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行政書士は食えないって本当?仕事がないといわれる理由や原因は?

更新日:2022-07-16

“行政書士は辞めといた方がいい”
“絶対うまくいかないよ”

国家資格である行政書士ですが世間で広がるのは上記のような評価です。

ではなぜ希少性のある行政書士が「食えない」「仕事がない」と言われてしまうのでしょうか。

今回は、行政書士を目指す方が一度は直面するであろう上記の疑問について解説していきます。
こちらの記事をご覧いただくことで、行政書士が食えないとされる原因や需要のある行政書士になる方法を知ることができます。

行政書士とは

行政書士 食えない

まずは行政書士の概要について触れていきましょう。

行政書士とは1951年に成立した「行政書士法」から作り出された職業であり、主に下記のような3つの業務を行います。

書類作成業務
権利義務や事実証明に関する書類や官公署に提出する書類の作成を行います

許認可申請の代理
上記の書類をもとにした申請をクライアントに代行して行います

相談業務
クライアントから相談された際解決に向かう助言を行います

また大きな特徴として行政書士は国家資格になります。
つまり行政書士は試験を突破した人でなければ業務を行うことができない希少性の高い資格です。

しかし昨今の日本では全国には45,000人を超える多くの行政書士がおり、1つの案件にも多くの競合がいるため、希少価値の高い資格と反比例して仕事が少ないというのが現状です。

そのため行政書士全員がこの仕事で食べていけるわけではなく、思ったように仕事が取れずに家族を養えないという理由で独立から間もなく廃業する行政書士も存在します。

行政書士になるには

すでに述べたように行政書士は国家資格であり、資格を取得するには国家試験受けなくてはなりません。

行政書士試験は合格率10%前後を推移しており、決して簡単ではない難易度です。

しかしきちんと対策をとって学習すれば誰でも合格を狙える試験であり、多くの方が受験する資格ともいえます。

行政書士は食えない仕事なのか?

行政書士 食えない

悲しいことに、世の中から必要とされている仕事や資格でもそれに見合った給料をもらえるかは別問題です。
もちろんその業界の市場規模もありますし、業界における同資格者の人数によってもお金の循環は変わってきます。

では行政書士はどうなのでしょうか。

結論から言うと、行政書士は食っていける職業です。

きちんと順序さえ守ればしっかり生活することはできるので、もし行政書士になっても稼げていないという方は、どこかでアプローチ方法を間違えてしまっていると考えられます。

食えないと言われる理由①:仕事の内容が想像しにくい

行政書士は様々な書類作成を代行することが主な業務ですが、扱える書類は非常に多岐に渡ります。

弁護士は裁判所で闘う人、税理士は税務に関することなどその名称でイメージがつきやすいですが、行政書士は仕事内容と相まってイメージがしづらい士業です。

実際の仕事内容も、専門的で行政書士に頼まなくてはならないものもたくさんありますが、一見すると「自分でできるのでは?」と思いがちです。

こういった仕事のイメージしづらさ、仕事内容が甘くみられがちな点が行政書士が食えないと言われる理由の一つです。

食えないと言われる理由②:ネット上に「食えない」意見が集まる

インターネット上には、実際に行政書士を経験して食えないと感じた方の意見が集まります。

食えてる行政書士は業務や活動の宣伝で忙しいため「行政書士は食える」という余裕はない場合が多く、「食えない」意見ばかりが取り沙汰されがちです。

さらに食えないと感じた方は過剰に行政書士を批判し、それで不安を感じた方が行政書士は本当に食えないのか調べるため、あたかも行政書士はくえない士業であるかのように認知されます。

行政書士は弁護士や医者のようにドラマや映画になりやすい仕事ではありませんが、私たちの身近にも行政書士はいて、日々の生活を支えてくれています

食えないと言われる理由③:AIに仕事が奪われる?

