
最近では、法科大学院に進学せず予備試験ルートから司法試験突破を目指す受験者が増加していることから、予備試験への注目が高まっています。今回この記事では、司法試験予備試験の大学別合格率・合格者数や社会人の合格率・合格者数をまとめてみました。
弁護士になるには司法試験を突破しなければなりませんが、司法試験の受験資格には「法科大学院を修了する」か「予備試験に合格する」どちらかの条件を満たしている必要があります。
受験資格の1つである「予備試験に合格する」という方法は、社会人や大学在学中にも弁護士の道を目指すことができる夢のような制度でもあるんです。
そんな予備試験の出身大学別の合格率や社会人の合格率についてまとめてみました。
目次
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出身大学別の予備試験合格率・合格者数
まずは、司法試験予備試験の出身大学別の合格率・合格者数を紹介していきます。
現役大学生の方や司法試験予備試験に興味を持っている方は、この出身大学別の合格率を是非参考にしてみてくださいね。
【2017(平成29)年度】出身大学別の合格率
2017(平成29)年度の司法試験予備試験の出身大学別の合格率と合格者数を確認していきます。
大学名 | 受験者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
東京大学 | 636人 | 86人 | 13.5% |
慶應義塾大学 | 645人 | 40人 | 6.2% |
中央大学 | 882人 | 29人 | 3.3% |
京都大学 | 275人 | 19人 | 6.9% |
一橋大学 | 160人 | 18人 | 11.3% |
早稲田大学 | 689人 | 14人 | 2.0% |
大阪大学 | 146人 | 13人 | 8.9% |
神戸大学 | 127人 | 5人 | 3.9% |
北海道大学 | 111人 | 5人 | 4.5% |
明治大学 | 260人 | 5人 | 1.9% |
合格率、合格者数のどちらをとっても群を抜いている「東京大学」は、さすがの日本の最難関大学と呼ばれているだけありますね。
他の出身大学別で見ても日本を代表する有名大学が名を連ねていることが分かります。
【2018(平成30)年度】出身大学別の合格率
さらに、2018(平成30)年度の司法試験予備試験の出身大学別の合格率と合格者数を確認していきましょう。
大学名 | 受験者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
東京大学 | 644人 | 52人 | 8.1% |
慶應義塾大学 | 652人 | 44人 | 6.7% |
中央大学 | 945人 | 27人 | 2.9% |
早稲田大学 | 706人 | 20人 | 2.8% |
京都大学 | 251人 | 17人 | 6.8% |
一橋大学 | 178人 | 14人 | 7.9% |
大阪大学 | 156人 | 12人 | 7.7% |
同志社大学 | 217人 | 6人 | 2.8% |
北海道大学 | 112人 | 5人 | 4.5% |
明治大学 | 288人 | 4人 | 1.4% |
2018年度の大学別に至っても「東京大学」出身者の合格者数はダントツで1位ですね。
他の出身大学別の名前も見ても、2017年度に引き続き難関大学がずらりと並んでいることが分かります。
社会人の予備試験合格率・合格者数

出身大学別の合格率を発表したところで、職業別に社会人の司法試験予備試験の合格率・合格者数を紹介します。
社会人から予備試験合格を目指し、司法試験を受験しようと考えている方は、是非このデータを役立ててみてくださいね。
【2017(平成29)年度】社会人の合格率
それでは、社会人の職業別に2017(平成29)年度の司法試験予備試験の合格率や合格者数を紹介していきます。
職業 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
無職 | 2,353人 | 66人 | 2.8% |
会社員 | 1,833人 | 26人 | 1.4% |
公務員 | 792人 | 7人 | 0.8% |
自営業 | 448人 | 3人 | 0.6% |
法律事務所事務員 | 228人 | 10人 | 4.3% |
塾教師 | 135人 | 1人 | 0.7% |
教職員 | 91人 | 3人 | 3.2% |
その他 | 451人 | 7人 | 1.5% |
全体合計 | 6,331人 | 123人 | 1.9% |
予備試験の社会人合格者の中では、無職の方が大多数を占めていることが分かります。
しかし、全体の合格者数の半数以上が仕事をしながら予備試験に合格を叶えています。このことから、社会人でも働きながらでも予備試験を突破することは不可能ではないといえますね。
【2018(平成30)年度】社会人の合格率
次に、社会人の職業別に2018(平成30)年度の司法試験予備試験の合格率や合格者数をお伝えしていきます。
職業 | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
---|---|---|---|
無職 | 2,391人 | 47人 | 1.9% |
会社員 | 1,980人 | 26人 | 1.3% |
公務員 | 880人 | 20人 | 2.2% |
自営業 | 486人 | 4人 | 0.8% |
法律事務所事務員 | 241人 | 6人 | 2.4% |
塾教師 | 147人 | 4人 | 2.7% |
教職員 | 100人 | 2人 | 2.0% |
その他 | 446人 | 6人 | 1.3% |
全体合計 | 6,671人 | 115人 | 1.7% |
2017年年度に引き続き、2018年度も社会人の予備試験合格者は無職の方が大半という結果に。
一方で、社会人として働きながらも予備試験合格を勝ち取っている方が存在するのも確か。社会人だからと言って諦めてしまうのはまだ早いかもしれません。
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予備試験の科目別合格率と合格者率
予備試験は3つの試験から構成されており「短答式試験」「論文式試験」「口述試験」の順に受験していくことになります。
1つ1つの試験に合格しないと次の試験を受験できない仕組みになっているからこそ、予備試験が難関試験と呼ばれている理由なのかもしれません。
短答式試験の合格率と合格者数
まずは予備試験の最初の難関である「短答式試験」の合格率から確認していきましょう。
2016(平成28)年 | 2017(平成29)年 | 2018(平成30)年 | |
---|---|---|---|
受験者数 | 10,442人 | 10,743人 | 11,136人 |
合格者数 | 2,426人 | 2,299人 | 2,661人 |
合格率 | 23.2% | 21.4% | 23.9% |
予備試験の最初の試験であるにもかかわらず、短答式試験では予備試験受験者の4人に1人しか合格できていないことが分かりますね。
これだけの人数しか難関を突破することができない予備試験の短答式試験は、ふるいにかけられている第一関門といっても過言ではありませんね。
論文式試験の合格率と合格者数
次に「論文式試験」の合格率を見ていきましょう。
2016(平成28)年 | 2017(平成29)年 | 2018(平成30)年 | |
---|---|---|---|
受験者数 | 2,427人 | 2,185人 | 2,551人 |
合格者数 | 429人 | 469人 | 459人 |
合格率 | 17.7% | 21.5% | 18.0% |
短答式試験と同様、論文式試験も相当な難関を潜り抜けなければならない結果がでています。
論文式試験でも受験者の5人に1人しか合格できていないのが現状です。
口述試験の合格率と合格者数
それでは、予備試験の最後の試験である「口述試験」の合格率をお伝えします。
2016(平成28)年 | 2017(平成29)年 | 2018(平成30)年 | |
---|---|---|---|
受験者数 | 429人 | 469人 | 456人 |
合格者数 | 405人 | 444人 | 433人 |
合格率 | 94.4% | 94.7% | 95.0% |
短答式試験、論文式試験とは打って変わり、口述試験の合格率は非常に高いです。
世間では「合格させるための試験」とも呼ばれていますが、だからこそ必ず合格しなければならないというプレッシャーにも耐えねばならないと言えそうです。
予備試験合格率と予備試験合格者司法試験合格率

