掲載依頼・お問い合わせ/リンク集          

[PR]

プログラマーとエンジニアの違いは大きい?将来性があるのはどっち?

更新日:2019-04-20

プログラマーとエンジニアの違いは大きい?将来性があるのはどっち?

プログラマーとエンジニア。どちらもIT社会と化した現代ではよく耳にする職業名ですが、違いがイマイチ分からないという方もいるのではないでしょうか?

実はプログラマーとエンジニアは、似ているようで違いのある職業なんです。

未経験者歓迎という募集も多いこの業界、プログラマーとエンジニアの意味の違いをしっかり押さえておくと役立つこともあるかもしれません。

今回はプログラマーとエンジニアの、具体的な違いや将来性について、またどんな人に適性があるのかなどをまとめていきます。

プログラマーとエンジニアの違いとは?

エンジニア

まずはプログラマーとエンジニアの言葉の意味の違いから確認しましょう。

  • エンジニア(Engineer)とは技術者・技師という意味です。
  • プログラマー(programmer)とはプログラムを作成する人・プログラミングをする人の事です。

エンジニアとは元々は工学的な専門知識を持つ技術者という意味です。IT業界のシステムエンジニアと比べると少しイメージが違いますが、今回はとりあえずエンジニアと言えばシステムエンジニアの事としてお話をします。

プログラマーとエンジニアの役割の違い

プログラマーとエンジニアでは1つのプロジェクト内でこなすべき役割が違います。

エンジニアは、システムの設計を行い、プログラマーが実際にその設計通りに動作するプログラムを書いて実現させます。

エンジニアの設計が良くなければプログラマーが優れていても良いアプリやソフトは作れませんし、エンジニアがどれだけ夢物語を語ったところでそれを形にするプログラマーがいなければ実現されることはないので、お互いの仕事はお互いが大切な関係にあります。

なお、現場によっては一人でエンジニアとプログラマーの仕事を両方こなしているという場合もあります。


プログラマーやエンジニアに適性のある人とは?

ではプログラマーに適性がある人、エンジニアに適性がある人とはどんな人になるのでしょう?

プログラムに対する知識はどちらも必要になってきますが、プロジェクトにおける役割が違いますので、それぞれに求められる能力や適性もやはり少しずつ違います。

プログラマーに求められる適性

  • 論理的思考力がある
  • 新しいものが好き
  • 学習意欲がある
  • 集中力がある
  • 柔軟な考え方ができる
  • 効率化を考えられる
  • プログラミングが好き

IT業界はどんどん新しい技術や情報が出てきています。その新しいIT技術の進化を受け入れ、身に着け、自分の能力をアップしていくことが重要なため、新しいもの好きで学習好きという人には適性があると言えるでしょう。

また、プログラマーは常に納期との戦いを強いられます。集中力はもちろんですが、膨大な量の作業を効率よく終わらせる手段をひらめくことができるかどうか、柔軟性のある考え方ができるかどうかも適性の一つとなります。

しかし一番の適性はプログラミングが好きかどうかでしょう。プログラマーの仕事は毎日がパソコンの前でコードとにらめっこになります。

自分の書いたコードでプログラムが動作するのが楽しい、もっと作りたいと思える人にこそプログラマー適性があります。

エンジニアに求められる適性

  • 色々な分野の知識を身に着ける意識がある
  • システムやプログラムに対する知識
  • コミュニケーション能力
  • マネジメント能力
  • 論理的思考力がある

プロジェクトチーム内でのコミュニケーションが重要なプログラマーと違い、エンジニアはクライアントからの要望を聞き、システムを構築しなければならないので単純にプロジェクトチーム内だけではなく、お客様とのコミュニケーションができるかどうかも重要な適性要素となります。

さらに、お客様の業務を理解することも大切になってくるので、IT系の勉強だけではなく、金融業界や医療業界、農業かもしれませんし工事現場の事かもしれません。どんな分野の知識を必要とされても勉強・理解して行ける姿勢があるかどうかは大きな適性の1つになります。

エンジニアは、プログラムを自分で書くことも時としてあるので多少プログラミングスキルを持っている方が有利ですが、プログラミングの実際のスキルよりも、プログラミングによってあんなことができる、こんなことができるなど、知識方面のほうが重要な傾向にあります。


プログラマーとエンジニア将来性は?

プログラマーエンジニア将来性

プログラマーもエンジニアもこれからの時代、需要が増えてくることでしょう。

また、今はIT企業ではない業界でもパソコンやタブレットなどを使っていない会社はほとんどないという風に、これからどんどん業務のIT化が進んでいくことも考えれば、人工知能やIOT家電などの分野が発達してくるにつれて、IT系の開発に関わる技術者はどんどん必要になってきます。という事はプログラマーの将来性もエンジニアの将来性も安泰…?

プログラマーの将来性は?

経験年数のたったプログラマーがずっと現場でプログラムを組み続けていることはあまり多くありません。となると将来性が無いのかと思えてしまいますがそうではありません。

プログラマーとして、経験を積んだ後にシステムエンジニアへと転身するケースが比較的多いのです。元々エンジニアになりたかった人がまずプログラマーを経験してからエンジニアへステップアップするという場合もあります。

一方で経験を積んだ高スキルを持つプログラマーが、プログラマーのままでいることの将来性は実は怪しい側面もあります。

企業は若いプログラマーを育てたがっている

以前は優秀なプログラマーを雇うというスタイルの企業が多かったので、経験を持ったプログラマーの将来性もある程度は良いものでした。

しかし現在は少し状況が違い、スキルを持ったプログラマーを雇うには高額の人件費がかかるという点を企業が嫌がり出したのです。

その結果、若い未経験のプログラマーや情報学科の新卒世代を採用し、仕事を教えながら自社でプログラマーを育てようという企業が多くなってきています。

エンジニアの将来性は?

経験を積んだプログラマーがどんどんシステムエンジニアに転身しているのはそういった将来性の側面もあるからなのかもしれません。

プログラマーは35歳で定年とまでも言われているぐらいなんです。

システムエンジニアは、プロジェクトメンバーとして設計や分析、テストなどの経験を積み、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった更に上のプロジェクトを監督する立場への昇格もあり、プロジェクトマネージャーの年収は1000万円を超えることもあります。

IT業界の仕事が増えていく今後を考えればエンジニアの将来性は大いにあります。


プログラマーとエンジニアの違いと適性や将来性まとめ

いかがでしたか?プログラマーとエンジニアという違いがイマイチ分からない二つの職業の違いはハッキリしましたでしょうか?

どちらも今後のIT社会になくてはならない職業で、将来性もあると見ていいでしょう

IT業界は人手不足や納期に追われるというイメージも根強くついてしまっていますが、意外と残業時間の平均で見てみると他の業種と大差はありません。

プログラミングが好きだという人はぜひ目指してみてください。