動画市場は右肩上がりの急成長をしており、今後も間違いなく需要が伸びると予想されている業界です。
動画編集の仕事は未経験でも参入しやすい職業で副業としてもとても人気があります。
ですが、映像系の仕事はきつい、大変と感じる方も少なくありませんし、実際にきつい仕事だと言えます。
今回の記事では、動画編集の仕事がきつい理由、きつくても続ける理由や乗り越える方法、未経験から動画編集者になる方法を紹介します。
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動画編集の仕事がきつい理由【会社員の場合】
会社員の動画編集者は、仕事を受注してくる部署が別にあることがほとんどのため仕事が取れないなどの心配はありません。
しかし会社員だからこそきついと感じるポイントがあります。
会社員の動画編集者がきついと感じる理由を3つ紹介します。
労働時間が長い
動画編集の仕事はどうしても作業に時間がかかってしまいます。
しかしプロデューサーなどが社内の人手が足りない状態でもどんどん仕事を取ってしまうことがよくあります。
仕事には必ず納期があるので、間に合わせるために深夜遅くまで残業をしたり休日に出勤して対応することも少なくありません。
繁忙期には終電に間に合わず毎日タクシーで帰宅したり、会社に寝泊まりすることもあるようです。
給料が安い
務めている企業が大手か中小企業なのか、元請けか下請けなのかで大きく変わってきますが、ほとんどの場合が下請けの制作会社です。
下請けの場合、一人一人の作業量が多いため残業時間も長い企業が多いです。
しかし、ひとつあたりの単価が安く予算内で収めるためにサービス残業をしている企業が今でもあります。
最近はそういった環境が良くないと働き方が改善されて来ており、大手企業では福利厚生が整えられたり、深夜までの残業は減ってきました。
しかし映像業界は中小企業が多く、全体的にはまだホワイトとは言えません。
人間関係が難しい
クリエイティブな仕事は、どうしてもクセのある人が多くいます。
それは動画編集者にも言えることで、こだわりが強い人が多いため衝突が起こることがあります。
会社に所属して働く以上、上手く付き合っていく必要が有るため人間関係やコミュケーションが難しいと感じる方が多いようです。
動画編集の仕事がきつい理由【フリーランスの場合】
フリーランスの場合、動画編集の仕事以外にも営業などが必要になってきます。
そのため、動画編集以外にもきついと感じるポイントが多いです。
フリーランスの動画編集者がきついと感じる理由を3つ紹介します。
案件が取れない
特に駆け出しだと、競争が激しいので動画編集の案件を獲得するのが難しいです。
初心者向けの簡単な動画編集だと特に応募者が多いため、競争倍率が高くなります。
スキルを身に付けて、実績を積んでいくと案件を獲得するのは比較的簡単になっていきますが、それまでに挫折して動画編集者を諦めてしまう人も少なくありません。
修正が多い
完成した動画をクライアントに送ると、修正の依頼が来ることがあります。
ちょっとした修正であれば問題ないかもしれませんが、相手が動画編集のやり方などを知らない人であれば大きな修正が来る可能性もあります。
また、クライアントの都合で大幅に修正が入り、時間がかかってしまっても追加で報酬が支払われないこともあるようです。
フリーランスの動画編集者は継続的に仕事を貰うために、クライアントの言いなりになってしまう方が多くいます。
報酬が見合わない
動画編集は簡単な映像を作るだけでも数時間かかります。
特に初心者のうちは報酬が安い案件を受けることが多いので、時給換算すると最低賃金を下回ることもあります。
また、慣れないうちはミスなどもしやすいため修正が入り、最終的な作業時間が予定よりもオーバーしていたということは少なくありません。
動画編集の仕事を続ける理由
紹介したようなきついと感じることを見て、動画編集者はやめようと思った方もいるかもしれません。
しかし、動画編集者は現在人気の職業になってきていますし、続けるべき仕事だと言えます。
きつくても動画編集の仕事を続けるべき理由を5つ紹介します。
動画編集の仕事が楽しいから
動画編集など映像関係の仕事をしている人は映像が好きだからという理由で働いている人が多くいます。
動画編集者には映像好きが多いので映像について議論したりすることができ、それらがスキルアップにもつながります。
同業者以外にもYouTubeなど動画サイトに上げる動画であれば、直接視聴者の声を確認することができ、編集などを褒められているコメントを見かけるとモチベーションが上がるでしょう。
また、企業や案件によっては好きなアーティストのライブ映像やアニメのCMの編集ができたり、撮影現場に行くのであれば芸能人や有名人に会える可能性もあります。
