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保険外交員は個人事業主なの?資格取得の方法や年収の額はいくら?

更新日:2021-05-08

保険外交員は個人事業主なの?資格取得の方法や年収の額はいくら?

”保険外交員”とは、個人や企業のお客様へ向けて、それぞれのライフスタイルに合った保険のサービスを提供し、コンサルティングを行う人のことを指します。
自らの会社の保険商品を、パンフレットなどを用いて紹介するほか、既に保険に入っているお客様へ向けては契約内容を見直すなどしています。

この保険外交員になったら、必ず個人事業主になるのでしょうか?資格の取り方と、給料・年収の金額も要チェックです!

保険外交員とは?

保険外交官

”保険外交員”とは、数多くいるお客様に対して、それぞれのライフスタイルに合った内容の保険のサービスを提供したり、コンサルティングと言って、問題の解決策を提案したり、良い方向へ発展するように手助けすることが仕事です。

自分の会社の保険に入ってもらうため、一般の家庭や企業などを訪問し、保険商品を紹介します。
既に保険に入っているお客様に対しては、定期的に新たな商品を紹介し、保険内容を見直したりするなどのアフターサービスを行なっています。

どのようにして働いているの?

保険外交員が働いている場所は、主に保険会社や保険代理店となっています。

希望すれば誰でも働けるというわけではなく、まずは必要な資格を取得しなければなりません。
では、どのような資格なのか見ていきましょう。

保険外交員に必要な資格とは?

保険外交員になるには、業界統一試験と言われる「生命保険一般過程試験」に合格しなければなりません。

まず保険会社などに就職した後、資格を取得するための勉強をスタートします。
およそ1ヶ月ほど研修を受け、仕事をするうえで大切なことを学んでいきます。この試験に合格した後は、国に登録をすることで保険外交員として勤務することができます。

合格率は高い

保険外交員になるための試験は合格率が比較的高く、80%以上とされています。

どのような問題が出題されるかというと、保険に関する基礎的な知識や、企業が守らなければならない法令(コンプライアンス)などです。
資格取得に向けて、わずか1〜2週間ほど勉強すれば合格するという人が多くいます。

資格の勉強も過去問題やテキストをじっくりと学べばよく、通信教育や講座のスクールなどは無いとされています。

この試験を受けるための費用や、国への登録料はそれぞれの会社が負担している場合が多いです。

保険外交員が「個人事業主」になる場合とは?

保険外交官の収入

保険外交員として働く場合、会社から固定でお給料が支給されているという人は別ですが、中には「個人事業主」になる人もいます。

一体、どのような外交員が個人事業主となるのでしょうか。

「基本給」と「外交員報酬」を得ている人

保険外交員は、一人でも立派に仕事がこなせるようになると、ほとんどの人が月々に固定のお給料である「基本給」と歩合給の「外交員報酬」というもので収入を得ていくことになります。

外交員報酬は、新規のお客様が保険に加入してくれたり、既存のお客様が契約内容を見直して新たなプランに入ってくれた場合などに発生します。
この報酬として支払われる分のお給料が税務上「事業所得」に当たるのです。そのため、保険外交員は個人事業主として該当するというわけです。

なかなか契約が取れない場合は収入も少ないですが、保険外交員としてどんどん活躍している人は多くの年収を得ています。

保険外交員の年収とお給料

保険外交員は、とにかく収入に変動がある人が多いです。

それぞれ、どのくらいの収入につながっているのでしょうか?

うまくいけば年収は高くなる

極々稀ではありますが、保険外交員の中には年収が1,000万円を超えるという人もいます。

これは、歩合給である「外交員報酬」をたくさん得ているからですが、自分の実力がすぐさまお給料に反映されるという点では、とてもやりがいがあると言えますね。

さらに時折、かなり大口の契約が取れた場合などは、一気に年収が数千万円に跳ね上がるという人も出てきます。
しょっちゅうは起きないことですが、有り得ないわけではありません。

お給料は勤務地によって変わる

続いては、月々のお給料についてです。

お給料の額は勤務する場所によっても変わってきますが、基本的な相場の額は13万円ほどとされています。決して高いわけではありません。
会社によっては学歴によってお給料に差が出たりすることもあるようです。

基本給にプラスされる形で、資格の手当や成績の手当が数万円つくようになります。

保険外交員の大変なこととは?

仕事をするうえではどんな仕事も大変ですが、保険外交員の場合はまた違った苦労があります。

いくら簡単と言っても働くために勉強して資格を取り、一生懸命に契約を取ることも十分な苦労ではあります。

それでは、他にどのような苦労があるのでしょうか?

お客様へ送る粗品について

一般の方で、自らも何かしらの保険に加入しているという人は多いでしょう。そこで、保険外交員の方から”粗品”をもらったことはないでしょうか?

保険外交員は、お客様へ送る粗品を自分で買っています。
外交員を目指す人にとっては驚きかもしれませんが、これは事実です。

ボールペンやタオル、ティッシュ、カレンダーなど、あれらのほとんどは保険会社から支給されているわけではなく、保険外交員の自己負担なのです。
そのため、契約も取れずにこうした出費ばかりが重なると、お給料の額もどんどん下がっていくのです。

新人の外交員を勧誘する

保険外交員は、新しい人材を保険の業界に誘うことも立派なお仕事のひとつです。

そもそも、なぜ保険外交員になったのかというと、誰かに誘われたからということが理由の人は意外と多いのです。
新しい人が会社に入ってくると、誘った外交員は評価され、成績に反映されていきます。

本人の性格の良さや適性がありそうだから誘っているというよりは、手当たり次第に声をかけて誘っているということも否めません。

保険外交員を目指す場合、お客様との関わり以外にもこのようなことがあるのだと認識しておいた方が良いですね。

保険外交員についてのまとめ

保険外交員になるには、まず決められた資格を取得し、国に登録されることで初めて仕事ができるようになります。

不況のあおりも大きい昨今、新規の契約を取ることはなかなか難しく、基本給だけで十分な額を得ることは難しいかもしれません。
しかし、次々と契約が取れたり、既存のお客様が新たなプランに入ってくれるなどすれば、年収は跳ね上がっていきます。

お客様への粗品を自ら購入したり、新たな外交員を誘うという知られざる苦労もありますが、人と接することや、誰かのために的確なコンサルティングを行うことが好きな人にとっては向いている職種と言えるでしょう。

資格も難関ではないので、保険外交員としてうまくやっていけるという人にとっては、自分の実力も分かるやりがいのある業界です。