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司法試験に挫折しそう…モチベを上げて勉強し続けるコツとは?

更新日:2024-02-27

司法試験に挫折しそう…モチベを上げて勉強し続けるコツとは?

難関国家試験の花形である司法試験は難関ということもあり、挫折やモチベーション維持など、それぞれ抱えている問題はたくさんあると思います。

難易度の高さから日本の最難関試験の1つとして数えられ、合格を勝ち取るまでに長い勉強時間を要します。

膨大な時間を勉強に当てても必ず合格することは保証されていませんし、長い時間を費やしたのにもかかわらず挫折して不合格になってしまった方も多いはずです。

今回の記事は司法試験の挫折に悩んでいる方・現在進行形で勉強中の方などに向けて、挫折を乗り越えるための方法についてまとめました。

この記事で分かること

  • 司法試験の勉強を挫折してしまう理由
  • 司法試験の勉強を挫折せず継続させるコツ
  • 司法試験の勉強に挫折しそうになった時の対処法

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司法試験の勉強を挫折してしまう理由

司法試験の勉強を挫折してしまう理由

難関試験ということもあり、司法試験の勉強に挫折してしまうのは当たり前のことです。

周囲のレベルに圧倒されたり勉強の道程が非常に長かったりと、「自分は本当に合格できるのだろうか」という不安に襲われてしまいますよね。

しかし、挫折してしまう理由はそれだけではありません。

なぜ司法試験を諦めて挫折してしまうのか、以下では挫折の理由と突破方法について分析していきます。

参考書が自分に合っていないから

参考書を読む中で「分かりにくい」という悩みを抱えて失敗してしまった、という経験はないでしょうか。

その失敗の原因は「参考書が合っていなかった」ことかもしれません。

参考書の中には、司法試験にさほど重要ではない情報しか載っていない質の悪いものもあります。

参考書の選び方のコツは「初学者でも馴染みやすい文体で書かれており、かつ司法試験合格のための必要知識が取捨選択され、無駄なく作成されているか」を見極めることです。

法律科目は広く浅く学び、効率的に勉強を進めていく必要があります。

そのため自分に合った参考書を利用し、その中で「理解を深めたい」「もっと深い知識を得たい」という時に基本書を利用する、といった上手な参考書の使い方をする必要があります。

どの参考書を選んでよいか分からない…という場合は、通販サイトのレビューを参考にしたり、参考書のおすすめランキング記事を読んだりしましょう。

法律用語を覚えるのに苦戦してしまうから

耳慣れない法律用語を頭に入れること自体が、1つの大きな障壁として立ちはだかります。

まず日本の法律には、1900にも及ぶ条目や項目があります。

さらに民法だけでも1050条ほどある上、知っての通り司法試験では「憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法」の法律基本7科目と「論文試験・憲法、民法、刑法の短答試験」が実施されます。

