掲載依頼・お問い合わせ/リンク集          

[PR]

マンション管理士の難易度は高い?合格率や勉強時間・他の資格とも比較

更新日:2025-06-30

マンション管理士の難易度は高い?合格率や勉強時間・他の資格とも比較

マンション管理士は、高度な専門的知識を以て不動産管理を行うスペシャリストです。

マンション管理士・管理業務主任者試験の令和6年度のマンション管理士の合格率は12.7%となっており決して簡単なものではありません。

そこで今回はマンション管理士の難易度の高さについて、他の資格との比較などをしながら解説していきます。

これからマンション管理士を目指す方はぜひ参考にしてみて下さい。

マンション管理士の難易度・合格率の推移

受験者数合格者数合格率
2015年度14,092名1,158名8.2%
2016年度13,737名1,101名8.0%
2017年度13,037名1,168名9.0%
2018年度12,389名975名7.9%
2019年度12,021名991名8.2%
2020年度12,198名1,045名8.6%
2021年度12,520名1,238名9.9%
2022年度12,209名1,402名11.5%
2023年度11,158名1,125名10.1%
2024年度10,955名1,389名12.7%

参照:公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験

マンション管理士試験の合格率は年度によっても異なるもののおおよそ8~12%で推移しており、合格点(合格基準点)は例年34点から40点の範囲で推移していることが分かります。

マンション管理士試験は50問の問題が出題されるため、合格に必要な正答率は70%~80%程度ということになります。

また、マンション管理士試験の合格点は相対評価であり、毎年異なる点数が設定されるため注意が必要です。

マンション管理士試験の難易度は高い?合格率や勉強時間・対策を徹底解説

年齢別で見るマンション管理士の合格率(令和6年度)

受験者数合格者数合格率
〜29歳881人100人11.4%
30〜39歳1,517人259人17.1%
40歳〜49歳2,317人330人14.2%
50歳〜59歳3,204人408人12.7%
60歳〜3,036人292人9.6%

参照:マンション管理士試験の結果について

マンション管理士の合格者は30〜40代の合格率が高い傾向にあることがわかります。

理由としては30〜40代の方はある程度の社会人経験を積み、キャリアアップ・年収アップ・キャリアチェンジなどを目的として取得するケースが多いと考えられています。

ちなみに令和6年度のマンション管理士合格者の平均年齢は48.8歳となり、最高年齢は82歳でした。

マンション管理士の合格点は7~8割程度

マンション管理士の合格点は34点~38点程度に設定されているのが一般的であり、正答率としては7~8割が求められます。

マンション管理士の試験は、ほかの多くの資格試験と同様に相対評価方式が用いられているのが特徴であり、ある程度の合格率になるように合格点が設定されています。

マンション管理士の場合は7~8割程度の問題を確実に獲得できるように、まんべんなく知識を身に付けられる学習を進めるのがポイントです。

マンション管理士試験の難易度を他試験とランキングで比較

ランキング資格名合格率
1位社労士6~7%
2位土地家屋調査士8~9%
3位マンション管理士7~13%
4位行政書士11~15%
5位宅建士15~17%
6位管理業務主任者20~23%
7位賃貸不動産経営管理士20~25%

マンション管理士の合格率は例年7%~13%で推移しており、令和6年のマンション管理士試験における合格率は12.7%で、例年よりも高い水準となっています。

マンション管理士の合格率7%~13%は、難関資格とされる土地家屋調査士(8%~9%)と同等か、あるいはそれよりも若干簡単な合格率の低さを示しており、難易度が高い資格であると言えます。

さらに、マンション管理士・宅建士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士の4つの資格は「不動産四冠資格」として位置づけられ、多くの不動産資格の中でも特に評価が高い資格です。

