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衛生管理者の試験に必要な受験資格は?日程と費用はいくら?

更新日:2023-01-18

衛生管理者の試験に必要な受験資格は?日程と費用はいくら?

現在、多くの労働現場で不足しているという”衛生管理者”の資格取得者。そのため、会社の上司から「今すぐにでも資格を取って欲しい!」と頼まれる人もたくさんいるのだとか。

資格を取ると転職にも有利になるほか、場合によっては資格手当も出るのが衛生管理者です。

では、実際に試験を受けるにあたり、受験資格はあるのでしょうか?さらに試験の日程や費用についても詳しく解説します!


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衛生管理者の資格を取ろう!

衛生管理者

衛生管理者とは、職場において労働者の健康に悪影響となったり被害が及ぶような問題があった際、いち早く改善するように働きかける人のことです。

衛生管理者は、50人以上の従業員が働いている事業場において、1人以上を配置することが義務付けられています。

これに違反するとどうなるかというと、労働衛生基準法では50万円以下の罰金が科されることが定められているのです。

しかし、現場の実状としては衛生管理者が慢性的に不足しており、資格を持った人材が求められています。

そこで、試験に向けての必要事項を見ていきましょう。まずは衛生管理者の2つの資格の違いから説明します。

第一種衛生管理者とは?

衛生管理者には2種類の資格があります。

”第一種衛生管理者”と”第二種衛生管理者”という職名ですが、この2つは、対応する業種に大きな違いがあるのです。

第一種衛生管理者は、持っていると何かと有利で衛生管理者の資格の中でも上位に位置します。全ての業種に対応できるようになっているので、もしも具体的に希望する業種がないという方は、第一種衛生管理者の試験を受けて資格を取ることをおすすめします。

いつかは転職したいと考えている方も、仕事の候補を増やすことができるので取得していると良いでしょう。

第二種衛生管理者

第二種衛生管理者は、有害業務との関わりがそれほど少ないとされている一部の業種にて働くことができます。具体的には金融業や卸売業、保険業、小売業、情報通信事業などです。

しかし、第二種衛生管理者の資格しか持っていない場合、有害業務を行う業種で衛生管理者として働くことはできません。(例えば農林畜水産業や建設業、鉱業など)

第一種衛生管理者の資格を持っていれば働けるので、上記の場所での勤務を考えている場合は取得を考えてみてください。

衛生管理者は女性に向いている?

衛生管理者の仕事は、男女を問わず働ける仕事です。キャリアアップのため、女性からも人気の資格となっています。

そして、衛生管理者は女性に向いているという声もあるんです!

その理由としては、職場についての相談や休暇取得に関する相談など、気軽に相談しやすいというのが背景にあるようです。

衛生管理者の仕事に加え、従業員とのコミュニケーションも大切な役割になっていますね。

衛生管理者の受験資格は?

受験資格

衛生管理者の試験を受けるには、次のような受験資格が必要となってきます。

自分が受ける試験はどうなっているか、事前に確認しておきましょう。

短期大学を含むまたは高等専門学校を卒業後、1年以上の実務経験

まず受験資格として、短期大学を含む大学か、もしくは高等専門学校を卒業し、1年以上の労働衛生の実務経験を積んでいることが必要となってきます。

この条件で試験を受ける時は、卒業証明書と事業者証明書の提出が必要となるので、なくしていないかチェックしておきましょう。

高等学校または中等教育学校を卒業後、3年以上の実務経験

衛生管理者の試験を受けるには、最終学歴が高等学校か、もしくは中等教育学校の卒業であっても可能です。

ただ、上記の受験資格と違い、この場合は労働衛生の実務経験は3年以上積む必要があります。

大卒の人と同様、この場合も卒業証明書と事業者証明書を提出します。

学歴がなくても、10年以上の実務経験があればOK

衛生管理者の試験は、最終学歴が何であっても労働衛生の実務経験が10年以上あれば受験することができます。
この場合、提出しなければならない書類は”事業者証明書”のみとなります。

これら以外であっても、受験資格として取り決められた様々な条件があります。そのため、上記の条件に当てはまらなくても受験資格を満たしている可能性があります。詳しくは、安全衛生技術試験協会が発表する最新の情報を確認してください。

例えば、「作業条件、施設等の衛生上の改善の業務」というのが実務経験のひとつとして含まれています。

これは分かりやすく言い換えると、「職場の掃除」に当たるのです。大体の人はある程度、職場の掃除に携わった経験があると思いますので、受験資格は満たしていることになりますね。

試験の日程と費用はいくら?

第一種衛生管理者の試験は、毎月1〜3回ほど行われます。試験会場となる場所は、全国7か所の
安全衛生技術センター
です。日程の詳細は、会場側に問い合わせてください。

月に3度ほど開かれていると、試験の日程と自分のスケジュールも合わせやすいですね。

試験の費用は、平成26年2月1日の時点で6800円(非課税)となっています。場合によっては、会社が費用を負担してくれるところもあるようです。費用に関しては、ぜひ会社と相談してみてください。

お得な情報☆衛生管理者と合わせて持っておくと良い資格は?

学生である時点で、衛生管理者の免許を取得する人もいるでしょう。それから就職活動をする場合、大きなPRポイントになります!

とくに、志望する部署が人事部や総務部であればなおさらです。

なぜかと言うと、衛生管理者は人の管理を行っている人事部や、職場環境のすべてを管理している総務部では必須の人材となるからです。就職活動をする際は、”即戦力”として企業にアピールできますね。

また、衛生管理者は弁護士などの士業のように独立を目指すものではありません。あくまでも、会社組織に所属して活躍する職種となっています。

そのため、転職をする場合も、転職活動などの際に大きなアピールポイントとなるでしょう。

実際に求人情報などを見てみると、第一種衛生管理者の免許を持っている人の募集は絶えません。職域の広さもあることから、多くの企業がすぐにでも欲しい人材だからです。

転職をもっと有利にするためには?

転職活動をもっと有利に進めたいという方に、おすすめの資格があります!

衛生管理者の資格以外にも、合わせて持っていると高く評価される資格としては「危険物取扱者」「安全管理者」「防火管理者」などがあります。

なおかつ、どれも取得が困難なものではありません。

転職を考えている方は、ぜひ同時にこれらの資格を取得をしておくのはいかがでしょうか。

衛生管理者についてのまとめ

衛生管理者の資格は、自ら進んで取得する人もいますが、会社から取得を命じられて試験を受けるという人も多いようです。

しかし、試験の日程も月に1〜3度と頻繁に行なわれているほか、費用に関しても会社が負担してくれることもあるので、受ける側にとっての負担は少ないでしょう。

衛生管理者の仕事とは、職場での事故を防止するために職場環境を整備する大切な存在となっています。

現在は劣悪な環境で従業員に仕事をさせているブラック企業への目も厳しくなっています。

ぜひ資格を活かし、あなたの力で明るい職場に変えていってください!

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