近年AIの進歩は目覚ましいものがあり、行政書士の業務は将来AIに取って代わられる可能性があるという意見があります。

行政書士は書類作成の代行が業務であるためAIでも行いやすく、他の士業より代替の可能性が高いことは事実 でしょう。

しかし行政書士は高度なコミュニケーションが欠かせず、業務はデスクワークのみではありません。

行政書士の仕事は今後も増える可能性があり、AIとの差別化や共存、新たな専門性の発掘がされることも大いにあり得ます

行政書士は食える職業である

行政書士 食えない

先も端的に述べましたが、行政書士は食える職業です。

今現在どれだけの行政書士が食っているのか、いくら食っているのか、どうやって食っているのかなどをみていきましょう。

行政書士の人数

それではまず、どれだけの人が行政書士として働いているかをみていきます。

以下の表は2020年の人口となります。参考までに他の国家資格もいくつか比較しました。

資格名 2020年の人口
行政書士 51,262
弁護士 42,164
司法書士 22,724
税理士 79,404
宅建士 99,632

ここで比較した資格の中ではちょうど中間くらいに位置する人口の行政書士は、約5万人います。

行政書士は人口が多いと言われますが宅建士は倍近く存在し、働く場所や分野をしっかり考えれば十分やっていけると言えるでしょう。

後ほど解説しますが、行政書士と他の資格のダブルライセンスで活躍する方もいます。
資格の掛け持ちで幅広い分野に対応したり、専門的に取り組むのも活躍する方法の一つでしょう。

行政書士の年収

厚労省の「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、令和3年の行政書士の平均年収は584.4万円でした。

行政書士は様々な働き方があります。

行政書士としてスタートしたての頃は年収200〜300万円程度、ある程度仕事に慣れてきて450万円程度が多くの行政書士の年収といえます。

独立開業した行政書士は年収1000万円を超えることも可能で、幅広い活躍が見込める職業です。

行政書士の働き方

行政書士の働き方は、大きく分けて行政書士事務所に勤める働き方と独立開業する方法の2つに分かれます。

行政書士事務所に勤める場合は正社員から派遣社員、アルバイトなど様々な雇用形態があり、行政書士を本業にすることも、副業にすることもできます。

行政書士として活躍するには実務経験が必須であるため、初めはアルバイトで雇用されそこから入所、独立などのルートを辿っていきます。

独立する場合も自由な働き方をすることができ、もちろん行政書士一本で活動していくことができ、他の士業をメインにする方、サラリーマンの方などもいます。

行政書士として食っていくためには本腰を入れて活動する必要がありますが、初めのうちは副業として行っていくこともできるでしょう。

食えない行政書士とは?

行政書士 食えない

行政書士は絶対に食えない仕事ではありません。

しっかり将来を見据え、計画的に活動している行政書士であれば仕事を続けていくことはできます。

それでは、「食えない行政書士」と「食える行政書士」の間にはどんな差があるのでしょうか
食えない行政書士」の特徴としては以下の3点が考えられます。

  • 資格を取って満足してしまう
  • 実務経験を積んでいない
  • 資金管理ができない

それぞれ順番に解説していきます。

資格を取って満足してしまう

何度も言うように行政書士は国家資格です。
いざ試験を受けてみると、他の国家資格よりも難易度は低いですが、やはり合格した瞬間はホッとするものです。

しかし試験に合格しただけで満足してしまう人は無論稼げません

「資格を取ること」は生きる上でのスタートラインに立ったに過ぎず、そこからどんな付加価値をつけていけるかで稼げるのかどうかが決まります

ましてや司法書士や税理士と比べて資格の難易度が低いということはそれだけ競合も多くなるということです。

「資格取得」を基準にせず、行政書士資格を活かしてどれだけのメリットをクライアントに感じてもらえるのかが重要になるのです。

実務経験を積んでいない

行政書士として案件を獲得するためにはズバリ実務経験が必要です。

行政書士の資格は比較的難易度が低いため、資格保有者も大勢います。
大勢の中から勝ち抜ける行政書士は、実務経験を積み人脈を広げることで多くの仕事が舞い込んでくるのです。

資格を取ってすぐに開業し、実務の流れが分からない状態で案件を受注しても、相談できる人がいなかったり業務が遅延してしまい裁判沙汰になることもあります。

ビジネスマナーやクライアントとの向き合い方においてもやはり実務経験がものを言う世界です。

とはいえ最初は誰もが行政書士初心者なので、1つ1つの行動を丁寧にやっていけば次第に案件は集まり自らの実務経験にも繋がっていくでしょう。

資金管理ができない

資金管理ができないことで廃業してしまう行政書士が意外にも多いのが現状です。

開業者は自営業になるため経費を上手く活用して業績をコントロールする必要があり、「お金を使いすぎるの気質がある人」は経営面においても使いすぎてしまいます。

しかし無形商材を展開する行政書士は在庫を抱えることが無い点を加味すると経費はさほど多くないので、堅実な経営基盤で独立できるというメリットもあるのです。

この経費が必ず必要なのか、これが無いと業務ができないのかなどをしっかり吟味することが開業後の行政書士には求められます。

お金を使わない人はどうなる?

