塾講師は勉強が好きな人や、将来教師を目指している人にとって人気のある職業です。
大学生が行うアルバイトとしても、塾講師は多くの大学生の支持を受けており様々な塾で大学生が働いています。
今回は「塾講師になりたい!」という人に向けて、塾講師になるにはどういったスキルが必要なのか?
アルバイトと正社員の違いや資格、採用されてからの仕事内容や収入についても解説します。
塾講師の仕事内容とは?

一言に塾講師と言ってもその仕事内容は様々です。
授業は勿論のこと、生徒のケアや面談、実力を確認する為のテストの作成等多岐に渡ります。
それぞれ解説していきます。
授業での指導
塾講師の主な仕事内容は当然「授業での指導」です。
塾や生徒のレベルや需要に合わせて授業の進行を行います。
そのための下準備や段取りも行い、その授業がキチンと時間内で完了するかどうかのシュミレーションも事前に行っておく必要もあります。
塾での授業方式は2種類あります。
1つは1人の講師が少人数を相手に一人一人のケアが出来る様に授業を進めていく方式です。
一般的に「個別指導塾」と呼ばれ、CM等でも良く聞く方式です。
丁寧な指導が可能になりますし、塾講師自身も受け持つ生徒の数が少なければそれだけ負担が少なく済みますので最近人気が高まってきています。
その反面、個人個人で教え方を変える必要があるので高い指導力が求められます。
もう1つの方式は大きな教室で集団に向けて講義を行う方式です。
学校での授業と同様の方法で、一人で多くの生徒に対して授業を行う方式です。
大人数を相手に授業を行いますので、一人一人に気を配った授業というのは困難になります。
しかし、その反面ある程度教える内容が安定しますのでマニュアル化され塾講師の指導力に左右されずに授業を展開出来ます。
その他の仕事
塾講師も学校の教師と同様に生徒に対して指導方針や進路について面談を行う事があります。
場合によっては保護者も交えた三者面談を行う事もあります。
面談後はヒアリングした内容を記録し、その内容を加味した授業進行を考えます。
また、授業後に生徒からの質問等があれば応える事も仕事内容に含まれます。
授業で使用する資料やテストの制作も塾講師の仕事です。
教室の清掃や片付け、塾講師間のミーティング等もあります。
部署が分かれている塾もありますが、一般事務も塾講師が対応する事もあります。
また、長期休暇中の短期講習会の案内や生徒の勧誘などの営業業務を行う事もあります。
こういった業務は一般的に正社員が行いますが、職歴が長いアルバイトが任される事もあります。
塾で働くには?
塾講師になるには塾に採用される必要があります。
しかし、塾に採用されたからと言って直ぐに塾講師として働ける訳ではありません。
塾講師になるには採用後に研修を受ける必要がある塾が大多数を占めます。
生徒に対してその塾が提供する価値のある授業が行えるようになる為に研修でそのノウハウを学びます。
研修を何度か行い、その後模擬授業で合格と判定される必要があります。
ですので、授業を任されるようになるには採用からそれなりの期間が必要になります。
正社員やアルバイトの求人が求人広告等で出ている場合もありますが、大学等に直接オファーが届く場合もあります。
塾講師になるには資格が必要?
塾講師になるには資格は必要ありません。
しかし、塾講師として採用されるにあたって有利に働く資格は存在します。
一番一般的な資格で言えば「実用英語技能検定(英検)」です。
英語力の高さを証明する英検を取得していれば塾講師になるには有利に働きます。
その外にも「実用数学技能検定(数検)」や「日本漢字能力検定(漢検)」なども自分の学力をアピール出来ますので塾講師になるには是非取得しておきたい資格です。
資格ではありませんが、大学で教員課程を履修している場合、アルバイトで採用される可能性が上がります。
教員課程を履修するという事は将来的に教員になる可能性もあるので、事前のシュミレーションの意味も込めて是非塾講師のアルバイトをしましょう。
塾講師に求められる能力や資質
塾講師になるには多くの資質が求められます。
まず第一に人に学問を指導する立場ですので、高い学力が求められます。
有名大学や医大等に在籍していたり、卒業していたりすればそれが学力の証明になりますので塾講師になるにはより有利になるでしょう。
しかし、単純な学力だけでなく相手の学力を分析し「どうすれば相手に分かりやすく説明できるか?」等も考慮できる頭の良さも重要です。
それと関係して生徒との関係性を保つ為のコミュニケーション能力や、生徒に対する熱意、思いやりが塾講師になるには必要になります。
正社員とアルバイトの違い
同じ塾講師であっても正社員とアルバイトには少し違いがあります。
まず、前述しましたが与えられる仕事の量と質が違います。
アルバイトは指定された数の授業を行えばそれでOKですが、正社員はそうはいきません。
授業外は事務や営業の対応、場合や立場によってはアルバイトや新人の塾講師のフォローを行います。
勤務形態も基本的にアルバイトは担当授業に応じたシフト勤務ですが、正社員は状況に応じて勤務形態が変動します。
しかし、正社員には福利厚生の部分で雇用者側から手厚い補助を受ける事が出来ますがアルバイトにはこれが適応されないケースが殆どです。
塾講師の収入

塾講師のアルバイトの収入は、時給1600円程度と言われています。
アルバイトとしては高額のように思えますが、塾講師のアルバイト代は1授業単位でカウントされる事が多いです。
ですので、授業時間以外の仕事は時給に換算されない場合がほとんどです。
なので、塾講師で高収入を得るようになるには少し難しいです。
正社員であってもこれは同様です。
更に正社員であれば営業業務や事務作業も加わりますので、より高収入になるには難しいです。
塾講師になるにはまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は塾講師になるにはどういった能力や資質が必要なのか?仕事内容や収入も交えて解説しました。
塾講師になるには資格は必要ありませんし、大学生や教員志望の人がアルバイトで行うには有益な職業です。
また、教員資格はないが人に教える職業に就きたいと考えている人にも良い職業と言えます。
しかし、塾講師として十分な収入を得るようになるには少し時間が必要になります。
ですが、塾講師は生徒の成長を肌で感じる事が出来、一緒にその達成感を味わうことの出来る素晴らしい仕事です。
教職に興味のある方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?
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