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社労士と税理士の違いとは?難易度・年収の違いやダブルライセンス取得のメリットまで解説

更新日:2024-02-19

社労士と税理士の違いとは?難易度・年収の違いやダブルライセンス取得のメリットまで解説

国家試験に合格した人のみが就ける専門職はいくつもありますが、今回はその中から”社労士(社会保険労務士)”と”税理士”についてご紹介します!この2つの職業を比較してみると、一体どのような違いがあるのでしょうか?

それぞれの行なっている仕事は似ているのか、資格を取得するためにはどうするのかなど、お役立ちの情報が満載です!


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”社労士”と”税理士”

 

”社労士(社会保険労務士)”と”税理士”は、ともに国家試験に合格した人のみが就ける専門職です。

会社を経営するにあたり、どちらの職業の方とも接したことがあるという方は多いと思われます。
今回は、社労士と税理士を比較してご紹介します!

なぜ社労士と税理士は比較されるのか?

社労士と税理士は、それぞれの扱っている分野が「社保や労働法」、「税法」と大きな違いがあるにも関わらず、よく比較の対象になっています。

その理由として、『士業の中でも社会におけるニーズが高い』こと、『将来性がある』こと、『「企業勤」も「独立」もできる』ことなどが挙げられます。
仕事が安定しているイメージが強いためか、資格取得を希望する受験者は毎年多くいます。

それでは、社労士と税理士の特徴について見ていきましょう。

社労士の仕事

まずは、”社労士”の詳細からご紹介します。

社労士は企業の中でも、人材に関するスペシャリストとして活躍しています。

会社にはこれから入社する人や退職する人、正社員から派遣社員、パート・アルバイトなど様々な立場の人がいます。
その方達の労働や社会保険に関する問題や、年金の相談に応じるのが社労士です。

労働関係の紛争も解決できる

社労士の仕事内容は実に幅広く、有名なものだと「労働社会保険の手続業務」「年金の相談」「労務管理の相談指導業務」などがあります。

それ以外にも、社労士は「紛争解決の手続代理業務」というものを請け負っており、これはADR(裁判外紛争解決手続)業務のことを指しています。
一般公開される通常の裁判とは異なり、当事者双方の話し合いに基づいて、あっせんや調停、仲裁などで紛争の解決を図る手続きのことです。

社労士は労務管理の専門家ともいうべき立場のため、その知識を活用して労働関係紛争を解決することができます。

税理士の仕事

続いては、”税理士”の詳細についてご紹介します。

税理士は税務に関する専門家であり、業務にあたるうえでは守秘義務があるので、相談者の秘密は絶対に厳守します。
信頼関係がとても大事な職種として、時代に適合した税務行政がなされるよう活動しています。

税務処理のサポートを行う

税理士の仕事も、社労士と同様に数多くあります。

日本には「所得税」や「消費税」、「法人税」、「固定資産税」、「相続税」など、たくさんの種類の税金があり、計算方法も複雑で、一般の人がすべてを完全に理解することは容易ではありません。
これらの煩雑な納税を円滑にできるよう、納税者を手助けするのが税理士です。

他にも税務面や経営面において、中小企業の経営者などにアドバイスをすることも仕事の一つとなっています。

社労士と税理士、2つを比較した結果

 

社労士と税理士のについて見てきましたが、この2つの職業を比較することで何が見えてきたのでしょうか?

次のことが分かりました。

社労士と税理士、どちらに需要がある?

まずは、社労士と税理士の需要について見ていきましょう。

結論から言うと、どちらの職業も需要としては今後も高まりを見せていくといって良いでしょう。

なぜならば、社労士は労働問題をはじめとする「人を大切にするための業務」を中心に任されています。
誰かが労働の面で不当な扱いを受けたり、本来もらえるべき保険がもらえないなどといったトラブルは、絶対にあってはならないことです。

そのような問題は起きないことが一番ですが、万が一起きてしまった時や、それらを未然に防ぐためには、社労士の力が必要なのです。

税理士は、税務という「利益に直結した業務」を中心に任されています。
これは企業がある限りずっと必要ですし、煩雑な税金問題などで納税者が混乱しないように、手助けは不可欠です。

以上の点から、社労士と税理士の需要を比較しても、どちらも大切であることが分かります。

社労士や税理士の資格取得の大変さは?

続いては、社労士と税理士の資格取得について見ていきましょう。

どちらも難しい国家資格に合格しないと資格が取得できませんが、比較してみると社労士よりも税理士の方が比べ物にならないほど難易度の高い試験だと言われています。
社労士の試験は一度合格すればOKですが、税理士の場合は11科目の中から5つ以上合格しなくてはなりません。

そもそも、担当する範囲がまったく違うので試験の大変さが異なるのは当たり前と言えばそうなのですが、税理士への道のりはかなり険しいのです。

ダブルライセンスを取得することもできる

皆さんの中には、社労士と税理士のどちらの資格を取得しようか迷っている人もいるかもしれませんね。

どちらもそれぞれに良いところがある資格ですが、もちろん2つの資格(ダブルライセンス)を取得することも可能なのです!
ダブルライセンスを取得することにより、就職や転職が有利になり、将来選ぶ道も増やすことができます。

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先述の通り、社労士試験は1発合格すればいいだけなので税理士試験よりも受かりやすいですが、社労士試験だけを見ると十分難しい試験と言えるでしょう。

社労士試験の合格率は毎年5%前後であり、多くの人が不合格になっているほどの難易度なのです。

社労士試験の合格を目指すのなら、学習サポートや講義内容・テキストが充実しているアガルートなどの通信講座の利用をおすすめします。

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社労士と税理士についてのまとめ

”社労士”と”税理士”の資格は、取り扱っている分野が違うにも関わらず、よく比較の対象となっています。
どちらも難関の国家資格に合格しなくてはならないなど共通点もありますが、いずれにせよ人気の高い資格であることは間違いありません。

ただ国家資格の内容に関しては、税理士の方が比べ物にならないほど難しい試験だと言われています。
社労士が一度合格すれば良いのに対し、税理士は11もある科目の中から5つは合格しなくてはならないのです。

一発合格できれば良いですが、そう簡単にいかないのが税理士の試験です。

また、需要に関しては社労士も税理士も高いと言えます。企業がある以上、働く人材の労働問題は重要ですし、会社として利益も上げていかねばなりません。
トラブルを未然に防ぎ、問題が起きた時にすぐさま解決できるよう、それぞれのプロフェッショナルである社労士と税理士は必要な存在です。

ダブルライセンスを取得することで、ますます仕事の幅も増えるので、興味のある方は勉強してみてはいかがでしょうか。