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webデザイナーで年収1000万?中央値やフリーランスでの収入は?

更新日:2024-04-10

webデザイナーで年収1000万?中央値やフリーランスでの収入は?

Webデザイナーは、ホームページのデザインや広告、商品のデザインなど、さまざまな物や商品に関わる身近な職業です。

Webデザイナーを目指している方にとって、Webデザイナーの年収はどれくらいか、将来性はあるのかなど、収入面や需要の傾向が気になる方も多いでしょう。

Webデザイナーと一言で言っても、その属性や働き方、雇用形態、経験、知名度など、さまざまな要素によって年収にも差が出てきます。

この記事では、Webデザイナーの年収を各種属性別に比較するほか、フリーランスや副業としての働き方、将来的に年収1,000万円を達成することは可能かを解説します。

キャリアパスを考えながら、将来的にどのような働き方をしていきたいのかを明確にし、高収入が得られるWebデザイナーを目指しましょう。

    この記事でわかること

  • Webデザイナーの平均年収(雇用形態・地域・年代別)
  • Webデザイナーの働き方の例
  • Webデザイナーで年収1,000万円を目指すためのポイント

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Webデザイナーの平均年収(中央値)は?

Webデザイナーの収入は雇用形態や年齢、その勤務地によっても異なります。

ここではまず、それぞれの属性ごとにWebデザイナーの年収にどれだけ差が出るのかを確認していきます。

雇用形態別

初めにWebデザイナーの収入を雇用形態別に見ていきましょう。

正社員 派遣社員 アルバイト・
パート
平均年収
449万円
平均時給
1,800円
平均時給
1,009円

出典:求人ボックス 給料ナビ

Webデザイナーの平均年収は、正社員雇用の場合で約449万円です。

ただしここで示されている平均年収とは給与水準の中央値を意味しています。

Webデザイナー全体の給与幅を見ると300万円台から800万円台と幅広く、求められるスキルや実務経験など各種条件によって年収に大きく差が出るようです。

勤務地域別

次に勤務地域別の平均年収の違いを見ていきましょう。

地域 平均年収(正社員)
北海道・東北地方 390万円
甲信越・北陸地方 357万円
関東地方 401万円
東海地方 380万円
関西地方 381万円
中国地方 354万円
四国地方 338万円
九州・沖縄地方 345万円

出典:求人ボックス 給料ナビ

最も平均年収が高いのは関東地方で、他地域と比べ唯一400万円を超えています。

中でも東京都は平均499万円と、全都道府県内で最も高額です。

一方で最も低いのは、地域別で見ると四国地方の338万円です。
しかし都道府県別で見ると、九州地方に属する鹿児島県の314万円が最も低い水準でした。

このように、勤務するエリアや都道府県によって平均年収にも大きな差が出ることが分かります。

年代別

続いて年齢別の平均年収です。

年代 平均年収 男性 平均年収 女性
20~24歳 296万円 288万円
25~29歳 362万円 338万円
30~34歳 431万円 380万円
35~39歳 503万円 399万円
40~44歳 556万円 416万円
45~49歳 563万円 410万円
50~54歳 621万円 514万円
55~59歳 651万円 504万円

出典:求人ボックス 給料ナビ

基本的に年齢が上がるにつれ年収も上がり、50代で年収のピークを迎える傾向にあります。

なお平均年収を男女別に見ると、20代のうちは年収に大きな開きはありませんが30代以降は徐々にその差が開いていく傾向があります。

これは平均年収に差が開き始める年代で妊娠・出産というイベントを迎える女性が多いことが影響していると考えられます。

また最近では在宅でも働けるというメリットを活かし、妊娠・出産後に初めてWebデザイナーとして働き始める女性が増えているようです。

この就業開始年齢の違いも平均年収の違いに影響していると考えられます。

Webデザイナーの働き方

Webデザイナーという職業は、自身で様々な働き方を選ぶことが可能な仕事です。

企業に所属し会社勤めをすることもできれば、フリーランスとして時間と場所を選ばない働き方を選択することもできます。

ここではそれぞれの働き方の特徴について解説します。

社員等として企業で働く場合

企業で働く場合、Web・広告制作会社やデザイン事務所、自社でサービスを提供している会社などが例として挙げられます。

制作会社やデザイン事務所に勤めるのであれば、メリットは専門的な知識やスキルをより深めやすい点にあるでしょう。

クライアントにより様々なサイトを制作することになるため、その様々な要求に応じた様々な技術が身に付きます。

「制作に必要なツールが揃っている」「周囲に技術に詳しいメンバーが多数存在しており相談しやすい」といった点も魅力です。

自社サービスを提供している企業に勤める場合は、制作会社やデザイン事務所よりもデザインの自由度が高い傾向にあります。

また企業によってはデザイン業務に限らずディレクションまで任される可能性もあり、将来的にキャリアアップを目指すべく広くWebサービスについての経験を積みたい方にお勧めです。

