技術士は、科学技術に関する計画、研究、設計、分析、試験、評価とそれらを指導できることを国に認められた専門家です。
二次試験の合格率は10%程度と国家資格の中でも難易度が高く、通信講座・予備校を利用する人も少なくありません。
そこで今回は技術士試験におすすめの通信講座・予備校について紹介します。
技術士試験通信講座・予備校のおすすめ10選
通信講座 | 料金 | 合格率 | サポート体制 |
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アガルート |
| 令和6年度合格率10.39% |
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スタディング |
| 非公表 |
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技術士Lock-On |
| 非公表 |
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新技術開発センター |
| 非公表 |
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ガチンコ技術士学園 |
| 非公表 |
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JES |
| 非公表 |
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SAT |
| 非公表 |
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JTEX |
| 非公表 | 質問券を使って疑問点を解決 |
三上塾 |
| 非公表 |
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ラーニングサイト21 | 24,200円~42,900円 | 非公表 |
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アガルート
受講料金 |
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合格率 | 令和6年度合格率10.39% |
キャンペーン・割引制度 |
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サポート内容 |
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アガルートの令和6年度の技術士試験講座における受講生の合格率は、一次試験で54.72%、全国平均の1.52倍、二次試験で50.00%、全国平均の4.81倍という確かな合格実績があります。
アガルートの特長は手頃な価格で充実した指導を受けられる点です。
第二次試験講座では記述式の添削に加え、出願時に必要な実務経験証明書の作成から、口頭試験の模擬試験まで、講師が個別にサポートを行います。
さらに、受講期間中には質問制度が利用可能で、疑問点を講師に無料で直接質問することができるので初学者も安心です。(50回)
講義のチャプターは細かく分かれており、8段階の倍速再生、しおり機能、音声ダウンロードなどが可能なため、移動中や休憩時間の合間などの隙間時間を利用して効果的に学習できます。
またアガルートは合格後のサポートも充実しており、「第二次試験合格カリキュラム/20部門/フル」または「第二次試験合格カリキュラム/総合技術監理部門/フル」を受講した場合、その年に合格すれば、全額返金またはお祝い金30,000円の合格特典が用意されています。
費用を抑えて充実したサポートを求める方におすすめです。
スタディング
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 |
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サポート内容 |
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スタディングの最大の魅力は圧倒的なコストパフォーマンスの良さにあります。
講義はスマートフォンやPC、タブレットを使って効率的に学習できるように、ビデオ講座とWEBテキストを組み合わせたオンライン完結型の設計が特徴。
重要なポイントに集中して学ぶことができ、過剰な情報は含まれていません。
さらに筆記試験対策だけでなく、申し込み時に必要な受験申込書の対策や口頭試験の準備も行えるようになっているので安心です。
合格に必要な論文の書き方や、口頭試験で重要な受験申込書の作成方法、多くの人が苦手とする口頭試験対策も万全です。
サポート面に関しては学習の進行をガイドする学習フローや学習状況を一目で把握できる学習レポートなど、オンラインで受けられるサポートが充実しています。
合格特典として10,000円のお祝い金が支給されることも、モチベーションの維持に寄与するでしょう。
スタディングはとにかく費用を抑えたい方におすすめです。
技術士Lock-On
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 |
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サポート内容 |
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技術士Lock-OnはチャットワークやZOOMを通じて充実したサポートが特徴です。
