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データベーススペシャリストとオラクルマスターの違いとは?

更新日:2019-07-17

データベーススペシャリストとオラクルマスターの違いとは?

データベーススペシャリストとオラクルマスターはいずれもITの分野で活躍する職業ですが、仕事内容や役割は異なります。

皆さんの中には将来IT業界で就職することを考えている方もいると思いますが、双方の違いについて事前に理解しておく必要があります。

そこで、データスペシャリストとオラクルマスターの違いや就職の際に必要となる資格、その難易度について紹介します。

データベーススペシャリストとオラクルマスターの違い

データベーススペシャリスト

AIなどの新技術の発展によりIT産業はこれからますます注目を集める産業分野の一つですが、そんなIT業界には実に様々なプロフェッショナルたちが働いています。

データスペシャリストとオラクルマスターもその一員であり、双方は似て異なるものです。

まず抑えておくべきポイントとして、データスペシャリストは職業名であり情報技術推進機構が主催する資格の一つである一方で、オラクルマスターとは日本オラクル社が主催する認定資格となります。

それではそれぞれがどのような役割を担っているのか、仕事内容も含めて一緒に見ていきましょう。

データベーススペシャリストとは?

データベーススペシャリストはデータサイエンティストとも呼ばれ、IT技術の発達によって扱える様になった以前よりも複雑で膨大なデータである「ビックデータ」をあらゆるビジネスの分野で活用する専門家です。

例えば、マーケティングの現場において、膨大な顧客データ等を分析し、それを実際に商品開発や宣伝広告に活用したり、あらゆる競合企業の傾向や売上等を分析しそれをもとに企業の経営戦略に立てていく際にデータベーススペシャリストは欠かせない職業です。

つまり、各企業の収益や売上に直接的影響力を与えるほど重要なポジションですが、その専門性の高さから日本国内においてデータベーススペシャリストはわずか1000名程度しかおらず、まだまだ人手不足です。

データベーススペシャリストの仕事

データベーススペシャリストの仕事内容として、主に「ビックデータの収集や分析」と「ビックデータの活用」の2種類が挙げられます。

IT技術の高度化により複雑で膨大な数のデータが扱えるようになったからと言って、何もかも集めれば良いというわけではありません。

そのため、データベーススペシャリストが必要なデータだけを収集しそれを専用のツールを使って分析していきます。

その後、その分析結果をより明白なものにし、マーケティングや商品開発、経営戦略の現場において実際に活用していきます。

その際にはマーケティング部署や営業部署の人間と一緒に連携して業務を行います。

データベーススペシャリストの資格や難易度

データベーススペシャリストはまだまだ発展途上の職業分野であることから、なるための明確な方法はありません。

しかし、関連資格を取得することによってデータベーススペシャリストに必要なスキルと知識を身につけることは可能です。

代表的な資格としては、情報処理推進機構が主催しているデータベーススペシャリストの認定資格が主に挙げられます。

この資格では、データベーススペシャリストに必要な情報システム基盤の企画や開発、運用に関する知識やスキルはもちろんのこと、データベースの活用、運用方法に関するスキルが問われます。

試験の受験資格は特に設けられていませんが、受験者のほとんどが実際にIT、データベース関連事業で働く人となります。

そのため、試験の難易度も他のIT系試験に比べ比較的ハイレベルとなっていおり、合格率は平成29年度の試験で13.9%となっております。

オラクルマスターとは?

データベーススペシャリスト

あまり聞き慣れない言葉ですが、オラクルマスターとは日本オラクル社が公式に運営する「Oracle Database」シリーズを扱うためのスキルを認定するための資格となります。

そのため、オラクルマスターという職業が存在するわけではありませんが、主にデータベースエンジニアがオラクルマスターに相当する職業として挙げられます。

「Oracle Database」を扱うためのスキルとは具体的にデータベースの管理や運用に加えて、データベースを操作するためのSQLというデータベース言語に関する知識となります。

オラクルマスターの仕事

オラクルマスターの資格所有者、もしくはデータベースエンジニアの仕事内容として、主に「データベースの設計や開発」、そして「データベースの運用、管理」の2つが挙げられます。

SQLなどのデータベースやソフトウェアを用いて実際にデータベースの設計や構築、開発を行います。

また、開発したデータベースを運用し、それの管理を行うこともオラクルマスターの資格所有者、データベースエンジニアの重要な役割となります。

データベーススペシャリスト同様に業種・業態問わず、各企業や組織に欠かせない人材となります。

オラクルマスターの資格や難易度

オラクルマスターの資格を取得するためには、日本オラクル社が実施する認定試験に合格する必要があります。

認定試験は、下から「ブロンズ」、「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」の4階級に分かれており、それぞれ難易度が異なります。

オラクルマスターの認定試験ではどの階級においても総合的なDBA(データベースの管理・運用)、SQLの2つの分野についての基礎〜応用までの知識とスキルが幅広く問われます。

いずれの試験においても、合格率や難易度、合格者数などは非公開となっていますが、ブロンズの試験に関しては誰でも受験することが可能です。

シルバー試験を受けるためには、ブロンズの認定資格が必須となります。

データベーススペシャリストとオラクルマスターの違いまとめ

今回はデータベーススペシャリストとオラクルマスターの違いについて紹介しました。

双方の違いとして、資格所有者の仕事内容や役割が異なります。

データベーススペシャリストは「ビックデータ」の収集から分析、運用を主に行うのに対して、オラクルマスターの資格所有者は一般的なデータベースをSQL言語等を用いて実際に構築、設計、運用、そして管理を行います。

しかし、いずれもデータベースを扱うスペシャリストということには変わりなく、各企業や組織において、収益や利益のために決して欠かせない人材です。

将来IT関連事業で働くことを考えている方、もしくはキャリアアップ、スキルアップを考えている方は以上で紹介した内容を参考にぜひ資格取得にチャレンジしてみましょう。

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