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医師と弁護士ダブルライセンスのメリットは?取得の違いや難易度も比較!

更新日:2023-11-28

医師と弁護士ダブルライセンスのメリットは?取得の違いや難易度も比較!

昨今、医師と弁護士の資格を両方取得する、いわゆるダブルライセンスに注目が集まっています。
若手タレントが医学部在籍中に司法試験を突破したニュースは、まだ記憶に新しいことでしょう。

どちらも超難関資格と言われる医師や弁護士ですが、いずれか一方を取得するだけでも大変な資格を2つも獲得するのは果たしてどれほど難しいのでしょうか?

この記事では医師と弁護士のダブルライセンスについて、資格の取得方法難易度ダブルライセンス所持者の働き方やメリットといった点から解説していきます。


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医師と弁護士のダブルライセンスを持つ有名人

日本で医師と弁護士両方の資格を持つ者は少なく、その人数は数十名程度と言われています

まずは医師免許と弁護士資格の両方を有するダブルライセンサーの中でも、特に名を知られている方を4名、ご紹介します。

古川俊治

慶應義塾大学医学部卒で医師免許を獲得後、同大学の通信教育課程で法律を学び、司法試験に初回合格しました。

医師、弁護士として活躍する一方、自民党所属の参議院議員としても活動しています。

米山隆一

元新潟県知事です。
東京大学医学部卒業後に医師免許を取得し、その5年後には司法試験にも合格しています。

医師、医学者、弁護士のほか、現在は衆議院議員としても活動中です。

高橋茂樹

医師・医学博士・弁護士の3つの顔を併せ持つ人物です。
東京医科歯科大学卒業後に東京大学法学部に入学し、ダブルライセンスを実現しました。

現在は医師国家試験対策の講師としても活躍しています。
医師を目指す方にとっては、試験対策本の著者としてもお馴染みではないでしょうか。

河野玄斗

クイズ番組などで人気の若手タレント、YouTuberです。
東京大学医学部在学中(3年次)に司法試験に合格、その後医師国家試験にも合格しました。

なお、河野氏は後述の司法修習を受けていないため、厳密には弁護士の資格保持者ではありません。

しかし、弁護士資格取得の一番の関門である司法試験は突破しているため、実質ダブルライセンサーとして扱われているようです。

医師免許と弁護士資格 取得方法の違いは?

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医師と弁護士はどちらも国家資格です。資格を得るには国家試験に合格する必要があります。

医師を目指すなら医師国家試験、弁護士なら司法試験を受験しますが、各試験の受験資格は大きく異なります。

以下、医師免許と弁護士資格の取得方法について、受験資格を中心にご紹介します。

医師免許の取得方法

医師免許の取得方法を簡潔にまとめると、以下のようになります。

大学医学部に入学→6年間医学を学ぶ→医師国家試験合格→免許交付

医師国家試験には受験資格があり、誰でも受けられるわけではありません。
日本の大学医学部に入学し、6年間の課程を修了してはじめて受験が可能になるのです。

医学部で学び医師国家試験に合格すると、医師免許が取得できます。
ただし実際に医師として働くためには、免許取得後に2年間の臨床研修を受ける必要があります。

ちなみに、この条件を満たさずとも医師国家試験が受験できるようになる予備試験なるものも存在しますが、主に海外の大学などで医学を修めた人物を対象としています。

基本的に、医師免許の取得には大学の医学部で学ぶことが必須条件です。

弁護士資格の取得方法

弁護士資格を取得するための流れは、下記のとおりです。

法科大学院に入学もしくは予備試験に合格→司法試験合格→司法修習(1年間)→終了試験(司法修習生考試)合格→資格取得

司法試験にも受験資格があり、2つの条件のうちどちらかを満たす必要があります。
ひとつは、法科大学院に入学して2~3年の課程を修了することです。修了後、司法試験の受験が可能になります。

もうひとつは、司法試験の予備試験に合格することです。
予備試験を突破できれば、法科大学院に通わずとも司法試験の受験資格が得られます。
予備試験の受験資格は特になく、学部生はもちろん、高校生でも受験可能です。

上記条件を満たして司法試験を受験、合格すると、1年間の司法修習を受けられます。
この司法修習を終え終了試験に合格すると、弁護士の資格が手に入ります

医師国家試験と司法試験 難易度の違いは?