では逆に「お金を使わない人」は安定して経営することができるのかという疑問が生じますが、行政書士は「お金を使わない人」が必ず成功するというわけでもありません。

行政書士として案件を受注するにはクライアントからの横営業が必須になるため、「自分が行政書士である」ことを認知してもらうための広報活動にはお金を投資する必要があるのです。

そのため、人脈拡大のための交流会・活動報告のためHP制作・名刺作成等は無くてはならない経費と考え、必要経費には積極的に投資できることが行政書士として成功できる秘訣と言えるでしょう。

ここまで稼げない行政書士の特徴について解説してきました。
一方上記のような特徴に関わらず「行政書士は稼げない」という口コミが多いことや行政書士は廃業率が高い等のイメージが世に広まっているのも事実です。

しかしこういった書き込みは、実際に稼げなかった人や行政書士として働いたことの無い人が書き込んだものも多いので、あまり鵜吞みにせず、業務に邁進していきましょう

稼げる行政書士になるには?

行政書士 食えない

ここまで「食えない行政書士」について解説してきましたが、「食える行政書士」になるためにはどうすれば良いのでしょうか。

「食える行政書士」になる方法を以下3点に分けて解説していきます。

  • 独立するまでの道のりをイメージする
  • 自分自身の付加価値を身につける
  • お金に強くなる

それぞれ見ていきましょう。

独立するまでの道のりをイメージする

行政書士の大きなメリットは資格ひとつで独立・開業できる点なので、しっかりと順番を守れば間違いなく成功していける資格でもあるのです!

行政書士は士業の中でも社会的認知度が高く「街の法律家」と呼ばれており、地域に根付いた存在として多くの顧客を獲得することができます。
行政に提出する書類は膨大な専門知識を擁するため、多くの法的書類の作成は行政書士に任せるのが1番だと考える方は多くいらっしゃいます。

つまり行政書士には一定以上の社会的ニーズがある仕事なのです。

ただ何の繋がりもない中で独立してしまうと「食えない行政書士」になってしまうので、まずは実務経験を持つ行政書士の方のもとで働く・その他の先輩行政書士に教えてもらえる環境に身を置くことが良いのではないかと思います。

そうすることで、普段の業務をクリアする方法や案件を獲得していく方法を肌で感じることができたり、先輩のもとで働くことで人脈構築においてもメリットが多いです。

このように行政書士として生きていくには自分自身の実務経験と事業拡大につながる人脈が必要になります。
人脈を広げていくという面で先輩の立ち振る舞いコミュニティの関わり方において学ぶことは多いでしょう。

お金に強くなる

上述したように開業・独立の隣り合わせにあるのは資金管理です。
資金管理の力がないことには稼いでも無駄に流れてしまいますし、そもそも稼ぐこと自体が遠くなってしまうかと思います。

とは言えお金の授業を受けてから行政書士資格を取得するというのもスマートではありません

まずは先輩の行政書士に習ってお金の流れがどうなっているのか、初期費用も含めてどのタイミングでお金が出ていくのかなどを観察してみるのも1つ手段ではあるかと思います。

では資金管理ができるようになった後はどうするべきなのでしょうか。

何度も言いますが経費は適当なタイミングで使うのが理想と言えます。
その中で、人脈を作るための異業種交流会や業務効率を上げるための機材等は惜しみなく経費を使う必要があります

自らの認知度を上げるために広告費への投資も必要でしょう。
ただしこの広告費についてはどういった顧客層を攻めていくのかで手法が異なるので注意しましょう。

やみくもに広告を出すのではなく、根拠を持ったうえで「ポスティング」が有効なのか「動画コンテンツ」が有効なのかなどを見定めながら活用していきましょう。

オススメの広告はSNS

特に現代でオススメなのはSNSによる宣伝活動です!

