衛生管理者は労働者の衛生に関わる技術的なことを管理する専門家であり、労働安全衛生法第12条によって常時50人以上の労働者がいる事業場では船員が法律で義務づけられています。
衛生管理者になるには第一種衛生管理者試験に合格するか、または第二種衛生管理者試験に合格する必要があります。
令和6年度の第一種衛生管理者の合格率は46.3%、第二種衛生管理者の合格率は49.8%となっており、資格の中では比較的挑戦しやすいといえるでしょう。
しかし幅広い専門知識が問われるため、働きながら効率よく合格を目指すには通信講座・予備校の利用がおすすめです。
そこで今回は衛生管理者講座のおすすめの通信講座・予備校について初会します。
会社名 | 料金(税込み) | サポート体制 |
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![]() 1位:アガルートアカデミー |
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![]() | 月額:1,628円 一括:8,140~15,400円 |
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![]() | 通信(web動画・音声ダウンロード・スマホ)
特例第1種:10,190円通信(DVD)
特例第1種:12,220円 | - |
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![]() | 第一種衛生管理者コース: Webコース19,250円(税込) DVDコース:20,350円(税込) 第二種衛生管理者コース: Webコース14,850円(税込) DVDコース:15,950円(税込) | - |
![]() | 33,000円(税込) |
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![]() | 第一種衛生管理者:26,400円(税込) 第二種衛生管理者:24,200円(税込) |
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![]() | 第一種・第二種コース(W eb添削):28,600円(税込) |
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アガルート
受講料金 |
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キャンペーン |
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サポート内容 |
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アガルートの衛生管理者講座は「最短30日以内で衛生管理者試験に一発合格!」を目指せる通信講座です。
講座は他社と比較しても安価であり、合格時には全額返金やその他の割引制度もされており、衛生管理者資格取得のための費用を大幅に抑えることができます。
アガルートの衛生管理者講座はスクーリングがないため不安に感じる方もいるかもしれませんが、疑問点については期間中に10回まで直接質問できるサポート制度があるため、安心して学ぶことができます。
さらに、リーズナブルな価格にもかかわらず、図解やイラストが豊富なオリジナルテキストや丁寧な解説付きの過去問がついている点も魅力のひとつ。
衛生管理者試験は過去の問題と同様の傾向が全体の約80%を占めていますが、アガルートのテキストでは過去問演習を重視しているため、初めて勉強する方や短期間で合格を目指す方に特におすすめです。
アガルート衛生管理者講座の割引制度
アガルートでは常設で以下の割引制度も用意されています。
これらの割引制度を利用することで、受講料を大幅に節約しながら、質の高い講座を受けることができます。
適用される割引 | 10%OFF | 5%OFF |
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割引制度 |
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アガルートの衛生管理者講座の評判は?費用・合格率・他の講座とも比較
ユーキャン
受講料金 |
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キャンペーン | 教育訓練給付制度の対象講座(20%OFF) |
サポート内容 |
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ユーキャンの衛生管理者講座は過去10年間にわたり3,300名の合格者を輩出している確かな合格実績を持つ通信講座です。
衛生管理者講座を30年以上にわたり開講し続けてきた衛生管理者試験に関するノウハウがテキストやスマートフォン学習システム、充実したサポート体制に反映されているのが魅力となっています。
ユーキャンの最大の特徴は、学習サポートが非常に充実している点。
質問や添削サポートでは、講師陣が丁寧に解説を行うため、試験までに苦手な分野を克服し、理解を深めることができます。
