近年、動画クリエイターの需要は高まりつつあり、多くの方が動画クリエイターを目指しています。
動画クリエイターは撮影から編集・加工まで行うので、編集ツールだけでなく撮影機材も揃えなければなりません。
撮影機材は値段が高いものなら良いわけではなく、自分がどのような動画を撮影したいのかを考え、自分の目的や経済状況にあった機材を用意することが重要です。
こちらの記事では、動画クリエイターを目指している方におすすめの撮影機材や補助機材から、おすすめの動画編集ツールと音源サイト、動画クリエイターになる方法までご紹介していきます。
動画クリエイターを目指す方におすすめのスクール
初心者におすすめの撮影機材4つ
動画制作の第一歩は、素材となる動画を撮影することです。
動画制作において撮影は非常に重要で、最初に質の高い動画を撮影することができるかどうかで、最終的な仕上がりも変わってきます。
そして質の高い動画を撮影するためには、自分の目的にあった撮影をすることができる機材を用意しなければなりません。
ここでは動画クリエイターを目指す初心者におすすめの撮影機材「アクションカメラ」「ビデオカメラ」「スマートフォン」「一眼レフ」の4つをそれぞれご紹介していきます。
おすすめの撮影機材①アクションカメラ
動画撮影におすすめの機材でまず挙げられるのがアクションカメラです。
アクションカメラとは激しい動きにも対応できる小型カメラのことを指し、よくYouTuberが使用するGoProもアクションカメラの一種です。
強力な手ブレ補正機能や広角カメラ、防水機能などあらゆる環境で高解像度の映像を撮影できるカメラとなっています。
料金は安いもので3万円から高いもので10万円以上と幅広く販売されています。
中にはWi-Fi機能が搭載されているものもあり、撮影後にすぐデータを共有したり、インターネと上にアップすることが可能です。
おすすめの撮影機材②ビデオカメラ
一般家庭で使われるビデオカメラは動画撮影においておすすめの機材です。
コンパクトで持ち運びが簡単な点や、難しい操作を必要としない点など初心者が扱いやすい機材と言えるでしょう。
60分以上の撮影も可能なバッテリーに加えて音声マイクの性能も良く、料金も安いものなら2~3万円で購入することができます。
あまりお金はかけずに質の良い動画を撮影したいと云う方におすすめの機材です。
おすすめの撮影機材③スマートフォン
現代においてほとんどの人が持っているスマートフォンも、おすすめの撮影機材の1つです。
既に持っているスマートフォンを使えば新しく撮影機材を購入する必要がないので、他の機材と比べて圧倒的に安く済ませることができます。
最近では動画撮影専用のスマートフォンアプリも普及しており、比較的質の高い動画を撮影することも可能です。
ただし、スマートフォンを使用する場合はデータ保存量が少ないことやバッテリーを多く消費してしまう点に注意する必要があります。
おすすめの撮影機材④一眼レフ
映画やドラマのような動画を作りたい方へおすすめな撮影機材が一眼レフです。
一眼レフは背景をぼかした印象的な撮影や、昼間に撮るものとは少し雰囲気の違う、夜間や暗い場所での撮影ができます。
また一眼レフはレンズを替えることで撮影できる画が変わってくるので、どのような種類の動画でも柔軟に対応できるのも嬉しいポイントです。
もちろん動画だけでなく写真もクオリティの高い撮影ができるので、サムネイルなどに活用することができます。
初心者におすすめの補助機材5つ
カメラやスマートフォンがあれば撮影することはできますが、三脚やジンバルなどの補助機材があった方がよりスムーズに撮影が可能です。
ここでは初心者の方におすすめの撮影補助機材「カメラの三脚」「ジンバル」「カメラスライダー」「照明」「マイク」の5つをそれぞれご紹介していきます。
おすすめの補助機材①カメラの三脚
撮影におすすめな機材としてカメラをご紹介しましたが、撮影時にそのカメラを固定する三脚は補助機材としておすすめです。
三脚があることで手ぶれを防ぐことができ、綺麗な映像を撮ることができます。
最近ではコンパクトに折りたためる軽いものや、しっかりとした長さの本格的なものまで多くの種類があるので、状況に応じてその時に必要なものを用意することをおすすめします。
おすすめの補助機材②ジンバル