フリーランスとして働く場合

Webデザイナーとしてフリーランスで働く場合のメリットは、自身のライフスタイルに合った働き方を選択できる点にあります。

在宅フリーランスとして自宅などで作業することも、企業に常駐する形式の仕事を請けることもできます。

必要なツールさえ揃えれば、時間や場所に縛られることなく働くことが可能です。

一方、企業勤めの場合と異なり必要なツールは自分で揃えなくてはなりません。

仕事も自分で獲得する必要があり、営業・事務・経理といったデザイン以外の業務が発生します。

更に、収入が安定しないこともフリーランスの特徴として挙げられます。

その代わり、保有スキルや働き方によっては会社勤めをするより高い収入を得ることも不可能ではありません。

実力が収入に反映されやすいのもフリーランスとして働く魅力の一つです。

フリーランスとして働く場合、仕事の獲得方法で代表的なものは主に以下の4つです。

  • アルバイト情報サイト経由
  • クラウドソーシングで受注
  • 友人や知人から受注
  • 通っているデザインスクール等からの紹介

またSNSでの発信で知名度を上げるのも一つの手です。
「作品がSNSで広く拡散されたことがきっかけで仕事に繋がった」というケースを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

自身のスキルが一度に多くの人の目に触れる可能性があり、ブランディングに適したツールです。

Webデザイナーは副業向き?

在宅でも仕事がしやすいWebデザイナーは、副業向きの職種でもあります。

クライアントとのやり取りにはWebツールを使用することが多く直接顔を合わせなければならない機会は多くないため、本業の傍らに空いた時間で業務を請けることはそう難しくありません。

副業としての仕事の獲得方法はフリーランスの働き方でご紹介した方法と同じです。

また本業に差し支えなければ、自身が副業としてWebデザインを請け負っていることを本業の関係者に話して仕事を紹介してもらうのも仕事獲得の近道です。

自身の仕事に対する姿勢や能力は本業を通じて既に知ってもらえているため、全く面識のない初めてのクライアントに直接営業するよりも信頼を得やすいという利点があります。

Webデザイナーで年収1,000万円を目指すには?

Webデザイナーが年収1,000万円を目指すのは不可能なことではありません。

先述の通り、企業勤めのWebデザイナーの平均年収は400万円台です。

雇用された状態で年収アップを目指すのであれば、スキルアップはもちろん上位職へのキャリアアップ、更にはより待遇の良い都心部の大企業などへの転職や副業収入の獲得も視野に入れる必要があります。

一方フリーランスの場合会社勤めと異なり働く時間にも場所にも縛られないため、会社勤めよりも収入アップを目指しやすい環境にあると言えるでしょう。

ただし、企業の規模や信用に依存しないフリーランスのWebデザイナーが年収1,000万円を目指すには、自身を差別化して積極的に売り込む必要があります。

以下に、自身を差別化するためのポイントを3つご紹介します。

スキルアップ

業務に対する豊富な知識と高いスキルはどんな仕事にも必要です。

ただし一般的なWebデザイナーとの差別化を図るためにも、Webデザインだけでなくより幅広い知識とスキルを習得することが大切になります。

UI/UXデザイン、ディレクション、コーディング、プログラミングなど、一人で一貫して業務をこなせるだけの知識とスキルを獲得することで、より高い収入を期待することができます。

人脈と信用

自身で仕事を獲得しなければならない立場上、一度得た人脈と信用を可能な限り良好に維持することは非常に重要です。

仕事はあくまで人と人とのやり取りです。
高いスキルを持っていても責任感がなく円滑なコミュニケーションをとることが難しい相手には安心して仕事を任せられません。

人との繋がりを大切にし信用を得ることができれば、知人経由で仕事を紹介されたり、過去に受注したクライアントから継続的に仕事が振られたりする可能性も期待できます。

ポートフォリオの充実

フリーランスは会社の規模や業績という信用が使えません。

自分で営業をかけ自身のスキルを売り込む際、そのスキルの分かりやすい証明となるのは自身が作成した成果物や過去の実績です。

どのようなものが作れ、どのような成果を出したのかを明確に提示するためにもポートフォリオの数・質ともに充実させておくようにしましょう。

まとめ

以上、Webデザイナーの平均年収や働き方、年収1,000万円を目指すためのポイントについてご紹介しました。

正社員として雇用されたWebデザイナーの場合、平均年収は449万円です。
ただし勤める地域や年齢、経験によっては大きく差が開きます。

またスキルが収入に直結しやすいフリーランスの場合、自身で仕事を獲得しなければならない苦労はありますが、企業勤めより大幅に収入を増やすことも夢ではありません。

収入の安定を重要視するのであれば会社勤めが安心ですが、更なる年収アップを目指すのであればフリーランスへの転身や副業への挑戦を検討してみることもお勧めします。