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商社での仕事内容って主にどんなことをするの?商社勤めの1日とは?

更新日:2023-10-04

商社での仕事内容って主にどんなことをするの?商社勤めの1日とは?

世界を股にかけて活躍しているイメージが強い商社の仕事ですが、実際はどんな仕事内容を行っているのでしょうか?

この記事では、商社とは一体なんなのか、女性でも働くことができるのかなど、商社についてのあれこれを取り上げています。

さらに、商社で働く人の1日のスケジュールを紹介していきます。商社の仕事内容に興味のある方は参考にしてみてくださいね。

商社って一体なに?

商社とは

そもそも、商社とは一体何なのか考えたことはありませんか?

「商社勤務はモテる」「商社は激務」などと、商社で働く人に対してのイメージは様々ですが、まずは意外と知らない商社について解説していきます。

商社の種類「総合商社」とは?

商社とは「総合商社」「専門商社」の種類に分けられます。

まず総合商社とは、石油などの資源から自動車、食料品、などさまざまな事業や商品を取り扱い、世界各地で取引を行っています。

日本国内では、一般的に7大総合商社といわれている特定の企業を「総合商社」と呼んでいます。

  • 三菱商事
  • 三井物産
  • 住友商事
  • 丸紅
  • 伊藤忠商事
  • 豊田通商
  • 双日

どれも日本の大手企業なので、名前だけでも聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

特に「三菱商事」「三井物産」「住友商事」は旧財閥系総合商社と呼ばれています。商社に限らず金融をはじめとする多種多様な業界で力を持っている企業ですよね。

商社の種類「専門商社」とは?

対して専門商社とは、特定の分野の商品を専門に取り扱っています。仕事内容自体は総合商社と異なる点はあまりないといわれています。

専門商社で挙げられるのは「化学系商社」「食品商社」「繊維商社」「鉄鋼商社」など、それぞれ特定の事業分野に特化した商社であるといえます。

  • 三菱食品
  • 伊藤忠丸紅鉄鋼
  • 豊島
  • 三菱アルミニウム
  • 三井物産プラスチック
  • メタルワン

代表的な専門商社の企業も紹介してみました。専門商社は日本国内に相当数存在し、規模はそれぞれの商社で異なります。

商社とメーカーに違いはある?

商社もメーカーも、どちらの仕事も商品や製品を販売することから、どうしても仕事内容が混同されがちです。

その見分け方としては「自社製品のものかどうか」という点にあり、製品の生産から販売を行っているのが「メーカー」です。

貿易や企業から製品を取引し販売を行うのが「商社」になります。

商社の仕事内容を詳しく解説!

商社という仕事について知ってもらったところで、商社の仕事内容を詳しく紹介していきます。

商社で働く人々は、一体どのような仕事内容を行っているのでしょうか?

商社の仕事内容「トレード」

商社の基本的な仕事内容はいわゆる商取引、簡単に言えば「卸売業」が主体になっています。それを「トレード」または「トレーディング」と呼んでいます。

トレードは商社の大きな役割であり、業者間の仲介業者として「売り手」と「買い手」のパイプ役を担っています。

商社の仕事内容「事業投資」

商社のもう1つの仕事内容は、国内・国外問わず、商社が企業に対して出資したり事業投資を行うこと。

企業の経営に関わり、企業を成長させ企業価値を上げることで、大きな利益を生み出しています。

商社の「総合職」の仕事内容

海外出張で世界各地を飛び回ったり、大きなプロジェクトに関わっている、いわゆる「商社マン」と呼ばれている職業が商社の総合職に当たります。

商社で総合職として働くとなると、海外勤務・出張や転勤は免れません。

商社の総合職は激務といわれているだけあり仕事量はもちろん多いですが、その分やりがいは感じられる魅力的な仕事といえますね。

商社の「一般職」の仕事内容

商社の一般職は主に総合職のサポートを行っていると考えて良いでしょう。契約書を作成したり、事業の取引の手配や入出金関連の業務を行います。

商社の一般職の場合は、海外勤務や転勤はなく、総合職よりも勤務時間は短いといわれています。そのため、商社で一般職で働く女性も少なくありません。

ただ、任せられる事務内容が多いので、一般の事務職よりも仕事量は必然的に多くなります。

女性でも商社の総合職で働ける?

昔と違って商社で総合職として活躍する女性も存在します。ただし、他の業界と比べると女性総合職の比率は低い傾向にあるといわれています。

女性にとってはハードルが高い職場かもしれませんが、商社としての働き方に男性・女性に全く差はありません。

また、女性の強みともいえる「柔軟性」や「コミュニケーション能力」を商社の仕事に生かすことができます。

商社という職業は、男性のみならず女性にも活躍の場が広がっているといえますね。

商社勤務の1日のスケジュールとは?

商社の1日

商社の仕事内容を紹介しましたが、実際に商社働いている人はどのような1日を送っているのでしょうか?

商社といえば激務に追われていそうなイメージを抱きますが、実際のところはどうなのか、商社で働く方の1日のスケジュールを紹介していきます。

商社総合職の1日のスケジュール

まずは商社で働く総合職の1日のスケジュールから紹介していきます。

  • 8:00 出社
  • 8:30 メールチェック、事務作業や確認作業
  • 9:00 取引先と電話対応
  • 10:00 社内ミーティング
  • 11:00 提携先企業とミーティング
  • 12:30 昼食
  • 13:30 製造元企業、メーカーに訪問
  • 16:00 帰社
  • 16:30 資料作成
  • 18:00 日報作業報告
  • 19:00 退社

商社の総合職で働く人の1日のスケジュールは、大体が取引相手とのミーティングや打ち合わせが主軸になってきます。

そのため、メール対応や電話対応なども多いようですね。さらに、外回り以外にも資料作りなどのデスクワークもこなします。

商社一般職の1日のスケジュール

次に、商社で働く一般職の1日のスケジュールを紹介していきます。

  • 9:00 出社
  • 9:30 メールチェック、事務作業や確認作業
  • 10:00 郵便物確認、書類確認
  • 11:00 事業の取引の手配
  • 12:00 昼食
  • 14:00 打ち合わせ
  • 16:00 スケジュール管理
  • 17:00 事務処理
  • 18:00 退社

基本的に、商社で働く一般職の人はデスクワークが1日の中心になります。

事務作業はもちろん、総合職の人のサポートに回り、打ち合わせに参加することも。商社の一般職では、女性も多く活躍していますよ。

また、総合職の方よりも1日の勤務時間が短いことも一般職の特徴として挙げられます。

商社勤務は海外出張ばかり?

商社の一般職は、海外出張や海外勤務はありません。しかし、商社の一般職は海外出張は月に1回以上ある商社が多いようです。

さらに商社によっては、国内転勤や海外転勤の可能性も。期間は1ヵ月と短い場合や最長1~3年になる商社もあるようですね。

また、転勤先によって商社の1日のスケジュールも大きく異なってくるようです。

商社の仕事内容や女性も働く商社勤務の1日まとめ

商社について、仕事内容や商社勤務の1日のスケジュールを紹介してみました。

商社は「総合商社」「専門商社」に分けられ、商社マンと呼ばれている「総合職」と、主に事務業務を行う「一般職」の職種があり、女性も多く活躍していることが分かりましたね?

世界各地を股にかけ取引を行っている商社の仕事は、やはり激務と言われているだけあり「行動力」や「積極性」が求められる職業といえるでしょう。