三脚は地面や物の上にカメラを固定するために必要なものですが、ジンバルはカメラを手に持ちながら使用する際の手ぶれ防止に必要なものです。
アクションカメラ用やスマートフォン用、一眼レフ用など様々な種類があり、大きさや重さなども種類によって大きな違いがあります。
三脚と同様に、その時の状況に応じて必要なものを用意することをおすすめします。
おすすめの補助機材③カメラスライダー
動画クリエイターを目指す初心者の方におすすめの補助機材としてカメラスライダーもあります。
カメラスライダーとは、カメラを一定の方向にスライドさせるための機材で、これを使うことによって映像を見ている側に臨場感を感じさせることができます。
迫力のある動画を作るときに必要なものですが、スライドさせる時に音が鳴ってしまうこともあるので注意が必要です。
おすすめの補助機材④照明
撮影に必要なものとして、照明は忘れてはならない重要なものです。
人物や風景をより綺麗に見せるために必要なもので、照明が入るだけで動画の質も一気に高いものになります。
太陽の光など自然光を使う撮影の時は別ですが、それ以外の撮影では基本的に照明機材を用意することをおすすめします。
おすすめの補助機材⑤マイク
音声を含んだ動画を撮影するときには音を拾うマイクもおすすめの補助機材です。
外付けのマイクを使うことにより、撮影した時にノイズが入らなくなるので質の高い動画を撮ることができます。
金銭面で余裕がある方は、マイクを用意することで音質の良い動画を撮影でき、動画全体のクオリティも上げることが可能です。
初心者におすすめの動画編集ソフト3つ
ここまで素材を撮影するためにおすすめの機材をご紹介してきましたが、ここからは素材を編集するためのソフトをご紹介します。
インターネットで動画クリエイター向けの編集ソフトを検索すると多くのソフトが出てきますが、その中から初心者の方におすすめの編集ソフトをご紹介していきます。
おすすめのソフト①Premiere Pro
Premiere Proはとても有名な動画編集ソフトなので、動画クリエイターを目指している方なら一度は聞いたことがあると思います。
複数の動画をつなぎ合わせることに特化しており、他にも加工や補正機能など動画編集に必要な機能は一通り揃っています。
多くの動画クリエイターが使用しているソフトなので、初心者向けの説明動画も搭載されており、初めての方でも比較的扱いやすいものと言えるでしょう
最近は専門学校や通信講座でPremiere Proの操作方法を教えているところも多いので、初心者の方はそちらで基礎を学ぶのもおすすめです。
おすすめのソフト②After Effects
After EffectsもPremiere Proと同じく有名な動画編集ソフトで、After Effectsを使用している動画クリエイターも少なくないでしょう。
動画につけるエフェクト効果の種類が豊富で、After Effectsを使用することでCMやオープニングムービーなどインパクトのある動画を作成することができます。
細かく設定できるので繊細な表現を付けることができますが、その半面操作は難しく、初心者の方は慣れるまで時間がかかるかもしれません。
しかし、After Effectsの操作は覚えておいて損はないので、できる限り習得することをおすすめします。
独学で習得することが難しいようでしたら、専門学校や通信講座に通って習得するのも1つの手段です。
おすすめのソフト③Photoshop
Photoshopは画像加工・編集ソフトとして有名ですが、簡単な動画編集も可能です。
テロップの挿入やトリミング、補正機能などがついており、シンプルなものであればPhotoshopの編集でも充分でしょう。
画像編集の機能は申し分ないので、サムネイル作成などのグラフィック方面で活躍する、便利なソフトとなっています。
先述したPremiere ProやAfter Effectsと併用してPhotoshopを使っている動画クリエイターもいるようです。
初心者におすすめの音源サイト3つ
動画クリエイターを目指すのならば、動画編集ツールだけでなく音源サイトも知っておく必要があります。
音源サイトとは効果音やBGMを引っ張ってくるためのサイトです。