教材には最新の試験傾向を反映したオリジナルテキストが使用されており、実践的な学習ができます。
さらに、ZOOMを利用したライブ講座では最新の情報を基にした試験対策が行えるため、多くの利用者から高い評価を得ています。
また、添削の回数に応じて講座を選択できるため、自分の学習スタイルに合ったコースを選ぶことができます。
学習中に不明な点や理解できないことがあれば、チャットワークを利用することで無制限に質問ができるのもほかにはない魅力です。
ちなみに添削は原則として36時間以内に返却されるためすぐに疑問を解決したい人におすすめです。
新技術開発センター
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 | なし |
サポート内容 |
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新技術開発センターは40年以上にわたりエンジニアのキャリアアップのための情報提供・支援を行っている企業です。
機械、科学、建設、応用科学など、全21部門にわたり、各部門ごとに対策講座やセミナー、模擬試験が提供されており、自分のニーズや予算に合わせて選べます。
さらに参考書や問題集の種類も豊富で、部門共通のテキストや問題集だけでなく、それぞれの部門に特化した教材も多く取り揃えられています。
費用については一次試験対策講座がスクリーニング付きで98,000円(税込)、二次試験対策講座は81,200円(税込)と設定されています。
ちなみに二次試験対策講座は教育訓練給付制度の対象となっているため、給付制度の対象者であれば費用を抑えられることができます。
豊富なコースから選びたい方には新技術開発センターがおすすめです。
ガチンコ技術士学園
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 |
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サポート内容 |
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ガチンコ技術士学園の技術士講座は建設コンサルタント会社での実務経験を有する代表者が設立した講座です。
ガチンコ技術士学園は特定の部門に特化した講師が多く在籍しているという特徴があり、各部門に必要な必須科目や選択科目用のテキストがそれぞれ充実しています。
一次試験対策として専門科目(建設部門)コースは13,000円(税込)、基礎・適正科目コースは15,000円(税込)、 二次試験対策も充実しており、建設部門、上下水道部門、総合技術監理部門の筆記試験対策コースや口頭試験対策講座が用意されています。
受講するコースによって異なりますが、筆記試験の書き方や受験申込時の経歴書の書き方などのサポート体制も整っています。
添削指導についてはA判定を得るまで無制限で経歴書の添削も無制限など、回数はコースによって異なります。
「ガチンコ特別コース」は、基礎指導、添削、模試、セミナー、筆記合格者の口頭対策が含まれたフルコースです。
自分に必要なものだけ受講して、効率的に学びたい方はぜひチェックしてみて下さい。
JES
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 |
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サポート内容 |
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JESは受講者を全面的にサポートする体制が整っており、主任講師陣は実績20年から35年以上のベテラン講師で、元試験官が複数在籍しているなど、経験豊富な一流講師が揃っています。
特に筆記試験の合格率が50~70%、口頭試験の合格率が80~90%と、具体的に公表されている点が際立っています。
筆記試験の合格率が年々下がっている中でこの高い合格率は非常に魅力的だといえるでしょう。
さらに、添削無制限は技術士合格を目指す上で嬉しいポイントです。
ただし、講座の受講費用は他社と比較してかなり高額なので、コストパフォーマンスを重視して講座選びをしたい方にとってはややネックだといえます。
SAT
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 | なし |
サポート内容 |
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SATは現場・技術系資格に特化した講座を提供している企業です。
要点を押さえたSATの講義が特徴的で1コマ30分以内に分けられているため、集中力を維持しながら効率的に学習を進めることができます。
また、重要なポイントを凝縮したテキストはページ数が最小限に抑えられているため、スキマ時間での学習にも向いています。
またSATの技術士講座の強みは個別の学習フィードバックの機会が豊富に提供されていることにあります。
具体的には15回の添削指導やZoomを通じた直接的なフィードバックを受けることができます。
論述力が重要な二次試験対策を効果的に進めるためには、質の高いフィードバックを多く受けることが重要です。
高額な費用を支払ってでも多くのフィードバックを受けることで効率的に合格を目指したい方におすすめの講座です。
JTEX
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 | なし |
サポート内容 |
