アクチュアリーとは、数理業務のプロフェッショナルです。
確立や統計を駆使し保険会社、官公庁などで保険や年金の数理業務を行いますが、近年はコンサルティングや監査業務を行うこともあり、その需要は今後ますます高まっていくでしょう。
しかしアクチュアリーになるには長い時間をかけて難関試験に挑む必要があり、その道のりは非常に険しいものとなっています。
この記事ではアガルートアカデミーの『アクチュアリー試験講座』の特徴や講座の内容、実際の評判を紹介します!
アクチュアリーとしての活動を考えている方、試験合格のための方法を探している方はぜひご一読ください!
アガルートのアクチュアリー試験講座は販売終了となりました。
現時点での再開は未定となっていますので、気になる方は小まめにアガルート公式HPをご覧ください。
この記事では参考としてアクチュアリー試験講座が販売されていた時の内容を掲載いたします。
目次
アガルートの『アクチュアリー試験講座』とは

アガルートアカデミーは2015年に開始した新進気鋭の資格通信講座です。
オンラインに特化した講座形態とリーズナブルな講座料金、圧倒的な合格率で非常に多くの受講者から高い評判を得ています。
アガルートでは法律系資格をメインに様々な資格講座を開設しており、『アクチュアリー試験講座』はそれらのノウハウをいかした唯一無二の講座です。
アガルートの各講座の詳細や口コミは以下のページでも紹介してますので、興味のある方はそちらもチェックしてみてください。
- アガルート『司法試験・予備試験』講座の評判は?合格者占有率40%以上!
- アガルートの行政書士の評判・口コミを調査!合格率や講座料金を紹介
- アガルートの『社労士』講座の評判は?驚異の合格率を誇る口コミや料金
- アガルートの『土地家屋調査士試験・測量士補試験』講座は合格率57%!その特徴や料金は?
アガルートの『アクチュアリー試験講座』では、アクチュアリー試験の第1次試験の科目である「生保数理」を学ぶことが出来ます。
第2次試験の「生保コース」や実務でも役立つ応用も学ぶことが出来るので、試験合格にとどまらない実践的な内容の講座となっています。
西林信幸講師の分かりやすい講義

アガルートの『アクチュアリー試験講座』を担当するのは西林信幸講師。
西林氏は日本アクチュアリー会の正会員です。
日本生命やかんぽ生命などを経て、現在はイオン・アリアンツ生命に在籍している生命保険のエキスパートです。
アガルート以外にもシグマベイスキャピタル株式会社や株式会社ヨシダ・カンパニーにおいてもアクチュアリー試験の講師を担当し、実務・指導経験ともにトップクラスの方です。
講師作成のオリジナルテキスト

アガルートの『アクチュアリー試験講座』で使用するテキストは西林講師が作成しています。
テキストと講師に齟齬が生じないため複雑な計算や難解な分野も分かりやすく、効率的に学ぶことが出来ます。
書き込みを駆使した講義で、視覚的に分かりやすい講座が展開されます。
オンライン学習に最適な環境
オンライン学習に特化したアガルートの『アクチュアリー試験講座』は、
・7段階の倍速機能
・テキストの同時表示
・マルチデバイス対応
・音声ダウンロード機能
など、場所や時間を選ばずに学べる環境が整っています。
アクチュアリーを目指す方は保険会社に勤める方などまとまった時間の確保が難しい場合も多く、受講環境が合否に大きく影響する場合もあります。
アガルートの通信講座はスキマ時間に学習することができるため、まさにうってつけの講座です。
アガルート『アクチュアリー試験講座』の料金

アガルートの『アクチュアリー試験講座』では現在、アクチュアリー試験第1次試験の科目の1つである「生保数理」の講義を開講しています。
初歩的な知識から数学を勉強していく「基礎講座」と
過去9年分の問題を網羅的にセレクトした「過去問解説講座」、
この2つがまとまったお得なパックがあります。
「基礎講座」の料金


