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航空無線通信士試験の難易度や合格率・試験日・勉強方法・申し込み方法

更新日:2024-01-04

航空無線通信士試験の難易度や合格率・試験日・勉強方法・申し込み方法

航空無線通信士航空無線通信士は航空業界を目指す人には必須の国家資格です。

プロのパイロットや管制官で働く為に必要となり、安全な運航を行う為に様々なフライトプランを計画したり、無線通信業務などを行います。

今回は航空無線通信士について試験の難易度や試験料・合格率、試験日程など、航空無線通信士の資格取得の詳細をご紹介していきます。

航空無線通信士ってどんな仕事?(仕事内容など)

航空無線通信士とは

航空無線通信士の資格は「公益財団法人日本無線協会」が運営管理を行っております。

公益財団法人日本無線協会とは:

日本の電波利用の健全な発展に寄与することを目的として発足された団体で、無線従事者の資格は国家試験に合格する事により取得が可能となり、日本無線協会は総務大臣から指定試験機関として定められ、無線従事者全ての資格に関する国家試験を行っています。

航空無線通信士航空無線通信士は空港などの無線局で航空機での無線操作を行う為の国家資格です。

パイロットや管制官に必須の資格でもあり、気象情報や乗客・搭載貨物の重量などの情報を調査し、航空機を目的地に運航できるようにプランを立てる「ディスパッチャー」にも航空無線通信士の資格が必須となります。

パイロットや管制官を目指して就職しようとする方、航空大学校に入学しようとしている方ならいち早い資格取得を目指すことをおすすめします。

もちろん業務の中で学び、試験に向けた勉強をする事は可能でしょうが、やはり就職してしまえば資格取得に向けた勉強のための時間を確保する事が難しくなりますし、航空大学校に入学すれば進級に必要な条件で、進級のタイミングで資格取得できていなければ退学ともなり、航空大学校の募集要項でも入学までに資格取得を推奨しているのです。

航空無線通信士の資格取得のためには専門学校や大学で学ぶことが一番有効な手段になるので、一度無料の資料請求で各学校の資料を複数請求し、比較してみてはいかがでしょうか?

航空無線通信士になるために必要な知識・受験資格

年齢や学歴などの制限はないので、誰でも受験が可能です。

必要な知識としてはマニュアルや説明書が英語で書かれている事や、パイロットや管制官等とのやり取りが英語でなされる為に英検2級程度の英語力が必要になります。

他にも無線に関する工学や法規、電気通信術といったことが試験にも出題されますし、実際に実務にあたるときにも必要になるので、試験を受ける前に確実に身に付けておきましょう。

航空無線通信士資格取得の為の勉強法

航空無線通信士の試験勉強の標準時間は約210時間と言われています。

電気通信振興会から出ている「無線工学-航空無線通信士用(無線従事養成課程用標準教科書)」や、「航空無線通信士-無線従事者国家試験問題解答集」などが受験者に利用されています。

航空無線通信士の試験対策は無線工学や法規は過去問題をひたすら繰り返す事が大切で、英語ではリスニングの練習をしっかり行っておきましょう。

難易度はさほど高くないので、ある程度の勉強で十分です。

電気通信術に関しては実技での2分間で短い試験ですが、合格ラインが80点以上となっているので、事前の練習などしっかり行うようにしましょう。

この実技試験では、テープの音声を聞いて、それに該当する英文字を解答用紙に書き込んだり、逆にコードに変換して書き込んだりします。

テープ教材などが出ているので、実技についても事前準備をすることができます。

航空無線通信士航空無線通信士の資格を取得する為には、是非一発合格を叶えたい所なので、専門学校や大学へ進学する事をおすすめします。

子の資格は独学で合格する事が難しい資格で合格率も低い傾向にあるため、確実に自分自身に勉強したことを落とし込む必要があるのです。

落とし込むためにはしっかりと学習内容を理解し説明できるくらいにならなければいけないのですが、そうするには一体どうすればいいのか分かりますか?

確実に勉強内容を理解する為には、やはりしっかりとした説明を付けながら教えてもらう事が重要かつ有効ですよね。

自分に合う学校を見つける為にも、無料で気軽に出来る資料請求で複数の学校の資料を見て比較検討することが、航空無線通信士になる為の秘訣なのです。

航空無線通信士の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

航空無線通信士

航空無線通信士の試験料はどのくらいかかるのでしょうか?

