掲載依頼・お問い合わせ/リンク集          

[PR]

市役所職員の仕事内容とは?1日のスケジュールから業種別の違い・年収について解説

更新日:2024-04-11

市役所職員の仕事内容とは?1日のスケジュールから業種別の違い・年収について解説

市役所に職員として就職するということは、地域の発展と向上のために、様々な面から市民生活を支える立場になることです。

市役所職員は、採用試験に合格したのち「福祉」や「教育」、「防災・防犯の対策」、「産業振興」などの仕事に従事します。

では、市役所の職員の仕事内容は、具体的にどのようなことをするのでしょうか。また、一般職と技術職では仕事内容にどのような違いがあるのでしょうか。

今回は、市役所職員の仕事内容について、一般職・技術職それぞれ詳しく紹介します。

また、大卒と高卒で就職する場合、高卒の方が年収が低いのか、学歴の違いが収入に影響するのかも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

    この記事でわかること

  • 市役所職員(一般職)の仕事内容
  • 市役所職員(技術職)の仕事内容
  • 市役所職員の学歴別収入・年収の目安

市役所職員になるには?仕事内容や採用試験の難易度・有利な資格について解説

公務員講座ならアガルート!

アガルートアカデミー通信講座

公務員試験合格を目指すならアガルートアカデミーがおすすめです!

アガルートでは、「地方上級」「国会一般職」「専門職」「裁判官」など、さまざまな公務員試験に対応したカリキュラムが用意されています。

通勤や家事の合間など隙間時間も活用することができるので、効率的に学習を進めることができる講座です。

合格者には受講料全額返金も!
アガルートで最短合格を目指す

市役所の職員とは?

市役所職員の仕事内容を見る前に試験難易度をチェック 市役所の職員とは、様々な面から市民の生活を支える立場であり、その地域がより良くなっていくために働きかける人たちのことです。

つまり、地域で暮らす市民の皆さんが、快適な生活を送れるようにサポートをすることが大きな役割となっています。

その市役所の職員になるためには、まず次のような試験を受験します。

採用試験に合格することで市役所職員になれる

市役所で働くためには、職員の採用試験に合格する必要があります。

試験は学歴によって難易度が分かれており、大学卒業程度が「上級」、短大卒業程度であれば「中級」、高校卒業程度が「初級」となっています。

ちなみに、あくまでもこれは難易度の話であって、受験資格として学歴が定められているわけではありません。

無事に採用されれば仕事がスタートしますが、市役所職員の仕事は多岐に渡っています。

その中でも「事務職」と「技術職」の大きく2つに分かれており、全く異なる業務を行っています。

一般行政職(事務職)の仕事内容

市役所職員の一般行政職の仕事内容

まずはじめにご紹介するのが、「事務職」と呼ばれている”一般行政職”についてです。

市役所で働いているといっても、一般的な企業と同じように、「総務」や「経理」、「人事」に関する部署はもちろん存在します。

さらに事務職に携わっている職員の場合は異動先が様々であり、自分が全く知識を持っていない仕事内容を任されることもあります。
そのような業務をおよそ3〜4年かけて行い、次の部署で新たな仕事を開始していきます。

窓口業務やイベントまで行う

分かりやすい事務の仕事を例にあげると、「窓口業務」として住民票や戸籍の手続きに関することを行っているのがイメージしやすいのではないでしょうか。

他にも地元を盛り上げるために、それぞれの地域の魅力を、特産品や”ゆるキャラ”と呼ばれるマスコットキャラクターを使用してアピールすることもあります。

また、花火大会などを市のイベントとして行う場合は、運営や企画に携わるなど、文化活動の振興にも力を入れています。

ですが、事務職の仕事内容や楽しいものばかりかと言うとそうではありません。地域住民が安心して生活を送るためには、盛り上げるばかりではなく”守る”ことも必要になってくるのです。

