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土地家屋調査士と測量士の違いは何?ダブルライセンスの将来性についても徹底解説!

更新日:2021-11-15

「土地家屋調査士と測量士の違いについて知りたい!」
「同じような仕事内容なのに何が違うのか?」

どちらも土地を測って作図をするお仕事なので混同してしいる方も多いのではないでしょうか!?

現場では同じ道具を使って同じようなことをしているように見えますし、服装まで似ていて見分けがつかないですよね。

土地家屋調査士と測量士の役割を確認して、今後のキャリア形成のヒントにしましょう!

こちらの記事では、土地家屋調査士と測量士の違いについて徹底的に解説しています!

土地家屋調査士と測量士は仕事の目的が違う

アガルート 土地家屋調査士

まずはじめに、土地家屋調査士と測量士は仕事の目的に違いがあります!

簡単に説明すると、土地家屋調査士は「土地や建物の表示に関する登記」をするために土地を測量します。

測量士は「工事を行う土地の面積・位置・距離などを明確にする」ために土地を測量します。

どちらも土地を測量する業務は同じですが、「何のために測量するのか」という理由が違うんですね。

以下では、それぞれの測量する目的について深掘りして解説しています。

土地家屋調査士の仕事の目的

土地家屋調査士には「土地や建物の表示に関する登記」という【独占業務】が設けられています。

例えば、建物を新築・増築した時には新しく「登記簿」を作らないといけません。

その建物や土地の面積など物理的状況を表すための「登記」を目的として土地を測量することが土地家屋調査士のお仕事(独占業務)になります。

他にも、土地の分筆(分割)や合筆に伴う「登記」も土地家屋調査士のお仕事です。

わかりやすく言うとその土地のプロフィールを決めるために測量してるんですね。

逆に、「登記」を目的としない土地の測量は行ってはいけないという規則があります。

それでは次に測量士の仕事の目的について確認していきましょう!

測量士の仕事の目的

測量士は「工事を行う土地の面積・位置・距離などを明確にする」ために土地を測量します。(登記業務は出来ない)

例えば、道路やトンネル、ダムといった公共の建築物の工事をする際に、必要となってくる土地の面積データなどを測量することが測量士のお仕事です。

他にも民間会社から依頼される「民間測量」と、国や地方公共団体から発注される「公共測量」「地籍調査(国土調査)」も測量士のお仕事になります。

そのため測量士の需要は高く、資格を持っていれば不動産業界では高く評価されます!

それぞれ、測量を行う目的が異なる

土地家屋調査士と測量士の大きな違いは「何のために測量するのか?」という目的の違いでした!

測量の目的の違い

・登記のための測量は土地家屋調査士
・工事のための測量は測量士

土地家屋調査士の【独占業務】である「土地や建物の表示に関する登記」測量士がすると逮捕されてしまいます!(前例多数あり)

また、土地家屋調査士は「土地や建物の表示に関する登記」以外の理由で土地の測量を行ってはいけないという規則で、お互いの領域に踏み込んだ仕事はできない仕組みになっているんですね!

土地家屋調査士と測量士は顧客が違う

アガルート 土地家屋調査士

土地家屋調査士と測量士はどちらもお客様から依頼を受けてお仕事が発生しますが、依頼元の顧客がそれぞれ違います。

土地家屋調査士は不動産所有者から依頼を受ける事が多いので、顧客は主に「個人のお客様」です。

一方、測量士は工事の際に依頼を受けるので、顧客は主に工事を行おうとする「企業や団体」になります。

以下では両者の顧客について深掘り解説していきます。

土地家屋調査士の顧客は主に個人

土地家屋調査士の「土地や建物の表示に関する登記」の業務は様々な場面で必要となります。

戸建て住宅だけではなく、マンションや公共施設等にも「登記業務」が必要になるため、主な顧客は「個人」もしくは「民間企業」です。

最近では、一般市民同士の土地の境界トラブルも相次いでおり、土地家屋調査士に「相談業務」という新たに増えてきている仕事もあります。

測量士の顧客は主に民間企業か公共団体

測量士は主に、工事をしようとする会社や団体から依頼を受けて測量調査を行っています。

測量調査の依頼は大きく3つに分かれており、民間会社から依頼される「民間測量」と国や地方公共団体から発注される「公共測量」「国土調査」です。

なので、測量士の顧客のほとんどは民間企業か公共団体になります。

顧客にも違いがある

土地家屋調査士と測量士の顧客には「個人のお客様」「会社・団体」かの違いがありました。

主な顧客の違い

・土地家屋調査士の主な顧客は、不動産所有者などの個人
・測量士の主な顧客は、工事をしようとする民間企業や公共団体

土地家屋調査士は個人が所有している土地や家屋の測量を、測量士は主に工事現場や公共事業の測定を行っているんですね。

土地家屋調査士と測量士は管轄先と法律が違う

アガルート 土地家屋調査士

土地家屋調査士と測量士は同じ測量業務を行う国家資格ですが、「管轄の行政機関」「扱う法律」に違いがあります。

土地家屋調査士の業務は、不動産登記法、民法、土地家屋調査士法などの法律に基づく内容のため「法務省」が管轄しています。

一方で測量士は、測量法に基づき国土の測量や地図の作成など測量業務全般を行うため「国土交通省」が管轄先です。

土地家屋調査士と測量士の管轄先と法律の比較を以下に簡単にまとめました。

項目 土地家屋調査士 測量士
管轄 法務省 国土交通省
資格の種類 国家資格 国家資格
主な関連法
・土地家屋調査士法
・不動産登記法
・民法
・測量法

このように、同じ測量調査を行う国家資格でも土地家屋調査士は土地家屋調査士法に基づき、測量士は測量法に基づき測量調査を行っているんですね。

土地家屋調査士法と測量法の違い

こちらでは測量業務における両者の法律内容の違いについて解説します。

土地家屋調査士は測量業務を必ず本人が行わなければならないですが、測量業務を補助する補助者を置くことはできます。

測量士は本人が計画した測量計画を元に、測量士補に測量業務を任せることができます。
測量士補とは、測量計画に従った測量は行えますが、測量士のように測量計画を作成して指示を出すことはできない資格です。