仕事を通じて好きなものや趣味に携わることができるので、どれだけきつくても動画編集を続けるという人が多いです。
スキルがあれば稼げるから
動画編集の仕事は、センスよりもスキルが重要になってきます。
もちろん、必要なスキルは動画編集だけではありません。
しかし、幅広いスキルを習得さえすれば、動画編集の仕事で稼ぐことができます。
- 案件を勝ち取る営業スキル
- 動画に使用する映像の撮影スキル
- YouTubeの運用スキル
- ディレクションスキル
など
最近は動画編集スキルしかない編集者が増えてきました。
こういった動画編集以外のスキルを身に付けることで他の編集者との差別化が出来たり、案件の単価を上げたりすることができるのでおすすめです。
将来性がある仕事だから
動画編集の仕事は将来性があり、今後も伸びていくことが予想できる業界です。
最近では無料動画配信サイトだけではなく、定額制見放題サービスの利用も増えてきました。
コロナ禍では外出を控え、自宅で動画を楽しむ人が増えたために、インターネット広告に力を入れる企業も多くなってきています。
インターネット広告とテレビ広告の違いは、枠に限りがなく個人でも簡単にできることです。
そのため、大企業だけではなく中小企業や個人が発注する動画編集案件が生まれています。
更に今後は5Gや在宅勤務が広がることで需要が増え続ける見込みです。
働く場所・時間を自由に選べるから
動画編集の仕事は時間や場所にとらわれない働き方が可能な職業です。
会社員でも企業によっては在宅ワークが認められている可能性があります。
フリーランスや副業であれば、納期さえ守ればいつ・どこで仕事をしても問題ありません。
仕事を数か月詰め込んでお金を貯め、長期で旅行に出かけるといった働き方もできます。
隙間時間で作業を進めたり、旅行をしながら働くことができるので自分のペースで働きたい方にぴったりの仕事といえるでしょう。
一緒に仕事をする人を選べるから
副業・フリーランスの動画編集者であれば、一緒に働く仲間を選ぶことができます。
一緒に働きたいと思ったクライアントの仕事のみを受注すれば、人間関係やコミュニケーションに悩むことが減り、結果ストレスフリーな環境がつくられます。
人間関係以外にも、仕事内容やキャリア・スキルアップ、報酬など自分の好きな指標でクライアントを選ぶことができるので目標がある方にもおすすめの仕事です。
動画編集の仕事がきついと感じたら
もしも動画編集の仕事がきつくて辞めたいと思ったときに、どうすれば乗り越えることができるでしょうか。
身体や心を壊してしまう前に辞めることも必要ですが、やり方や環境を変えると乗り越えられるかもしれません。
辛いと感じたら一度なぜつらいのかを考えてみて、以下の方法を試してみてください。
プロから学ぶ
特に独学で学んでいる方は、本当にスキルが身についてるのか不安になったり、いざ案件に挑戦しようとしても案件受注でつまずいている方もいるのではないでしょうか。
こんな時は既に動画編集者として活躍しているプロを頼るのがおすすめです。
完全に独学で動画編集者になって案件受注をしている方は全体から見ても少数です。
プロから学ぶといっても知り合いに動画編集をしている人がいなければ、動画編集スクールを受講するのが最も手軽でしょう。
副業や独立して働いている方の多くは動画編集スクールで学んでいます。
スクールでは動画編集の技術だけでなく、制作の流れや案件受注の方法まで教わることができます。
多少お金はかかりますが、一件も仕事を取ることができずに諦めてしまうより、プロから学んだほうがその先も稼ぎ続けることができるので必要経費と思って受講するのが良いでしょう。
スクールや通信講座など、期間や予算に合わせて選ぶ必要があります。
下記記事ではスクール・通信講座・専門学校に分けておすすめの学校を紹介しているので参考にご覧ください。
⇒映像制作・動画編集のスクール・専門学校おすすめ25選!2022年最新版
生産性を高める
きついと感じているのは、作業に時間がかかりすぎているからかもしれません。
一度工程を書き出し、どこに時間がかかっているのかを把握してみましょう。
時間がかかる場所がわかれば、今度はどうして時間がかかっているのか、どうすれば時間を短縮することができるのかを考えます。
効率を上げる方法がある場合はどんどん時間を短縮させていきましょう。
同じ作業を毎回違う方法でしている場合は、やり方を統一して自分の中でマニュアル化させるのがおすすめです。
どうしても技術的な問題などで時間がかかってしまう場合でも、どこで詰まっているのかが可視化されるだけで気持ちが楽になります。