1冊のテキストを約1か月かけて進めるため、比較的ゆったりとしたペースで学習を進めるカリキュラムと言えるでしょう。
ユーキャンは独学が不安な方やサポート面を重視する方、知識をじっくりと身に着けたい方に特におすすめです。
キャリカレ
受講料金 | 衛生管理者第一種・第二種資格:62,800円(税込) |
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キャンペーン | 不合格なら全額返金保証制度 |
サポート内容 |
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キャリカレは株式会社キャリアカレッジジャパンが運営する通信教育プログラムであり、さまざまな国家資格や人気の高い民間資格を提供しています。
キャリカレの衛生管理者資格の最大の特徴はサポート体制が非常に充実している点が挙げられます。
キャリカレでは、専任講師に対して無制限に質問を行うことが可能です。
さらに試験に合格した後も専属のキャリアコーディネーターが受講者のニーズに合った求人情報の提供や職務経歴書の添削をおこなってくれます。
ほかにも独立や開業を考えている方には、ホームページの作成や資格取得後の就職・転職相談など、かなり手厚いサポートがつきます。
合格後もしっかりサポートしてほしいと考える方にとっては、安心できる要素となるでしょう。
キャリカレの衛生管理者講座は、第一種・二種のセット講座として販売されており、現時点ではどちらか一方のみの受講はできません。
また、キャリカレは基本的にテキストなどの冊子教材を用いた学習が中心であり、オンライン講義による指導は受けられないため注意が必要です。
SAT
受講料金 |
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キャンペーン | 一般教育訓練給付制度(e-ラーニング+DVD講座のみ対象) |
サポート内容 |
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SATは講義動画の質の高さが際立つ衛生管理者講座を開講している通信講座です。
SATのテキストはフルカラーで、要点が明確に示されているのが特徴です。
SATの衛生管理者講座の講義は専用スタジオで収録されているため、通常の講習会を録画したものとは異なり、マンツーマンの講義のような臨場感があります。
1講義は10-20分という短時間で要点に絞った内容であり、通勤途中などのスキマ時間にスマートフォン一つで学習できるのも魅力です。
また、担当講師の立石講師は衛生管理者試験に関する多くの著書を持つ衛生管理者試験の専門家であり、講義の内容も分かりやすいと評判です。
SATでは質問が10回まで無料で行え、11回以上は1回あたり500円ですが、ほとんどの場合は10回未満で済むことが多いのでそこまで心配する必要はないでしょう。
オンスク.JP
受講料金 | 月額:1,628円 一括:8,140~15,400円 |
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キャンペーン | - |
サポート内容 | 仲間同士で相談できる「みんなの学習相談」 |
オンスクは株式会社オンラインスクールが運営するサブスクリプション型の動画学習サービスであり、TACの100%子会社として2013年に設立されました。
オンスクは定額制を採用しており、さまざまな資格試験の対策講座を同時に受講し放題というスタイルが特徴です。
衛生管理者講座では講義の音声や講義スライドをダウンロードでき、学習の進捗管理も一貫してWEB上で行うことができるものとなっています。
さらに、講義動画や講義スライドには検索機能が備わっているため、気になるときにスキマ時間を利用してすぐに復習することができます。
このように、多くのテキストやノートを持ち歩く必要がなく、外出先でも手軽に学習できるのがオンスクの強みでだといえるでしょう。
オンスク.jpは、月額料金で50講座以上を受け放題でなので、いくつかの資格を取得してキャリアアップを目指す方はぜひチェックしてみて下さい。。
LEC
受講料金 | 通信(Web動画・音声ダウンロード・スマホ)
通信(DVD)
(大学生協・書籍部価格、代理店書籍価格あり) |
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キャンペーン | - |
サポート内容 |
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LECは国家資格を中心に多くの講座を展開する大手資格予備校です。
LECの衛生管理者講座の大きな魅力は講師の質の高さであり、工藤講師は社会保険労務士の資格ももつ実力者です。
工藤講師が監修したオリジナルテキストと講義が組み合わさり、最短合格に向けたカリキュラムが特徴。
またLECの講義はスマートフォンでも学習できるWeb動画授業かDVD授業か、好みの方を選んで受講できます。
働きながら資格取得を目指す方には、スキマ時間にどこでも学習可能なWeb動画授業がおすすめです。
さらにLECは短期合格主義を掲げており、 LECオリジナルテキストは出題の可能性が高い問題に的を絞っているため、短期間での資格取得を目指す人におすすめだといえるでしょう。