土地家屋調査士は必ず本人が測量を行う

「土地家屋調査士法 第4章 第22条」に土地家屋調査士は必ず本人が業務を行うよう明確に記載されています。

「土地家屋調査士法施行規則」

第四章 土地家屋調査士の義務

(他人による業務取扱いの禁止)
第二十二条 調査士は、他人をしてその業務を取り扱わせてはならない。

(補助者)
第二十三条 調査士は、その業務の補助をさせるため補助者を置くことができる。

出典:e-Gov法令検索「土地家屋調査士法施行規則」

このように測量業務を手伝ってもらうために補助者を置くことは可能ですが、完全に補助者に測量業務を任せる事は禁止されています。

測量士は測量士補に測量を任せられる

一方、測量士の場合「測量法 第5章 第48条」には、測量士が測量業務の計画を行い、測量士補がその計画に従って測量を実施する事が出来ると記載されてあります。

「測量法」

第五章 測量士及び測量士補

(測量士及び測量士補)
第四十八条 技術者として基本測量又は公共測量に従事する者は、第四十九条の規定に従い登録された測量士又は測量士補でなければならない。

2 測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施する。
3 測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する。

出典:e-Gov法令検索「測量法」

このように、測量士は測量士補に業務を任せる事が出来ますが、土地家屋調査士は本人以外に測量業務を任せる事が出来ませんので、測量に対する規則にも違いがあります。

土地家屋調査士と測量士の雇用形態が違う

アガルート 土地家屋調査士

土地家屋調査士と測量士の働き方にはどのうような違いがあるのでしょうか。

土地家屋調査士は不動産登記の「独占業務」が設けられている独立を前提とされた資格です。

多くの土地家屋調査士は個人事務所や法人事務所を開設し、自身が所属する形で働いています。

一方、測量士は主に民間企業や公共団体から仕事の依頼を受けるので測量会社に就職して働く方がほとんどです。

このように両者の働き方や雇用形態が異なりますので、以下ではそれぞれ詳しく解説します。

土地家屋調査士の雇用形態

土地家屋調査士は、会社に雇用されて業務を行う事が出来ないので個人開業もしくは共同調査士法人を設立して活動しています。

法人または個人において、その業務に関する土地、建物に関する調査、測量または申告手続に従事せしめる目的で、土地家屋調査士会に入会している土地家屋調査士を常時雇入れの上、土地家屋調査士法第2条(現行第3条)の業務を行わせ、その報酬は雇用者の収入とし、被雇用者たる土地家屋調査士には、その者の実績による業務報酬額とは関係なく、雇用者から定額の給与を支払っている場合は、同法第19条(現行第68条)に抵触する。
(昭和33・7・28民事甲 第1525号 民事局長心得回答)

上記のような先例があり、要は「土地家屋調査士を雇用して土地家屋調査士としての業務を行わせた場合、発生した報酬は土地家屋調査士個人にそのままを渡さなければならない。」という解釈ができます。

そうなると、わざわざ土地家屋調査士を雇用しようとする事業者はいないでしょう。

測量士の雇用形態

測量士には被雇用者側の制限がなく、測量会社に雇用されるケースがほとんどです。

測量士の測量調査は、建築工事や公共工事など規模が大きなものになるので、測量会社に就職して仕事を受けています。

土地家屋調査士と比べ、測量士の方が柔軟な働き方ができるといえるでしょう。

このように働き方や雇用形態にもそれぞれ違いがあります。

土地家屋調査士と測量士のダブルライセンスを狙う

アガルート 土地家屋調査士

同じ測量業務を行う土地家屋調査士と測量士にも様々な違いがありました。

どちらも不動産業界では重宝される資格なので「ダブルライセンス」を取得すれば、測量のプロとして更に自身の市場価値を上げられるでしょう。

また、土地家屋調査士の業務と関連性のある「行政書士」「司法書士」の資格も取得できると、より多くの仕事や依頼を得る事が出来ます。

最近では、こういった士業系の資格を取ることに特化した通信制の予備校もあり、働きながらでも効率的に資格取得を目指せるようです。

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多くの方は働きながら資格取得を目指されますが、「通信制の予備校」であれば忙しい方でも自分のペースで学習を進められます。

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土地家屋調査士と測量士の違いまとめ

土地家屋調査士と測量士の違いまとめ

・登記のための測量は土地家屋調査士
・工事のための測量は測量士
・土地家屋調査士の顧客は個人客が多い
・測量士の顧客は民間企業と公共団体が多い
・法律や管轄、規則や雇用形態にも違いがある
・「ダブルライセンサー」になれば市場価値をより高められる

以上、土地家屋調査士と測量士の違いについて解説しました。

土地家屋調査士は個人開業で活動することが多いので、営業やコネクションの形成にどうしても苦労してしまうものです。

しかし、「測量士」「行政書士」「司法書士」など業務に関連する他の資格を取得することで、より広い範囲の仕事に対応でき同業者との差別化ができます。

「ダブルライセンサー」を目指すのであれば、働きながらでも効率的に資格取得を目指せる通信講座がおすすめです!

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