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【2022年】国家公務員資格ってなに?総合職・一般職の試験情報

更新日:2023-03-28

国家公務員ってどんなイメージですか?国を動かす仕事でしょうか。最難関と言われる試験でしょうか。

霞が関で沢山ある官庁で、働く人といったイメージが強いかも知れませんが、実は地方でも国家公務員が働いています。

国家公務員は実はいくつか種類があり、ここではその中でも総合職、一般職、中でも大卒相当以上の人が受ける試験について様々な情報をご紹介します。

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国家公務員とは?

国家公務員の会議

国家公務員とは、長い間国家一種、二種に分かれていました。

2012年からは、呼び名が変わり一種は総合職へ、二種は一般職と呼ばれるようになりました。

国家公務員の仕事とは、国家機関である国会や、裁判所、1府11省2庁地元などに配属され、人々の生活を豊かにし、世の中の課題を解決していくこと、暮らしやすいを作っていくことが求められています。

ここでは、総合職、一般職の違いを説明していきます。

国家公務員 総合職(旧:第一種)

国家公務員の総合職とは、政策への発案や企画を行ったり、それぞれのポジションで必要な高度な技術、知識を必要とする業務に従事します。

総合職の方々は、昇進スピードが非常に早く、最短昇進コースを歩むように指導されます。

そして、官庁と地方にある国の出先機関などへの出向を行ったり来たりしながら経験を積みキャリアを挙げていきます。

若いうちから海外勤務になり国を背負った業務に当たることもあるでしょう。

参考:令和2年4月1日における国家公務員採用総合職試験(院卒者試験)の区分試験別・府省等別採用状況

国家公務員 一般職(旧:第二種)

国家公務員の一般職とは、総合職の方々が企画される政策企画などの調査や研究、事務作業などを手伝っています。

総合職の方程の出世は見込ませんが、優秀な人は昇格していけるように制度の見直しが行われています。

また、一般職は地方採用があるため、地元に残り就職したいという人にも人気があります。

参考:2019年度における国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)(行政)採用候補者名簿からの採用状況(平成31年4月1日現在)

国家公務員になるには?条件や試験、官庁訪問など

官庁訪問する学生

それでは国家公務員になるには、どういった条件や試験があるのでしょうか。

総合職と一般職で必要な条件、試験内容をご紹介します。

また、試験に合格しただけでは国家公務員にはなれません。合格した人は次に官庁訪問をし、自分の行きたい場所を検討していきます。

受験条件

それではここで、2020年度の受験条件をまとめます。

・国家公務員 総合職(旧:第一種)

1990(平成2)年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの

     1 大学院修士課程又は専門職大学院の課程を修了した者及び

         2021(令和3)年3月までに大学院修士課程又は専門職大学院の課程を修了する見込みの者

     2 人事院が1に掲げる者と同等の資格があると認める者

人事院:国家公務員採用総合職試験(院卒者試験)受験案内

つまり、30歳までの人で大学院を卒業している人、またそれに相当する人が対象と言う事です。

・国家公務員 一般職(旧:第二種)

1 1990(平成2)年4月2日~1999(平成11)年4月1日生まれの者

2 1999(平成11)年4月2日以降生まれの者で次に掲げるもの

      (1) 大学を卒業した者及び2021(令和3)年3月までに大学を卒業する見込みの者

          並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

      (2) 短期大学又は高等専門学校を卒業した者及び2021(令和3)年3月までに短期大学又は高等専門学校を卒業する

          見込みの者並びに人事院がこれらの者と同等の資格があると認める者

人事院:国家公務員採用総合職試験(大卒程度試験)受験案内

つまり22歳から30歳までの人と、翌年3月に大学や専門学校を卒業する予定の人たちが対象です。

国家公務員試験に合格する

国家公務員になるにはまず最難関ともいわれる国家公務員試験に合格してもらわなければなりません。

ここでは各受験区分で出題される試験内容をご紹介します。

総合職試験(院卒者試験)法務区分以外

専門試験(多肢選択式) 専門試験(記述式)
人間科学 行政 工学 物理・数理科学・
化学 地球科学・生物・ 農業科学・薬学
森林・水産 自然環境 農業農村工学
人間科学 行政 工学・物理・数理科学 
化学・地球科学 生物 農業科学・薬学・
水産 森林・自然環境 農業農村工学

総合職試験(院卒者試験)法務区分

専門試験(多肢選択式)
教養

総合職試験(大卒程度試験)教養区分以外

専門試験(多肢選択式) 専門試験(記述式)
法律 人間科学 政治・経済 国際
数理科学・物理・工学 地球科学
薬学 農業科学・化学・生物・
水産 農業農村工学 森林・自然環境
政治・国際 法律 経済 人間科学 工学 数理科学・
物理・地球科学 化学・生物・薬学 農業科学・
水産 農業農村工学 森林・自然環境

総合職試験(大卒程度試験)教養区分

総合論文試験 企画提案試験

合格したら官庁訪問

「国家公務員採用試験に合格する」即ちに「国家公務員になった」という訳ではありません。

試験に合格すると候補者名簿というものに登録してもらえます。

大卒、院卒生向けの総合職試験、一般職試験に合格した際の名簿登録機関は3年間です。

その名簿の中から各府省庁が採用活動を行うのですが、基本的には面接で人柄重視の採用となります。

そのため官庁訪問をして自分を売り込んでおくことが合格へと繋がりやすくなります。

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難易度

2019年の国家公務員試験の合格率を以下の資料を基に、計算してみました。

全体を押し並べると、合格率は19.7%と筆者の予想よりは高かったです。

ただ、受験区分に寄り合格率は大きく異なりますので、総合職の教養試験は最終的に5%程しか受かりません。

申込者数 一次試験合格者数 合格率
総合職 院卒 1860 1103 59.3%
総合職(法務)院卒 20 12 60.0%
総合職 大卒 15435 2322 15.0%
総合職(教養)大卒 2893 271 9.4%
一般職 大卒 29893 10778 36.1%
合計 50101 14486
最終合格者数 合格率 全体合格率
総合職 院卒 653 59.2% 35.1%
総合職(法務)院卒 11 91.7% 55.0%
総合職 大卒 1475 63.5% 9.6%
総合職(教養)大卒 148 54.6% 5.1%
一般職 大卒 7605 70.6% 25.4%
合計 9892 19.7%
人事院国家公務員試験採用情報NAVI:試験の実施状況【2019年国家公務員採用一般職試験】

国家公務員を目指すにはちょっと独学だけではかなりハードルが高そうですよね。

やはり資格の専門学校や通信講座で効率的に学習することは国家公務員になる近道になるでしょう。

特に通信講座では、学校に通う時間を省き一人一人の空いた時間を有効活用していけるのでおすすめです。

【2020年】国家公務員資格ってなに?総合職・一般職の試験情報

会議する国家公務員

いかがでしたでしょうか。

国家公務員の試験は実は複数あって、試験に寄っては合格率も高いことが分かりました。(だからといって決して簡単とは言いませんが。)

しかし、やはり最難関と言われるだけあって大卒相当向けの総合職の合格率は約5%と、非常に難しいことが分かりました。

もし、国家試験に本気で挑もうと思った方は是非国家公務員向け専門学校を探してみて下さいね。

また、試験に合格したら、官庁訪問で自分を売り込みにいくことも必要な様です。

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