ウェルネット
受講料金 |
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キャンペーン | - |
サポート内容 |
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ウェルネットはコンサルティング、研修、資格試験講座などを中心に経営コンサルタント業務を行っている企業です。
衛生管理者試験講座も提供しており、20年以上にわたって多くの受講生を合格に導いてきた実績があります。
丁寧でわかりやすい講義と出題傾向に焦点を当てた効率的な学習を実現する「重点整理これだけノート」が特徴です。
このノートは試験合格に必要な知識をすべて詰め込んだ冊子であり、難解な用語を極力減らし、図や表を用いて解説し、覚えやすいように語呂合わせも掲載しています。
テスト前の確認に役立つことはもちろん、この「これだけノート」をしっかりと学習すれば、それだけで合格を狙えるとされています。
またウェルネットでは衛生管理者試験対策として2日間の講座参加を推奨しており、第一種では最低30時間、第二種では最低20時間の学習を提案しているため、短期合格を目指す方におすすめです。
CIC日本建設情報センター
受講料金 | 第一種衛生管理者コース:
第二種衛生管理者コース:
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キャンペーン | - |
サポート内容 | 「全力合格サポート」(合格するまでサポート) |
CIC日本建設情報センターは技術系資格に関する通信講座を多数提供していることで知られています。
CICの衛生管理者講座は過去の出題傾向を徹底的に分析し、最短での合格を目指したオリジナル教材が特徴で、効率的に合格を狙えるものとなっています。
忙しい社会人向けに短期間で集中して合格を達成できるように設計されたオリジナル教材が用意されており、効率的に学習できるのも魅力です。
費用も第一種対策講座が19,250円(税込)、第二種対策講座が14,850円(税込)と、他社と比較しても手頃な価格設定となっているため、比較的コストパフォーマンスが良い講座と言えるでしょう。
ただしコースは第一種と第二種のみとなっているため、特例第一種の受験を予定している方は注意が必要です。
JMAM
受講料金 | 第一種・第二種衛生管理者受験コース:33,000円(税込) |
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キャンペーン | - |
サポート内容 |
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JMAM(日本能率協会マネジメントセンター)の衛生管理者講座は初めて学ぶ方でもテキストを用いることで確実に合格できるようまとめられている講座です。
復習では間違えたポイントがすぐにわかるチェック欄が付いており、繰り返し学習を行い知識を定着させられます。
さらに、副教材として衛生管理者に関する法律をまとめた「心衛生管理者受験六法」が同封されており、専門的な内容を深く学ぶことができます。
また、6回分すべてに添削指導が付いており、見落としがちなポイントや不明な点について丁寧に解説してくれるのも安心。
ただし、費用は第一種対策講座で33,000円(税込)と、相場よりも高めに設定されています。
E-prost
受講料金 |
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キャンペーン | Wライセンス応援割 |
サポート内容 | オンライン質問対応、模擬試験 |
E-prostの衛生管理者講座では、「要点濃縮リスニング」という7枚のCDを使用して音声をリスニングし、合格に必要な知識を習得するためのカリキュラムを提供しているのが特徴です。
したがって忙しい社会人でも様々な作業を行ったり、通勤中に繰り返しリスニングすることで無理なく合格を目指すことができるでしょう。
ただしリスニングの内容は重要なポイントが厳選されていますが、確実に合格するためには網羅性が不足している印象です。
リスニングだけでは知識を定着させるのが難しいため、動画による講義を希望する方にはおすすめできません。
安全衛生普及センター
受講料金 |
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キャンペーン | - |
サポート内容 |
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安全衛生普及センターは40年以上の歴史を持つ、これまでも多数の合格者を輩出してきた信頼性の高い通信講座です。
衛生管理者講座ではオリジナルのテキストや添削課題に加え、模擬試験問題を解くことで十分な演習を行い、確実に合格に近づくことができます。
また、副教材として提供される「用語解説集」や「要点整理」は、つまずいた際に参照できるため非常に心強いです。
さらにサポート面も好評で、学習を進める中で生じる不明点や疑問は「衛生コール」で相談することができます。
受験に関する相談も可能なため、初学者でも安心して取り組むことができるでしょう。