基礎講座は初歩的な知識から学習をはじめ、合格に必要なレベルまで一気に上げるためのインプット講座です。
大学数学の知識がなくても高校で数学2B以上を体得していれば数学に苦手意識がある方も問題なく理解できます。
暗記より理解を重視し、合格に必要な知識を網羅的に展開します。
講座名 | 基礎講座 |
---|---|
料金(税込) | 50,000円 |
講義時間 | 約11時間 |
使用教材 |
・オリジナルテキスト ・「生命保険数学(’92改訂版)上・下巻」二見隆 (日本アクチュアリー会/1992) |
視聴期限 | 申し込み完了から240日 |
基礎講座の初回講義はYouTubeで視聴することができ、受講する前に講義の雰囲気を掴むことが出来ます。
「過去問解説講座」の料金


過去問解説講座では、2012年度~2020年度分の過去問を使用し、実践的にアクチュアリー試験対策をします。
最新年度の問題は全て収録されていて、年度の古いものは合格に必要なものがピックアップされているので効率的に学ぶことが出来ます。
使用するオリジナルテキストは過去問と回答例を体系順に並べ替え、講師の解説が加えられたものになっているので理解がしやすく、自分の学習進度に合わせて効率的に学習できます。
講座名 | 過去問解説講座 |
---|---|
料金(税込) | 50,000円 |
講義時間 | 約27時間 |
内容 | 9年分(2012年度~2020年度) |
使用教材 |
・オリジナルテキスト |
視聴期限 | 申し込み完了から240日 |
こちらも初回講義を視聴することが出来ます。事前に授業を体験できるのは非常に嬉しいですね。
「基礎講座・過去問解説講座パック」の料金
インプットのための「基礎講座」とアウトプットのための「過去問解説講座」が1つになったお得なパックも存在します。
こちらはそれぞれ単体で購入するより料金が安く、非常にお得です。
今回初めてアクチュアリー試験の生保数理を受験する方や、合格に自信の無い方はこのパックでより効率的に学習することをオススメします。
講座名 | 基礎講座・過去問解説講座パック |
---|---|
料金(税込) | 85,800円 |
迷ったら受講相談!

アガルートでは随時無料の受講相談を開催しています。
自分に合った講座が知りたい、資格について知りたい、といった方はまずは無料の受講相談を利用してみることをオススメします。
アクチュアリー試験とは

