「公務員試験の専門科目について詳しく知りたい」
専門科目は、公務員試験の一次試験に出題される大学の専門程度の難度の試験内容です。
公務員試験は難易度の高い試験なので、合格のために試験の対策と内容の理解は非常に重要です。
本記事では、公務員試験の内容や専門科目の種類、専門科目の選び方、勉強方法などをご紹介します。
公務員試験におすすめの通信講座
目次
公務員試験の内容は?

公務員試験は、一次試験と二次試験で内容が異なります。
一次試験は筆記試験で、教養科目(英数国理社 高校程度)と専門科目(大学の専門課程)の片方もしくは両方を課されます。
一次試験に合格すると人物試験(面接・適性検査)の二次試験に進むことができ、二次試験突破で公務員試験の合格が認められます。
試験 | 形式 | 内容 |
---|---|---|
一次試験 | 筆記試験:5肢択一、記述 | 教養科目:英数国理社 高校程度 専門科目:大学の専門課程で学ぶ内容 |
二次試験 | 人物試験 | 面接・適性検査 |
一次試験の「教養科目」「専門科目」とは?

公務員試験の一次試験では「教養科目」と「専門科目」の2種類があり、職種によっていずれか、もしくは両方が課されます。
教養科目は英数国理社の5科目で、高校までで学ぶ内容が問われ、出題形式は各自治体・職種によって様々ですが、どの職種にもほぼ必須となっています。
専門科目は大学の専門課程で学ぶ内容が問われ、職種によって必要な科目に分けられているので、自分の志望先の試験内容に合わせて対策します。
教養科目 | どの職種でもほぼ必須。高校で学ぶ内容(英数国理社)を問われる。合格点は約6割程度といわれている。 |
---|---|
専門科目 | 大卒程度の国家公務員、都道府県・政令指定都市の公務員試験の大半で必須。受験する区分によって出題範囲が異なる。約7割程度が合格点といわれている。 |
一次試験は出題範囲が広い
公務員試験の一次試験は筆記試験ですが、出題範囲が非常に広いため、出題科目をしっかり把握して対策する必要があります。
一次試験の範囲は、教養科目5科目と専門科目を合わせると約30科目もあります。
教養科目はほぼすべての職種で必須、専門科目は選択できる場合もありますが、広範囲からの出題になるため、事前に勉強が必要な科目を定めておく必要があります。
公務員試験で課される専門科目の種類は?

公務員試験の専門科目は多くありますが、一つずつ紹介するとキリがないため、こちらでは地方の行政職(国家一般職)の公務員試験で出題される専門科目についてご紹介します。
以下の3科目は多くの専門科目で頻出ですが、科目の選択制を採用している試験はもちろん、専門科目の出題範囲は職種によって異なるため、ご注意ください。
- 法律科目
- 行政科目
- 経済科目
分野 | 科目 | 出題数 |
---|---|---|
法律 | 憲法 | 5 |
行政法 | 5 | |
民法 | 5 | |
労働法 | 2 | |
刑法 | 0 | |
行政 | 政治学 | 5 |
行政学 | 5 | |
社会政策 | 0 | |
国際関係 | 5 | |
経済 | ミクロ経済学 | 5 |
マクロ経済学 | 5 | |
財政学 | 5 |
その他の職種の公務員試験の専門科目については、以下のサイトから確認できます。
⇒公務員試験総合ガイド
専門科目①:法律科目
公務員は、法律に基づいて業務を遂行するため、法律の知識を身に付けていなければなりません。
そのため専門科目である法律は、大卒程度の公務員試験で重要科目として全ての職種で出題されています。
公務員試験に出題される法律は8つあり、その他の分野と比較してもボリュームが多いです。
8つの科目の中でもほとんどの職種で出題されるのが「憲法・民法・行政法」の3つで、法律科目の基本として知られています。
専門科目②:行政科目
行政科目は、政治学・行政学・社会政策・国際関係と表に記載はありませんが社会学の5科目出題されます。
行政科目の特徴は、法律科目と比較して特別重要な項目が無く、暗記がメインという点です。
ただし、ただ内容を暗記すれば良い訳ではなく、行政の最新の動向など時事的な問題も多く出題されるため、忘れずに対策しましょう。
専門科目③:経済科目
経済科目は、大卒程度の公務員試験で専門科目が出題される場合、ほとんど出題される頻出科目です。
専門科目だけでなく、教養科目の社会に分類される政治・経済でも出題されるため、得点源にしたい科目の一つです。
経済とは人の生活に必要なサービスや財貨を生産・分配・消費する社会の活動のことを指します。
経済科目は、国民や住民のために、政策を公正・的確に執行することが仕事の公務員にとって、必要な知識とされています。
公務員試験の専門科目の選び方は?

