ネイリストは、お客様の爪におしゃれなネイルを施したり、爪を綺麗に整えたりする職業です。
施すネイルには様々な技術があり、最新の技術でのネイルを望むお客様もいれば、好きなキャラクターをデザインしてくれという方もいらっしゃいます。
この記事ではネイリストを目指している人に向けて、ネイリストの仕事内容を紹介した上で、1日の流れ、1日に何人施術するのかなども簡単に解説していきます。
是非最後までご覧ください。
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目次
ネイリストの具体的な仕事内容

まず最初にネイリストの具体的な仕事内容を解説していきます。
ネイリストはお客様の要望に応えネイルの施術だけではなく、空間づくりやヒアリングなど様々な仕事をしています。
お店の空間作りなどの準備
ネイルのお店に来るお客様は美意識の高いおしゃれな方が多く、清潔感の無いお店や、おしゃれさに欠けるお店には来てくれません。
そこで大切になるのが、お店の空間作りです。
営業前には掃除を欠かさずお店の清潔感を保つのは当たり前で、他にもアロマを焚いたり、音楽を流したりして空間作りをしています。
また、ネイルに使う薬剤や備品の補充、施術に必要な道具を用意したり、営業準備も行います。
お客様への対応とネイルの施術
ネイリストのメインの業務がお客様への対応とネイルの施術です。
最初のヒアリングでは、どんなネイルにするか希望を調査し、ネイル施術後は注意事項やお会計を行います。
実際のネイルの施術では、希望に沿ったネイルをお客様に施すわけですが、明確な希望が無いお客様もいらっしゃいます。
その場合、お店のテンプレとお客様の好きな色や形から、新たなデザインを生み出すこともよくあるようです。
ネイルチップの作成
ネイルチップは付け爪の一種で、ヒアリングの際にお客様がデザインのイメージを掴む参考材料にもなります。
また、ネイルサロンのHPやSNSにネイルチップを投稿し、そのネイルサロンの技術やデザインをアピールすることができます。
ネイルチップの作成にはトレンドや斬新さなどが求められるため、HPやSNSに載せられるものはベテランが作ったものが多くなっています。
ネイルの施術には種類がある

ネイルの施術といっても色を塗ったりするだけではなく、爪のケアなども含まれます。
ここでは、ネイルの施術を種類ごとにご紹介していきます。
ネイルケア
普段の爪切りや何度もネイルをしたことによる爪へのダメージにより、爪の先が割れてしまう「二枚爪」になったりと、爪はケアをしないとボロボロになっていくものです。そこで行われるのがネイルケアです。
ネイルケアは、爪を傷つけないように専用のアイテムで削ったり、カットしたりします。
甘皮をふやかしたり細かく削れるアイテムもあるため、爪を傷つけずに処理することが出来ます。
これによって爪の健康面を維持するのと同時に、ネイルをデザインする前の下準備を整えることができます。
ネイルカラー(カラーポリッシュ)
ネイルカラーはその名の通り爪に色を塗るネイルのことです。
もちろんただの絵の具ではなく、アクリル系ニトロセルロースという素材を溶剤で薄めたもので、塗ったらすぐに固まるという性質があります。
つまり複雑なデザインを求められる場合は、素早く正確に塗る技術が必要になってきます。
また、塗る色にも種類が様々あり、光沢の少ないマットタイプやラメタイプ、パールタイプなどがあります。
ジェルネイルが主流になりつつある今の時代でも必要なテクニックであることに変わりはありません。
ネイルアート
ネイルアートは爪に色を塗って終わりにするのではなく、ストーンやラメ、3Dデザインのアイテムを付けることを指します。
ネイルカラーとの違いはより複雑になっていることで、3Dアートなどはセルフでやることが非常に難しく、ネイリストに頼まれることが多くなっています。
ジェルネイルもネイルアートに含まれ、仕上がりに立体感が生まれるので非常に人気があり、ネイリストには必須の技術になっています。
ネイリストの1日を簡単にご紹介!

ネイリストは美容院やエステサロンで働くこともありますが、ネイルサロンに就職する方がほとんどです。
そこで、ネイルサロンで働くネイリストの1日をご紹介していきます。
ネイリストの一日の仕事内容
09:00 出勤朝の時間はネイルサロンによって変わってきますが、一般的な会社と比較して早すぎないことが特徴的です。
朝早くから開店してもお客様がそんなに来ないからですね。
10:00 開店1時間程で準備を済ませ開店します。
基本的に予約したお客様に施術を行っていきます。
12:00 昼休憩一応12:00となってはいますが、ネイルサロンの予約は美容院と同じで、ネイリストを選んで予約することがほとんどなので、自分が空いている時間に休憩という形になります。
人気ネイリストは昼休憩を取れないケースもあるため、昼の予約枠に余裕を持たせる場合もあるようです。
13:00 午後の施術午後の施術も午前と同じです。
19:00 閉店店を閉めて片づけに入ります。
なお、他のネイルサロンと差別化を図るために遅くまでやっているネイルサロンもあったりしますが、基本的には19~20時で閉店します。
ネイリストは技術を常に磨き流行に敏感でなくてはならないため、閉店後に最近の流行や技術を勉強したり、新人ネイリストがマネキン相手に練習したりしています。
そのため、帰るのはさらに遅い時間になっているようです。
ネイリストに求められる技術・行動とは?

