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検察官の仕事に必要な能力は?行動力や判断力の重要性まとめ

更新日:2024-02-26

検察官の仕事に必要な能力は?行動力や判断力の重要性まとめ

検察官の仕事に求められる能力は多くありますが、実際にどういった時にどんな能力が必要となってくるのでしょうか?

検察官は組織・社会・事件関係者など多くの人と関わるので、法律の知識以外にも仕事に対する情熱が必要となってきます。

法律家として活動する検察官が常日頃に心掛けている事や、検察官の行動力・判断力の必要性などをまとめています。


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検察官としての資質

検察官の職務で気を付けなければならない点は多くありますが、主に検察官に求められる能力はどういったものがあるのでしょう?

検察官としての資質が認められるには、厳しい職場環境であってもその意思を強く持つ所にあります。

検察官が常に心掛けている職務に対しての心掛けをご紹介します。

検察官としての正義感

検察官として職務を遂行する為に最も必要な心掛けが正義感です。

検察官の判断は人の人生を大きく変える力があり、後悔する事の無いよう最後まで捜査を行って法律で判断し、悪は許さず、善を守るという気持ちを強く持たなければいけません。

法律家の検察官はいい加減な判断は決して許されず、誰に言われずとも己の心に強い正義感を抱いているのです。

検察官としての責任感

検察官という仕事は個々に様々な権限があり、裁判所に対して起訴し処分を求めなければならず、それによって大きな責任が伴います。

警察から事件を引継ぎ、証拠を管理したり、被疑者や被害者への聞き取り、それによる法的な判断、被疑者の処分など業務の全てにおいて責任が発生する検察官の仕事は慎重に誰であっても人権を尊重し、正しい処分を行う義務があります。

自身の判断1つ1つが結果となり、それによって処罰も変わってくるので検察官は自身の責任感を重く受け止めなければならず、常にその原点を忘れないようにも検察庁では研修での見直しも行われています。

検察官としての勉強

検察官は法律の専門家として業務を行うので、常に時代に沿って法律も変化したり増えたりしていて、それに伴って様々な事案に対応できるよう勉強しなければなりません。

検察官は取り扱う業務によっては海外の訴訟問題にも介入する場合があり、海外の法律も把握しておく必要もあり、業務を行いながら常に勉強する姿勢を見せています。

そして、担当する刑事事件でも証拠や聞き取りの捜査では幾度となく真実を追求する為に捜査を行います。

取り扱う事件は様々な状況があり、過去に事例の無い物まで担当する事もあるので、常にどんな事件が来ても対応できるように法律に関しての知識を広げ、少しでも早い段階でスムーズに捜査を行う為、常に勉強をしています。

検察官に求められる能力

検察官の資質についてご紹介しましたが、その心得を胸に持ち職務を遂行する上で、必要となってくる能力があります。

検察官の業務はハードと言われる事も多いですが、組織で活動する為にも求められる能力があり、行動力・判断力以外にも検察官として必要な能力として主に挙げられるのは以下になります。

検察官に求められる能力:想像力

検察官は通常は犯行現場に出向する事はありませんが、大きな事件の場合のみ出向する事があります。

その場合には現場での景色や雰囲気、何時にどのように犯行が行われどうなったのかというイメージをするのです。

聞き取りで出た調査や証拠品の傷など矛盾が発見できる事もあるのです。

また、公判での弁論でこういう質問をされたらこう返すという返答の準備もシミュレーションを行ったり、聞き取り捜査でも、被疑者や被害者の発言の矛盾や嘘を見出さなければならないので、検察官に想像力は必要不可欠です。