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JTEXは40年の実績を持つ技術系資格取得に特化した通信講座です。
価格は「機械部門」と「電気電子部門」が40,700円、「基礎科目・適性科目」が22,000円と、各コースごとに設定されているのが特徴です。
JTEXはテキストを用いて学習し、レポート課題を提出するというシンプルな学習スタイルです。
一次試験に特化した内容であり、必要最低限の学習ツールで勉強したい方にはうってつけの通信講座だといえるでしょう。
教材はコンパクトにまとめられており、テキスト3冊と別冊1冊が用意されているため、効率的な学習ができます。
さらにサポート体制も充実しており、必修のレポート課題が6回、自由提出課題が3回提供されているため、受講者は定期的に学習の進捗を確認しながら進めることができます。
三上塾
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 | なし |
サポート内容 |
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三上塾の技術士講座は三上系之氏によって設立された独自のスタイルが特徴の通信講座です。
代表的な「技術士二次試験わかりやすい合格マニュアル5点セット」は重要なポイントに絞った教材をとなっています。
この教材は受講者からのフィードバックを基に作成されており、実際の試験での再現性が高いです。
受講費用は基本的なテキスト5点セットが税込み15,000円と手頃ですが、通信講座は初受験者向けに165,000円(税込)からとニーズに合わせた選択ができます。
ラーニングサイト21
受講料金 |
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合格率 | 非公表 |
キャンペーン・割引制度 | なし |
サポート内容 |
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ラーニングサイト21は、「NTTラーニングシステムズ」が運営するサイトで、技術士講座以外にも2,000以上のセミナー、講座、通信教育、eラーニングが提供されています。
技術士試験対策講座では1次試験に向けた基礎科目、適性科目、電気電子部門、機械部門の対策が行われているので独学でも安心。
料金は24,200円~42,900円で提供されており、その他の講座も全体的に見てリーズナブルであり、受講しやすい講座が多いのが魅力です。
学習期間は3か月から6か月に設定されており、全3回分の添削課題が用意されているため、継続的に学習を進めるための環境が整っています。
費用を抑えつつ、最低限の学習環境を求める方にとって、ラーニングサイト21の講座はおすすめだといえるでしょう。
技術士の講座選びのポイント3つ
技術士の講座を開講しているところは多く、自分に合った講座を選ぶことが重要です。
ここでは、技術士の講座選びのポイントについて紹介します。
ポイント➀費用
技術士の講座を選ぶ際は講座の費用で比較することが大事です。
できるだけ費用を抑えつつ、資格取得に挑戦したいと考える人が大半でしょう。
一般的に技術士講座の料金は一次試験のみの場合、10,000円~70,000円程度、二次試験対策の場合は90,000円~200,000円程度かかることが多いです。
今回紹介した通信講座・予備校の場合だとスタディングが圧倒的に低コスパです。
また一次試験に特化した通信講座はJTEX、二次試験に特化した通信講座はアガルートがおすすめです。
特にアガルートは講義・テキストのみのコースと、添削・口頭模試付きのコースから選べますが、どちらもコストパフォーマンスがいいといえます。
また、合格時の全額返金制度やお祝い金などもあるため、さらに安く受講することができるでしょう。
ただし一次試験のみや二次試験のみを開講しているところもあるため、自分のニーズに応じて選ぶことが大事です。
ポイント②教材・講義の内容
教材の内容は、通信講座を受講する際に非常に重要名ポイントとなります。
通信講座は生のテキストや動画講義で学べる内容がその講座の全てとなるため、自分に合った教材を使っているかや受講のしやすさなどを見ておくといいでしょう。
たとえば働きながらなどでスキマ時間を利用して学習したい方には、オンラインで学べるアガルートやスタディング、SATのような講座がおすすめです。
自分のライフスタイルに合った講座を選ぶことで難易度の高い技術士試験受験のモチベーション維持にもつながるでしょう。
また教材と同様に講義のわかりやすさも重要です。
初学者にも理解できる言葉で専門用語を使わずに説明してくれるかどうかを、サンプル動画などで確認できることもあるので事前にチェックしておくのもひとつです。
ポイント➂サポート体制
とくに初めて技術士試験にチャレンジする方の場合、サポート体制の充実度はかなり重要な要素となります。
学習の進め方や独学で疑問に思ったことを解決できるか、添削などがあるかを見ておくといいでしょう。
今回紹介した通信講座の中だとサポート体制が充実している通信講座としては、アガルートや技術士Lock-Onなどが挙げられます。
アガルートでは受講期間中に質問制度を利用でき、疑問点を講師に無料で直接質問することが可能なため初学者でも安心です。(最大50回まで)
技術士Lock-OnはチャットワークやZOOMを用いた質問受付を導入しており、質問の回数に制限はありません。
中には質問回数に制限を設けている講座や一定数以上の質問に対して追加料金が発生する講座もあるので予算なども見て判断してみてください。
技術士試験は独学だと難しい?