ちなみに宅建士の合格率は15%~17%、管理業務主任者の合格率は20%~23%であり、マンション管理士の合格率よりも2倍以上高くなっています。

大手通信講座「アガルート」ではマンション管理士と管理業務主任者のダブル合格を目的とした講座も開講しており、ダブルライセンスを目指す方におすすめです。

以上のことから合格率は難関資格に匹敵し、不動産四冠資格の中でも特に合格率が低いため、マンション管理士は難関資格であるといえるでしょう。

他資格と勉強時間で難易度を比較

ランキング資格名勉強時間
1位社労士1,000時間
2位土地家屋調査士1,000時間
3位行政書士600~1,000時間
4位マンション管理士500時間
5位管理業務主任者300時間
6位宅建士300~400時間
7位賃貸不動産経営管理士100~250時間

マンション管理士の勉強時間は500時間程度である一方、社労士・土地家屋調査士・行政書士は1,000時間もの勉強時間が必要とされています。

マンション管理士は難関資格の勉強時間の半分程度ですが、1日3時間勉強したとしても半年近くかかります。

また、宅建の勉強時間は300~400時間、賃貸不動産経営管理士は100~250時間となっています。

マンション管理士は不動産四冠資格の中でも比較的合格までに必要な勉強時間が長く、勉強時間で見ても難易度が高い資格であるといえるでしょう。

マンション管理士試験が難しいと言われる理由

合格率からも難関国家資格であることが伺われるマンション管理士ですが、その要因は何なのでしょうか。

難しすぎると言われる所以をご紹介します。

理由➀合格点は相対評価方式が取られる

マンション管理士試験では、合格者を算出するために相対評価法式が取られます。

相対評価方式とは、一定の点数を合格ラインとしておくのではなく、合格者全体の点数をチェックし、受検者の中で合格点を決める方式です。

そのため例年合格できるレベルの点数を取っていても、他の受験者が自分よりも高い得点を取っていると試験に合格できないこともあるのです。

相対評価方式の場合、安定的に高い得点を取れる状態ではないと、合格できるかが一か八かの状態で取り組むことになります。

理由➁法律的な知識が問われる

マンション管理の専門家であるマンション管理士には、民放を始めとして借地借家法や不動産登記法など様々な法の知識を身につける必要があります。

今まで触れたことのない方であればかなりとっつきにくいのが法律であり、専門用語などの解釈にはかなり時間がかかるという声も多いのが現実です。

加えて訴訟や判例などのイメージも掴みにくく、難解な法学に独学で立ち向かうのはほぼ不可能に近いと言えるでしょう。

ただここでしっかりと知識を付ければ他の資格にもチャレンジする土台を作れるので、根気強く勉強を続けてみるのがおすすめです。

理由➂出題範囲が広い

それに加えて、膨大な試験範囲も合格率を下げている原因となっています。

マンションの管理に関する法令及び実務、管理組合の運営の円滑化、マンションの建物および附属施設の構造及び設備、マンション管理適正化推進法などといった法律系の知識にプラスして、マンションの構造や設備、不動産慣例の会計などについても学ぶ必要があるのです。

それらの問題が四肢択一マークシート形式で出題され、合格率は8%前後と行政書士や社労士と肩を並べるくらいのものです。

事実この学習量を目前にして「ちょっと私には無理かも…」と怖気づいてしまう方も多くいらっしゃいます。

このように広範囲な出題がされるとなると効率的な勉強法で進めていかないと、合格は難しいかもしれません。

理由④他資格と比較して受験資格がない

マンション管理士の受験者数は、似た業域の資格である宅地建物取引士や管理業務主任者などと比較して合格者が非常に少ないです。

そもそも受験者数から少なくなっており、これには実務経験がない若手には挑戦しづらいというイメージがあるためとされています。

ただ最近では資格を活かせる窓口も広がっており、この現状は近々代わってくるのではないのでしょうか。

少しでもキャリアアップや年収アップのチャンスを掴みたい方は、これからご紹介する理由からもぜひ挑戦してみるのがおすすめ!

