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大学教授の年収はいくら?私立と国立で平均の年収は違うの?

更新日:2021-04-24

大学教授の年収はいくら?私立と国立で平均の年収は違うの?

大学教授は、短期大学や4年制大学、大学院をはじめ様々な教育機関や研究機関のトップの職業です。

専攻分野の研究をはじめ学生への授業・指導を勤め、論文発表や後進の指導等をし、学会に所属して新しい発見をしたり、大学から支払われる研究費を基に研究成果を出し、社会に貢献したりしています。

そんな大学教授の年収は一体どれくらいなのか、国立と私立で平均年収にどれ程の差があるのか比較してみました。

大学教授の年収は?

大学教授

大学教授の収入は、大学から支払われる給与、副業をして得た収入の2つがあります。

大学教授は公務員ではない為、副業が認められているのです。書店などで専門書を購入する際に監修や編集著者に○○大学教授と書かれているのがそうです。

他にもワイドショーや講演会の出演料も副業の収入になります。ですが、こういった副業が出来る教授は少なく、ほとんどはメインの学生への授業・指導や研究したものの論文発表をし、大学からの給与が年収となっています。

【大学教授の年収】教授でも年代により変わる

大学教授と聞くと、少しお歳を召した方が多いイメージもありますが、若くても30代後半から40代でやっと教授職に就ける仕事です。その為平均年収も30代でやっと平均値が出るのです。

そして大学教授自体の平均年齢が50代後半~60歳くらいで、定年間近の方々、勤続年数も10~20年となっています。毎年少しづつ給与は上がり、年収も高くなっていくのです。

45歳私立大学教授が55歳になった場合で150万円ほど違う大学もあります。国立大学では私立程顕著な差はなく、45歳国立大学教授が55歳になった場合でも80万円ほどの差でした。

大学教授の平均年収はいくら?

大学教授 年収

大学生・大学卒業をされた方は既に知っている事でしょうが、改めてお話させていただくと、大学教授にもランクがあるのです。

もちろんトップは「大学教授」ですが、その下に「大学准教授」「大学講師」「助手・助教授」と続きます。

大学教授になるには、大学院修士課程、博士課程と進み、就職活動を経て進みたい道の学部の助手・助教授になる事が必要で、その後、講師、准教授と進み、最終目標である教授になる事が出来るのです。

ですから教授の平均年収と言っても助手・助教授と教授の間にはかなりの差があるのです。

それでは私立・国立大学教授の平均年収をご紹介しましょう。

【教授の平均年収】私立大学

私立大学は603校あり、その学部によりですが1つの学部に大学教授が1~10数人在籍しています。

一番助教授~教授数の多い私立大学が日本大学で2,428人で、次いで慶應義塾大学、近畿大学、早稲田大学となっています。

私立大学の教授の年収は、大学によって大きく異なるものの、教授クラスの平均年収は1200~1600万円程度といわれています。

地方の無名私大では、学科によっては年収がかなり低い助手・助教授~教授もいるようです。

【教授の平均年収】国立大学

現在、国立大学は86校あり、その学部にもよりますが1~10数人の大学教授が在籍しています。

一番助教授~教授数の多い国立大学の東京大学では、助教授以上の教授は全部で3846人もいるそうです。

そして大都市では都市手当が付く事と学生数が1,000人を超える大学と100人未満の大学では1.5倍ほどの差があることで、地方と大都市の国立大学では平均年収にかなりの開きがあります。

国立大学の教授の年収は、統一されていた過去もありますが、現在は学生の数や大学の収益により各学校で異なるようになりました。国立大学教授の平均年収は1000~1100万円程度で、私立大学との差がかなりあります。

【教授の平均年収】海外の大学

海外の大学教授がどれくらいの年収をもらっているのかも気になりますよね?

海外の大学教授が貰う年収の1位がハーバード大学で、年収約1600万円、第2位がコロンビア大学とシカゴ大学で1位から10位をアメリカの大学が占めていました。

そして教員一人当たりの学生数も少なく、少数精鋭で授業を行うスタイルになっています。

10位のカリフォルニア工科大学の教授は年収1400万円程で、日本の私立大学と変わらないくらいになりますから、やはり海外は土地も大学の規模も大きいです。

大学教授の年収は高い?低い?

大学教授 年収比較

平均の年収を見ると1000万円を超えているので一見高収入に見えますが、実際他の職業と比較するとどうなんでしょうか。

国家公務員や大手企業の40代以上と比べてみるとどうなるのか、ご紹介しましょう。

【平均年収】大学教授vs国家公務員

大学教授と国家公務員一種の省庁に勤める方との平均年収を比較してみましょう。

国家公務員一種で40代となると企画官・室長や課長クラスで大抵約900~1400万円、50代なら審議官・局長・事務次官となり約1500~2500万円となり、国家公務員の方が年収がかなり高いと言えます。

収入だけで見るなら国家公務員一種の方が優れていますが、業務の内容や多々ある残業、休暇の取得率等を比べると、大学教授の方に軍配が上がりそうです。

【平均年収】大学教授vs大手企業

大学教授と大手民間企業に勤める方との平均年収を比較してみましょう。

平均年収が一番高い国内の企業の40代で推定約2000万円と、大学教授の平均年収の倍近くあります。50代で約2400万円になり、私立大学教授よりもかなり高いと言えます。

その他大手民間企業でも40代で1000万円を超える企業はありますし、大学教授よりも高い年収であることは確かだと言えます。

ですが公務員一種と同じく業務の内容や時間外労働、休暇の取得率等を比べれば、大学教授に軍配が上がりそうです。

大学教授の年収は?私立と国立の平均年収の差は?まとめ

いかがでしたでしょうか?

大学教授と一言で言っても、年齢や国立・私立によって平均年収の差はかなり違っています。

国家公務員や民間の大手企業にも平均年収は低いですが、自分の好きな事への情熱、研究意欲は年収よりも魅力のある事です。

教授というポジションで、研究に集中し世の中に貢献できる素晴らしい仕事で終身雇用で安心できるなら、それが一番なのでしょう。

大学入学から修士・博士と続いていく時間と労力を必要としますが、あなたが素晴らしい大学教授になる事を資格広場は応援しています。