難解な法律用語が非常に多いので覚えることが億劫になり、挫折に至ってしまうのです。

コツとしては法律用語を表面で理解するのではなく「中身で理解する」、つまりイメージすることです。

「理解⇨イメージ」ではなく「イメージ⇨理解」に変えることで、記憶の定着率も大幅にアップしていきます。

図解が載っている参考書を利用すればイメージが湧きやすくなり、難しい法律用語も覚えやすくなるのでおすすめです。

勉強時間が足りないから

社会人や家庭を持っている方にとっては、司法試験のための勉強時間が足りないことも挫折してしまう大きな理由の一つでしょう。

本業だけでも忙しいにもかかわらず、残業・飲み会の付き合い・家事・家族サービスなどに多くの勉強を使わねばなりません。

大学生や無職の人に比べると圧倒的に可処分時間が足りないので、途中で心が折れてしまいやすくなります。

解決策としては、周囲の人からの理解や協力を得たり、家事代行サービスに投資をしたりすることです。

上司や同僚に司法試験の勉強をしていることを共有したうえで、仕事量を減らしたり、役割分担してもらったりできないか相談するとよいでしょう。

また、飲み会への参加回数も減らし、なるべく早く帰宅して勉強する時間を増やします。

このとき、飲み会が好きな人は完全に参加を絶つとストレス発散の場がなくなってしまうので、「参加回数を減らす」という点を意識してください。

加えて、家事代行サービスにお金を使って、自分が家事をする時間を減らすという手もあります。

家事代行サービスの相場は1時間あたり2,500円~4,000円と安くないですが、勉強時間の確保を最優先するためと割り切って投資するのも悪くないでしょう。

長い試験勉強生活でモチベーションを維持できないから

司法試験に限らずどの試験勉強でも言えることですが、ゴールが見えていないと必然的に勉強は辛くなってしまうものです。

特に司法試験は日本最難関の資格試験であるため、合格するモチベーションが維持できず挫折してしまうと考えられます。

解決方法としては合格だけをゴールにするのではなく、紙に目標を書き出してモチベーションを可視化したりするといった方法が挙げられます。

ゴールを細かく設定して日常のオンオフを分けて、しっかり休むようにしましょう。

試験日が近づくにつれて「休むこと=悪」という考えに囚われがちですが、自分の心身を大切にすることでモチベーションも維持できるようになりますよ!

具体的なモチベーションの維持方法は、次の章で複数ご紹介します。

司法試験の勉強を挫折せず継続するコツ

司法試験勉強を続けるコツ

司法試験勉強を継続させるためのコツには、どのような方法があるのでしょうか。

ここでは挫折を避けるための具体的な勉強継続法について解説していきます。

執筆者の独断ではありますが、重要度が高いと思う順に紹介しますので、是非とも参考にしてください。

体調管理に気を付ける

自分の体調管理には細心の注意を払い、常に心身ともに健康を維持することを意識してください。

例えば体調を崩して風邪を引けば、数日間はまともに頭が働かないので勉強ができなくなります。

何よりメンタルがとても落ち込みやすくなったり、焦燥感に駆られやすくなったりするため、何度も体調不良に陥ると挫折しやすくなるでしょう。

司法試験の勉強が原因でうつを患ったという人もいるようですので、「たかが体調管理」「自分で自分の健康くらい分かる」と侮ってはいけません。

睡眠時間を確保する、栄養価のあるものを食べる、外に出て適度に運動するなど、自分のメンテナンスを怠らないように気を付けてください。

無理せずに適度に休むこと

司法試験の勉強に無理は禁物で、適度に休むことが大切です。

たまに休みを取りながら心に余裕をもち、諦めずに毎日コツコツと勉強を継続させていきましょう。

例えば「1,000mを最後まで全力ダッシュで走り続けろ」と言われたら、真っ先に「無理」と考えませんか?

それと同じで、試験日まで勉強にすべてを注ぎ込むことは不可能であり、とても非効率的です。

長時間勉強に取り組むことは確かに素晴らしいことですが、自分の集中力を過信して限界を無視することが、必ず良い結果に結びつくわけではありません。

適切な目標設定を行う

挫折せずに勉強を継続させるためには、大きな目標と小さな目標をバランスよく立てるなど、適切な目標設定をすることが重要になります。

まず「司法試験に合格することによって自分がどうなりたいのか?」「どのような仕事に就きたいのか?」といった大きな目標を明確にしましょう。

大きな目標を明確にすることによって勉強意欲が掻き立てられ、常にその目標を意識し続けられるようになります。

そのうえで、「この日までに用語を10個覚える」「この問題は15分以内に解けるようになる」などの小さな目標も設定し、それらをクリアするごとに大げさに自分を褒めるようにしましょう。

小さな成功体験が、大きな自信につながっていきます。

ご褒美を用意してメリハリをつける

勉強の合間や切りのいい時期に、自分にご褒美を与えることで挫折しづらくするという方法もおすすめです。

「問題集を最後のページまで全部やり遂げたら、好きなお菓子が食べられる」「月の末日は一切司法試験のことを考えず、丸一日遊びに出かける」など、自分にとってのご褒美を決めましょう。