技術士試験には一次試験と二次試験があり、一次試験の合格率が50%前後となっていることから独学で合格できる可能性が十分あります。
合格率が高い理由として一次試験では過去問に類似した問題が出題される傾向があることが挙げられます。
つまり、過去問を手に入れてひたすら解くことで対策を行うことで、独学での合格が実現できるということです。
しかし一方で筆記試験と口頭試験がある二次試験では合格率が10%前後であり、独学での合格はかなり難しいと言わざるを得ません。
理由としては「一次試験合格からの期間が空くと独学ではモチベーションを維持しにくい」「筆記試験の論文対策は独学では合格ラインに達しているかの判断が難しい」といった点が挙げられます。
筆記試験が行われる二次試験対策には添削を受けながら学ぶことが非常に効果的です。
以上のことから、技術士試験は独学よりも自分のペースで学習しながら的確なアドバイスを受けられる通信講座や予備校の利用が推奨されると言えるでしょう。
技術士とは
技術士とは科学技術に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価、指導の業務を担う仕事です。
技術士法によると、技術士および技術士補について以下の通り記載されています。
技術士法第2条(定義)
第二条
- この法律において「技術士」とは、第三十二条第一項の登録を受け、技術士の名称を用いて、科学技術(人文科学のみに係るものを除く。以下同じ。)に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価又はこれらに関する指導の業務(他の法律においてその業務を行うことが制限されている業務を除く。)を行う者をいう。
- この法律において「技術士補」とは、技術士となるのに必要な技能を修習するため、第三十二条第二項の登録を受け、技術士補の名称を用いて、前項に規定する業務について技術士を補助する者をいう。
技術系資格の中で最高峰といわれる資格の一つであり、第一次試験に合格(文部科学大臣が指定した教育課程を修了した者は免除)し、実務経験を積んだ後、さらに第二次試験に合格することで晴れて技術士となることができます。
技術士の主な就職先としては一般企業や省庁、地方公共団体などに所属し、専門とする技術分野に関する計画、研究、設計、分析、試験、評価など、またはこれらに関する指導の業務を行っているのが一般的です。
さらに技術士事務所を設立して自営を行う技術士もおり、発展途上国での技術指導、裁判所や損害保険会社の技術調査、小学校の総合学習の講師や地域防災活動など活躍の幅も広いのも特徴です。
技術士補とは
技術士とよく比較されるものとして技術士補があります。
技術士補は技術士の育成を目的とした国家資格であり、主に技術士の補助といった役割を担います。
技術士第一次試験に合格した者、または文部科学大臣が指定した大学やその他の教育機関での課程(JABEE認定課程)を修了した者(修習技術者)が名乗れる資格です。
もし技術士を名乗るためには、技術士二次試験に合格することが必要です。
技術士補や技術士は公益社団法人日本技術士会に登録申請を行い、登録簿に必要な情報を登録することで活動ができるようになります。
技術士試験について
項目 | 一次試験 | 二次試験 |
---|---|---|
試験日 | 10月中旬頃 | 筆記試験:7月中旬頃、口頭試験:11月下旬~翌年1月 |
受験資格 | なし | 1次試験合格者またはJABEE認定課程修了者 |
試験会場 | 12都府県の大学等 | 12都府県の大学等 |
合格ライン | 基礎・適性・専門科目のそれぞれの分野において50%以上の得点 | 筆記・口頭試験いずれも60%以上 |
合格率 | 40~50% | 10~16% |
試験内容 | 基礎科目・適正科目・専門科目の筆記試験(択一式) | 筆記試験及び口頭試験 |
試験時間 | 合計4時間 | 筆記試験:合計5時間30分、口頭試験:20分 |
申込期間 | 6月下旬~7月初旬頃 | 4月中旬~4月下旬頃 |
受験料 | 11,000円 | 14,000円 |
技術士一次試験に受験資格はなく、年齢・学歴など関係なく誰でも受けられます。
一方技術士二次試験は一次試験合格またはJABEE認定課程を修了した者であり、かつ以下の4年以上の実務経験の条件を満たしている場合に受験資格が与えられます。
- 技術士補として技術士の指導の下で4年(総合技術監理部門は7年)を超える実務経験
- 監督者による指導の下で4年(総合技術監理部門は7年)を超える実務経験
- 指導者や監督者の有無・要件を問わず7年(総合技術監理部門は10年)を超える期間の実務経験
技術士試験の合格率・難易度
ここでは、技術士試験の一次試験・二次試験のそれぞれの合格率・難易度について紹介します。
一次試験
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和元年 | 9,337人 | 4,537人 | 48.6% |