媒体にもよりますが全国各地の方々にアプローチでき、一定ラインまでは無料で利用できるのが本当に強い点なので、もし広告方法に迷ったらまずはSNSアカウントを作成して活動を発信してみましょう。

行政書士の集客に関しては下記の記事も参考にしてみてください。

自分自身の付加価値を身につける

どうして自分に要請をくれるのか

相手のどんなニーズと合致して自分が選ばれているのか

この2点を理解しないと行政書士として食っていくのは難しいでしょう。
自らの付加価値を知り、磨き上げていくことでその魅力はさらに際立ちます。

簡単なことでは無いですが持ち合わせることで自分のオリジナリティが確立されるのです。

ではどのようにオリジナリティを作り出せば良いのでしょうか。
例えば、いくつかの資格の掛け持ちで自分を創ることも1つの方法でしょう。

ダブルライセンスは労力がかかりますが、仕事の幅、知識、収入といった様々なものの増加が見込めます。

また、自分の得意分野と行政書士の仕事を合わせて、「~業界に精通している行政書士」というように自分をブランディングをしていくのも効果的です。

こういった形で自らの強みを活かせる道を見つけ出していきましょう。

行政書士はダブルライセンスもおすすめ

行政書士ダブルライセンス

行政書士の業務の幅は非常に広く、他の士業と重なる点も多くあります。

行政書士にとってダブルライセンスは非常におすすめであり、稼ぐ行政書士になるための大切な手段の一つです。

最後に、行政書士のダブルライセンスにおすすめの資格を紹介します。

司法書士

司法書士は行政書士と同じく法律系の国家資格で、主な業務は登記・供託手続き、法務局へ書類を提出することです。

行政書士は役所への書類提出が主な業務となるため、ダブルライセンスで扱える書類の幅が一段と増えます

同じ顧客から提出先の違う書類を一括で扱えるようになるため双方にもメリットがあり、ダブルライセンスはおすすめです。

司法書士は合格率4%前後と非常に難しく、簡単には合格できませんが試験範囲は行政書士と重複している部分があります。

行政書士資格を取得してから司法書士の資格取得を目指すのがセオリーと言えるでしょう。

宅建士

宅建士(宅地建物取引士)は不動産系の資格となり、不動産関連の書類を扱う士業です。

また、不動産の相続については行政書士でも相続にまつわる業務を行うため、一分野に特化した行政書士にもなれます

宅建士は難易度もそこまで高くなく、行政書士よりも簡単に取得できます。

宅建士の試験についても行政法は重複しているため、宅建業法に力を入れて学習できるため効率的です。

税理士

税理士は税務系の資格であり、行政書士と税理士は同じ事務所として活動することもあります。

税理士は難易度が高く、行政書士とは試験範囲が被らないため新たな勉強が必要となります。

税理士資格の取得者は試験を受けずに行政書士資格を取得できますが、行政書士から税理士を狙うのは簡単ではありません。

しかし税理士と行政書士、両方の資格を持っていればかなり稼げるような仕事が行えるようになるでしょう。

行政書士のダブルライセンス関連記事

行政書士の行政書士のダブルライセンスにおすすめの資格は、以下の記事でさらに詳しく紹介しています。

行政書士のダブルライセンスに相性のいいおすすめ資格8選!活用方法もご紹介

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食えない行政書士まとめ

今回は行政書士が食えないとされる原因や需要のある行政書士になる方法について解説してきました。

重要なポイントをもう一度おさらいします。

  • 行政書士は正しい手順で行動すればしっかり稼げる仕事
  • まずは実務経験を積んだりお金の流れを理解する
  • 自分のオリジナリティを確立する
  • 広告費等の必要経費は惜しまなく投資する

冒頭でお伝えしたように「行政書士は稼げない」と思われがちですが決してそんなことはなく、自らのキャリアをイメージして、今の自分が何をすべきなのか分かってしまえば稼ぐことはできます

今回の記事が行政書士として生きていくための道標になれば幸いです。

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