地域の防災や防犯対策にも尽力

事務職の仕事内容には、地域の防災や防犯の対策に関することも含まれています。

それぞれの地域によっては、豪雪により雪の被害があったり、洪水が起きやすいなど特徴があるかと思います。

そのようなことを踏まえて、あらかじめ洪水のハザードマップを作成したり、災害が起きた場合の避難場所などを知らせるのも職員の仕事です。

また、社会福祉に関することも市役所職員の役割です。

例えば、いじめや不登校などの様々な悩みを抱える子供たちのために、学校不適応対策として立案するなど、教育の面にも携わっています。

その他、地域の住民同士の間で騒音やゴミの問題などでトラブルが起きた際、仲裁に入ることもあります。

地域住民と近い距離で関わる分、心を砕くことばかりだと思いますが、すべてがなくてはならない仕事内容ですね。

技術系(技術職)の仕事内容

市役所職員の技術職の仕事内容

続いて、技術職の仕事内容についてです。

技術系の仕事に従事している職員は、専門的な知識を多く持ち合わせており、様々な分野で活躍しています。
主に、次のような仕事内容です。

専門知識を活かした役職で活躍する

事務職と技術職には大きな違いがあり、前述したとおり事務職は、自分に知識のない分野の仕事でも任されることがあります。
しかし技術職の場合は、自分が学んできた専門的な知識を活かして働くことができるのです。

さらに良い点は、所属している部署が異動になっても、そのまま専門的な知識を活かせる場所で勤務することができます。

業務は管理・設計から計画立案まで多岐にわたる

専門的な分野とは何かというと、「土木」「建築」「化学」「情報」などのことを指しています。

それぞれの技術と知識を駆使して、道路工事をする際は現場の管理や設計を行います。また、都市計画を立案し、サポートもします。

地域の建築に違法なものがあれば、それを確認して指導を徹底します。騒音や振動の問題についても立入検査や測定や解析に携わります。

技術職はこのように、事務職と仕事内容がまるで違います。しかし、地域のために、専門的な知識と技術をもって支えている部署なのです。

公務員試験講座ならアガルートアカデミーがおすすめ!


agarootbanner

公務員試験合格を目指すならアガルートアカデミーがおすすめです!

フルカラーで見やすいテキスト教材と分かりやすい動画講義で、初めて資格勉強をする方でも充分合格が目指せるカリキュラムになっています。

合格者には受講費全額返金orお祝い金3万円の特典もあるのでモチベーションの維持も期待できます!


最短ルートで合格が目指せる!

アガルート公式HPはこちら

市役所職員の学歴ごとの収入・年収の目安

市役所に勤める職員は、大卒や高卒など様々な学歴の人がいます。

一般的に、高卒の人よりも大卒の人の方が年収が多い傾向にありますが、高卒の人はどのくらい収入が低いのでしょうか?

市役所に勤める職員の給与は、大都市と地方によっても大きな違いがあります。

一般行政職(一般職)の月給

年齢 大学卒 短大卒 高校卒
20代 約18万円~20万円 約17.5万円~20万円 約17万円~20万円
30代 約23万円~30万円 約22万円~29万円 約22万円~29万円

参照: 職種別,年齢別,学歴別職員数及び平均給料月額<市>

学歴別で見ると、一般職の月給は大きな差はないものの、大学卒がもっとも高いことがわかりました。年代別で見ても大きな差はなく、学歴だけでなく昇進などの要素で金額が左右されるようです。

また、地方でも高額の収入が得られる市役所だと、年収にして700万円以上をもらっている職員もいます。このように市役所の職員の収入は、地域によっても大きな格差があります。

技術労務職(技術職)の月給

年齢 大学卒 短大卒 高校卒
20代 約18万円~21万円 約17万円~21万円 約17万円~20.9万円
30代 約22万円~28万円 約23万円~28万円 約23万円~28.5万円

参照: 職種別,年齢別,学歴別職員数及び平均給料月額<市>

技術職の給与も、一般職と同様に学歴による差はほとんど見られませんでした。

特筆すべきは、30代以降の高校卒入職者の給与が大学卒を上回っている点です。

高校卒で入職している職員は、大学卒で市役所職員に就いた人よりも業務経験を積める期間が長くなるためであると推察されます。

市役所職員の中でも技術職は、専門的なスキルや技術、経験が必要な専門職であることから、このような結果になっています。

市役所職員の仕事は想像より多岐にわたり裁量がある

市役所の職員の仕事内容は、「事務職」と「技術職」で大きな違いがあります。

事務職の場合は戸籍や住民票を扱う窓口業務にはじまり、地域のイベントの企画や、住民同士が騒音やゴミ問題などでトラブルを起こせば仲裁に入ることもあります。

技術職の仕事内容は専門的な知識や技術を活かし、道路工事の設計や現場の管理、都市計画の立案などを行います。

どちらの仕事内容にも共通しているのは、地域の住民の生活をサポートすることです。

現在はどこの市も、財政が十分に有り余っているというところは少ないでしょう。ですが、市役所の職員が地域を盛り上げ、アピールすることで、その市の発展につながります。

地元のために活躍したいと考えている方は、ぜひとも市役所の職員を目指すことをおすすめします!