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中小企業診断士の資格とダブルライセンスで相性が良くておすすめは?

更新日:2019-10-28

中小企業診断士の資格とダブルライセンスで相性が良くておすすめは?

”中小企業診断士”とは、経営コンサルティングに関する唯一の国家資格です。主に中小企業を対象として経営状態を良好にするため、企業の「財務」や「労務」「生産」「販売」など経営に関わることを全般にわたって調査分析し、改善方法についてアドバイスしていきます。

今回はこの中小企業診断士の資格と相性が良く、取得するのにおすすめのダブルライセンスについてご紹介します!

中小企業診断士とは?

中小企業診断士

”中小企業診断士”という職業は、主なクライアントが中小企業であり、「財務」や「労務」「生産」「販売」など経営に関わること全般の相談に乗り、問題解決に向けて改善方法などをアドバイスすることが仕事です。

経営コンサルタントの一種であり、現時点では日本国の中で経営コンサルタントの唯一の国家資格となっています。

中小企業診断士の資格を取得するには、学歴などは一切問われないので、誰でも受験することが可能です。

難関資格ながら、高収入も得られる

中小企業診断士の資格を取得するには、相当の努力が必要だと言われています。

1次試験の時点で科目が7つもあり、それらに合格しなければ2次試験には進めません。(1度に7科目のすべてに合格しなくてもOKです。)
2次試験まで突破した、最終合格率は驚異の4%程度と言われているので、難関の資格だということが分かります。

しかし、中小企業診断士の資格を持っている人は勤務先の企業や独立の有無でも変わってきますが、高収入である場合が多いのです。
平均年収がおよそ700〜800万円台だと言われており、仕事がたくさんある人ではおよそ1500〜2000万円クラスの年収を稼いでいる人も稀にいます。

続いては、中小企業診断士とダブルライセンスで取得するのにおすすめの資格について見ていきましょう!

中小企業診断士と相性の良い資格は?

ライセンス

「ダブルライセンス」とは、複数の資格を持つということです。
例えば、医師と弁護士という組み合わせの資格を併せ持っていたり、行政書士と司法書士だったりと実に様々です。

中小企業診断士の場合は、相性の良いダブルライセンスはどのような資格でしょうか?

おすすめの資格①税理士

まずおすすめなのが、業務独占資格でもある税理士”です。
税理士は「確定申告の代理」や「税務署に提出する書類の作成」、「会計業務」や「会計参与」など会計や税務に関するありとあらゆることが仕事となっています。

中小企業診断士とダブルライセンスを併せ持つことにより、クライアントが抱える「資金繰り」や「課税」など、お金に関する相談に乗ることができます。

さらに、税理士は「その資格を取得していなければ行えない業務」である業務独占資格なので、クライアントからもより一層の信頼を得られるでしょう。

おすすめの資格②弁護士

続いてのおすすめの資格は、こちらも業務独占資格である”弁護士”です。
弁護士は言わずと知れた法律に関するプロフェッショナルともいうべき存在であり、「民事事件」や「刑事事件」に加えて「企業法務」などが主な仕事です。

中小企業診断士とダブルライセンスを併せ持つことにより、経営の相談以外にも、企業で何らかの紛争やトラブルが発生した際に交渉や裁判の代理人として活動できます。
法律問題がまったく関係ないという人はこの世に存在しないので、頼りにされるはずです。

おすすめの資格③行政書士

続いてのおすすめの資格は”行政書士”です。
行政書士は「官公署へ提出する書類を作成する」ことが主な仕事であり、「債権債務」、「土地の活用」などの申請の手続きや、公的な書類の作成や手続き業務が専門です。

中小企業診断士とダブルライセンスを併せ持つことにより、「会社設立の手続き」や新事業を始める会社があれば「許認可申請」ができるので、企業ともより深く関わっていけます。

中小企業診断士の資格だけではできない業務も、行政書士の資格があることでできるようになることもあるので、仕事の幅が広がります。

おすすめの資格④社労士

最後のおすすめ資格は、国家資格の”社労士”です。
社労士は企業において「人材」に関する専門家であり、「社会保険」や「労働関連」の法律について精通しています。

中小企業診断士とダブルライセンスを併せ持つことにより、「企業の人事評価制度」や「賃金制度の見直し」などができるので、コンサルティング業務を行ううえで活躍の場が広がります。

人事にも強くなるので、労働者とどのように向き合えば良いのかを企業から相談された際に、適切なアドバイスができるでしょう。

ダブルライセンスのメリットは?

以上、中小企業診断の資格と相性の良いダブルライセンスについて見てきました。

上記の資格は、中小企業診断士の資格取得の際も次のようなメリットがあります。

科目が免除になることも

例えば”税理士”の資格を取得している場合は、「一次試験のうち、財務と会計の科目が免除」になります。

”弁護士”の資格を取得している場合は、「経営法務の科目が免除」になります。

”行政書士”の資格を取得している場合は、「会社法に関する知識は一次試験において大いに役立つ」ことになります。

”社労士”の資格を取得している場合は、科目の免除にはならないものの、「一次試験科目『企業経営理論』において知識を活かせる」ことになります。

もしもダブルライセンスを取得することを視野に入れている方は、ぜひ参考にしてみてください。

中小企業診断士の資格についてのまとめ

”中小企業診断士”は、現時点では日本国の中で経営コンサルタントの唯一の国家資格となっています。
受験資格などはなく、学歴も問われないので誰でも受験することが可能です。

中小企業診断士の資格を取得することは容易ではありませんが、合格して仕事が軌道に乗れば高い年収が期待できます。
企業に就職しているか独立しているかによっても違いますが、およそ700〜800万円が平均年収だと言われており、ごく一部ですがおよそ1500〜2000万円ほど稼いでいる方もいるようです。

中小企業診断士は、ダブルライセンスを取得することでますます幅広い活躍ができます。
今回は「税理士」、「弁護士」、「行政書士」、「社労士」の4つをご紹介させていただきましたが、それぞれ法律などの強みがあるので、企業からも信頼が得られるでしょう。

さらに、もともとこれらの資格を持っている場合は、中小企業診断士の試験を受験する際に様々なメリットがあります。
科目の一部が免除になったり知識が活かせるなど、役立つ内容が多いです。

もしもダブルライセンスの取得を視野に入れている方は、ぜひ参考となれば幸いです。