難易度の高いマンション管理士試験に合格するポイント4つ

難易度の高いマンション管理士試験に合格するポイントには、以下のものがあります。

ポイント①5問免除を利用する

マンション管理士と同じ範囲の資格に、管理業務主任者という資格があります。

この資格に合格するとマンション管理士試験の一部が免除されるという「5問免除」制度があり、利用するのがおすすめです。

ちなみに5問免除の条件は以下の2つがあります。

  • 管理業務主任者試験に合格し、受験申込み受験申込時に受験整理票の所定欄に管理業務主任者試験の合格証書の「合格番号」を記入した方
  • 平成14年4月までに行われた移行講習の課程を修了し、受験申込時に受験整理票の所定欄に移行講習修了証書の「修了番号」を記入した方

管理業務主任者試験は一般的にマンション管理士と比べ合格率や合格に必要な勉強時間で判断すると難易度が低いとされており、かつ試験の出題範囲がかぶっているのでマンション管理士にも有利に働くメリットがあります。

実際、ンション管理士と管理業務主任者のダブル受験・合格を目指す人も少なくありません。

ポイント②法令分野を優先的に対策する

試験の出題のバランスを見ると、50問のうち30問以上が法令分野と大きな割合を占めます。

一方の建築関連は難易度が高い割に出題数が少ないのが特徴。

建築関連に勉強時間を割きすぎると失敗する可能性が高いため、マンション管理士では法令分野で確実に点を取ることがポイントです。

基本を覚える程度にセーブして、区分所有者、民法、マンション適正化法などを十分に理解しましょう。

ポイント③過去問・模試を受ける

マンション管理士試験合格には過去問や模試を繰り返し解くことが効果的です。

基本的な学習がある程度完了した段階で過去問題にじっくり取り組む時間を確保することで自分の理解度や定着度がわかります。

数年分の過去問題を解くことで、試験の傾向を把握できるようになります。

もし解答できなかった問題については解説を確認し、取りこぼした知識や苦手な分野の対策に役立てましょう。

また、模擬試験を受けて実力を試すこともマンション管理士試験対策のひとつです。

実際に試験会場に足を運び、模擬試験を受けることで、受験当日の雰囲気や時間配分を理解することができます。

自宅で時間を計りながら試験問題を解くのもいいですが、本番の環境に慣れておくことで自信につながるでしゅ。

模擬試験では全国的に見た自分の現状を把握することもできるため、ぜひ受験してみてください。

ポイント④通信講座・予備校を利用する

マンション管理士試験は独学での学習もできますが、効率的に勉強を進めたい場合は通信講座・予備校を利用するのがおすすめです。

通信講座・予備校を使うメリットとしては基本的な知識のインプットに加え、受験までのスケジュール管理を行い、疑問点をその場で迅速に解決できる点が挙げられます。

特にマンション管理士は出題範囲が広く、難易度が高いマンション管理士試験に合格するためには自分のライフスタイルやテキスト・講座との相性が重要なポイントとなります。

たとえばアガルートのマンション管理士講座は高い実績を誇り、令和6年度のアガルート受講生の合格率は47.06%(全国平均の3.71倍)という非常に高い合格率を記録しています。

通信講座や予備校では講師によるサポートや質問制度が整っているため、マンション管理士合格に向けて高いモチベーションで勉強を進めることができるでしょう。

マンション管理士試験について

ここでは、マンション管理士試験について紹介します。

マンション管理士
試験日例年11月下旬
※2025年は11月23日
試験場所札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市及びこれらの周辺地域
合格発表翌年1月頃
受験料9,400円(非課税)
合格率10~12%程度
※2024年度は12.7%
試験内容
  • 区分所有法など法令に関する科目
  • 管理組合の運営に関する科目
  • 建築基準法等・建築設備に関する科目
  • マンション管理適正化法に関する科目

