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スポーツ雑誌編集者になるには?仕事内容と給料・やりがいを調査

更新日:2021-05-08

スポーツ雑誌編集者になるには?仕事内容と給料・やりがいを調査

人々の最も身近にある娯楽、スポーツ。

2020年の東京オリンピックに向けて、日本国内でもスポーツ熱は徐々に高まってきています。

雑誌編集という仕事に関わる中でもスポーツ雑誌の編集は特にスポーツが好きな人にはやりがいも感じられ、人気があります。

では、スポーツ雑誌編集者になるにはどういった方法があるのでしょうか?

今回は、スポーツ雑誌編集者の仕事内容から一般的な給料まで解説していきます。

スポーツ雑誌編集の仕事

困る編集者

1つのスポーツ雑誌を完成させるには、スポーツ雑誌編集者だけの仕事では成り立ちません。

一言に「雑誌編集」と言っても様々な仕事が合わさっているのです。

実際にスポーツをしているスポーツ選手はもちろん、記事を作成するライターや写真を撮るカメラマンなど多くの人と連絡を密に取りながら雑誌編集を進めていきます。

各方面への調整や雑誌の企画進行の管理がスポーツ雑誌編集者の主な仕事です。

もちろん、雑誌自体や雑誌内での企画の立案や構成、必要であれば取材や執筆も行います。

自分の手で多くの人を動かし、自分の理想とする形で雑誌を出版する事が出来れば、非常に大きな充実感を得る事が出来るでしょう。

スポーツ雑誌編集者に必要な資格

スポーツ雑誌編集者になるには、特に必要な資格はありません。

スポーツ雑誌の出版社に就職し、編集部に配属されればスポーツ雑誌編集者になる事は出来ます。

しかし、スポーツ雑誌の出版社に入社出来たとしても編集部に配属されるかどうかはその会社の状態や人事部の判断に依存します。

入社前の段階で雑誌編集に有利なスキルを身に付け、面接時にしっかりアピールする事が出来れば編集部への配属の可能性はグッと上がるでしょう。

もし、入社時に配属されなくても将来的な異動で編集部に配属される可能性もあります。

特に資格が必要ではないからこそ、出版社の花形でもある編集部は狭き門になります。

しっかりとスキルと知識を身に付けて、自分は編集の仕事がしたいんだ!という気持ちをアピールしていきましょう。

スポーツ雑誌編集者に必要なスキル

スポーツ雑誌編集者にとって最も重要な事は、期限までに雑誌を完成させる事です。

ですので、スポーツ雑誌編集者は企画を円滑に進める為のスケジューリングや管理能力のスキルがまず第一に求められます。

様々な人の間に立ち、コミュニケーションを取りながら無事に雑誌が完成出来る様に常に監視しなければなりません。

なので、協調性やコミュニケーション能力も是非身につけておきたい重要なスキルです。

また、スポーツ雑誌編集者として読者のニーズや要望に応える為、世の中の情勢に関する知識やニーズを先取りする企画力も必要になります。

当然ですが、自分の好きなスポーツや得意なスポーツばかり取り上げる訳ではありませんのでもし各スポーツに対しての知識も幅広く持つ事も重要です。

スポーツ雑誌編集者に必要な知識

スポーツ雑誌編集者はスポーツ雑誌を編集するので、当然多くのスポーツに関しての知識は備える必要があります。

しかし、それだけでは不十分です。

なぜなら、スポーツ雑誌編集者の本懐は雑誌編集にあり、スポーツはその題材に過ぎないからです。

ですので、スポーツ雑誌編集者には「雑誌を作る」という部分の知識も絶対に必要になります。

文章を扱う仕事になりますので、当然語学に関する知識も必要になります。

海外のスポーツも取り扱う事がありますので、英語等の外国語の知識や、会話も出来るとなお良いでしょう。

ビジネスとして雑誌を捕らえる事も重要です。

雑誌を買ってもらえなければ元も子もありませんので、ビジネス学についての知識も重要になります。

取材したり、情報を取り扱ったりしますのでマスコミ学やメディア学も必要になるでしょう。

雑誌のレイアウトや構図を決めるのもスポーツ雑誌編集者の仕事ですので、デザインについての知識を習得したり多くの雑誌を読みセンスを磨く事も重要です。

こういった知識を予め習得している事でスポーツ雑誌編集者への道はグッと広がるでしょう。

スポーツ雑誌編集者の給料

雑誌編集の現場

スポーツ雑誌編集者の給料は、他の雑誌編集者との大きな違いはありません。

したがって、スポーツ雑誌編集者の給料は他の雑誌編集者と同様に勤務先や役職、キャリアによって大きく異なります。

実力主義な部分もありますので、持っている資格やスキルによっても給料に差があるようです。

大手出版社編集長の場合

雑誌編集者のピラミッドの頂点とも言える大手出版社編集部のトップである編集長であればどのくらいの給料なのでしょうか?

もちろん、一概には言えませんがこのクラスで仕事をしていると年収1000万円を超える人も珍しくありません。

しかし、編集長ともなると多くの雑誌の管理を任せられるようになります。

会社の規模によっては「その会社が出版する雑誌全て」という事もありますので、給料に見合った膨大な仕事量になっています。

こうなってしまうと、雑誌制作の現場からは少し離れて管理するという立ち位置になりますので、雑誌編集としてのやりがいや面白みからは人によっては少し離れて感じるかもしれません。

中小出版社社員の場合

あまり規模の大きくない中小出版社の社員であれば、大体平均的なサラリーマンと同等程度の年収になります。

任せられる仕事は多岐にわたり、これぞ雑誌編集者の仕事と言える様な忙しさと充実感を得られるでしょう。

しかし、多忙な割には給料がそこまで多くないのが現状です。

アルバイト、フリーランスの場合

アルバイトや編集プロダクションで働く場合はより給料が低くなります。

大体、年収200万円~300万円が相場のようです。

任せられる仕事もアルバイトであれば雑用がメインになりますし、編集プロダクションで仕事をする場合は大手の下請けの規模の小さい仕事になります。

給与環境は決して良いとは言えませんが実力主義の世界ですので、能力が発揮出来れば大手出版社にヘッドハンティングされる可能性もあります。

フリーランスの場合は自分の活動次第になりますので、年収は不透明になります。

会社勤めに比べ生活は不安定になりますが、自分のペースで自分のやりたい仕事を出来るというのは魅力的です。

スポーツ雑誌編集者のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、スポーツ雑誌編集者の仕事内容と給料について解説しました。

スポーツ雑誌編集者になるには資格も不要な上に、人気の職種ですので非常に狭き門になります。

ですので、多くのスキルを身につけてアピールする必要があります。

来たるべき時に備えて多くの知識を吸収しておきましょう。

その分、スポーツ雑誌編集者の仕事は非常にやりがいや達成感があります。

資格が不要という事は逆に言えば敷居は低いとも言えますので、興味があれば是非スポーツ雑誌編集者を目指しましょう。