専門科目は、内容が大学の専門課程で学ぶ内容なため、奥が深く、すべて覚えることは不可能に近いです。
専門科目だけでなく、教養科目の勉強もするとなると、時間的に準備が間に合わなくなってしまうでしょう。
そこで重要なのが専門科目の選び方です。
ただ闇雲に勉強するのではなく、優先順位をつけて効率よく取り組むと公務員試験合格へグッと近づけるはずです。
- 第一志望の科目を基準に選ぶ
- 頻出の科目を選ぶ
第一志望の専門科目を基準に選ぶ
公務員試験の専門科目は、職種によってそれぞれ異なりますが、出題範囲が似ている職種も中にはあります。
第一志望の専門科目と出題範囲が被った職種へ併願することで、範囲の広い専門科目を必要な科目のみに絞って勉強できます。
ただし公務員試験の併願は、併願数に制限がなく10~20回試験を受けることもできるため「日程調整・体調管理」が困難です。
本命の試験を疎かにしないためにも、併願数はほどほどにすると良いでしょう。
第一志望 | おすすめの併願先 | おすすめポイント |
---|---|---|
国家公務員 | 国家公務員 | ・職種ごとの日程が被りにくく、併願しやすい ・職種が違っても問われる専門科目の範囲が似ている |
地方上級公務員 | 地方上級公務員 | ・拘らなければ併願先が豊富 ・国家公務員と地方上級公務員の併願者が多い |
民間企業 | ・滑り止めになる ・面接の練習としても有効 |
頻出の科目を選ぶ
公務員試験は、職種によって出題範囲が様々ですが、頻出の科目も当然ながらあります。
前述した併願した試験と内容が被ることがあるのも、頻出の科目のことが多いです。
公務員試験で頻出の科目を得意科目にできたら合格に一気に近づけるため、得点源に出来るように対策することをおすすめします。
- 法律科目⇒民法・憲法・行政法
- 行政科目⇒行政学・政治学
- 経済科目⇒ミクロ経済学・マクロ経済学・財政学or経営学
公務員試験の勉強方法は?

専門科目の優先順位を立て、第一志望と併願先の職種を決めたなら、後は公務員試験合格を目指して勉強するだけです。
しかし「何から始めたらいいの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
こちらでは「何から始めたらいいか分からない…」という方に向けて、公務員試験の勉強方法についてご紹介します。
- 独学で勉強する
- スクールの対策講座を受講する
公務員試験の勉強方法①:独学で勉強する
公務員試験に独学で合格することは不可能ではありませんが、非常に難しいです。
独学は、参考書や問題集を買うだけで対策できるため、金銭的に最もコストの低い勉強方法ですが、闇雲に勉強しても結果は付いてきづらい可能性があります。
結果が付いてこないと、勉強に飽きてきてしまい、モチベーション低下の恐れもあります。
公務員試験合格に必要な勉強時間は1,000時間を超えるため、自分でスケジュールの管理や毎日長時間コツコツと勉強など出来る方でやっと適性があるといえます。
公務員試験の勉強方法②:スクールなど対策講座を受講する
独学に自信の無い方は、通信講座や予備校などの対策利用を受講すると良いでしょう。
通いのスクールは講師に直接質問できる・同じ志を持つ仲間と勉強できるため、モチベーションが維持しやすいです
通信講座は、自宅で予備校と同じクオリティの勉強ができるため、人気が高いサービスです。
公務員試験対策ならアガルートがおすすめ

公務員試験の通信講座は何社かありますが、その中でも特におすすめしたいのがアガルートです。
アガルートは、公務員試験の対策として専門科目ごとの講座を開講しており、質の高い教材と手厚いサポートで人気です。
また、アガルートは公務員試験に合格し、内定した受講生を公表しているため、実績も確かな通信講座です。
- プロの講師が作成したオリジナルテキスト
- 手厚いサポート体制
- 合格実績が多い
プロの講師が作成したオリジナルテキスト
アガルートは、プロの講師が作成したオリジナルテキストを教材としており、基礎はもちろん応用まで幅広い内容を学べます。
全試験共通の一般教養はもちろん、多くの専門科目も講座が開講しており、単科で自分に必要な科目に絞った受講が可能です。
資料請求をすると講座の一部をテキストとして送られてくるので、受けたい講座の教材サンプルに一度目を通してから受講を検討すると良いでしょう。
手厚いサポート体制
アガルートはサポート体制が充実しており、通学の予備校のように受講生一人一人に寄り添ったサービスを展開しています。
定期カウンセリングや模擬面接など、通信講座とは思えないような手厚いサポートがあるため、モチベーションを維持しやすいです。
また毎月1度、お悩み解決ホームルームという受講生から集められた質問に答える動画配信サービスも行っており、試験の最新情報など発信しています。
合格実績が多い

アガルートは、昨年の2022年の公務員試験内定者の情報を1部公表しており、確かな実績を確認することができます。
実績を確認すると、用意されている教材・サポート・カリキュラムで合格できることが証明されるため、信頼度が高くなりますよね。
更にお得なセールや合格特典など、嬉しい特典が満載なので、ぜひアガルートをチェックしてみてください!
公務員試験の専門科目とは?科目の選び方や勉強方法も解説!|まとめ
- 専門科目は公務員試験の一次試験
- 専門科目は対策が難しい
- 頻出の専門科目がある
- 勉強する科目を絞ってから対策する
専門科目は、公務員試験の一次試験で出題される筆記試験で、職種によって出題範囲が異なるため、全ての科目を対策するのは難しいです。
そのため、法律科目のような頻出の科目を得意科目にすることで、合格に効率よく近づけます。
自分が受けたい職種の専門科目の範囲を把握し、勉強する範囲を絞って対策するだけでなく、併願するために他の公務員試験についても調べる必要があります。
このように、公務員試験の合格には多大な時間と労力が必要です。
もし勉強方法でお悩みでしたら通信講座のアガルートがおすすめです。
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