参考公益財団法人マンション管理センター|マンション管理士試験

マンション管理士を取得するメリット

マンション管理士の資格を取得するメリットは、以下の通りです。

  • マンション管理士の資格を生かして転職活動できる
  • 国家資格を保有できる
  • 士業としての独立も視野に入れられる

以下で詳しく解説していきます。

メリット➀マンション管理士の資格を活かして転職活動できる

マンション管理士を保有していると、資格を活かして転職活動ができるメリットがあります。

実は資格がなくてもマンション管理士として働くことは可能です。

しかし資格を保有している人が担当するとしないとでは、入居者からの信頼の差があります。

マンション管理を行うような不動産管理の企業に転職する際、マンション管理士の資格を持っていると、採用に有利に働く可能性があります。

メリット➁国家資格を保有できる

マンション管理士は国家資格の一つですので、履歴書や肩書の部分で国家資格を保有していることをアピール可能です。

司法書士や行政書士等の士業関連の資格と比較すると難易度は低いですが、立派な国家資格の一つです。

厳しい基準と運営元が明確になっているので、社会的にうも有益性の高い資格であるといえるでしょう。

メリット➂士業としての独立も視野に入れられる

マンション管理士と並行して不動産関連の資格を取得することで、士業としての独立も視野に入れられる可能性があります。

マンション管理士単体でも需要がありますので、独立開業をして営業活動を並行して行えば、十分な収益を得られる可能性もあります。

マンション管理士をめざすならアガルート

マンション管理士試験・管理業務主任者試験対策講座のクーポン・セール情報

受講料金【2025年度合格目標】

  • マンション管理士試験入門カリキュラム(フル):87,780円
  • マンション管理士試験入門カリキュラム(ライト):65,780円
  • マンション管理士試験中上級カリキュラム(フル):87,780円
  • マンション管理士試験中上級カリキュラム(ライト):65,780円
合格率2024年合格率:47.06%
キャンペーン
  • 最大20%OFFの各種割引制度
  • 全額返金の合格特典
サポート内容
  • 導入オリエンテーション
  • オンライン質問サービス
  • 各種動画コンテンツ
  • 毎月1回のホームルーム

圧倒的な合格率を誇るカリキュラム

アガルートの令和6年度の合格実績は全国平均の3.71倍である合格率47.06%という実績です。(合格者数:106名)

講師を担当する不動産資格の「女王」工藤美香氏が直接手を加えた教材や、綿密に練りこまれた学習カリキュラムがこの数字を裏付けしています。

またアガルートは他社と比較して弁護士が多く在籍する法律に強い資格予備校のため、鬼門である法律部分の丁寧な指導に定評があるのです。

そもそも合格率を公表している講座自体が珍しく、アガルートの講座への自信が表れているといっても過言ではありません。

管理業務主任者とのダブル合格も狙える

アガルートでは管理業務主任者とのダブル受験プランも用意されており、管理業務主任者単体の合格率も51.8%と非常に高い水準です。

通常であれば管理業務主任者⇒マン管というルートで勉強を進めますが、アガルートであれば同時並行で一気に二つの資格の合格を狙うことが出来ます。

加えてアガルートでは現在お得なキャンペーンも実施しており、講座を購入すると簿記3級講座が無料でプレゼント!

資格取得で一気にキャリアアップを狙える大チャンスとなっておりますので、ぜひこの機会をお見逃しなく!

いつでも何回でも利用できる質問制度

アガルートが盤石の人気を誇っている背景には、充実した学習サポートが挙げられます。

アガルートの通信講座を受講すると、専用のFacebookグループを通じていつでも回数無制限で質問することができるのです。

学習の中で感じた疑問はもちろんスケジュールに関することまで、講座を担当している講師から変身してもらえるのは非常に心強いですよね!

初学者から既学者の方まで安心して紹介できる頼もしい通信講座をお探しの方は、ぜひこちらからアガルートの通信講座をご検討ください!

全国平均の3.71倍の突破力