安全衛生普及センターはの講座価格はやや高めに設定されていますが、サポート期間を1年まで延長できるため、安心して学習を続けることができるでしょう。
日本マンパワー
受講料金 | 第一種・第二種コース(Web添削):28,600円(税込) |
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キャンペーン | - |
サポート内容 |
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日本マンパワーの衛生管理者講座は、6回の添削指導を受けられることが最大の魅力です。
Webを通じて添削指導が受けられるため、郵送などとは異なり、すぐに添削結果がわかり、モチベーション維持にも役立ちます。
提出後は迅速にフィードバックが得られるため、短期間で合格を目指す方には重宝します。
さらに、テキストは基礎知識の習得と問題演習を同時に行える内容であり、持ち運びに便利なサイズにまとめられているため、スキマ時間を利用した学習にも最適です。
衛生管理者講座の選び方のポイント3つ
ここでは、衛生管理者講座を選ぶ際のポイントについて紹介します。
ポイント➀講座の料金
衛生管理者講座を選ぶ際はまず講座の料金を見ることをおすすめします。
今回ご紹介した講座の料金を比較すると以下の通りとなります。
講座によって多少幅はあるものの、一般的に第一種・第二種ともに3万円程度であることがわかります。
会社名 | 料金(税込み) |
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1位:アガルートアカデミー |
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2位:ユーキャン |
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3位:キャリカレ |
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4位:SAT |
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5位:おんすく | 月額:1,628円 一括:8,140~15,400円 |
6位:LEC | 通信(web動画・音声ダウンロード・スマホ)
特例第1種:10,190円通信(DVD) |
7位:ウェルネット |
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8位:CIC日本建設情報センター | 19,250円~20,350円 |
9位:JMAM | 33,000円(税込) |
10位:E-prost | 3,850円~13,728円 |
11位:安全衛生普及センター | 第一種衛生管理者:26,400円(税込) 第二種衛生管理者:24,200円(税込) |
12位:日本マンパワー | 第一種・第二種コース(W eb添削):28,600円(税込) |
もちろん価格が高いからいい、価格が安いからいいというものではないのでサポート面なども踏まえて判断するようにしましょう。
ポイント②テキスト・動画講義の内容
衛生管理者通信講座を選択する際には、料金だけでなく、その講座の学習内容も重要です。
各講座で使用されるテキストや講義の内容はそれぞれ異なります。
とくに衛生管理者の資格には幅広い知識が求められるため、要点が整理されたテキストや初学者の場合はわかりやすさが大切です。
また最近ではスマートフォン一台で学習できる通信講座も増えてきています。
動画で学ぶメリットとしては独学でありながらも、対面授業を受けているかのような解説が受けられる点です。
また、その動画は10分から20分程度の短い時間に分けられていることが多く、仕事の合間などにも利用しやすいのも魅力。
ほかにも、オンラインシステムを通じて学習の進捗を管理し、質問ができる講座もあるためぜひチェックしてみてください。
ポイント➂サポート内容
通信講座で学ぶ際の最大のデメリットは個人での学習が主となるため、モチベーションを維持するのが難しい点が挙げられます。
そこで見ておくべきなのはサポート内容です。
サポート内容は講座によって異なり、具体的には質問への対応、添削、そして不合格時の延長サービスなどが挙げられます。
例えば、アガルートでは、電話、メール、Zoomを通じた個別対応が非常に充実しているのでおすすめです。
ほかにもメールや郵送で質問できるユーキャンやわからない箇所の写真を送って質問できるSATなど、各社のサービス内容は異なります。
添削では間違った箇所の解説や学習に関するアドバイスを受けることができるため、自分の認識が合っているかや実際の試験に通用する知識を得られます。
また、資格試験に不合格だった場合に期間延長サービスを提供する講座もあるため、自信がない方はサポート内容を詳しく確認しておくといいでしょう。
衛生管理者試験について
ここでは衛生管理者試験について紹介します。
試験日 | 月に2〜3回実施(会場により異なる) |
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合格ライン |
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合格率 | 令和6年度合格率
