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高校生でも取れる!?秘書検定3級・2級・1級の概要や難易度についてご紹介

更新日:2024-04-10

高校生でも取れる!?秘書検定3級・2級・1級の概要や難易度についてご紹介

高校生の中には将来を見据えて、資格取得に励んでいる方もいると思います。

秘書検定というと、職業としての秘書を目指す人のための資格というイメージがある方もいるかもしれませんが、実は社会人としてのマナーや接遇が学べる有意義な資格です。

とくに秘書検定2級は高校生でも取得しやすく、将来事務職関連の仕事に就職を考えているのであれば在学中に取得しておくと将来の就職活動で有利になることがあります。

比較的難易度が低いと言われる秘書検定ですが、具体的にどれくらいの難易度で、どのような勉強をすれば良いのでしょうか。

今回は、秘書検定とはなにか、試験概要や等級ごとの難易度の目安に加え、独学で取得を目指す際の勉強法について紹介します。

    この記事でわかること

  • 秘書検定とはどのような資格なのか
  • 秘書検定の等級ごとの難易度目安
  • 秘書検定の概要と合格基準
  • 秘書検定を独学で取得する場合の勉強法

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秘書検定とは?

秘書検定

秘書検定とは、文部科学省後援の実務技能検定協会が実施する検定試験の一つで、あらゆる業種・業態などビジネスの場において、社会人として必要な常識やスキルを総合的に身につけることを目的とした資格となっております。

名称は「秘書」となっておりますが、秘書業務はもちろんのこと、マナーや接遇、各種技能や職務知識が問われる検定試験となっているため、どんな職種に就職する際にも必ず役に立つスキルを身につけることができます。

事務職への就職を考えている方におすすめの資格

秘書検定の資格は、特に将来事務職関連への就職を考えている方におすすめです。

必ず秘書検定の資格を持っていなければいけないというわけではありませんが、持っていることによって自分のスキルをアピールする際の材料の一つとなるからです。

事務職は決して就職が難しい職種というわけではなく、正社員の他にも派遣社員やアルバイトなど非正規雇用の枠を設けている一般企業がほとんどです。

しかし、逆を言えば代替の効く職種ということになり、働き始めてからも大幅な収入アップや昇格を見込むことが難しいと言われています。

そのため、これから事務職への就職を考えている方、もしくは転職を考えている方は秘書検定を取得することによってそのスキルが評価され、高待遇を見込める可能性があるのです。

秘書検定の等級別の難易度

秘書検定の等級別難易度の目安は、以下の通りです。

等級 受験者層 試験で問われること
3級 高校生が多い 一般的な社会常識・ビジネスマナーなど
2級 高校生・大学生・新社会人 接遇や電話対応・業務優先順位の判断など
準1級 大学生・社会人 秘書業務に関する専門知識・所作・話し方など
1級 社会人・秘書 上級秘書に必要な素養・接遇・サポート力など

ここからは、それぞれの難易度の目安や受験者層の傾向について解説します。

3級は高校生でも取得を目指せるレベル

秘書検定の3級は、それほど難易度が高くないため、高校生でも比較的合格しやすい難易度です。

3級の受験者は、高校生が全体の半数近くの割合を占めているとされ、例年60%~70%が合格しています。

秘書検定は大学への進学の際にはそれほど重要な資格ではありませんが、将来の就職活動を見据えて高校生のときからビジネスマナーを身につけておきたい方におすすめのレベルです。

2級は社会人のビジネスマナーの基本レベル

2級は、社会人として基本的なビジネスマナーや正しい言葉遣い、所作などが問われるレベルです。3級同様に筆記試験のみが実施されるため、それほど難易度は高くありません。