また、試験の科目や難易度、合格率・合格発表についてまとめています。

試験を受ける人は事前にしっかりとチェックしておきましょう。

航空無線通信士の資格試験料

航空無線通信士の受験料は9,062円となります。

その他にかかる費用では、受験申請について試験申告書を提出するか、インターネットでの申請のどちらかになり、提出の場合は受験申請の為の試験申請書が1部120円で、日本無線協会または一般財団法人情報通信振興会で販売しています。

インターネット申請では振込手数料がかかります。

再試験の料金

航空無線通信士の試験での科目合格について、1つでも不合格となっている場合、次回試験で不合格科目を受ける事になりますが試験料は変わりません。

やはりそうなると一発合格を確実にしたい所ですね。

航空無線通信士試験の申し込み方法について

航空無線通信士試験の申し込み方法は試験申請書の提出またはインターネット申請となっています。

申告書の申し込み方法

まずは日本無線協会または一般財団法人情報通信振興会で販売されている申請書用紙を購入し、封筒表面に「航空無線通信士試験申請書請求」と朱書きで郵送を行います。

申請書の郵送には手数料の納付する必要があります。

日本無線協会指定の払い込み用紙で払い込みを行い、振替払込受付証明書をもらいます。

証明書を申請書の所定欄に貼り郵送します。

インターネットの申請

インターネットの申請についてはパソコンから以下のサイトにアクセスし、航空無線通信士を選択します。

そして案内に沿って各必要事項を入力して申請完了を行います。

※申請完了画面の整理番号は試験申請手数料の払い込みで必要となりますので、必ずプリントまたは画面情報保存などしておきましょう。

そして手続きが完了したら、指定の窓口に振替払込用紙から払込を行います。

無線従事者国家試験申請システム

航空無線通信士試験・検定の年間試験回数

航空無線通信士の試験は8月上旬と2月上旬の年に2回実施されていて、筆記と実技の試験になります。

合格基準は科目ごととなり、電気通信術では送話・受話のどちらも100点満点中80点以上が必要になります。

免除される科目もあり、合格点を満たしている科目は免除されます。

航空無線通信士試験科目等の内容

航空無線通信士の試験では多岐選択式で、無線工学、法規、英語、電気通信術の4科目を行います。

マークシート
  • 無線工学:9:30~11:00/全14問/試験時間:1時間30分
  • 無線設備に関する知識・空中線系等に関する知識・無線設備、空中線系の保守および運用に関する知識

  • 法規:11:10~12:40/全20問/試験時間:1時間30分
  • 電波法に関する知識・国際電気通信連合憲章やその他条約、規則に関する知識

  • 英語:会話:13:30~13:45/全7問/試験時間:30分・筆記:13:45~15:15/全5問/試験時間:1時間30分
  • 文章の理解と意思表示に関する英訳と和訳・口頭での意思表示能力

    ※筆記試験は試験開始45分で途中退室が可能になります。

実技試験

電気通信術は欧文通話表に関する2分程度の実技試験を行います。

  • 電気通信術(欧文):送受信50字/試験時間:2分
  • ※電気通信術の日時については受験票で指定されます。

航空無線通信士試験の科目免除について

航空無線通信士の試験では一定の条件により科目免除のシステムがあります。

それについては以下の通りになります。

  • 科目合格者である

試験科目で合格点を満たしている場合は、該当する科目の試験が行われた翌月の初めに起算して3年以内は該当科目が試験で免除されます。

  • 電気通信術での科目合格者
  • 指定の学校を修了している
  • 一定の無線従事者資格を取得している

※日本無線協会が実施している養成課程を修了していると、試験合格と同等の資格を与えられます。

航空無線通信士資格の難易度

航空無線通信士資格の難易度に関しては、試験合格率は30~40%前後となっていて、日々訓練などを行いながら、しっかりと勉強を行う事ができれば取得はそれほど難しくはないと言われています。

航空会社でも資格取得の為の勉強会が実施されている場合もあり、比較的取得しやすい環境にあります。

合格基準について

  • 無線工学: 70点満中、49点以上
  • 法規: 100点満点中、70点以上
  • 英語: 105点満点中、60点以上
  • 電気通信術: 送受信各100点満点中、80点以上

航空無線通信士資格の合格率

過去の合格率は以下になります。

  • 平成28年:【受験者数】3,229人【合格者数】1,363人【合格率】42.2%
  • 平成27年:【受験者数】2,818人【合格者数】878人【合格率】31.2%
  • 平成26年:【受験者数】2,461人【合格者数】922人【合格率】37.5%
  • 平成25年:【受験者数】2,406人【合格者数】971人【合格率】40.4%

