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ラジオの放送作家の仕事内容は?就職するにはハガキ職人になるのか

更新日:2019-08-09

ラジオの放送作家の仕事内容は?就職するにはハガキ職人になるのか

テレビやラジオ番組の構成を考える仕事に、”放送作家”という職業があります。
私たちは普段多くの番組を視聴していますが、出演者は好き勝手に話しているというわけではなく、すべて放送作家の書いたシナリオに沿って進んでいるのです。

その放送作家の仕事内容とは、具体的にどのようなものなのでしょうか?また、ラジオで活躍する場合はハガキ職人からスタートするのか、就職はどうするのかも検証します!

放送作家とは?

ラジオの放送作家の仕事内容

テレビやラジオ番組の構成を考える仕事として、”放送作家”という職業があります。
とくにテレビ番組を観ている際、放送のラストで放送作家の名前がテロップで流れるのを見たことがある人もいると思います。

放送作家とは番組の構成を考えるだけではなく、どのようなジャンルの番組だったとしても「台本」を書きます。
バラエティ番組だと出演者が好きに話しているようにも見えますが、実は放送作家が台本を手がけているのです。(たまにお笑い芸人などが予定にない行動をした時などに、司会者から「台本にないことをするな!」とツッコミを入れられるのを見たことはありませんか?)

今回は、番組を裏で支える放送作家についてじっくりとご紹介します!

なるために決まったルートはない

放送作家になるには、特別に決まったルートはありません。

学歴や資格なども必要ないので、「やってみたい!」という気持ちがあればOKだと言えます。

元々はお笑いタレントや役者だったという方で、放送作家に転身したというケースも多々あります。

放送作家の仕事内容は?

続いては、放送作家の仕事内容についてご紹介します。

普段、番組を観たり聴いたりしているだけでは分からないほど、放送作家は多忙です…。

番組の企画を考える

放送作家は番組の台本を書く前に、番組の「企画」を考えなくてはなりません。
これはテレビもラジオも同様であり、この企画が通らなければ何もスタートしないと言っても過言ではないでしょう。

まずは企画会議が開かれ、放送作家はプロデューサーやディレクターとともに出席します。そこでアイデアを出し、会議で決まったことを企画書にまとめていきます。
例えば安直ですが、夏だとホラー系の話題が好まれる傾向があるので、番組で「肝試しや心霊写真について触れる」などです。

この企画会議で煮詰まってしまうと、大勢のスタッフで何時間も頭を抱えてアイデアを絞り出すことになります。
普段からいくつもアイデアをまとめておいたり、番組に使えそうなことはメモしておくなどしたいものです。

台本を書く

無事に企画が通ったら、次は「台本」に着手していきます。

放送作家が担当している番組はバラエティーだけとは限らず、ドキュメンタリーや音楽番組などジャンルは多岐にわたっています。

司会者が番組をうまく進行できるようにまとめ、出演者のタレントがどこで面白いエピソードなどを語るかなど、この台本にかかっていると言っても良いですね。
さらに番組内でナレーションがある場合、どのようなことを言うかを考えるのも放送作家の仕事です。

ラジオの放送作家になるには?

ハガキ

放送作家は台本を書くために「日本語力」や「文章力」の高さ、企画を考えるための「発想力」や「知識の豊富さ」などが重要視されます。

これらは持って生まれた才能として備わっている人もいれば、コツコツと努力を積み重ねることによってその力を得たという人もいることでしょう。

では、その力をラジオの世界で発揮したい場合、放送作家はどのような道を辿るのでしょうか?

ハガキ職人になる

今でこそ、ラジオ番組へのメッセージやコーナーへのお便りはメールでも可能としているところが増えてきました。
しかし、メールが普及していなかった時代は、ラジオ局へハガキを送って番組で読まれることが主流でした。

現在活躍している放送作家の中には、かつて「ハガキ職人」だったという人も多数存在します。
「ハガキ職人」とは、ラジオの番組でしょっちゅうハガキが読まれる常連のことで、リスナーの中でもファンがつくほど人気になる人もいます。

放送作家になった人は、ハガキの内容の面白さがディレクターなどの目にとまり、「何か面白い企画はないか」と打診されてデビューにつながったというケースがあるのです。

ちなみに、今では国民的アイドルグループになった『AKB48』のプロデューサーである秋元康さんはハガキ職人ではなかったそうですが、ラジオ番組に送ったハガキが面白かったという理由で、放送作家から声がかかったというエピソードを持っています。
その後、高校生にしてレギュラー番組を任せてもらえたという驚異的な逸話があります。

他にも俳優や脚本家として活動している宮藤官九郎さんも、かつてはハガキ職人をしていました。
ビートたけしさんやタモリさん、お笑いコンビ・とんねるずなの番組にハガキを送っていたそうで、読まれるたびに母親に喜びを報告していたそうです。

放送作家に弟子入りする

これはテレビの業界でもそうですが、ラジオの業界で活躍している放送作家に弟子入りするのも手です。

とくにバラエティー番組の場合だと、大御所作家が所属している事務所に若手の放送作家も入ることが多いです。

このように放送作家は、どこかに就職するというよりも、自分を使ってくれるところを見つける、といった方が合っているかもしれませんね。

ラジオの放送作家についてのまとめ

放送作家はテレビやラジオ番組で活躍し、面白い企画やアイデアを出し、台本を書いていきます。

なるためには必ずしもどこかに就職しなければならないわけではなく、放送作家に弟子入りしたり、違う職業から転職するという人もいます。

ラジオ番組の放送作家の場合、かつては「ハガキ職人」として人気を集めていたという人が非常に多く存在します。
現在は敏腕プロデューサーとして名高い秋元康さんや、脚本家の宮藤官九郎さんも、ラジオにハガキを投稿していたことがきっかけで注目されました。

ラジオパーソナリティーからもリスナーからも自分のハガキが心待ちにされていたら、これほど嬉しいことはないでしょう。
そういった方達がその後、放送作家として皆に楽しんでもらえる番組作りをしたいと考えるのは、ある種、自然なことだと思えますね。

「日本語力」や「文章力」、「発想力」や「知識の豊富さ」に自信があり、人を楽しませることに興味のある方は、ぜひ放送作家の道を志してみてはいかがでしょうか。

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