令和2年 | 14,594人 | 6,380人 | 43.7% |
令和3年 | 16,977人 | 5,313人 | 31.3% |
令和4年 | 17,225人 | 7,251人 | 42.1% |
令和5年 | 16,631人 | 6,601人 | 39.7% |
令和6年 | 16,666人 | 6,233人 | 37.4% |
参照:技術士第一次試験結果
二次試験
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
令和元年 | 24,326人 | 2,819人 | 11.6% |
令和2年 | 20,365人 | 2,415人 | 11.9% |
令和3年 | 22,903人 | 2,659人 | 11.6% |
令和4年 | 22,489人 | 2,632人 | 11.7% |
令和5年 | 22,877人 | 2,690人 | 11.8% |
令和6年 | 23,043人 | 2,395人 | 10.4% |
参照:技術士第一次試験結果
一次試験は40%~50%程度で推移しているのに対し、二次試験は10%前後とかなり低くなっていることが分かります。
先ほど述べたように技術士試験一次試験は過去問に近い問題が出されることから独学で合格するケースも珍しくありません。
しかし二次試験は論文対策などが必要となることから、一気に難易度が高くなるといった特徴があります。
二次試験突破を目指すのであれば、添削などのサポートのある通信講座・予備校の利用がおすすめです。
技術士試験合格に必要な勉強時間は1,000時間~2,000時間
技術士試験合格には一般的に1,000〜2,000時間程度の勉強が必要だとされており、一次試験には400時間、二次試験には600〜1,200時間の勉強時間といった内訳になります。
もちろん必要な勉強量は受験者の前提知識や業務経験などによって大きく異なるため、初学者は上記よりも時間がかかることがあります。
技術士試験の一次試験には基礎科目・適性科目・専門科目が出題され、合格にはこの3科目すべてで50%以上正解する必要があります。
確実に50%以上取れるよう、過去問を繰り返し解くなどで網羅的に学習するのがポイントです。
また二次試験は筆記試験が山場となり、論文対策では書いた文章を人に見てもらうのがおすすめ。
添削やフィードバックを受ければ、自分では見落としていたミスに気づくことができます。
技術士試験の注意すべきこと
ここでは、技術士試験受験にあたって注意すべきことについて紹介します。
注意点①一次試験・二次試験対策の両方が必要
技術士資格を取得するためには、一次試験と二次試験の両方に合格すしなければいけません。
一次試験に合格した場合はあくまで技術士補としての資格を得ることができるだけであり、技術士としての資格を取得することにはならないため要注意です。
また二次試験を受験するには一次試験に合格するか、文部科学大臣が指定した教育課程を修了することで資格を取得できます。
なお 合否判定については一次試験の筆記試験で基礎・適性・専門科目の各分野において50%以上の得点を得ること、二次試験の筆記・口頭試験のいずれも60%以上の得点が求められ、広範かつ深い学習が必要です。
このように、技術士になるためには一次試験・二次試験それぞれの合格基準を満たし、実務経験を積みながら必要な知識を確実に身につける必要がありますのでもし目指すのであれば早めに取りかかることをおすすめします。
注意点➁二次試験受験には最低4年以上の実務経験が必要
二次試験を受けるためには一次試験への合格のほか、最低4年以上の実務経験が求められるため注意が必要です。
また実務経験の期間は指導者や監督者のもとでの経験が必要な場合、最低4年がとなり、指導者や監督者がいない場合は最低7年となります。
なお、「総合技術監理部門」については、指導者や監督者のもとでの経験が7年、指導者や監督者がいない場合は10年と、条件が異なります。
一次試験に合格したり、指定された教育課程を修了したからといって、すぐに二次試験を受けられるわけではないため計画性が求められます。
技術士の受験資格とは?試験ごとの受験資格や試験の内容を徹底解説 |
技術士試験合格を目指すならアガルート
今回は技術士試験におすすめの通信講座・予備校について紹介してきました。
技術士試験は1次試験は独学でも合格できますが、二次試験は筆記となるため第三者からの添削やサポートが受けられる通信講座の利用がおすすめです。
技術士講座を開講する講座は多くありますが、サポート面や費用、合格率などはさまざま。
講座のスタイルもそれぞれなので自分に合った講座を選ぶことが重要です。
アガルートの技術士講座はリーズナブルかつ、サポート面も充実しているのでおすすめ。
合格実績も公表しているので信頼も高めです。
ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。