3級と比べるとやはり難易度は上がりますが、大学生や新社会人の受験者も多くいるためビジネスマナーの基本を身につけておきたい方におすすめのレベルです。

受験資格もないため、3級を受けずに2級に挑戦することもできます。

準1級は中級秘書レベル

秘書検定は、準1級になると面接試験が加わって実技審査を受ける必要があるため、3級・2級と比べて格段に難易度が高くなります。

筆記試験で知識が問われることに加え、マナーや所作、言葉遣いなども問われるため、実践スキルを身につけておかなければ合格することができません。

面接試験では、3人1組でロールプレイング形式の試験が実施されます。一般的な中級秘書レベルの対応力・所作が求められるため、試験勉強では面接対策も必要です。

1級は上級秘書レベル

1級は、秘書検定のもっともハイレベルな等級にあたり、試験ではプロの秘書官としての知識・スキルが求められます。

先回りして上司や雇い主のサポートができるか、所作や話し方、応対、余裕のある態度など、プロ意識が求められるレベルです。

筆記試験も全問記述式になるほか、準1級同様に面接試験(2人1組)も実施されます。

合格率は20~30%程度とされており、秘書としてキャリアアップを目指す人の登竜門となる等級です。

秘書検定1級・2級・3級受かるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

高校生でも取れる秘書検定の概要

秘書検定の資格は直接的に就職の採用に影響するわけではありませんが、取得していることによって実際に業務を行う場面において役に立つことが多くあります。

ここでは、秘書検定の試験概要と合格基準について確認していきましょう。

秘書検定の試験概要

秘書検定の試験は文部科学省後援の実麦の検定協会によって毎年3度全国の試験会場にて実施されています。

検定試験のレベルは3級・2級・準1級・1級の4段階に分かれており、受験資格や制限は特に無いため、興味のある方なら誰でも受験することが可能です。

秘書検定の合格基準

秘書検定は、いずれのレベルの試験も「理論」と「実技」の2分野に分かれており、「理論」では①必要とされる資質、②職務知識、③一般知識、「実技」では④マナー・接遇、⑤技能の計5科目が出題されます。

出題形式は3級〜準1級までマークシート方式の選択問題と記述問題、1級はすべて記述問題となっています。

合格基準は「理論」「実技」いずれの分野においても60%以上の場合合格となります。

秘書検定合格を目指すためのレベル別勉強法

秘書検定

秘書検定の準1級以上のレベルになると非常に高度なスキルと知識が問われることになり、1級の場合試験はすべて記述で行う必要があるため相当な時間を費やして対策をする必要があります。

一方、2級や3級に関してはそれほど難易度の高いレベルではなく、ほとんどの方が独学で挑戦し資格を取得しています。

それでは、独学で目指す際の具体的な勉強法について見ていきましょう。

テキストと問題集を使って対策を立てる

秘書検定2級・3級の合格のためには、基本的に専用のテキストと問題集を使って対策を立てていきます。

秘書検定はビジネス系の資格の中でも非常に認知度があるため、多くの出版社が市販のテキストを出版しています。

特定の参考書を選ぶ必要はありませんが、実際の試験において祝儀袋や香典などのイラストが用いられた問題が出題されるため、カラー版のテキストや問題集を使うことをおすすめします。

それらのテキストを使ってある程度必要な知識が身についてきたら、実際の過去問を数回解き、解答と解説を読みながら知識を固めていきましょう。

準1・1級は面接対策が必要となる

秘書検定はいずれのレベルも学歴・年齢問わず受験できることから高校生のうちからよりハイレベルな試験に臨む方もいます。

その際の注意点として、1級に関しては通常の筆記試験に加えて面接があるため、面接のための対策も必要となります。

面接の対策法としては面接用のテキストを購入し同じように勉強していくか、もしくは実施団体の公式ホームページにある面接試験のシミュレーションを試すことによってより実践に近い形で対策をすることができます。

中には通信講座や資格学校に通って対策をする方もいますが、特に高校生の場合は受験や宿題など何かと忙しいと思うので、高校在学中に合格できなくても大学生、社会人になってからでも再度挑戦ができるため、それほど焦る必要はありません。

高校生でも取れる秘書検定まとめ

今回は秘書検定の試験概要や各レベルの難易度、対策について詳しく紹介しました。

秘書検定を持っていることで、それが各企業における採用に直接影響するわけではありません。

しかし、秘書検定を持っていることで特に事務職関連、その他の業種でも評価され、面接、もしくは昇給や昇格のためのアピール材料の一つになります。

秘書検定は高校生でも目指せる資格なので、興味のある方はどんどん資格取得にチャレンジし、より高いレベルの合格を目指しましょう。