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ファイナンシャルプランナー1級を独学で取得!合格率や難易度は?

更新日:2019-05-06

ファイナンシャルプランナー1級を独学で取得!合格率や難易度は?

ファイナンシャルプランナーとは、老後の資産設計から住宅ローン、資産運用から相続などお金に関する様々な問題の相談に乗ってくれる職業です。

今回は、そんなファイナンシャルプランナー(FP)の資格の中でも難易度の高い1級の合格率や難易度、独学での勉強法などをご紹介していきます。

ファイナンシャルプランナーとは?

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーとは、家計の管理や老後の資産設計、住宅ローンなど私たちの身の回りの様々なお金の問題の相談に乗ってくれる方々のことです。

つまり、金融や保険、年金、税金などの幅広い分野の知識を持った、個人の資産管理のエキスパートということになります。

ファイナンシャルプランナー1級の資格とは?

ファイナンシャルプランナーの資格にはいくつか種類が種類がありますが、ファイナンシャルプランナーの資格と言ったら基本的には「ファイナンシャル・プランニング技能士」という国家資格のことを指します。

この資格は3級から1級までありますが、中でも1級はかなりの難関資格として知られています。取得できれば、ファイナンシャルプランニングのスペシャリストとして認められることでしょう。

しかし、必ずしもファイナンシャルプランナー1級の資格を取得しないとファイナンシャルプランナーとして働けないというわけではありません。特に、3級の資格は取得が比較的簡単で就職でも有利に働くことが多いため、まだFP資格を持っていないという方は3級の取得から目指してみてはいかがでしょうか。

ファイナンシャルプランナー1級の難易度や合格率は?

FP資格の1級は2級と比べてもかなり難しくなっており、資格試験の中でも難関資格として知られています。取得には、数ヶ月かけての地道な勉強が必要です。

また、この試験は最低でも学科と実技の2回の試験を受けなければならず、加えて受験には実務経験が必要となるなど総合的に見ても取得難易度の高い資格と言えます。

この資格は取得までのルートがいくつかに分かれているため正確な合格率はわかりませんが、”きんざい”の実施している学科試験の合格率が10%前後、実技試験の合格率が85%前後となっています。恐らく最終的な合格率は10%以下となっているため、合格にはしっかりとした対策が必要です。

ファイナンシャルプランナー1級を取得するためには?

FP資格の試験は「きんざい」と「FP協会」という二つの団体が実施しています。そのため資格を取得するためのルートがいくつか存在しており、一見すると取得までの道のりが非常にわかりにくくなってしまっています。

しかし、実際にやるべきことは非常に単純です。ここでは、FP資格取得までの道のりを詳しく解説していきます。

資格取得の道のり①:実技試験受験の条件を満たす

まずは、実技試験を受験するための条件を満たす必要があります。実技試験を受験するためには、FP資格の2級合格に加えて

・”きんざい”の学科試験
・”FP協会”のCFP資格審査試験

のどちらかに合格しなくてはなりません。また、それぞれの試験を受けるためにもいくつかの条件を満たす必要があり、きんざいの学科試験は

・FP試験1級に合格している+実務経験1年以上
・実務経験5年以上
・厚生労働省認定金融渉外技能審査2級に合格している+実務経験1年以上

という条件の中から最低1つを満たしている必要があります。対してFP協会のCFP資格審査試験は2級合格後にAFPという別の資格の研修を受けAFPの試験に合格していることが受験のための条件になります。

この二つを比較してみると、きんざいの試験は試験を受ける回数は少なくて済みますが合格率が10%前後とかなり低いため合格にはかなりの勉強が必要になってしまいます。

FP協会のCFP資格審査試験は先にAFPという資格を取得しなくてはならないため時間もお金もかかってしまいますが、きんざいの学科試験ほど難しくはありません。

ですので、短期間に集中して勉強し、お金をかけずに合格したい方はきんざいの学科試験をおすすめします。逆に、難しい試験に合格する自信が無いという方は時間をかけてゆっくりとCFP資格審査試験の合格を目指してみてはいかがでしょうか。

CFP資格審査試験に合格していればCFPという資格に挑戦することもできます。CFPはFP資格1級に並ぶほどの難関資格でもあるため、CFPも同時に取得できれば今後のファイナンシャルプランナーの仕事をかなり有利に進めることができるかと思います。

資格取得の道のり②:実技試験に合格する

実技試験も、きんざいの行なっているものとFP協会の実施しているものの2つがあります。以前はFP協会の行なっている実技試験の合格率は軒並み90%を超えていましたが、最近では急激に難しくなっており合格率は70%前後にまで落ち込んでしまっています。

きんざいの実技試験は安定して合格率85%程度を保っているため、今受けるならきんざいの試験のほうが良いかもしれません。

どちらも合格率70%以上と比較的合格率は高いように感じますが、実技試験は面接形式になっており緊張で覚えたことが頭から抜けてしまうことも多いようです。覚えたことがいつでもスラスラと言えるように、油断せず頑張ってみてください。

独学で合格するための勉強法は?

独学

FP試験1級に合格するためにはかなりの勉強が必要になりますが、しっかりと勉強しておけば独学でも十分合格が可能です。

主な勉強方法としては、それぞれの団体が販売しているテキストを使っての勉強がおすすめです。試験自体がきんざいが行なっているものとFP協会が行なっているものに分かれているため、自分が受験する方の団体が販売しているテキストを使って勉強してみてください。

まとめ

ファイナンシャルプランナーとは個人のお金に関する様々な相談に乗ってくれる方々のことを言います。このファイナンシャルプランナーを定める国家資格がファイナンシャル・プランニング技能士(FP資格)です。

中でもFP資格の1級は様々な資格試験の中でも難関試験と言われることが多く、合格のためにはかなりの勉強が必要となります。

試験はきんざいとFP協会という二つの団体が実施しています。きんざいの学科試験は合格率が低いですが試験回数が少なくて済み、FP協会の試験はAFPという別の資格の取得が必要ですが比較的簡単です。どちらも良いところ、悪いところがありますので自分に合った方の試験を選択してみてください。