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試験内容 | 筆記試験(五肢択一・マークシート方式)
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試験時間は午後1時30分開始で、第一種衛生管理者試験・第二種衛生管理者試験が3時間、特例第一種衛生管理者試験は2時間でおこなわれます。
五肢択一マークシート式試験で、第二種衛生管理者免許取得者が第一種衛生管理者試験を受験する場合は特例第一種衛生管理者試験の受験となります。
また合格ラインは第一種・第二種と共通して各科目40%以上合計点60%以上となり、例年の合格率は50%前後で推移しています。
衛生管理者試験は国家資格の中でも比較的取得しやすい位置づけにあります。
衛生管理者の受験資格
衛生管理者試験を受験するためには実務経験が必要となります。
- 最終学歴が大学卒業・短期大学卒業・高等専門学校卒業の場合→労働衛生の実務経験が1年以上ある
- 最終学歴が高等学校卒業・中等教育学校卒業の場合は→労働衛生の実務経験が3年以上ある
- 10年以上労働衛生の労働実務経験がある
衛生管理者試験の受験資格は3つの条件のいずれかを満たした場合に試験を受験できます。
ただし、学歴によって必要な実務経験の年数が異なるため注意しましょう。
衛生管理者試験の合格率
試験 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
第一種衛生管理者 | 64,911 | 30,081 | 46.3 |
第二種衛生管理者 | 39,262 | 19,546 | 49.8 |
上記は令和6年度の第一種・第二種衛生管理者試験の合格率をあらわしたものです。
第一種・第二種ともに合格率は40~50%であることがわかり、他の資格の合格率と比べると高めの水準といえます。
また第一種よりも第二種の方が合格率が高く、第二種の方が難易度低いことがわかります。
ただし、半数近くは不合格になるため入念な試験対策が求められます。
衛生管理者試験の合格に必要な勉強時間
衛生管理者試験合格に必要な一般的な勉強時間は、第一種が100時間、第二種が60時間となっています。
たとえば毎日1時間ずつ勉強時間を確保できれば、第一種なら3ヶ月、第二種が約2カ月で合格に必要な勉強時間を満たすことが出来ます。
ただしあくまで目安の勉強時間となるため、初学者ならば上記よりも時間がかかるケースがあります。
第一種・第二種の衛生管理者の違い
衛生管理者とは労働安全衛生法という法律により定められた国家資格であり、事業場の「衛生管理業務従事者」として働くために必要な資格です。
衛生管理者の主な役割は就労中の労働災害や労働者の健康障がいを防止することです。
具体的には事業場の衛生管理や労働者の健康管理が挙げられますが、ほかにも労働者への衛生教育や衛生委員会の運営も衛生管理者の仕事です。
先にも述べたように、衛生管理者には第一種・第二種があり、さらに特例第一種衛生管理者があります。
ここでは、それぞれの資格の違いについて紹介します。
第一種衛生管理者
第一種衛生管理者はすべての業種で衛生管理者としての職務を遂行できる資格です。
第二種衛生管理者では対応できない業種にも対応可能なため、特定の業種では第一種衛生管理者試験を受験する必要があります。
ただし、業務内容は第一種と第二種でほとんど変わりません。
ただし第一種は有害業務にも対応できるのに対し、第二種はそれができないため注意が必要です。
有害業務とは有機溶剤や重量物を取り扱う業務、粉塵作業のほか、特定化学物質を取り扱う業務などを指します。
第二種衛生管理者
第二種衛生管理者は以下の業種以外で衛生管理者として働ける資格です。
- 農林畜水産業
- 鉱業
- 建設業
- 製造業(加工業を含む)
- 電気業
- ガス業
- 水道業
- 熱供給業
- 運送業
- 自動車整備業
- 機械修理業
- 医療業
- 清掃業
上記以外の業種だと、第二種衛生管理者は金融事業や情報通信事業、小売業、卸売業などの職場で働くことが多いです。
特例第一種衛生管理者
特例第一種衛生管理者とは第二種衛生管理者が第一種衛生管理者試験に合格することで得られる資格です。
この試験は、有害業務に関連する労働衛生と関連法令のみでの受験となります。
第二種衛生管理者の資格を取得した後に再度第一種衛生管理者試験を受ける際は、特例第一種衛生管理者の試験を利用して受験することになります。
衛生管理者の平均年収は?仕事内容や資格取得のための費用相場を紹介
衛生管理者試験対策ならアガルート!
今回はアガルートの通信講座である『衛生管理者試験講座』について、受講する際の料金や内容、口コミなどをご紹介しました。
非常にメリットの多いアガルートですが、今回の記事を軽くおさらいします。
・業界最高レベルのコストパフォーマンス
・資格のプロが作成した質の高いテキストと講座
・過去問が充実で自習教材も安心
通信講座の中でも話題を集めているアガルートの『衛生管理者試験講座』は、コスパと高品質さを兼ね備えています。
合格者数も輩出していることから、合格実績のある講座を探している方はアガルートがおすすめです。
今回の記事を参考にしてみて下さいね。