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サッカーや野球のスタジアムDJの仕事内容は?年収の額も

更新日:2021-05-08

サッカーや野球のスタジアムDJの仕事内容は?年収の額も

”スタジアムDJ”とは、スポーツの試合が行われる時に競技場(スタジアム)などで選手の紹介を行ったり、場内のアナウンスを務める人のことです。
スポーツの種類は様々ですが、日本では主にサッカーやプロ野球で多くアナウンスされます。

DJと聞くと華やかな世界で活躍しているイメージが強いかもしれませんが、実際はどのような仕事をしているのでしょうか?気になる年収の額も要チェックです!

スタジアムDJとは?

スタジアムDJとはどんな職業

DJと聞くと、多くは音楽が流れるクラブで働いている人や、音楽グループで活動している人などを想像するかもしれません。
しかし、DJにも種類があり、今回は”スタジアムDJ”として働く人についてご紹介します。

スタジアムDJとは、スポーツの試合が行われる時に競技場(スタジアム)などで選手の紹介を行ったり、場内のアナウンスを務める人のことです。
日本では、プロ野球やサッカーの試合に多く、他のスポーツではバスケットボールなどがあります。

スタジアムDJになるには?

スタジアムDJを目指すには、音楽のことに詳しくなるよりも、まずは喋りのプロとして滑舌などを勉強した方が良いです。
そのため、通った方が良いとされる学校も、声優やアナウンサーを要請する専門学校や養成所となります。

盛り上がっているスタジアムにおいて、張りのある声を出し、興奮していても会場の皆に聞こえるように話すというのは、簡単そうに見えて実は難しいものです。
また、地方の出身者の場合、自分でも分からないうちに方言が出ていたりすることから、学校で標準語などをしっかりと身につけておきましょう。

どんな学校があるの?

スタジアムDJはまだまだ人数も少なく、知名度もそれほど高くはない職業です。

実際になりたいと志した場合、具体的にはどのような学校に通えば良いのでしょうか?

東京アナウンス学院

人気アニメ『テニスの王子様』シリーズで「菊丸英二」役を務めた声優の高橋広樹さんや、『美少女戦士セーラームーン』シリーズで「愛野美奈子/セーラーヴィーナス」役を務めた深見梨加さんらを輩出した専門学校『東京アナウンス学院』では、スタジアムDJや球場アナウンサーを目指すことができます。

『東京アナウンス学院』には2年生のアナウンス科があり、将来は声を使った仕事に就きたいと考えている人たちを「話して伝えるスペシャリスト」として育ててくれます。

さらに、喋りのプロが多数所属しているプロダクションの関係者の前で、自らのアナウンス技術やトークを披露し、自己PRを行う「アナウンス発表会」というものが開催されます。
ここで、自分は「サッカーや野球のスタジアムDJになりたい!」と熱く語れば、何らかの仕事につながる可能性もあります。

他にも現役のナレーターやアナウンサーを講師に招いていたり、大手のラジオ局の見学や、在学中にラジオ番組の制作に携わることもできます。
スポーツには関係ないなどと思わず、全部自分のためになると信じて何でも挑戦してみましょう。

株式会社ベースボールプランニング

2008年に設立された『株式会社ベースボールプランニング』は、日本で唯一の”野球に特化した”アナウンスアカデミーがあります。

こちらは野球が専門となっており、スタジアムDJを目指している人はもちろん、アナウンスが上手になりたい野球部のマネージャーなども通うことができます。

授業は2パターンあり、「座学レッスン」ではスタジアムDJや野球のウグイス嬢になるための技術が習得できます。
「球場レッスン」では、実際に球場の放送室に入るため、現場の生の空気を知ることができます。MCや場内アナウンス、ヒーローインタビュー、スコア記入法などについて学びます。

仮にサッカーのスタジアムDJ志望の方でも、アナウンスについての学習ができるので、活かせる事はきっとあると思います。

スタジアムDJの仕事内容は?

スタジアムDJ

スタジアムDJの仕事は、サッカーや野球の試合で活躍する以外にもあります。

実際に、プロのスタジアムDJが下積み時代に行なっていたお仕事などもご紹介します。

スキー場のDJブース

あくまでも一例ですが、とあるスタジアムDJのデビューは、スキー場でのアナウンスだったそうです。
ちなみに、この仕事はオーディションを受けて、受かったものだと言います。

ワンマンのDJとして様々な曲もかけながら、温泉やレストランの情報をアナウンスするというお仕事をしていました。

キャリアとしては、誰しも多かれ少なかれ下積み時代があります。
一見自分のやりたいことと関係ないように見えるかもしれませんが、喋りの世界で得たことは、本当にやりたいことが仕事になってからも必ず次につながります。

サッカーや野球好きが高じてなれることも

前述の通り、スタジアムDJはサッカーや野球、バスケットボールの競技場において、場内アナウンスや選手の紹介を行うことが仕事です。

スタジアムDJが、スポーツの試合においてアナウンスができる理由の一つに、その競技が熱烈に好きであることが挙げられます。

仕事である以上、興味がなかったとしても覚えて携わることはできます。
しかし、スタジアムDJの多くはサッカーや野球が好きすぎるあまり、自ら志願して仕事を勝ち取ったという人が多いです。

はじめはリポーターなどからスタートし、熱意を買われてスタジアムDJになったという人もいます。

自分の憧れの選手を前に、インタビューするということも十分に考えられます。
普段からアナウンス力や滑舌にも磨きをかけていきたいですね。

スタジアムDJの年収は?

スタジアムDJは、それが専業というよりも、喋りの仕事を全般に行なっているというプロの方が多いです。

そのため、スタジアムDJ単体の年収などは公表されておらず、明確な金額などは不明です。

ただ、DJとして名が広まり、仕事が増えない限りは収入の面において厳しいものがあるでしょう。
スタジアムDJの仕事だけにこだわらず、駆け出しの頃はいただいた仕事を真心込めてこなしていくと良いですね。

スタジアムDJについてのまとめ

サッカーや野球、バスケットボールの試合において、選手の紹介をしたり場内アナウンスやインタビューを行うのがスタジアムDJの仕事です。

専業のスタジアムDJがいるというよりは、DJとして活躍している人の仕事の一つと言った方が良いかもしれません。
自分がアナウンスに携わるスポーツの知識はもちろんあった方が良いですが、喋りのプロとして、滑舌やアナウンス力などを身につけるべく、専門学校などに通うことをおすすめします。

スタジアムDJは、サッカーならサッカー、野球なら野球のファンであることが多いようです。
自分の好きなスポーツを、どのような言葉や声量で表現すれば観客が盛り上がるのか。選手とともに、試合を盛り上げる存在のスタジアムDJは、カッコいい職業だと言えますね。