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女性の司法書士の年収は高い?働き方や子育てとの両立は可能?

更新日:2024-02-25

女性の司法書士の年収は高い?働き方や子育てとの両立は可能?

女性活躍推進法(正式名称「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」)が2019年6月に改正され、女性活躍社会への関心が集まっています。

事実、日本における女性の就業率は年々増加しており、現在は7割近くまでのぼります。

国が主導となり「女性が働きやすい社会の実現」を目指していますが、その内訳を見ると約6割が非正規社員であるなど、課題も残されています。

そんな中、一定期間休業しても復帰しやすく、資格を取れば開業も可能である『士業』は、女性からの人気が高まっています。

未だ男性が多い士業の世界ですが、女性の割合が増えており、今後も活動フィールドは増えていくでしょう。

今回は士業の1つ、司法書士をピックアップし

女性司法書士の働き方や、ライフワークバランス、年収についてご紹介します。

女性司法書士の割合

司法書士白書によると、司法書士全体に占める女性の割合は19%です。

思ったより多いと感じた方もいる一方で、全体の2割以下であることに驚いた方もいると思います。

少しずつではありますが、女性司法書士の割合は増加傾向にあり、今後も人数が増え続けることが予想されています。

年度 男性会員数 女性会員数
2023年 81% 19%
2022年 81.5% 18.5%
2021年 82% 18%

士業における女性の割合は?

次に、他の士業と比較してみます。

女性登録者割合を士業毎に比較すると、

司法書士は他の士業と比べても女性の割合が多いことが以下の表から分かります。

士業 女性登録者割合
弁護士 19.8%
司法書士 19%
行政書士 15.6%
税理士 15.6%
弁理士 16.6%

士業における女性の割合は約14%~18%となっており、司法書士の女性割合は高めです。

出典:弁護士白書 2023年版

司法書士になる女性が増加している理由は?

女性司法書士が増えている理由は、できませんがいくつかありますが、

・一定期間休業しても復帰しやすい

・通信講座であれば家事や育児をしながらでも合格できる

といった理由があげられます。

結婚や出産などにより、ライフスタイルに大きな変化が起りやすい女性にとって、ブランク・経歴・年齢に左右されずに自分のキャリアを積むことができる仕事は有効な選択肢です。

司法書士資格は、『仕事も育児も両立した人生を送りたい』と考えている女性におすすめの資格です。

司法書士には受験資格がないためどなたでも受験することができる上、

教員免許と異なり資格の有効期限がないため、一度取得すれば永久的に持ち続けられることが強みです。

また、通信教育を利用することで、家事や育児で忙しい女性であっても資格取得を目指すことができます。

通信講座も「対面授業より分かりやすい」と言われるものもあり、スキマ時間を活用できる教材も増えているため、今後も女性司法書士の割合は増加していくと思われます。

女性司法書士の強みは?

女性司法書士の強み

女性が司法書士になることで、どのような強みがあるのでしょうか。

男性の司法書士と差別化できるポイントをまとめました。

「共感力」や「想像力」が活かされる

相続や成年後見制度、債務税理に関する相談など、かなりデリケートな問題を取り扱うことが多い司法書士にとって、依頼者と密なコミュニケーションをとれる人材は大変貴重です。

一概に、男性だから共感力や想像力が乏しいという訳ではなく、女性でもコミュニケーションに苦手意識を持つ方もいらっしゃいますが、

一般論として、女性は『共感力』や『想像力』が高い人が多いと言われます。

依頼者の話を親身に聞き寄り添える共感力や、相手の立場になってものを考えられる想像力は、信頼される司法書士になるうえで必要な能力の1つであり、女性が持つ特性を活かすことができます。

女性の依頼者が相談しやすい

法律事務所や司法書士事務所の中には、『女性専用窓口』を設けているところもあります。

女性相談者の中には、債務整理や借金と言った相談は、同性の方が話しやすいという方がいるためです。

司法書士の協力を必要とする相談者は、なにも男性だけに限られません。

プライベートな問題を相談する際に同じ女性のほうが心理的ハードルが低くなるため、女性司法書士の需要は非常に高いと言えます。

女性であることで男性司法書士と差別化できることがあります。

女性司法書士の年収

平成28年度の司法書士実態調査書士白書によると

司法書士全体の平均年収は、600万円と言われています。

司法書士は一般に、学歴や性別、年齢が収入に関係するのではなく、手腕が直接影響する仕事であると言われています。

では司法書士の年収の中央値はどうなっているでしょうか。

司法書士白書による年収調査(平成27年)によると

司法書士の年収で最も多かったのが「200~499万円」で、回答者全体の30.5%を占めています。

これらは女性に限定したデータではありませんが、司法書士は自身の実力と働き方によって給与が大きく変動するため、男女によって統計に差はないと考えられます。

司法書士の人数割合毎に年収を見ると、「200~499万円」が一番多く

下記のように給与に大きく幅があることが特徴です。

⑴「200~499万円」(回答者全体の30.5%)
⑵「500~749万円」(回答者全体の19.1%)
⑶「1,000~4,999万円」(回答者全体の17.5%)

そのため司法書士資格があるから○○万円は保証されている、といった資格では無いものの女性であるから稼ぎづらいということはなく、男女の給与差が少ない仕事の1つです。

司法書士の一日のタイムスケジュールは?

司法書士事務所で働いた場合、司法書士はどのような一日を過ごすのでしょうか。

8:30~9:00 出勤

パソコンを立ち上げてメールチェックや1日の流れを確認

9:00~9:30 ミーティング

事務所やオンラインにて、各案件の進捗状況の報告と共有を行う

9:30~12:00 仕事

案件受注/売り主や買い主に、住民票をはじめ書類手配の連絡。

12:00 昼食休憩

午後から事務所外で予定がある場合は、移動しながら食事をとることも。

13:00 法務局訪問

法務局窓口に申請し、固定資産評価額証明書を取得。

15:00 デスクワーク

見積書の作成、翌日の取引に必要な書類をチェック。

(印鑑証明書や売買契約書、融資証明書といった必要な書類を集め始める)

決済日当日は、司法書士が必要書類をそろえて銀行に行く。

18:00 退社

 

事務所によってはフレックスタイム制を採用しているところがあり、出勤時間が数パターンあったり1日単位で時間を変更できたりするので、家事や保育園の送り迎えなどにも対応することが出来ます。

女性司法書士の子育てとの両立は?

司法書士は、資格を持っていれば場所や時間を選ばず仕事ができます。

地方で働くことも都心で働くこともできますし、はたまた事務所内で働くのか、独立開業をするのかなど、働き方を自由に選択することが出来ます。

そのため、ワークライフバランスを意識し、調整しやすい職業といえます。

・独立すれば自由な働き方が可能であること
・私生活中心の働き方にシフトすること
・育休を十分にとること
がしやすい環境があり、司法書士という職業は結婚・出産後の女性でも続けやすい職であるといえます。

女性の司法書士、働き方や収入まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、女性の司法書士の年収や働き方、子育てとの両立について見てきました。

男性のイメージが強い士業ですが
・持っていれば休職後も復帰しやすい
・実力主義のため、男女に収入差がない

・・・など、司法書士資格は、女性が持っていて損がない資格の1つです。

難関国家資格ではありますが、最近ではスキマ時間の勉強で取得する方も増えています。

今後益々、女性司法書士の割合は増えていくでしょう。

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