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システムエンジニア(SE)が取っておくべき資格は?

更新日:2023-02-07

IT業界はまだまだ成長を続けており、システムやプログラムの企画・設計を担当するシステムエンジニアの需要はかなり高くなっています。SEは情報処理の能力だけでなく、コミュニケーションやマネジメントなど様々な能力が必要となるので、SEを目指すならそれらの能力を客観的に証明できる資格・試験は非常に重要です。今回はこれからSEを目指すとき、取っておくと有利な資格や受けておくべき試験などをご紹介します。

そもそもシステムエンジニアってどんな仕事?

システムエンジニア

システムエンジニア(SE)とは、システムやプログラムの設計や開発、テストを担当する仕事です。開発工程の中でも上流工程と呼ばれる部分を担ってます。顧客の要求に応じてシステムの設計や全体のスケジュールを立てたり、開発コストの決定もしなければならない重要な仕事です。

プログラマとの違いは?

システムエンジニアとプログラマの違いは、実際にプログラムを書くかどうかです。システムエンジニアは主にプログラムの設計や出来上がったプログラムの確認を行う仕事なので、実際にプログラミングをすることはあまりありません。実際に設計書に沿ってプログラミングを行うのがプログラマです。

ただし、厳密な分類は企業などによって異なります。勤めている企業や担当しているプロジェクトによってはSEもプログラミングをしたり、人によってはSEとプログラマを兼ねている人も少なからずいるようです。

SEが取っておくべき資格

SEはただプログラムが書けるだけではなれません。プログラミングの知識に加えて、コンピューター関連の幅広い知識やマネジメント力、顧客とのコミュニケーション能力など様々なスキルが必要となる資格です。ですので、自分の能力を客観的に証明できる資格・試験はSEになる為の大きな助けになります。今回ご紹介する資格は多くのシステムエンジニアの方が取得している必須級の資格ばかりです。SEへの就職、転職を目指している方はぜひご覧ください。

①基本/応用技術者試験

システムエンジニア

基本情報技術者試験と応用情報技術者試験は、情報処理に関する基礎的で幅広い知識が問われる試験です。これらはシステムエンジニアだけでなくIT関係の仕事に就くなら絶対に知っておきたい知識・技能が問われる試験でもあります。経済産業省主催の国家資格でもあるので、IT企業に就職を目指している方は絶対に取っておきましょう。

同じ情報処理関系のITパスポートという試験との違いはプログラミングの知識が問われるかどうかです。基本情報技術者試験からは入門レベルのプログラミングの知識も必要になります。応用情報技術者試験も内容は基本情報技術者試験とあまり変わりませんが、手間のかかる計算問題などが増えます。

試験情報と合格率

基本・応用技術者試験共に年2回、春期試験と秋期試験が実施されます。受験手数料は5700円です。基本情報技術者試験の合格率は25%ほど、応用情報技術者試験の合格率は22%ほどになります。

問題の難易度としては情報系資格の中では難しくありませんが、情報系未経験者の方には少し難しいかもしれません。また、プログラムなどテクノロジ系の分野だけを学んできている方は、マネジメントなどの分野の問題も出題される為注意してください。

出典:情報処理推進機構

②MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)

MOSはマイクロソフト社のソフトウェア、officeの知識や技能が試される試験です。試験科目はWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookの5つですが、特に人気なのはWordとExcelの試験です。この2科目だけは上級試験も設定されています。

OfficeはIT系に従事する人だけでなく一般的にも広く使われているソフトウェアです。そのため、IT系を目指す方以外にもたくさんの人が受験し、IT系以外の就職にも役立つので取っておいて損はないでしょう。

システムエンジニアを目指すならばExcelの試験を受けることをオススメします。SEは他の職業に比べてExcelを使用する頻度が高いです。マクロや数式が扱えるようになると作業効率がグンとアップするので、ぜひ取っておきましょう。

試験情報と難易度

試験は毎月1~2回行われます。試験会場は全国で実施されているので近い場所を選びましょう。試験日の約1ヶ月半前からインターネットまたは郵送で申し込みが可能です。

難易度はそれほど高くありません。公式では公表されていませんが、合格率はエキスパート(一般)で80%、スペシャリスト(上級)で60%と言われており、上級試験でもかなり高い合格率となっています。ただし、出題範囲が一般的に使われない専門的な内容まで含まれているため、すでにOffice製品に慣れているからといって油断せずに勉強するようにしましょう。

出典:マイクロソフトオフィススペシャリスト

③オラクルマスター(ORACLE MASTER Database)

オラクルマスターとは、オラクル社が実施する試験の総称ですが、一般的には「ORACLE MASTER Database」のことを言います。ORACLE MASTER Databaseはオラクル社のソフト、ORACLE Databaseに関する能力を証明することができる資格です。ORACLE Databaseは世界中の大企業で広く使われているデータベース管理ソフトで、エンジニアなら必ず触れる機会のあるソフトです。

少し前までは”データベースエンジニア”という専門の職業を置いている企業も多かったようですが、近年ではデータベースエンジニアを採用している企業が減少しており、SEなど他のエンジニアがデータベースを扱うことが増えているようです。ですので、SEを目指すなら必ず取っておくべき資格になりつつあります。

試験情報と難易度

試験は随時行われています。申し込みは試験の数ヶ月前から可能です。試験会場は全国にあるので、自分の都合の良い場所を選択可能です。合格発表は試験終了後すぐに画面に表示されます。

難易度はBronze、Silver、Gold、Platinumの四段階に分けられ、Platinumが最も難しい試験となっています。Bronzeは比較的簡単な試験ですが、Gold、Platinumはかなり難しくなるようです。

出典:ORACLE JAPAN

SE必須資格まとめ

いかがでしたでしょうか。システムエンジニアを目指すなら、その能力を証明できる資格が必要不可欠です。

今回ご紹介した資格はシステムエンジニアにとって必須級の資格ばかりです。特に基本情報技術者試験などはIT系の職業全てに通じる資格でもあります。できる限り取得するようにしましょう。

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