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未経験でも社労士に転職できる?年代別の転職を成功させるコツ・失敗しないポイント

更新日:2024-02-20

未経験でも社労士に転職できる?年代別の転職を成功させるコツ・失敗しないポイント

社会保険労務士は人事・労務のスペシャリストとして転職に有利な国家資格の1つです。

キャリアアップの一環として取得される方も多いと思います。

資格を取得した方や取得を考えている方にとって、未経験でも社会保険労務士として転職できるのかは気になるところではないでしょうか。

そこでこの記事では、未経験でも社会保険労務士として転職できるのかについて解説していきます。

さらに20代~50代の転職事情何歳まで転職可能かについてもあわせて紹介します。


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社労士は未経験でも転職できる

一般的に転職は未経験者より経験者が優遇される傾向にあります。

では国家資格である社会保険労務士を取得している場合はどうでしょうか?

未経験でも社会保険労務士として転職できるのか解説していきます。

未経験で社労士に転職は可能?

結論から申し上げますと未経験でも社会保険労務士として転職することは可能です。

なぜなら人事・労務部門はどの業界・どの会社にも存在する部署であり、その専門家である社会保険労務士の需要は高いからです。

また近年働き方改革に伴う労務環境への関心の高まりが見られる一方、労働基準法など労務関係の法律は法改正によって複雑になってきています。

そのような背景から、人事・労務の専門知識を持った社会保険労務士は企業にとって貴重な存在になってきているのです。

そのため、未経験者でも採用側のニーズと合致すれば十分に転職できる可能性があります。

社労士としての転職先

社会保険労務士は未経験で転職できる? 転職先

未経験でも社会保険労務士として転職可能だと分かったところで、社会保険労務士にはどのような転職先があるか解説していきます。

転職活動をする際はこれから紹介する場所を中心に応募することをおすすめします。

社会保険労務士事務所

社会保険労務士としてのキャリアを積んでいきたいという方は、社会保険労務士事務所への転職がおすすめです。

社会保険労務士の仕事に特化して業務を行えるため専門性を高めていくことができます。

また色々な企業やクライアントの対応をするため、視野が広がり仕事の幅を広げることも可能です。

特に将来的に独立開業を考えられている方には、社会保険労務士事務所で経験を積むことをおすすめします。

一般企業の人事部門

企業の人事部門では社会保険労務士の資格を持った方が少ないため、有資格者は優遇される傾向にあります。

また有資格者であれば、企業の中で労務や人事のプロフェッショナルとしてポジションを確立しやすいと言えます。

大企業の場合、社会保険労務士事務所に勤務するよりも給与水準が高くなることを期待できます。

会計事務所

会計事務所も有力な転職先候補の1つです。

会計士と社会保険労務士の業務は給与計算など一部分野が重なるところがあり、会計事務所においても社会保険労務士が求められていることが多くあります。

会計事務所で働くことで専門性を深めることができ、今後のキャリアに有利に働くことが期待できます。

コンサルティング企業

コンサルティング企業では企業に対して労務・人事分野のコンサルティングを行います。

またコンサルティングはクライアントの利益を追求する業務のため、経営に関わる業務も担当することができます。

社会保険労務士としてのキャリアと合わせて経営戦略などのスキルも磨くことができるため、長期的なキャリアを考える方におすすめです。

独立開業

未経験から社会保険労務士として転職し一定の経験を積んだ後は、独立開業という選択肢もあります。

独立開業すれば年齢に関係なく働けるため、企業のように定年に縛られる可能性もありません。

さらに開業に年齢は関係ないため、20代でも50代でもそれぞれの強みを活かして活躍することができます

社労士は年代別に転職事情が異なる

これまで述べてきた通り社会保険労務士労務士は未経験でも転職可能ですが、年代によって事情は異なります。

そこでここからは、社会保険労務士の年代別転職難易度について解説していきます。

20代からの社会保険労務士転職事情

20代は最もキャリアチェンジが容易な年代です。

20代は経験がなくとも将来性を期待して採用されやすい傾向にあります。

特に20代後半であれば社会人として一定のマナーを学んでおり、なおかつ特定の企業文化に染まっていないことから需要が高いのです。

社会保険労務士の平均年齢は高く、若い有資格者はそれだけで大きな差別化を図れます。

転職市場では、社会保険労務士に限らず20代後半〜30代前半の転職成功率が最も高いので、転職するには最適の年代と言えます。

未経験から社会保険労務士を目指す方は、20代のうちに転職することをおすすめします。

30代からの社会保険労務士転職事情

30代は前半と後半で転職難易度に大きな差があります。

30代前半は20代と比較して可能性が落ちるものの、未経験でも採用される可能性は十分にあります

一方30代後半となると実務経験を求められる求人が増えてくるため、未経験者はハンデを背負うことになります。

30代後半になると新卒から10年以上社会人を経験していることになるため、それまでの社会人経験をしっかりとアピールすることが求められます。

40代からの社会保険労務士の転職事情

40代となれば未経験の転職難易度はかなり上がってきます

20代・30代はポテンシャル採用があるのに対し、40代では即戦力となる力が求められます。