合格率に関しては約4割となっています。

航空無線通信士試験の合格発表

航空無線通信士の試験合格発表については、試験日の約1ヵ月後に郵送され、インターネットにも発表されます。

インターネットでは掲載開始から2週間程度経つと削除されるので、試験を受けてインターネットで確認される方はご注意ください。

航空無線通信士資格取得後の就職先・年収・報酬相場

航空無線通信士

航空無線通信士航空無線通信士の資格取得後についてご紹介していきましょう。

航空無線通信士を取得したい方は、航空関連業務や自衛隊、事業用航空などの航空機や無線に関する仕事に就きたい方がほとんどでしょう。これまで抱えてきた夢を叶える為にこの資格を取得される方が多いはず。

まだこれから航空無線通信士の資格を取得しようとしているなら、夢を叶えるためにも最短で取得しようと努力している最中だと思います。ですが航空無線通信士の資格取得はそんな甘くありません。

確実に合格する為にも、自分の今のレベルを合格ラインまで引き上げる必要があるので、絶対に合格したいと考えるのであれば遠回りでも専門学校や大学で学ぶことが重要になります。

資料は無料で請求出来るので、一度各学校の内容を見比べてみるのも航空無線通信士への最短ルートを探す一歩になりますよ。

それでは航空無線通信士資格取得後の就職先や関連資格には何があるのか?また、資格を取得する事によって年収や将来性はどう変化するのかご覧ください。

航空無線通信士所持者の職業例

航空会社のパイロットや地上での無線通信の業務など航空業界では幅広い職業に就職できます。

  • パイロット
  • 運搬管理業務などの航空業
  • 航空機ライン整備士
  • 航空機電子エンジニア
  • 回転翼航空機の操縦士
  • 各自衛隊

など

航空無線通信士に向いている人

航空無線通信士は運航に携わる業務を行ったりする為、大きな責任感が必要です。

航空無線通信士として向いている人は以下のようになります。

  • 冷静で落ち着いている
  • 判断能力が高い
  • 英語能力が高い
  • コミュニケーション能力
  • 几帳面である
  • 丁寧な対応ができる

航空無線通信士と同じ分野の他の資格

同じ分野の資格を取得する事も航空業界で働きたい人にとってはおすすめです。

倍率が高く就職が難しい場合に少しでも航空業界の色々な職種に対応できると就職がスムーズになります。

  • 総合無線通信士
  • 海上特殊無線技士
  • 陸上特殊無線技士

など

航空無線通信士の年収・給料相場

航空無線衛生士は単独業務ではないので、所属により大きく異なります。

航空無線衛生士の資格が必須となる操縦士では平均年収は1,100万円となり、ピークには1,500万円まで上がります。

航空無線通信士に関する職業年収
  • 操縦士機長:平均2,300万円
  • パイロット教官:平均400~800万円
  • 航空管制官:平均586万円

航空無線通信士の現状

航空無線通信士の資格はプロのパイロットや航空管制官になるのに必須の資格となります。

航空業界への就職に有利になり、様々な業務を行う事が可能になりますが、航空無線通信士の合格率も比較的難易度が低めとなっているので、希望通りの就職につくには困難な現状があります。

その為、航空無線通信士の資格を活かす為に更に特化した資格取得を目指していく事で大きく活躍できるでしょう。

管制官になる為の英語能力や航空機に関しての知識など、航空業界で飛躍する為にはまず「航空無線通信士の資格は航空業への第一歩」と考えておいた方が良いと言えます。

航空無線通信士の将来性

航空無線通信士は航空に関する幅広い知識を有している為、航空業界では需要が高く取得しておくべき資格です。

総務省所管の国家資格なので、社会からの信頼性も高く、長期的に安定した収入を得る事ができます。

近年では国際化社会で外国人観光客や労働人員の増加、日本人の海外旅行も増加傾向にあり、これからも航空業界はどんどん需要が高まってきます。

更にTOEICを取得するなど英会話能力を高める事で、活躍の幅も広がるので将来性は非常に高いでしょう。

航空無線通信士の試験難易度や合格率・勉強方法などまとめ

航空無線通信士の資格試験の難易度や合格率、試験日などまとめてご紹介しました。

航空無線通信士航空無線通信士は国家資格として航空業界で十分に活躍でき需要の高い資格だという事がわかりました。

我々の安全を確保し無事にフライトする為にも、航空無線通信士の存在は大きいので将来航空業界で働きたい人は取っておくべき資格です!

航空無線通信士の資格取得者は様々な会社・企業で就職の際に優遇される事もあるので、確実に取得する事を目指すのであれば専門学校や大学での学びが有効な手段になります。

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航空無線通信士の試験には普段聞きなれない英単語や用語等が沢山出題されるので、学校でしっかりと知識や技能を身に付け、試験本番に強い実力を養いましょう!

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