医師国家試験と司法試験は、いずれも超難関と言われる試験です。

合格のしやすさと受験のしやすさどちらを重視するかによって捉え方が異なるため、どちらがより難しいかを一概には判断できません。

続いては各試験の難易度を、合格率と受験のしやすさという観点から比較します。

医師と弁護士 合格率の違い

医師国家試験と司法試験、過去10年間における両試験の合格率の推移を以下にまとめます。

年度 司法試験合格率 医師国家試験合格率
2021 41.5% 91.4%
2020 39.2% 92.1%
2019 33.6% 89.0%
2018 29.1% 90.1%
2017 25.9% 88.7%
2016 22.9% 91.5%
2015 23.1% 91.2%
2014 22.6% 90.6%
2013 26.8% 89.8%
2012 25.1% 90.2%

出展:日弁連 基礎的な統計情報(2021年)医学部研究室 Y-SAPIX

合格率を比較すると、司法試験合格率が最大でも41.5%なのに対し、医師国家試験合格率は90%周辺で推移しており、司法試験の合格率よりも大幅に高いことが分かります。

超難関と言われる医師国家試験の合格率が、なぜこんなにも高いのでしょうか。
それには、医学部という学部の特異性が影響しています。

学問を修めることを目的とし、卒業要件を単位数で定める一般的な学部と異なり、医学部では卒業試験および医師国家試験の突破を目的としたカリキュラムが組まれています。

医師の養成に特化したトレーニングを6年間受けられる、医師になるための訓練校という医学部の側面が、医師国家試験の合格率に強く反映されているのです。

結果、合格率だけで見ると、医師国家試験の方が合格しやすいように見えます

医師と弁護士 受験しやすさの違い

先の「医師免許と弁護士資格 取得方法の違いは?」の項でもご紹介したとおり、各試験の受験資格、すなわち受験のしやすさにも大きな差があります。

医師国家試験を受験するには、大学の医学部で学ぶ必要があります。
つまり、大学受験の段階で医学部に入学できなければ、医師国家試験も受験できないのです。

学費が高いことで知られる医学部入学が必須である以上、費用面の負担も無視できません。

一方、司法試験にも法科大学院進学という条件があります。
しかし予備試験に合格すれば、この条件を満たさずとも司法試験の受験資格を得られる点が、医師国家試験とは異なります。

言い換えると、司法試験は学歴不問で、誰でも挑戦できる試験なのです
予備試験を利用すれば、法科大学院への進学費用に悩む必要もありません。

この違いにより、受験資格を得るまでのハードルという点では、司法試験の方が間口が広く受験が簡単とも言えるのです

医師と弁護士 受験勉強時間の違い

参考までに、医師国家試験と司法試験、それぞれに必要な勉強時間もご紹介します。

医師国家試験では、受験資格を得るための医学部受験の段階で5,000時間ほどの勉強が必要と言われています。

加えて国家試験を控えた6年次には、医学部受験と同程度かそれ以上の時間を勉強に費やす学生が多いようです。

一方、司法試験では3,000時間~8,000時間ほどの勉強が必要と言われています。
法学既修者と未修者、実務経験の有無なども影響し、個人差が非常に大きいようです。

医師免許と弁護士資格 どちらを先に取るべき?

