生命保険業やコンサルタント業以外の方はTLC(トータルライフコンサルタント)という言葉をご存知ないと思いますが、業界人にとってこの資格はキャリアアップやスキルアップにつながるため取得を目指すべき価値のある資格です。
そんなTLC資格のメリットや取得方法、難易度や取得者の気にある年収についてまとめてみました。
目次
TLC(トータルライフコンサルタント)とは?

そもそもTLCとは、トータルライフコンサルタントの略称で一般社団法人生命保険協会の認定資格です。
当協会が主催している4つの専門課程を修了し、各修了試験に合格することでTLC資格が当協会から授与されます。
TLC資格の保持者は一般の保険外交員や保険セールス業とは異なり、生命保険やライフプランニング、ファイナンシャル・プランニングに関する総合的に秀でた知識の持ち主であることを証明され、常に最高の顧客サービスを提供するスキルが問われます。
TLC資格取得のメリットとは?
TLC資格は生命保険業の民間資格に定められていますが、取ろうと思って気軽に取れる資格では決してありません。
しかし、保険業界に勤めているほとんどの人が目指している資格ということもあって、それ相応の資格取得のメリットもあります。
それではまず、資格取得の主な2つのメリットについて紹介します。
資格取得のメリット1:保険契約が結びやすくない業績アップに繋がる
TLC資格取得のメリットの一つとして、営業の際に顧客との契約が結びやすくなり、結果的に個人の業績アップに繋がります。
日本だけでも大手から中小企業までありとあらゆる生命保険会社があり、保険の種類も無数に存在します。中には悪質な保険業者も潜んでいることでしょう。
しかし顧客はありとあらゆる保険会社や保険内容から自分に合った信頼できるものを選ばなくてはなりません。
TLCのという生命保険協会認定の資格を得ることによって、顧客にとって生命保険を選ぶ際の一つの重要な基準となるのです。
契約を締結した暁には、ただの保険外交員ではなくこれからの人生を支えていくパートナーになるため、顧客にとっては本当に信頼できる保険を選ばなくてはならないのです。
つまり、TLCの資格を得ることによって契約が結びやすくなるという資格取得者のメリットだけではなく、契約する顧客側にも利があるのです。
資格取得のメリット2:関連分野に転職する際にも役に立つ
TLC資格取得のもう一つのメリットは、関連分野に転職する際にもキャリアアップやスキルアップの材料として役に立つことです。
TLC資格を持っていなくても同等の知識の習得ができれば、生命保険の販売や専門知識はもちろんのこと、ファイナンシャル・プランニングや税に関する知識も身につきます。
そのため保険業からの転職、もしくは金融業などに就職する際に資格を持っていることで実際に業務についてからもその知識を活かすことができます。
また、現在コンサルタントやファイナンシャルプランナーとして働いている方がTLCの資格を得ることにより、専門業務の幅が格段に広がりキャリアアップや業績アップにもつなげることができます。
TLC(トータルライフコンサルタント)資格取得方法や難易度は?

TLC資格取得のメリットについて理解できたでしょうか。
確かに資格取得を目指すに至って相当な時間と労力を必要としますが、それだけの価値はある資格となっております。
それでは実際にTLCの資格を取得するにはどうしたら良いのでしょうか。取得法やその難易度について紹介します。
資格取得までの道のり
冒頭でも少し述べた通り、TLCの資格を取得するためには一般社団法人生命保険協会が主催している共通教育制度の全過程を修了する必要があります。
主な課程内容は、生命保険に関する入門的な知識の習得を目的とした一般課程、実務における保険セールスの販売方法や関連スキルの取得を目的とした専門課程。
生命保険業の応用的・実践的スキルに加えてファイナンシャル・プランニングの総合的な知識取得を目指す応用課程、そして応用課程修了者のみ受講できるファイナンシャル・プランニング、生命保険、関連業務の専門的なレベルでの取得を目指す大学過程があります。
これら4つの全課程を修了することによって晴れてTLCの資格を得ることができます。
TLC資格取得の注意点
以上で紹介した各課程の受講、修了にはそれぞれ条件があります。
そもそも保険業者、ファイナンシャルプランナーとして、保険を販売するためには生命保険協会の応用課程まで修了しなければありません。
一般的な修了スケジュールは以下のようになっています。
・募集人(一般課程)入社1ヶ月以内 ・募集人(専門課程)入社3ヶ月以内 ・変額保険資格 ・募集人(応用課程)入社半年
このように、生命保険会社や関連企業に就職してから半年以内に応用課程までの修了をまず目指す必要があります。
応用課程まで修了すれば保険外交員として保険を販売する資格が与えられるため、TLCを目指さなければならないというわけではありません。
しかし、キャリアアップやスキルアップのためにTLC資格を目指されている方は入社一年経過後、大学課程を受講できるようになります。
TLC資格認定試験の概要や難易度
TLC資格、最終過程における認定試験の概要は、生命保険や個人保険に関する総合的な知識、ファイナンシャル・プランニングとコンプライアンス、資産運用などの相互的な知識が問われる問題が全部で6科目出題され、それぞれ100満点中60点以上で合格となります。
1科目でも落としてしまった場合は翌年その科目だけ再受験できます。
試験は全て四肢択一のマークシート形式です。
気になる試験の難易度ですが、日頃の保険業務をしっかりこなし、なおかつ応用課程までの内容をしっかり理解していれば決して難しい試験ではありません。
TLC(トータルライフコンサルタント)の年収は?
TLC資格取得者の気になる年収ですが、保険業であることから年収は一概には言えません。
というのも保険外交員やファイナンシャルプランナーの収入というのは、保険の契約数や営業ノルマの達成率によって大きく変動するからです。
TLC資格取得者だからといって年収が高くなるわけではありませんが、資格者としての知識やスキルは必ず業績にもつながってきます。
TLC資格とは?まとめ
今回はTLCトータルライフコンサルタントの資格について詳しく紹介しましたがいかがでしょうか。
生命保険協会が主催の全課程を修了しTLCの資格を得るには最低でも2年はかかると言われております。
確かに長い道のりですが、目指すべき価値のある資格なので興味のある方はぜひチェレンジしてみて下さい。
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