司法試験は数ある国家資格の中でも難易度が非常に高い資格となっています。
司法試験は受験する科目数や多く、それに伴って配点や採点方法、合格基準も複雑になります。
受験生にとって司法試験の合格を勝ち取るために配点や採点方法を理解することは重要になってきます。
今回は司法試験の配点や採点方法、足切りなどについて詳しく紹介していくので司法試験の受験を考えている方は参考にしてみて下さい。
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司法試験の配点と採点方法は?

司法試験における配点と採点はどのようになっているのでしょうか。
「短答式試験」と「論文式試験」の配点と採点方法についてまとめました。
短答式と論文式では配点や採点の仕方が、大きく変わってくるので注意しましょう。
短答式試験の配点と採点方法
司法試験の短答式試験の科目は民法・憲法・刑法の3教科となっています。
配点は民法が30~38問程度の問題で75点満点、憲法は20~25問程度の問題で50点満点、刑法も憲法と同様に、20~25問程度の出題で50点満点の合計175点満点のテストです。
採点方法としては短答式試験は選択肢を問題からマークシートに記入する形式となっているので、採点の基準などはありません。
論文式試験の配点と採点方法
論文式試験の科目は短答式試験よりも科目数も増えて憲法・行政法・民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法・選択科目の8科目となってます。
論文式試験の配点は、民事系科目が各300点、公法系・刑事系科目が200点、選択科目が100点の合計1400点満点です。
採点方法は一人の答案につき複数人の採点者によって採点され、出た得点を算式して得点を出します。
採点をする時に事例解析能力,論理的思考力,法解釈・適用能力等を基本として、全体的な論理的構成力,文書表現力等を総合的に採点者は評価します。
司法試験の部分点はある?
司法試験の採点には部分点が存在します。
基本的に完答して始めて点数を貰えることが多いですが、一部の問題は1ミスまで点数が貰える問題もあります。
司法試験において数点の差が合否を分けることがあるので、最後まで諦めずに解くことが重要になってきます。
司法試験の合格点は?

司法試験ではどれくらい点数を取れば合格出来るのでしょうか。
短答式と論文式試験の合格最低得点の推移を紹介します。
短答式試験の合格点
短答式試験では定められた合格点数は無く、年によって合格の基準点は変わってきます。
以下が過去4年の合格点数です。
短答式試験 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 |
---|---|---|---|---|
合格最低点 | 126.4点 | 118.1点 | 129.3点 | 128.1点 |
毎年合格点は変動していますが、基本的に110後半から120前半当たりが目安になっていますね。
短答式試験の満点は175点なので、得点率は約7割程となっています。
論文式試験の合格点
論文式試験も短答式試験と同様に決まった合格点は無く、年によって変わります。
論文式試験では合格最低得点が明らかにされていませんが、近年は総合820点前後で合格基準が推移しています。
もし、合格最低点が820点であれば得点率は6割程となっています。
司法試験の足切り

足切りは試験での点数が一定の水準に達していないものを切り捨てることで、主に入学試験でなどで行われていますが司法試験ではどうなのでしょうか。
司法試験での足切りについて詳しく紹介します。
結論から言うと司法試験には足切りが存在し、受験の各科目の足切りのラインを一科目でも下回った場合不合格となってしまいます。
司法試験では一教科でも苦手で足切り点に届かない科目があると、他の教科がどんなに点数が高くても合格することは出来ず、非常にシビアな内容となっています。
短答式試験の足切りは?
短答式試における足切りは、各科目の満点の40%です。
言い換えれば、民法は30点、憲法と刑法は20点が足切り、最低ラインとなります。
前述しましたが、一科目でも40%、最低ラインを下回ると不合格になってしまいます。
論文式試験の足切りは?
論文式試験の足切りは短答式試験と違って各科目の25%以下が足切り、最低ラインとなります。
科目 | 満点 | 足切り点 |
---|---|---|
民事系 | 300点 | 75点 |
公法系 | 200点 | 50点 |
刑事系 | 200点 | 50点 |
選択問題 | 100点 | 25点 |
各科目で足切り点数が変わってきますが、満点の25%というのは共通しています。
過去の試験の足切りの人数は?
先程が足切りの基準について紹介しましたが、現在にいたるまで足切りされた人数はどうなっているのでしょうか。
過去5年間の足切りの人数をまとめました。
年度 | 足切り人数 | 足切り率 | |||
---|---|---|---|---|---|
合計 | 公法 | 民事 | 刑事 | ||
2020 | 640 | 47 | 435 | 376 | 17.5% |
2019 | 488 | 180 | 82 | 368 | 11.0% |
2018 | 485 | 94 | 375 | 159 | 9.3% |
2017 | 510 | 222 | 303 | 193 | 8.6% |
2016 | 633 | 162 | 423 | 324 | 8.3% |
上記を見て分かる通り、決して少なく無い人数が足切りされていることが分かります。
司法試験ではどれか一教科でも足切りのラインを下回ると不合格になる試験でかなり厳しい内容となっています。
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司法試験では足切りに引っかからないように全科目の対策が重要になってきます。
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最後に、アガルートの司法試験対策講座と、これから予備試験合格を目指す方向けのカリキュラムを紹介します。
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個人別マネージメントオプション | |
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対象講座 |
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---|---|---|---|---|
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|||
共通サポート |
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|||
オプション | 指導主体 | × | 司法試験合格者 (担任制) |
アガルートプロ講師 (非担任制) |
指導ペース | 30分/隔週 | 60分/毎週 | ||
添削通数 | 約40通 | 約150通 | ||
個別課題添削通数 | 1通(4枚答案) | 原則2通 | ||
オンライン添削 進捗管理 |
○ | × | ||
コーチング | ○ | ○ | ||
ティーチング | × | ○ | ||
オンライン チューター利用 |
× | ○ | ||
ラウンジ自習室利用 | ○ | ○ | ||
指導方法 | オンライン指導 | オンライン指導 ラウンジ指導 |
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○ | ○ | ||
サポート期間 | 2023年1月〜 2024年7月末 |
2022年10月〜 2024年7月末 |
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講座料金 | 768,460円(税込) | 1,384,460円(税込) | 3,958,460円(税込) |
司法試験配点や足切りまとめ
司法試験の配点や採点方法、足切りについて詳しく紹介してきました。
短答式試験と論文式試験で配点や採点方法が大きく変わってくるので注意しましょう。
また、司法試験には足切りもあり一教科でも足切りのラインに達しなかった場合即不合格となってしまいます。
全科目を包括的、計画的に勉強するのが不安な方はアガルート通信講座を受講してみるのもおすすめです。
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