ネイリストは技術や自分の行動次第で給料が上がったり、フリーランスになれたりするわけですが、具体的にどんな技術を取得すれば良いのでしょうか?
ここではネイリストに求められる技術や行動について解説していきます。
お店や客層に合わせた技術
ネイルサロンはその立地やお店の雰囲気、時間帯で、来る客層が大きく異なります。
例えば、同じネイルサロンでも昼は専業主婦の方や自営業の方がほとんどで、夕方以降は会社員や学生の方が増えてきます。
お店の雰囲気や値段設定によっても、学生や若いOLが多いのか、お金持ちの方が多いのかなどが変わってきます。
ネイリストは自分がおしゃれだと考える技術を磨くことも大切ですが、勤めているネイルサロンに来る客層とトレンドを天秤にかけて、勉強を進めることが重要です。
また、立地に関しても東京や大阪といった大都市である程、トレンドに敏感な傾向にあるため常に流行を意識しなければならないなど、影響があるようです。
自分から積極的に発信、アピールする
昨今様々な職業の人がYoutubeやインスタグラムで自分の仕事を見せるようになりました。
特に美容師やネイリストは自分の技術を非常に分かりやすくアピールできるため、お店でも個人でもSNSを活用することが多くなり、インスタグラムで集客する人も珍しくありません。
ネイリストという職業は、予約が指名制であるように同じお店の従業員同士でも客を取り合う職業ですので、自ら発信し技術をアピールする行動が必要になります。
資格を取得する
ネイルサロンに初めて来るお客様は、ネイリストの違いが分からなかったり、どんなネイルが良いのか方向性すら分からない人もいらっしゃいます。
そういったお客様に分かりやすく技術をアピールする方法が資格の取得です。
特にネイル検定1級、ジェル検定上級といった他のネイリストがあまり持っていない資格を持つことで差別化を図ることが出来ます。
その他にも施術後のお客様にSNSアカウントを紹介して、自分が過去に載せたネイルを見てもらうといった細かい積み重ねも忘れないようにしましょう。
ネイリスト一人ひとりがサロンの差別化を意識する

ネイルサロンは都市部になるほど集中しており、現在は飽和状態になっているとまで言われています。
そんな中お客様を店に呼び込むためには、他のネイルサロンと差別化をすることが求められ、そのネイルサロンに勤めるネイリストもサロンの差別化の意識を高く持つ必要があるのです。
サロンの特徴に興味を持つ
例えばですが、ネイルサロンではネイルグッズやネイル雑誌はよく売っていますが、雑貨を売っている所はあまり見たことがありませんよね。
さらに売っている雑貨が、ハンドメイドだったり、そこら辺の雑貨店では手に入りにくいような物だった場合お客様も興味がわくでしょう。
ネイルの施術中の話の種にもなりますね。
そういった事からネイルのみではなく、そのお店やネイリストに興味を持ってもらい、「この人にネイルしてもらいたい」というファンを作ることに注力しているお店もあります。
もしこういったお店に雇われた場合は、お店の雑貨の特徴を覚えたり、自分の家にある雑貨について話したり、ネイリストがサロンの特徴を意識することが重要です。
ネイリスト自身がサロンの一部だと考える
差別化は上記のように既存のネイルサロンに+αするだけではなく、客層を絞って行うこともあります。
例えば高級感のあるネイル店では、料金も他の店と比較し高額になったり、立地が高級住宅街から来やすい場所だったりすることになります。
しかしそこで働くネイリストが、若い子向けのネイルをしていたり、派手な服装をしているとお店の雰囲気を壊すことになってしまいます。
ネイリストは自分自身がそのサロンの一部であると考え、お客様はネイルや雰囲気だけではなくネイリストのこともよく見ていることを忘れないようにしましょう。
ネイリストの仕事内容を簡単に紹介!1日の流れまでご紹介:まとめ
今回この記事では、ネイリストを目指している人に向けて、ネイリストの仕事内容を紹介した上で、1日の流れ、1日に何人施術するのかなども簡単に解説してきました。
ネイリストの仕事はただネイルをするだけではなく、お店の雰囲気づくりやヒアリング、お店によってはSNSやHPの更新などが含まれています。
1日の流れとしては、基本的には予約のお客様を相手に施術を行っていますが、閉店後は技術の向上のため遅くまで勉強を欠かさないネイリストもいるようです。
また、ネイリストは同じお店で働いているネイリスト同士でも争っており、個人でのSNSなどの工夫が必要になる職業であるのと同時に、お店の雰囲気に溶け込む必要のある職業です。
これからネイリストを目指す方は、ネイルの技術や資格だけに捕らわれず、アピールの仕方やどんなネイリストになりたくてサロンを選ぶかについても考えるようにしましょう。
参考
キャリアガーデン ネイリストの仕事内容
好きを仕事にみらいのトビラ ネイリストの仕事内容1日の流れは?
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