動画クリエイターを目指している初心者におすすめな音源サイト「Premium Beat」「AudioJungle」「Envato Elements」の3つをそれぞれご紹介していきます。
おすすめのサイト①Premium Beat
初心者におすすめの音源サイトとして挙げられるのがPremium Beatというサイトです。
音源は「ロイヤリティフリー」「ジャンル」「ムード」「楽器」「アーティスト」「曲」「テンプレート」など様々なジャンルから検索でき、登録されている音源の数も豊富なので、Premium Beatなら自分の欲しい音を探すことができるでしょう。
言語も21言語に対応しており日本語も入っているので、問題なく利用できるのも特徴です。
おすすめのサイト②AudioJungle
AudioJungleは1ドルから音を購入できるロイヤリティフリーの音源サイトです。
英語のサイトで、日本語で読むためにはgoogle翻訳するしかなく、少し違和感がある文章もでてきますが問題なく利用できます。
「音楽」「音楽パック」「音響効果」「ロゴとアイデンティティ」「ミュージックキット」「ソースファイル」と大きく6つのジャンルに分けられており、自分の用途に合わせた様々な音源を探すことができます。
おすすめのサイト③Envato Elements
Envato Elementsのメリットは音源以外に「画像」や「動画」「3D素材」「プレゼンテーションテンプレート」をダウンロードすることができる点です。
さらにWordPressのテーマ素材も用意されており、どれも無制限でダウンロードすることが可能なサブスクリプションサービスとなっています。
7日間の無料トライアル期間もあるので、まずはお試しで使用してみるのもおすすめです。
動画クリエイターになる方法
ここまで動画クリエイターを目指している方へおすすめの機材やツールをご紹介してきましたが、ここからは動画クリエイターになる方法をご紹介していきます。
動画クリエイターになる方法は「独学で学ぶ」か「専門学校や通信講座で学ぶ」の2つに大きく分けられるので、それぞれの方法について詳しく解説していきます。
独学で動画クリエイターになる
現代はインターネットや書籍に多くの情報が載っているので、自分で調べながら動画クリエイターになることも充分可能です。
独学で動画クリエイターを目指すことのメリットは自分の好きな時に勉強できることと、専門学校や通信講座と比べて費用がほとんどかからない点です。
ただし、インターネットから情報を得る場合は、その情報が本当に正しいのか精査しなければならない点がデメリットとして挙げられます。
専門学校・通信講座で動画クリエイターになる
動画クリエイターになるには、専門学校や通信講座で学びながら目指す方法もあります。
専門学校・通信講座共に現役のプロが教えてくれるところが多く、正しい知識や実践的なスキルを学ぶことが可能です。
デメリットは独学よりも費用がかかることですが、安いところを探せば月に約5,000円程度で通える学校もあります。
こちらの記事で動画クリエイター講座のある専門学校「ヒューマンアカデミー」について詳しく解説しているので、気になる方は合わせてお読みください。
⇒ヒューマンアカデミーの動画クリエイター講座の評判や口コミ、料金はどう?
まとめ|動画クリエイターになりたい方へ
動画クリエイターを目指すなら、自分の目的にあった撮影機材や動画編集ツールを用意することが重要です。
撮影機材は「アクションカメラ」「ビデオカメラ」「スマートフォン」「一眼レフ」の4つの機材があり、激しい動きや水中の動画を撮影したいのならアクションカメラ、映画のような凝った動画を撮影したいのなら一眼レフがおすすめとなっています。
ビデオカメラやスマートフォンは安価で質の高い動画を撮影することが可能なので、あまりお金をかけたくない方におすすめの機材です。
動画編集ソフトは複数の素材をつなぎ合わせるのであれば「Premiere Pro」、エフェクトをつけたいのなら「After Effects」を使用するのが良いでしょう。
音源サイトは「Premium Beat」「AudioJungle」「Envato Elements」の3つがおすすめで、どのサイトもそれぞれ特徴がありますが日本語にも対応している「Premium Beat」は比較的使いやすいと言えます。