要な最低費用でも3万円もいきません。

賃貸不動産経営管理士の資格は取りたいもののお金はかけたくない、時間はたっぷりあるからお金はなるべくかけずに勉強したい、といった場合は独学がメリットとなるでしょう。

自分に合ったペースで勉強できる

賃貸不動産経営管理士試験に合格した人の平均年齢は40歳を超えているため、ほぼ全員が何かしらの仕事や育児をしながら資格を取得していることが伺えます。

これから試験を受けようとする人も、年齢や環境は大きく変わらないはずです。

そのため、日々の仕事や育児、家事をしながら試験の勉強時間を確保するには、自分に合ったペースを作ることが必須です。

通勤時間や昼休み、家族が寝た後など人によって勉強時間を確保できるタイミングは異なるため、自分に合ったペースで勉強時間を確保できるのは独学のメリットになります。

賃貸不動産経営管理士試験を独学で勉強するデメリット

賃貸不動産経営管理士試験を独学で勉強するデメリット

メリットだけでなく、賃貸不動産経営管理士試験を独学で勉強するデメリットについても紹介します。

  • 不明点の解決に時間がかかる
  • モチベーションを維持しにくい
  • 学習計画を立てにくい

主に上記の3点が挙げられるので、それぞれ詳しく見ていきましょう。

不明点の解決に時間がかかる

独学は一人で勉強するため、何か不明点があっても自分で調べるしか解決方法がありません。

本やネットで調べてもすぐに分からないこともあるため、消化不良のまま一旦置いておかなければならないこともあります。

不明点の解決までに時間を要してしまい、勉強が思うようにサクサク進められない場合があることが独学のデメリットです。

モチベーションを維持しにくい

独学は支えてくれる人や一緒に頑張る仲間、叱咤激励してくれる先生などはいないため孤独になります。

勉強の途中でやめようと思えばやめられるため、勉強を続けていくことに対するモチベーションが継続しにくいです。

自分のモチベーションに頼らず淡々とこなすことが勉強の理想の進め方ですが、自己管理に自信のない人は独学すること自体がデメリットになります。

学習計画を立てにくい

独学だと勉強の計画を立てるのは自分自身となりますが、その計画が効率的か、学力の向上につながるのかは分かりません。

また、どの知識が不足しているのか、どのように勉強を進めれば試験合格に必要な力が身につくのか、という課題を自身で的確に把握することは困難です。

「試験に臨むには、いつまでに、どの範囲を理解しなければならないか」「どこの分野が苦手だから、他のどの分野でリカバーするべきか」という学習計画が立てられない場合は、通信講座などに頼るとよいでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験の勉強で通信講座を利用する方法とメリット

賃貸不動産経営管理士試験の勉強で通信講座を利用する方法とメリット

賃貸不動産経営管理士試験に向けた勉強法は、独学以外にも通信講座を利用する方法があります。

通信講座のメリットは以下の通りです。

  • 疑問をその場で解決できる
  • テキストを選ぶ必要がない
  • 何度でも繰り返し学べる

それぞれ詳しく紹介します。

疑問をその場で解決できる

通信講座では分からないことがあったときに、FacebookやLINEのグループ、Eメールなどで気軽に質問できます。

返信までにややタイムラグはあるものの、疑問をその場で、長い時間を置かずに解決できます。

独学では疑問の解決までに時間がかかってしまうことも多いため、通信講座の方が効率よく勉強することができます。

テキストを選ぶ必要がない

テキストを自分で選ぶ必要がない点は、通信講座で勉強する大きなメリットです。

賃貸不動産経営管理士試験に向けた問題集やテキストは多く販売されていますが、その中から自分に合ったものを探すことは初学者にとっては難しいです。

実際に購入した後に、自分が思っていたものと内容が異なっていて別のテキストを買いなおす、ということもあり得ます。

ですが、通信講座ならこれまでの合格実績や先生の経験をもとに、躓きやすいポイントや難易度が高い点を網羅した独自のテキストがあります。

通信講座の最良なテキストで勉強すれば試験合格に近づけますし、市販のテキストを吟味する手間を省けるため効率的です。

何度でも繰り返し学べる

通信講座ではテキストも使いますが、メイン勉強方法は動画での講義視聴です。

オフラインでの講義とは異なり、収録・編集済みの動画ですので、繰り返し学ぶことができることが強みになります。

自身の弱い部分や深く理解したい分野など目的に合わせていつでも何度でも確認できるため、効率よく学ぶことができるでしょう。

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賃貸不動産経営管理士試験の勉強で通信講座を利用するデメリット

賃貸不動産経営管理士試験の勉強で通信講座を利用するデメリット

賃貸不動産経営管理士試験の勉強で通信講座を利用することによるデメリットは、独学よりも高い費用がかかることです。

講座の費用におおよそ15,000円から100,000円かかるため、入学前に資金を集める必要があります。

効率よく勉強するため・資格を得るための初期投資と割り切れず、なるべく費用はかけずに合格を目指したい場合にはデメリットとなります。

とはいえ、合格までのルートが見えない状態の独学で学習を進めていくよりもスケジュールや解くべき課題・テキストが用意されている通信講座の方が結果的に安価に収まった、短い期間で合格できる可能性が高まりますので、費用対効果を考え通信講座を利用するか独学での合格を頑張って目指すか検討してみてはいかがでしょうか?

賃貸不動産経営管理士は独学で合格可能?まとめ

賃貸不動産経営管理士試験は、独学でも公式テキストや頻出度の分かる問題集を有効活用すれば、充分に合格可能な資格です。

独学は費用が安く済んだり、自分に合ったペースで勉強できたりする一方で、「不明点の解決に時間がかかる」「モチベーションを維持しにくい」といったデメリットがあるので注意しましょう。

通信講座を利用すれば疑問をその場で解決でき、何度でも繰り返し学べるので非常に効率的に勉強ができますが、独学よりも多くの費用がかかります。

賃貸不動産経営管理士試験の合格に向けて、自分にとってどんな勉強法が最適か吟味してください。