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CADオペレーターの平均年収は?正社員や在宅・フリーランスの場合を比較

更新日:2021-07-15

CADオペレーターの平均年収は?正社員や在宅・フリーランスの場合を比較
  • CADオペレーターの年収はどのくらい?
  • 建築業界以外に就職先はあるの?
  • 在宅ワークもできるって本当?

このような疑問を解消します。

CADオペレーターはコンピューターで図面を引く職業です。

本記事ではそんなCADオペレーターの様々な年収事情に加えて正社員や女性の待遇、働く場所などCADオペレーターの実情を全て紹介します。

CADオペレーターの年収事情や実情が気になる人は参考にしてみてください。

CADオペレーターの年収は低い?

CADオペレーターの平均年収は最新の賃金構造基本統計調査(厚労省調べ)で461万円です。

日本人の平均年収が最新の民間給与実態統計調査結果(国税庁調べ)で436万円なので25万円ほど高い平均年収となっているため、低いということはないですね。

在宅・フリーランスCADオペレーターの年収を紹介

在宅・フリーランスCADオペレーターの年収を紹介します。

インターネット上の口コミや求人情報を確認すると、月収が20~30万円でした。

この情報から年収を算出すると、在宅CADオペレーターの平均年収は300~400万円です。

もちろん経験を重ねたり様々な資格を持ったりすることで500~600万円も狙えます。

女性のCADオペレーターの年収を紹介

女性のCADオペレーターの年収を紹介します。

最新の賃金構造基本統計調査(厚労省調べ)では男女で比較すると以下の通りでした。

性別 平均年収
男性 510万円
女性 363万円

女性の方が147万円低いですが、日本人の平均年収だと男女で147万円違うためCADオペレーターが特別男女で差があるわけではありません。

女性の平均年収の方が低い理由は他の職業同様にライフイベントである出産や育児などによる休暇があることが影響しています。

また、実はCADオペレーターは女性に向いている職業でもあります。

理由は以下の通りです。

  • ライフステージに合わせた働き方を選びやすい
  • 復職や再就職しやすい
  • 在宅で働くこともできる
  • 派遣契約も多い為時短勤務もしやすい

それぞれ詳細を見てみましょう。

ライフステージに合わせた働き方を選びやすい

女性は出産や育児、介護などのライフイベントによって退職せざるを得ないケースが残念ながらまだまだある状況です。

その点CADオペレーターはこの後紹介する在宅や派遣に加えてパートも選択しやすいため、ライフイベントに合わせて柔軟な働き方を選びやすい職業と言えます。

復職や再就職しやすい

CADオペレーターの仕事自体がCADを扱うという専門的なスキルを必要とします。

そのため、一から育てるよりも経験者が優遇されるので復職しやすいですし、再就職するときも経験者は採用に繋がりやすい傾向があります。

在宅で働くこともできる

CADオペレーターはCADさえあればどこでも働けるため在宅ワークも可能です。

育児で家を開けるのが難しい場合などは在宅ワークのできるCADオペレーターの魅力の1つといえるでしょう。

ただし、CADオペレーターとしての経験が長かったり高いスキルを持っていたりする場合の話なので、この点は注意してください。

派遣契約も多い為時短勤務もしやすい

インターネット上の口コミや求人情報を確認したところ、派遣契約の場合は5~6時間勤務や週3~4回の勤務などバリエーションに富んだ勤務体系を選ぶことができました。

さらに専門的なスキルが必要であることから時給が2,000円越えの求人も多くありました。

これもCADオペレーターの魅力の1つです。

CADオペレーターで正社員の年収はどのくらい?

CADオペレーターの正社員のみに限った年収を紹介します。

正社員だけに絞った場合平均年収は上がって485万円になります。

参考までに年齢を5歳ごとに区切った各年代の正社員CADオペレーターの平均収入は以下の通りです。

正社員CADオペレーターの平均年収と最新の賃金構造基本統計調査(厚労省調べ)から算出しました。

年代 平均年収
  ~19歳 219万円
20~24歳 289万円
25~29歳 362万円
30~34歳 415万円
35~39歳 466万円
40~44歳 502万円
45~49歳 537万円
50~54歳 573万円
55~59歳 574万円
60~64歳 443万円
65~69歳 375万円
70歳~ 347万円

経験を積むほど年収は上がっていく傾向です。

CADオペレーターで年収をアップする方法を紹介

CADオペレーターで年収をアップさせるポイント3つを紹介します。

  • 経験(スキル)
  • 資格
  • 能力

それぞれ詳細を見ていきましょう。

経験(スキル)