医師と弁護士のダブルライセンスを狙う場合、どちらの資格を先に取得するべきでしょうか。
前述の資格取得方法や難易度を考慮すると、医師免許から取得することをお勧めします

弁護士資格を先、医師免許を後に取得する場合は、弁護士資格を得た後に改めて医学部に入学しなくてはなりません。
医師免許を獲得するまでの間、最低6年間は、弁護士として働くことも難しいでしょう。

一方、医師免許を取得した後に司法試験に挑戦する場合、予備試験を受けるのであれば、改めて大学や大学院に入学しなおす必要はありません。

簡単なことではありませんが、医学部生として学びながら、もしくは医師として働きながら、並行して司法試験を受験することもできるのです。
このとおり、まずは受験資格が厳しい医師免許を先に狙った方が効率的です。

冒頭でご紹介した有名人も、4名中3名が医師免許獲得後に弁護士資格を取得しており、残る河野氏も医学部に入学してから司法試験を受験してます。

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医師と弁護士 ダブルラインセンス所持者の働き方

医師と弁護士のダブルライセンスは、実際の仕事にどのように影響するのでしょうか。

医師と弁護士の両資格を持っている場合、以下の3通りの働き方が考えられます。

  • 弁護士資格を持つ医師として働く
  • 医師免許を持つ弁護士として働く
  • 医師と弁護士の仕事を両立する

どの働き方を選択するかにより、所持している資格や知識の有用性が変わります。

弁護士資格を持つ医師として働く

医師としての仕事を主軸に据える場合、働き方は一般的な医師と変わりません。

基本的に、法律の知識が医師としての知識・技能・実績を左右することはないでしょう。
したがって、弁護士資格が医師の業務や働き方に影響することは、あまり考えられません。

一部、患者への対応や労使関連のトラブルにおいて、法律の知識が役に立つ可能性はあります。

医師免許を持つ弁護士として働く

弁護士として働く場合、扱う事件の性質によっては医師免許や医療知識が役に立つ可能性があります。
特にその知識を活用できるのが、医療ミスや医療事故などを扱う医療紛争の場です。

医師免許を持たない弁護士であっても医療紛争を扱うことは可能ですが、医療の知識があるに越したことはありません。

また医療紛争以外でも、病院での労使紛争や、患者とのトラブルに関する法律的アドバイスなど、医師としての知識・経験を弁護士業務に活かせるシーンは多々存在します。

特に医療機関を守る弁護士を目指すのであれば、医師免許や医療の知識は強い武器となってくれることでしょう。

医師と弁護士の仕事を両立する

どちらか一方に絞らず、医師と弁護士の仕事を両立しているダブルライセンサーも存在します。

医師として現場に立ち続けることで、医療知識や技術を最新のものにアップデートしつつ、その知識を弁護士の仕事にも活かすことができる働き方です。

相当多忙にはなるでしょうが、ダブルライセンスを最大限に活用できる働き方と言えるでしょう。

医師と弁護士 ダブルライセンスのメリットは?

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以上を踏まえ、医師と弁護士のダブルライセンスを獲得するメリットを以下にまとめます。

弁護士として働く場合

  • 医療紛争の場で医師としての専門知識を活かせる
  • 患者とのトラブルや労使問題など、病院運営にまつわる諸問題へのアドバイザーとして活躍できる
  • 医療現場の実情に精通しているため、依頼者である病院側とのやり取りがスムーズ
医師として働く場合

  • 患者とのトラブルや労使問題などに法律知識を活用できる可能性がある

そして何より、医師と弁護士、どちらの仕事にも就けるという点が、ダブルライセンスの基本かつ最大のメリットです。

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上述したように医師免許は医学部への入学が必須となるため、地道に6年間合格するために勉強する等の準備をするしかありません。

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医師と弁護士のダブルラインセンス まとめ

医師と弁護士のダブルライセンスには、受験までのハードルが高い医師国家試験と、誰でも受けられるかわりに合格率が低い司法試験の両方をパスする必要があり、非常に狭き門と言えます。

医師免許を持つ弁護士は、医療紛争などの場での活躍が期待できます。
一方、医師にとって弁護士資格が活用できるシーンは多くありません。
なお、中には医師と弁護士の仕事を両立している人もいます。

ダブルライセンスに挑戦するのであれば、それぞれの受験資格を鑑みて、まずは医師免許から取得することをお勧めします。

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