アクチュアリー試験とは、公益社団法人日本アクチュアリー会が実施する資格試験のことです。
アクチュアリー試験は毎年12月ごろに開催され、第1次試験と第2次試験があります。
アクチュアリー試験の受験資格は以下の通りです。
第1次試験
・大学(短期大学を含む)を卒業した者
その他、以下の要件などを満たし、大学卒業と同等の資格を有すると判断されたもの
- 大学3年生以上の者(4年制大学において、休学期間を除き2年以上在学し、かつ62単位以上の単位を修得した者)
- 高等専門学校卒業者
- 学士資格を有しない大学院生
- 外国の大学を卒業した者、または、外国において上記1~3に相当する学校教育における課程を修了した者
- 生保数理、損保数理、年金数理等の日本アクチュアリー会資格試験の受験科目に関連する知識を必要とする、保険・年金などの業務に3年以上携わった者
第2次試験
第1次試験の全科目(5科目)に合格した日本アクチュアリー会の準会員。
アクチュアリーになるには
アクチュアリーになるまでの道のりは非常に長く、難しいものと言われています。
その理由として
・第1次試験の5科目すべてに合格しなくてはならないこと
・第2次試験の専門2科目に合格しなくてはならないこと
・2つの試験は同日開催のため、同時に受験できないこと
・準会員以降、プロフェッショナル研修(初期研修)を受ける必要があること
が挙げられます。
第1次試験の内1科目でも合格すると「研究員」、5科目合格で「準会員」、全て合格して「正会員」となれますが、資格取得までの平均年数は準会員が入会から約5年、正会員が約8年と言われています。
アクチュアリー試験の構成
アクチュアリー試験の第1次試験は「数学」「生保数理」「損保数理」「年金数理」「会計・経済・投資理論」の5つの科目に分かれ、これらすべてに合格しなくてはなりません。
第1次試験は第2次試験受験資格を有しているか判定する趣旨教科書のみから出題され、全てマークシート方式で行われます。
一度の受験で合格する必要はなく、数年かけて5科目を取得しても第2次試験に進めます。
第2次試験は「生保1・2」「損保1・2」「年金1・2」の3コースからなり、いずれか1コースを選択し2科目両方合格すると2次試験突破となります。
第2次試験はアクチュアリーとしての実務を行う上で必要な専門知識と問題解決能力が試され、応用的な問題も広く出題されます。
2022年度アクチュアリー試験について
日本アクチュアリー会によると、2022年の試験から紙によるテストではなくCBT方式(コンピュータ上)で開催することが決定したようです。
これによって問題の難易度などは変わらないものの、受験生からすれば東京・大阪以外でも受験可能になるなど様々なメリットがあると考えられます。
試験科目や試験料は据え置きとのことで、試験日に関しても9月に受付⇒12月に受験という流れに変更はありません。(詳細日程は未発表)
区分 | 試験科目 |
---|---|
第1次試験 |
・「数学」 ・「生保数理」 ・「損保数理」 ・「年金数理」 ・「会計・経済・投資理論」 |
第2次試験 |
生保コース:「生保1」「生保2」 損保コース:「損保1」「損保2」 年金コース:「年金1」「年金2」 |
出典:日本アクチュアリー会HP
第1次試験は各分野満点の60%が合格の基準となりますが、「会計・経済・投資理論」は各分野の内1分野でも満点の40%を下回ると不合格となります。
また第2次試験は満点の60%が合格の基準点です。
出典:日本アクチュアリー会HP
プロフェッショナリズム研修(初期教育)の開催日時
プロフェッショナリズム研修(初期教育)は第1次試験を合格(準会員)すると受けられるようになります。
アクチュアリー会の正会員となるには試験の他にこのプロフェッショナル研修を受ける必要があり所要時間は1日、試験受験翌年の2月下旬の実施が予定されています。
アクチュアリー試験の合格率
2019年度のアクチュアリー試験の合格率は以下のようになっています。
科目 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
数学 | 1,136名 | 272名 | 23.9% |
生保数理 | 774名 | 248名 | 32.0% |
損保数理 | 637名 | 103名 | 16.2% |
年金数理 | 442名 | 75名 | 17.0% |
会計・経済・投資理論 | 725名 | 160名 | 22.1% |
生保1 | 362名 | 49名 | 13.5% |
生保2 | 353名 | 64名 | 18.1% |
損保1 | 163名 | 20名 | 12.3% |
損保2 | 131名 | 22名 | 16.8% |
年金1 | 82名 | 13名 | 15.9% |
年金2 | 96名 | 13名 | 13.5% |
各科目の合格率は毎年15%~20%を推移しています。
第1次試験は全ての科目に合格する必要があり、その上で第2次試験に合格する必要があると考えると、アクチュアリー試験の合格難易度は相当高いと言えるでしょう。
アクチュアリー試験を合格するには

試験範囲が広く、長期的に試験に臨むことを余儀なくされるアクチュアリー試験。
アクチュアリー試験に合格するためにはどういった勉強法が効果的なのでしょうか。
独学でタフネスな勉強をする
勉強スタイルの1つは独学です。
アクチュアリー試験の受験を検討している方は社会人の方が多く、まとまった時間が中々取れません。
日々の空いている時間や休日に勉強を続けるなら独学は選択肢の1つです。
日本アクチュアリー会は指定教材、過去問をHPで公開していますので、そちらを参考に学習することは可能です。
しかし実のところ、独学でアクチュアリー試験を合格するのはあまりオススメできません。
オススメしない理由①:やる気の継続が難しい
独学での勉強は非常に孤独な闘いになります。
社会人であれば周囲に勉強している仲間は少なく、モチベーションを保つことが重要になってきます。
長い受験生活なので一度折れてしまうと続けることは厳しいでしょう。
合格者の声
多くの方は働きながら試験勉強を行うかと思います。また年に一度しか受験の機会がないため、合格するまでに時間を要する方も多いかと思います。そのため「勉強時間の確保」と「合格への強い思い」が重要になってくると思います。:日本アクチュアリー会HP
合格者の声
アクチュアリー試験は、大変厳しい試験だと思います。試験の難易度もさることながら、何年にもわたって仕事と両立しながら勉強を続けなければならないからです。したがって、「なぜアクチュアリー試験を受けるのか」という目的意識が極めて重要だと思います。:日本アクチュアリー会HP
オススメしない理由②:勉強範囲が見極められない
アクチュアリー試験の科目数は膨大です。
各試験に十分合格するだけの力を付ける必要があり、第1次試験だけでもそれが5回です。
毎回試験範囲の模索・インプット・アウトプットを繰り返し、それらと並行して仕事をしなくてはなりません。
指定教材はボリュームも多く、その中から必要な情報を見極めていくのは非常に困難です。
合格者の声
元々勉強は嫌いではなかったので、1次試験・2次試験共に勉強自体はつらくありませんでした。ただ、勉強方法の正しい方向を見つけることについては、大変苦労した試験でした。努力の正しい方向を早めに見つけることが重要だと思います。:日本アクチュアリー会HP
通信講座で効率的に勉強する

