こちらでは、小学校教諭を目指す方に必要な情報を紹介しております。
今回は小学校教諭の働き方、とりわけ「夏休み中の小学校教諭の仕事」について調べてみました。
通常の学校がある期間には、毎日の授業や生徒指導、保護者への対応を行っている小学校教諭。
しかし、学校がお休みの間はどんな仕事をしているか知っていますか?
実は、夏休み中の小学校教諭も意外と忙しい!?
仕事内容、給料、勤務時間など、気になる情報をまとめてみました。
小学校教諭を目指す皆様を応援しています!
それでは見ていきましょう。
小学校教諭とはどんな仕事?

小学校教諭は、小学生に各教科の授業を行うとともに、ホームルーム、給食・掃除の時間の指導、修学旅行や自然教室などの課外活動の引率など、生徒の学校生活全般に深く関わります。
特に小学生は年齢的なことから先生との結びつきが強く、「学校での保護者」のような立場で一人一人の生徒を注意深く観察しています。
生徒の成長を間近で見て、共に学び合いながらやりがいを得られる仕事ですが、その反面体力的にも精神的にもかなりハードな仕事です。
小学校教諭の具体的な仕事内容
小学校教諭の仕事内容は多岐に渡ります。
小学校教諭として一番力を入れたい仕事は生徒と関わる時間、授業やホームルームになりますが、それ以外の仕事にもかなり労力を割かれているのが現状です。
例えば、保護者との面談、家庭訪問、説明会など、家庭との協力体制を築くための仕事があります。
この仕事はかなり神経を使うものであるため、先生のストレスの原因になる場合があります。
他には、教材研究、プリントの作成やテストの採点、学級通信や報告書などの作成など、いわゆるデスクワークのようなものもあります。
また、学校内の中で係や委員会、運動会担当、修学旅行担当、人権学習担当や公開授業担当など、先生は担任以外にもあらゆる役割が割り当てられています。
これらの作業や打ち合わせも放課後の先生の仕事になります。
小学校教諭の待遇や休日は?
小学校教諭は基本的に地方公務員にあたります。
したがって、福利厚生や手当などはしっかりしていて、長く安定して働くことができる職業です。
小学校教諭の給料
平成29年4月1日地方公務員給与実態調査結果から、小学校教諭の給料についてみてみます。
小学校教諭の平均年収:693万円
小学校教諭の平均年齢:43歳
給与:37万円
上記の結果は全国ベースになるため、都道府県、学歴などによって差は出てきます。
小学校教諭の休日
小学校教諭は年間にどの程度休日があるのでしょうか。
学校職員の年次有給休暇の取得単位等の資料から、調べてみました。
このデータを基にすると、まず、教員は地方公務員であるので、土日、祝日は基本的に休みになります。
また、労働基準法で決まっている年間20日間の「有給休暇」、7月から9月までの間で取れる「夏季特別休暇」の5日間、12月29日~1月3日までの年末年始が休日として与えられています。
安定して休みを取ることはできますが、大手一般企業などと比べると特別長い訳ではありません。
また、5日間の夏季特別休暇においては、現場や先生ごとに、忙しいためになかなか取得しづらい場合もあるようです。
小学校教諭の勤務時間
小学校教諭の多くは地方公務員であるため、定時は各地方によって異なります。
基本的に、8時~8時半頃出社、16時半~17時頃退勤、というのが定時になる場合が多いです。
しかし小学校教諭はとても忙しい仕事であるため、地方公務員とはいえ定時に帰る先生はほとんどいないようです。
個人差はありますが、退勤時間は早くても18時以降、21時頃まで残っている先生も少なくありません
夏休み中の小学校教諭の忙しさや給料は?
多くの学校では、7月下旬~8月いっぱいまで夏休みに入ります。
プール開放日や特別登校日などを除けば、生徒が学校に来ることはありません。
夏休み中は生徒が学校に来ないのだから先生の仕事はないように思われますが、実は夏休み中の先生も意外と忙しいのです。
夏休み中の小学校教諭は忙しい
夏休み中は学校が休みでも、地方公務員である小学校教諭は毎日出勤しなければなりません。
ひとつ前の項目で話したように、夏休み中の小学校教諭の休みは、土日祝日、夏季特別休暇、年間の有給休暇のみになります。
勤務時間も、ひとつ前の項目で話したように、普段通りの定時になります。
勤務時間に関しては、生徒がいる期間よりは余裕があるため、残業時間はかなり少なくなることが多いようです。
特に小学校教諭の場合は部活動指導がないため、夏休み中はある程度緊張感が和らいだ状態で仕事をすることができます
しかし夏休み中でも、学校の事務作業、勉強会、打ち合わせ、授業準備など、仕事はたくさんあります。
夏休み中の小学校教諭の給料
小学校教諭は夏休み中でも通常通り勤務しているので、給料も通常通り発生します。
地方公務員の給料は公式に公開されているため、各自治体のHPなどで確認することができます。
夏休み中の小学校教諭の仕事内容は?