検察官に求められる能力:調査能力

検察官に必要な能力として挙げられるのが調査能力です。

検察官は担当する刑事事件の捜査を行い、揃った調書や証拠を使い公判で犯罪を立証しなければなりません。

その為、聞き取りで行った被疑者や被害者の発言に嘘はないか、真実なのか、証拠もしっかりと確認し、見落としがないか確認します。

検察官は確証がいくまで期間内に調査を徹底的に行う行動力を必要とします。

検察官に求められる能力:相手の立場で考える

相手の立場に立って物事を考える事で思わぬ事件の糸口が見つかる事があります。

そして、聞き取りの捜査でも被疑者や被害者の立場に立ち、話を伺う事で相手が心を開きやすくなり、真実が明らかになる場合もあるのです。

この相手の想いを汲んでの聞き取りは検察官の重要な役割であり、自身の業務でも関わる人の多さから、普段から人の気持ちを相手の立場から考える事で視野が広がり別の景色が見えて来るのです。

検察官に求められる能力:コミュニケーション能力

検察官は議論や説明など人と話し合う業務も多くあり、高いコミュニケーション能力が求められます。

聞き取り調査の柔軟な姿勢や公判での犯罪の立証、その説明や、被疑者が不起訴になった場合の被害者家族への対応、説得など、多くの場で穏便にお互いに納得のいく話し合いが必要となります。

被疑者への聞き取りも相手の気持ちを配慮した上で、相手の話しやすい環境や雰囲気を作り出し、証言を上手く引き出せるように上手く話し合いを進める必要があります。

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検察官の行動力・判断力

検察官に行動力や判断力はどの程度重要となってくるのでしょうか?

検察官の仕事は事件の最も真実に近い存在で、調査も徹底的に行う事ができます。

その業務を行うには判断力や行動力はどのように活かされ、真実が明らかになっていくのか事件を法律に従った正しい方向へ導く為に、検察官の仕事で必要な行動力・判断力についてまとめました。

検察官に必要な行動力

行動力は自分から率先して事件に関して出向したり、事件に関する捜査やその業務などでの立ち回りなどで必要となります。

検察官に必要な行動力は、刑事事件に関する真実がどんな事であってもその都度、事細かに上司に報告する義務があります。

また検察官が起訴をするかしないかの判断は10日間しか無く、それまでに事件の詳細を明らかにしなければなりません。

その為に限られた時間の中で少しでも迅速に捜査を行い、警察への指揮を取り、過去の同様の事例も参考にしたり、目撃者周辺での調査など、素早い行動力が求められます。

行動力はどんな場面で活かされるか?

  • 現場での捜査
  • 組織への迅速な状況報告
  • 事件周辺での聞き込み調査
  • 捜査全般でどこまで行えるか
  • 新たな調査に関しての警察への指揮

など

検察官に必要な判断力

判断力は責任ある仕事として、捜査を行い的確な判断を下し、被疑者を適切な法律で処罰するなどの業務で必要となります。

検察官には専権事項があり、起訴をするかしないかの判断をしなければなりません。

それによって起訴した場合には正しい方向へ事件の処分を行い、起訴しない場合には被害者や被害者家族などに納得のいく説明をする義務があります。

正確な判断を出すためにも、常に法律を扱う検察官は法律に関する勉強をし続けています。

そして、短い期間の間に的確な処分を行う事を目指します。

判断力はどんな場面で活かされるか?

  • 捜査範囲の拡大
  • 異議申し立てを行うか
  • 被疑者を起訴するかしないか
  • どこまで被害者・被疑者に聞くか
  • 自身の権力をどこまで遂行するか

など

検察官の仕事はどんな能力が必要?行動力・判断力の必要性まとめ

検察官の仕事での必要とされる能力と行動力・判断力の必要性についてご紹介しました。

検察官として意識高く職務を遂行する為には、迅速な行動力や判断力その他の様々な能力を求められ、責任のある仕事を行っていくには、相当の覚悟が必要となります。

人を裁く存在として、正義感を常に意識し「国や社会の為に的確に判断する」という心掛けを個々の検察官が気を付けているという事がわかりましたね。

検察官として働く人は皆、この検察官としての仕事に誇りを持ち、常に率先して業務に関する勉強をしていると言えますね。