最後に予備試験受験者全体の合格率・合格者数と、予備試験合格者の司法試験合格率・合格者数を紹介して締めたいと思います。
このデータを参考にすれば、予備試験ルートから司法試験突破を目指す希望も見えてくるかもしれませんね。
予備試験受験者の合格率と合格者数
まずは予備試験受験者全体の合格率と合格者数を紹介していきます。
2014(平成26)年 | 2015(平成27)年 | 2016(平成28)年 | 2017(平成29)年 | 2018(平成30)年 | |
---|---|---|---|---|---|
受験者数 | 10,347人 | 10,334人 | 10,442人 | 10,743 | 11,136 |
合格者数 | 356人 | 394人 | 405人 | 444人 | 433人 |
合格率 | 3.4% | 3.8% | 3.9% | 4.1% | 3.9% |
こうしてみると、年々司法試験の受験者数も合格者数も増加してきていることが見て取れます。
それだけ司法試験予備試験に注目が集まっているといえますね。
予備試験合格者の司法試験合格率、合格者数
さらに、予備試験合格者の司法試験の合格率・合格者数を確認していきましょう。
2014(平成26)年 | 2015(平成27)年 | 2016(平成28)年 | 2017(平成29)年 | 2018(平成30)年 | |
---|---|---|---|---|---|
受験者数 | 244人 | 301人 | 382人 | 400人 | 443人 |
合格者数 | 163人 | 186人 | 235人 | 290人 | 336人 |
合格率 | 66.80% | 61.79% | 61.52% | 72.50% | 77.60% |
このデータを基にすると、予備試験の合格者が本試験である司法試験に合格する確率が非常に高いことが分かりますね。
世間では予備試験の学習がそのまま司法試験の合格に繋がるともいわれており、予備試験ルートから司法試験合格を目指す方が増えてきているのも事実です。
司法試験の合格率、合格者数
最後に、法科大学院修了者と予備試験合格者を合わせた司法試験の合格率と、予備試験合格者のみの司法試験合格率を紹介していきます。
法科大学院修了者及び予備試験合格者 | 予備試験合格者のみ | |||
---|---|---|---|---|
最終合格者数 | 合格率 | 最終合格者数 | 合格率 | |
平成26(2014)年 | 1,810名 | 22.58% | 163名 | 66.80% |
平成27(2015)年 | 1,850名 | 23.08% | 186名 | 61.79% |
平成28(2016)年 | 1,583名 | 22.95% | 235名 | 61.52% |
平成29(2017)年 | 1,543名 | 25.86% | 290名 | 72.50% |
平成30(2018)年 | 1,525名 | 29.11% | 336名 | 77.60% |
最近では、予備試験合格者が司法試験を突破することも珍しくなくなってきたといえます。
平成30年だけで見ても、司法試験に合格しているうちの5人に1人が司法試験合格者という計算になります。このことから、今後も予備試験ルートで司法試験に合格する方の数は増えていくのではないかといわれています。
司法試験予備試験の出身大学別・社会人別の合格率まとめ

いかがでしたか?
司法試験予備試験の合格率をはじめ、出身大学別・社会人別にも合格率・合格者数を紹介してみました。
社会人で働きながらでも予備試験に合格し、さらに司法試験に合格している方は数多く存在することがお分かりいただけたと思います。より確実に予備試験合格を目指すのであれば資格スクエアの講座を受講することで試験対策に役立つことは間違いありません。
年々予備試験ルートで司法試験突破を目指している方が増えてきているのも事実ですので、予備試験から司法試験合格を目指している方は是非挑戦してみてはいかがでしょうか?