夏休み中の小学校教諭の仕事内容は、普段のものとは少し異なります。
普段は学校の中で行う仕事がメインになる小学校教諭も、夏休みでは学校外に出掛けることが多くなります。
学校内、学校外の仕事内容をそれぞれ分けてみていきましょう。
夏休み中の学校内の仕事
まず1つ目に、学校番である「日直」の仕事があります。
夏休み中といえど、学校には頻繁に来客、保護者などが訪れたり、電話がかかってきたりします。
毎日当番制で日直を置き、これらの対応や校内の見回り、植物動物の世話をします。
また、校内では2学期以降の授業、行事などについての様々な打ち合わせが行われます。
特に2学期は、運動会、音楽会、展覧会などの行事が盛りだくさんなので、例えば運動会の種目選定やダンスの振り付けを考えたりなど、仕事は多岐に渡ります。
また他の打ち合わせでは、例えば年に一度行われる先生同士の公開授業(研究事業)についてのこと、教材研究についてのことなど、様々です。
また、先生個人で教材研究を行う時間をとれるのも、夏休みの特徴です。
教材研究は授業の質や自分自身の腕を上げるために重要で、いわばスキルアップのようなものです。
夏休み中の学校内の仕事(生徒と関わる)
夏休み中でも、小学校教諭が生徒と関わる仕事はあります。
まずはプール開きのための、プール当番です。
夏休み中のプール開きの日には、教諭がカギの開閉、受付、監視、指導などをすべて行います。
他には、夏休み中の夏期講習のようなもの、いわゆるサマースクールを行う小学校もあります。
最近の教育改革から、このサマースクール行う小学校が増えてきているようです。
基本的には対象者の生徒を中心に、復習授業をしたり、学校の宿題を一緒にやったり、プリント学習をさせるようです。
夏休み中の学校外の仕事
夏休み中の小学校教諭の仕事の中で、最も特徴的かつ重要と言えるのが、「研修」です。
どの小学校教諭も、夏休み中は何かしらの研修に参加しています。
内容としては、講座やセミナーに参加したり、講演会を聞いたり様々ですが、「教育委員会主催の研修(必須)」と「自主研修(任意)」の2種類があるようです。
「教育委員会主催の研修」とは、参加必須の研修で、費用は無料です。
勤続年数によって行われたり、教科ごとに行われたり、教員免許の更新のための研修だったり、内容も様々です。
「自主研修」とは、教諭が自主的に選んで参加するもので、費用は個人が負担します。
先生としてのスキルアップをはかるもので、指導技術についてのものや、生徒理解のものについてなど、こちらも様々です。
夏休み中の仕事(特別編)
夏休み中の生徒たちはウキウキとした気持ちになり、残念ながらトラブルが多発します。
遊びに出掛けたきり家に帰って来ない、事故に遭った、という場合は、先生たちも捜索に加わります。
また、地域の夏祭りなどのイベントの際は、先生たちがパトロールすることも多いです。
夏休み中の小学校教師の仕事内容まとめ
ここまで「夏休み中の小学校教諭」について、待遇や仕事内容などを見てきました。
夏休み中は学校がお休みになるため、一体先生たちは何をしているのだろうと疑問に思う人は多いのではないでしょうか。
夏休み中は生徒がいない分、先生たちはある程度ゆったりと仕事をすることができますが、仕事内容は多岐に渡ります。
学校の夏休みは先生や学校にとって大切な時期であり、先生のスキルアップや学校行事の運営についてが中心に行われています。
また、夏休み中とはいえ、プール開きやサマースクール、地域のパトロールなど、生徒たちの生活に常に気を配っていると言えるでしょう。
小学校教諭の仕事の大変さ、またそれゆえのやりがいの大きさを感じてもらえれば幸いです。
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