このように適切なタイミングで息抜きとなる要素があれば、気持ちにメリハリがついて精神的に楽になるので、司法試験を乗り越えやすくなります。

もちろん、毎日のように・大量にご褒美があると意味がないため、自分を甘やかさない程度のもの・期間を設定してください。

仲間やライバルをつくる

ずっと1人きりでコツコツと勉強することが苦手な人は、司法試験の勉強をする仲間をつくるとよいでしょう。

仲間がいれば、自分が分からない箇所を解説してもらえたり、効率のいい勉強方法を教えてもらえたりするかもしれません。

「同じ目標に向かって進んでいる」という精神的な支えにもなりますし、仲間と一緒に合格したいというポジティブマインドになれば勉強もしやすくなります。

また、仲間の他にライバルをつくるのも、司法試験への挫折を防げる一手です。

「あいつだけ合格して自分が落ちるなんて絶対に許さない」といった怒りや悔しさは、非常に大きなパワーを生み出すので、勉強のモチベーションアップにつながります。

具体的な人を挙げてライバル視しづらい場合は、自分の中でムカつくと思う仮想敵をつくり出してみるとよいでしょう。

司法試験の勉強に挫折しそうになったときの対処法

司法試験の勉強に挫折しそうな時の対処法

司法試験の勉強に挫折しそうになった時の対処法には、どのようなものがあるでしょうか。

それぞれの対処法について詳しく解説していきます。

分からない箇所があっても先に進む

分からない箇所があっても、とりあえず先の勉強を続けましょう。

多くの人は、試験勉強中に分からない箇所があると、次に進むよりも立ち止まって考えます。

なぜなら、分からないまま次に進んでも、次の部分も理解できないと懸念してしまうからです。

しかし、法律にはさまざまな分野があります。

ある分野を理解するよりも、それ以外の分野を理解することで知識が深まるのが法律です。

言い換えると、分からない箇所を理解するために、他の分野も学ばなければなりません。

分からない箇所があると挫折しそうになりますが、立ち止まるのではなく、先に進み答えを導きだしましょう。

時間配分の見直しを行う

勉強時間の時間配分を見直すことで、より効果的な勉強ができる可能性があります。

与えられる勉強時間は平等ですが、時間配分を意識しなければ効率よく勉強できません。

まずは、月単位や週単位で勉強計画を立て、どのくらいの時間を確保しなければならないか把握しましょう。

慣れてくれば、1日単位や時間単位で計画を立てます。

自身の勉強時間を把握するためには、ストップウォッチを利用します。

例えば、30分以内にここまで終わらせようと計画を立て、ストップウォッチで時間を計測するのです。

最初のうちは時間内に完了しないことが多いですが、慣れてくれば計画した時間内に勉強が完了するようになります。

時間配分ができるようになると、効率よく勉強できるだけでなく、メリハリある勉強ができ、モチベーションの低下を回避できます。

通信講座や予備校の講師を頼る

司法試験に独学で臨むことに少しでも不安を抱いている方や1度でも不合格になってしまった方は、通信講座・予備校の利用を検討しましょう。

なぜなら、司法などの専門性が非常に高い分野は、独学では理解が厳しい領域が多くて諦めやすいからです。

1年以内に司法試験合格のリベンジを果たせる自信がある方は講座を利用する必要はありませんが、一定のボーダーラインに達する自信がない方は、コストが少しかかってもプロの手を借りるべきでしょう。

数ある司法試験の通信講座の中でも、最も強くおすすめしたいのが「アガルート」です。

アガルートの講師は全員が司法試験に合格した経験がある猛者ばかりと、非常に心強いことが特徴になります。

さらに、令和5年度では司法試験合格者1,781名のうち669名がアガルート受講者で、36%という高い合格者占有率を誇っています。

有料の「コーチングオプション」を追加して、学習の進捗管理や方向性の確認をしてくれるチューターに担任として付いてもらい、二人三脚で合格を目指すという方法もアリですね!