一つずつ改善していくと最も効率がいい方法ができ、大変だという感覚が減るでしょう。
人に任せられるようにする
案件が多くて手が回らなくなった場合、人に仕事を任せられるようにするのがおすすです。
案件が増えれば増えるほど大変になるのは当たり前です。
そんなとき、自分がやるべき仕事とやる必要がない仕事を整理して、やる必要がない仕事を他の誰かに任せるとかなり楽になります。
もちろん人にお願いする分利益率は下がりますがその分他の案件を受注できたり、別のことができるようになるので結果として売り上げが大きく伸びることが多いです。
また、他の人に仕事を任せてスケジュールなどを管理する「ディレクション能力」を身に付けることができるので、市場価値を高めることができます。
人に仕事を任せると言うとせっかくのチャンスを他人に渡しているように見えますが、実際は人に仕事を任せるという経験がキャリアアップに繋がるので間違いなくしておいたほうが良いです。
仕事を人に任せることができるようになれば、多くの仕事を抱え込む必要が無くなり、精神的な余裕が生まれるでしょう。
未経験から動画編集者になるには
未経験から動画編集者を目指すのであれば、副業から始めてみるのがおすすめです。
動画編集のスキル自体は難しいものではないので隙間時間で勉強することも可能です。
また、仕事をしながらなので経済的な余裕ができ、本当にやりたい仕事に集中することができます。
ではどのようにすれば動画編集者になれるのかを3つのステップに分けて紹介していきましょう。
【STEP.1】知識やスキルを身に付ける
いきなり動画編集の案件をとっても、やり方が分からなければ仕事になりません。
現在は無料で動画編集のやり方を解説している動画やサイトもあるのでそれらを活用して実際に手を動かしてみましょう。
独学ではモチベーションの維持ができない方やしっかりとした知識やスキルを学びたい方はスクールに通うのがおすすめです。
ライフスタイルに合わせて通い方が選べるスクールや、現役プロが講師のスクールなどもあるので目的に合ったスクールを探してみましょう。
⇒映像制作・動画編集のスクール・専門学校おすすめ25選!2022年最新版
【STEP.2】ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは、今持っている技術やスキルをアピールするためのものです。
自分の得意や好きなものを詰め込んでおくと、似た感性を持っていたり次に作りたい映像の雰囲気がポートフォリオの作品と似ているという理由で案件をもらえる可能性があります。
ただし好きなものだけに偏らないようにして、幅広いジャンルを作っておきましょう。
いくつか実績ができたらそれらもポートフォリオに入れておくと、信頼になってクライアント側も安心して発注がしやすくなります。
【STEP.3】クラウドソーシングなどで案件を取る
クラウドソーシングとは、仕事を探す人と依頼する人がマッチできるプラットフォームです。
「クラウドワークス」「ランサーズ」などが有名です。
掲載件数が多く、初心者向けの案件なども豊富なのでまずは実績をここで作っていくと良いでしょう。
実績もでき、慣れてきたらSNSや営業などでも仕事を探すとより高い報酬を狙えるようになります。
効率よくスキルを身に付けたいならスクールがおすすめ!
独学での勉強はどうしてもモチベーションの維持が難しかったり、正解が分からずに挫折してしまう方も多いです。
スクールであれば同じように学んでいる人たちとお互い切磋琢磨したり、わからない部分はいつでもプロの講師に質問できる環境が用意されています。
どこまでスキルを身に付けたいか、予算や受講期間などそれぞれの都合に合わせてスクールを選んでみましょう。
以下の記事では映像制作・動画編集のスクールや専門学校について紹介しています。
動画編集の仕事がきつい理由や続ける理由のまとめ
動画編集の仕事がきつい理由や、それでもなぜ動画編集者を続けるのかを紹介しました。
動画編集をしている人たちは高収入が欲しいというよりも、映像が好きだという理由で残っている人が多い業界です。
ユーザーの声をすぐに確認できるのでモチベーションが上がりやすい仕事と言えます。
また、特別なセンスなどは必要なくスキルを身に付ければ誰でも稼ぐことができますし、今後も伸びる業界なので仕事が無くなる心配がありません。
技術やスキルを習得する難易度などは他に比べてあまり高くなく、副業としてもできるのでまずは一度動画編集をしてみると良いでしょう。
動画編集は難易度が高くない上、努力が報われやすい仕事なので、是非チャレンジしてみてください。
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