そのため、社会保険労務士として未経験の場合今までの社会人経験をしっかりとアピールする必要があります。

一般的に40代の方は定年までの期間が短く、企業側の教育コストを回収できない可能性があるため40代から実務未経験の職に就くことは難しいとされています。

一方で社会保険労務士の平均年齢は50歳を超えており、他の職種と比べて40代は若く見られる可能性があります。

さらに社会保険労務士の資格を持っていることで、実務は未経験でも必要な知識は持っていると評価してもらえることがあります。

そのため、40代においても他の職業と比べると年齢による有利・不利は少ない傾向にあります。

50代からの社会保険労務士転職事情

50代も未経験での転職難易度が高い年代です。

一般的に50代となれば定年が近づいてきているため、未経験者を採用する企業は少ないのが現状です。

転職を成功させるためには、社会保険労務士の国家資格による専門性と長い社会人経験を活かしたアピールが必要になってきます。

前述した通り社会保険労務士の平均年齢は50代のため、年齢による不利は他の職種と比べて少ない傾向にあります。

そのため社会保険労務士は他の職業と比べると50代でも転職しやすいと言えます。

社労士は何歳まで転職できる?

ここまで、30代後半あたりから未経験での転職難易度が上がると解説してきました。

では実際に何歳まで社会保険労務士としての転職が可能なのでしょうか?

結論を述べると、未経験での社会保険労務士転職に年齢の限界はありません

なぜなら社会保険労務士は需要の高い国家資格であり、たとえ実務未経験でも資格を取得していることで専門性を持つ証明になるからです。

また社会保険労務士有資格者の平均年齢は55.3歳と高いため、社会保険労務士事務所や企業も年齢に関係なく採用意欲が活発です。

さらに社会保険労務士の試験は年齢制限がなく誰でも受けられるため、何歳の方であっても目指すことができます。

まずは資格を得ることが大切!

先述の通り、社労士資格は国家資格で需要があるので他の資格と比べても年齢に気にせず転職することができますが、それは資格を持っていることが前提です。

社労士の資格は、持っているだけで有利になる便利な資格の反面、取得するのが難しくなります。

社労士の資格を得るにはまず社労士試験に合格する必要があり、この試験は合格率5%前後の非常に難しい試験なのです。

合格するまでに3~4年かけた方も珍しくないほど高い難易度なので、合格を目指すのなら通信講座などを利用してプロから指導を受けることをおすすめします。

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社労士が転職を成功させるコツ

前項では社会保険労務士としての転職は何歳になってもできる、ということを解説しました。

一方で年齢が上がると転職難易度も上がってしまうという事実もあります。

ここからは社会保険労務士としての転職を成功させるコツについて年齢別に解説していきます。

20代が社労士転職を成功させるコツ

20代の方はこれから積極的に学んでいくという姿勢をアピールしましょう。

20代は社会人経験が浅く、これまでの経験をアピールしづらい傾向にあります。

そのため、なぜ社会保険労務士になりたいのか・これから社会保険労務士としてどのような業務を担当していきたいのかについてを明確にし、前向きな姿勢を伝えていきましょう。

30代が社労士転職を成功させるコツ

30代の方は一定の社会人経験を持っているため、これまでの経験や強みをアピールしましょう。

これまでの経験を社会保険労務士としてどのように活かせるかを合わせて伝えることで採用される可能性が上がります。

また20代の方と同様にこれから積極的に学んでいくという姿勢を見せることも大切です。

40代が社労士転職を成功させるコツ

40代では即戦力となるスキルが求められます。

営業職の方であれば顧客との折衝力、総務職であれば文章作成力などこれまで培ってきたスキルをアピールしましょう。

社会保険労務士は事務方の職業なので、営業を苦手とする方が多い傾向にあります。

営業スキルのある社会保険労務士になるなど、社会保険労務士として必要なスキルとこれまでのスキルを組み合わせることで他の応募者と差別化を図ることができます。

そしてこれら他の職種で培った豊富な経験やスキルは若い社会保険労務士にはない特徴です。

40代という年齢を弱みではなく強みとして活かしていきましょう

50代が社労士転職を成功させるコツ

50代の方は豊富な社会人経験があるため、40代の方と同様にこれまで培ったスキルをアピールしましょう。

50代であれば部下のマネジメント経験を持つ方も多いと思います。

マネジメントスキルを持った社会保険労務士としてアピールすることも可能です。

その際、これまでにどのような実績を上げてきたかも含めて伝えていきましょう。

社会保険労務士としての経験がなくても、企業の人事関係の業務を担当したことがある方は特に転職活動を有利に進められます。

社労士は未経験でも転職できる?まとめ

この記事では未経験でも社会保険労務士に転職できるのかについて解説してきました。

記事をまとめると下記の通りになります。

  • 社会保険労務士は未経験でも転職可能
  • 社会保険労務士としての転職先には社会保険労務士事務所/一般企業の人事労務部門/会計事務所/コンサルティング企業などがある
  • 未経験で社会保険労務士に転職する場合、年代が上がるにつれて難易度が上がる
  • 転職成功のコツは20代では意欲や姿勢、30代以上はこれまで培ったスキルをアピールすること

社会保険労務士は何歳からでも挑戦できる魅力ある職業です。

この記事を参考に、社会保険労務士としてキャリアアップを目指していきましょう。