「独学がつらくてモチベーションが上がらないので、挫折しないように励ましてくれる人が欲しい」「もうこれ以上は浪人できないから、次の司法試験で合格したい」という方は、是非ともアガルートをチェックしましょう。

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司法試験に挫折した後で知識を活かす方法

もし司法試験に何度も落ちてしまったとしても、試験に向けた勉強は決して無駄になりません

難関試験である司法試験に挑戦するモチベーション・継続力・長時間の読解能力を学問に注いできた情熱や努力は、必ず今後の就職活動や違う場所での挑戦に役立ちます。

今は転職で自身の選択肢を増やすこともできるため、司法試験の受験勉強をしたという努力はプラスに働くと言うこともできます。

また、司法試験に挫折してしまっても以下のような道が開かれます。

知識を活かせる法務部に転職する

司法試験に挫折してしまっても、今まで学んだ法律知識を活かして一般企業の法務部への就職が可能です。

法務部の仕事は、会社または消費者間で起きたトラブル・企業間のトラブルを未然に防ぎ、早期解決を行うことです。

法務部業界は人手不足の傾向があるため、司法試験の勉強をした人はノウハウがあると面接官に判断されて転職に有利になる可能性があります。

具体的には、以下のような業務で司法試験の経験が活かせます。

取引先との契約書の確認業務

社外の企業と取引するにあたり、売買契約書や業務委託契約書等は必須の書類になります。

そこに法の抜け道や双方に不利益になることが書いてあると後々トラブルに繋がってしまうため、商法などで勉強した知識をもって確認業務にあたれる人材は重宝されるでしょう。

社内規定を整備

会社は就業規則・賃金規定などの社内規定を労働法に抵触しないように定める必要があります。

この「規則を作る」といったような時も、企業内法務部の法律知識が問われる場面である言って良いでしょう。

法律関係の社内相談窓口対応

労働に関する法律の1つに、労働施策総合推進法という社内のセクハラやパワハラを防止するものがあります。

法務部はこの労働施策総合推進法を基に、社内環境・事実確認を適切に行い指導や処分を決定します。

これらは司法の知識・経験があるからこそ行える業務であると言えますね。

企業の法的手続き業務

子会社の設置・株式の発行など経営を行う上で必要な法的手続きを行うのも、法務部の重要な業務の1つです。

上記のような業務は法的な知識がなければ行えない手続きのため、法律は事業から切っても切り離すことのできない関係にあると言えます。

トラブル対処業務

企業間で紛争が起こった場合も法務部が訴訟対応を行います。

司法試験の試験勉強で培った専門的な知識を用いて、企業が不利益を被らないようにすることが主な役目になります。

民法知識を活かせる宅建士に転職する

弁護士などの司法試験とは別途で資格を保有する必要がありますが、司法試験で学んだ民法・借地借家法などの国家資格である宅地建物取引士(宅建士)に転職する方法もあります。

司法試験では民法科目が1番重要になると言われているため、民法を中心に存分に勉強した方は宅建士という選択肢を選ぶことも可能です。

民法知識を宅建士試験で役立てられる

前述したように、宅建士の資格試験でも司法試験と同じく民法が重要視されています。

そのため、司法試験を受験したことがある人なら宅建士の勉強をゼロからスタートするよりもアドバンテージが大きくあるため、効率的に宅建士の資格を取得することが可能です。

お客様との交渉や不動産契約の締結に民法は必要不可欠な知識なので、司法試験経験者は宅建士として活躍することも期待できます

不動産関連の訴訟問題に強くなれる

宅建士として働く以上、不動産関連のトラブルは付き物です。

そんな時に司法試験受験者として訴訟法などの法律知識が身に付いていれば、一般的な宅建士とはレベルの違う大きな仕事を担当できる確率も高くなります。

司法試験を挫折してしまう理由|まとめ

司法試験は取得難易度が非常に高い資格なため、独学だと挫折しやすいでしょう。

そのため、司法試験の勉強は挫折しないように無理せず、毎日コツコツ続けていくことが最も重要です。

仮に挫折して弁護士になれない場合でも、勉強で培った知識を生かして法務部への就職など道はいくらでもあります。

まだ司法試験に対する闘志が残っている方は、是非今回紹介したポイントを踏まえて司法試験に再挑戦してみてください。


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