CADオペレーターは専門的なスキルが必要なので、長く経験している方がスキルが高いと評価される傾向があります。

なので、なるべく早くからCADオペレーターとして働き始めた方が年収をアップさせやすいです。

資格

CADオペレーターに直接関わる資格は以下の通りです。

  • 2次元/3次元CAD利用技術者試験
  • テクニカルイラストレーション
  • 機械・プラント製図

これらの資格はスキルの高さや自分の自信に繋がります。

また、働く業界にもよりますが、以下の資格は資格手当がついて年収アップに繋がりやすいです。

  • 一級建築士
  • プロダクトデザイン検定
  • インテリアコーディネーター

特に、建築業界で働いているなら難易度は高いですが一級建築士の資格が取れれば年収アップは確実です。

能力

CADオペレーターとして年収アップを狙う際に身に着けておいた方が良い能力は以下の通りです。

  • 正確さと速さ
  • コミュニケーション能力
  • トラブル回避能力

それぞれ詳細を見ていきましょう。

正確さと速さ

正確さと速さはCADオペレーターにとって必須の能力です。

というのも、CADオペレーターの仕事は設計士やデザイナーの指示や修正を正確に図面に落とし込む仕事です。

そのため正確さは当然必要になるのと、指示した側からすると仕事が速いと助かります。

コミュニケーション能力

コミュニケーション能力も重要な能力です。

なぜならCADオペレーターは設計士やデザイナーの指示や修正を正確に汲み取る必要があるのと、仕事を円滑に進める上でコミュニケーションが円滑にとれることも必要だからです。

トラブル回避能力

CADオペ速さターの書いた図面が間違っていると、その図面をもとに作られたものは全て間違ってしまいます。

小さなミスが大きなミスに繋がるため、しっかりミスがないか確認していく能力が必要となります。

CADオペレーターの将来性は?

CADオペレーターは人工知能やロボットによる代替可能性が高い職業と言われています。

たしかにただ図面を引くだけ(CADが使えるだけ)のCADオペレーターは淘汰されていくでしょう。

ですが「設計士の癖や傾向を読み取った図面を作成する」「業務上のやりとりをする」などは感情がある人間だからこそできることです。

そのため、先ほど挙げた年収アップする方法の3つの能力を有しているCADオペレーターならば、淘汰されるようなことはないといえるでしょう。

CADオペレーターとして働ける場所を紹介

CADオペレーターとして働ける場所を紹介します。

具体的には以下の通りです。

  • 建築や土木業界
  • 住宅やリフォーム業界
  • インテリア業界
  • アパレル業界
  • ジュエリー業界
  • 福祉業界
  • 自動車業界
  • 航空業界
  • 機械や電機業界

このように多くの業界でCADオペレーターは必要とされています。

CADオペレーターとして働く場合はどの業界で働きたいのかを見定めて、有利になる資格をとるなど行動すれば年収を上げることもできます。

CADオペレーターが向いている人と向いていない人

CADオペレーターの仕事内容やインターネット上の口コミやSNSを調べた結果見えてきた、CADオペレーターに向いている人と向いていない人について紹介します。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

CADオペレーターが向いている人

CADオペレーターに向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 集中して取り組める人
  • コツコツ作業を積み重ねられる人
  • もの作りが好きな人

図面を引く仕事であるため1つのミスが大きな問題に発展することも多くあります。

そのため、目の前のことに集中して取り組む姿勢が重要となります。

加えて、デスクワークが中心であり細かい作業も多い為、コツコツ作業を積み重ねていける人の方が向いていると言えます。

最後に、CADオペレーターはどの業界であれもの作りに関わる仕事になります。

もの作りが好きであるということはCADオペレーターとして働いていく大きな原動力になるでしょう。

CADオペレーターが向いていない人

CADオペレーターに向いていない人の特徴を紹介します。

  • 飽きっぽい人
  • 注意力散漫な人
  • 他者と接するのが苦手な人

上記の特徴に当てはまる人は絶対に無理というわけではありませんが、他の職業を検討しても良いでしょう。

CADオペレーターの年収まとめ

CADオペレーターの平均年収は最新の賃金構造基本統計調査(厚労省調べ)で461万円でした。

在宅勤務や時短勤務など多様な働き方ができるため、ライフイベントの多い女性にも向いている職業でしたね。

また、正社員として働いたり資格を取得したりすれば年収アップが狙えることも分かりました。

将来性もある職業なので安心してCADオペレーターになることを検討できるのも良いですね。

これまでの内容で気になる点がある人はぜひCADオペレーターになることを検討してみてはいかがでしょうか。