アクチュアリー試験合格のもう一つの道は通信講座を利用することです。
通学講座はアクチュアリー試験受験者の忙しい日々とライフスタイルが合わず、オススメできません。
通信講座であれば独学のように日々のスキマ時間にも勉強をすることができ、通学講座並みに質の高い授業を受けることができます。
アガルートをおすすめする理由


アクチュアリー試験の通信講座はいくつかありますが、アガルートをおすすめする理由は以下のとおりです。
リーズナブルに受講できる
アガルートの講座料金は非常にリーズナブルです。
座学講座+過去問解説で40時間近くある授業を8万円台で受講できるのはアガルートだけで、その質の高さから見てもコスパが高いです。
ちなみにアガルートの「基礎講座・過去問講座パック」と近い内容の他校講座を比較すると、以下の通りになります。
講座名 | 料金 | 講義時間 |
---|---|---|
アガルート | 85,800円 | 述べ38時間 |
シグマインベストメントスクール | 79,200円 | 約24時間 |
セミナーインフォ | 66,000円 | 20時間 |
アクチュアリー・ゼミナール | 99,800円 | 約46時間 |
東京国際アクチュアリーアカデミー | 132,000円 | 約40時間 |
総講義時間と料金のコスパで考えた場合、アガルートが最もオススメです。
また、アガルートでは頻繁に割引セールを開催しているので、タイミングが合えば更に安く受講することが可能です。
受講環境が整っている
アガルートは『アクチュアリー試験講座』以外にも多数の通信講座を展開しており、オンライン授業のノウハウをどこよりも積んでいます。
アクチュアリー試験專門の講座は今まで対面でやっていたところやオンラインの技術が乏しいところもあり、効率的な学習が保証できません。
アガルートであれば整った受講環境と通信講座に適した量のカリキュラムで、無駄なく学習ができます。
『アクチュアリー試験講座』で気をつけること

長期戦のアクチュアリー試験に適したアガルートの『アクチュアリー試験講座』ですが、気をつけておくべき点がいくつかあります。
「生保数理」の勉強しかできない
アクチュアリー試験の第1次試験には5科目存在しますが、アガルートの『アクチュアリー試験講座』には現在「生保数理」の講座しかありません。
第1次試験突破には5科目全てに合格しなくてはならないため、残りの4科目は他の通信講座や独学で賄う必要があります。
『アクチュアリー試験講座』は比較的新しい講座なのでいずれ他の科目の講座も開講すると思いますが、予め注意が必要です。
合格実績がわからない
『アクチュアリー試験講座』は最近の講座のため受講者も少なく、合格率が分かっていません。
口コミなども少なく、講座の内容は実際に受講してみないと分かりません。
しかしそれはどこの通信講座にも共通して言えることなので、無料の初回講座を視聴するなどして自ら見極めることが必要でしょう。
アガルートの他資格講座は合格率や合格占有率が群を抜いて高いため、そういった面ではアガルートの講座は信頼が置けるものとなっています。
アガルートの『アクチュアリー試験講座』の内容・評判は?|まとめ


アガルートの『アクチュアリー試験講座』の特徴やその内容、アクチュアリー試験について紹介していきました。
アガルートはコスパや他資格の実績から見て、アクチュアリー試験対策に最もオススメの通信講座です。
アクチュアリー試験は合格までの道のりが長く大変ですが、その分合格した際の見返りも大きいです。
自分の学習環境に合った勉強法・通信講座を見つけ、是非アクチュアリーの資格取得につなげてください!
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