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ファンドマネージャーになるには資格は必要?条件と年収など解説!

更新日:2021-05-08

ファンドマネージャーになるには資格は必要?条件と年収など解説!

ファンドマネージャーという言葉を聞いたことがない方も少なくないのではないでしょうか。

ファンドマネージャーは、投資家から資金を預かって資金を運用する投資のプロと言われています。

実際、投資をすることは、知的な人しかなれない、華やかでかっこいい、といった声があります。

そこで今回は、ファンドマネージャーになるには資格が必要なのか、はたして条件はあるのか、年収はどのくらいあるのか、など解説していきます!

ファンドマネージャーとは?

ファンドマネージャーの資格条件と年収

ファンドマネージャーとは、金融資産を運用する専門家で、お客様となる投資家から預かった資金の運用計画を立てて、資金運用を行う人のことを言います。

簡単に言うと、証券や債券などの売買によって、その日にどれだけ市場にお金の出入りがあるのかチェックして、どの銘柄を買うのか、売るのかを判断する投資の専門家のことです。

ファンドマネージャーは、個人で動くことはほとんどなく、投資信託会社や投資顧問会社、信託銀行、保険会社などの運用会社や金融機関に勤務し、アナリストやディーラーとチームを組んでファンドのマネジメントを行うことが主な役割です。

ネット時代の今は、どこにいても世界中の経済情報がチェックできることから、女性がファンドマネージャーに向いているという声もあり、海外では女性のファンドマネージャーが多く活躍しています。

ファンドマネージャーの仕事内容

ファンドマネージャーの仕事は、常に変わり続ける市場を調査・分析して、安定した資金運用を行い収益を増やすために運用計画を立てて、方針を決めて判断を下すことです。

100%予測が当たることは、ほぼ不可能で、日によって想定外の成果があることもあれば、大きな損失をしてしまうこともあります。

1日の成果に一喜一憂することなく、長期的な視点で成果を出すことが、ファンドマネージャーに求められます。

また、投資信託に限らず企業年金の運用なども行い、ポートフォリオを組成・管理・収益を上げることが仕事の役割と言えるでしょう。

ファンドマネージャーになるには?

ファンドマネージャーになるには、基本的には投資信託会社や投資顧問会社、信託銀行、保険銀行などで働く必要があります。

ただ、それらの会社は、調査部門や運用部門だけでなく営業部・法務部・システム部・経理部・総務部などさまざまな部署から成り立っているため、希望した人が全員ファンドマネージャーになれる訳ではありません。

資金運用会社に入社し、最初は、調査部や運用部などでジュニアアナリストとして、ファンドマネージャーの下でさまざまな経験を重ねて、投資のためのリサーチ力や市場の分析力を身に付けることが重要になります。

そこで、ある程度の経験を積んでアシスタントファンドマネージャーとなり、さらにポートフォリオ運用などの経験を積んだ後、晴れてファンドマネージャーになることができます。

ファンドマネージャーになるには、入社後の業務を通じて経験を積んだ後に、希望することが王道と言えるでしょう。

ファンドマネージャーの資格条件

ファンドマネージャーの資格条件と年収

ファンドマネージャーになるにおいて、特に資格が必要という条件はなく、ファンドマネージャーの知識を身に着けていれば、誰でもなることができます。

しかし、資金運用会社へ入社したときに取得しておけば有利になる資格がいくつかあり、会社の方から条件として、数年以内に資格取得を求められるケースがあります。

ファンドマネージャーは、投資の専門家として、金融市場のなかで活躍するために身に着けておきたい知識や取得しておきたい資格などが存在します。

そこで、取得しておきたい主要な資格をご紹介していきます。

証券アナリスト

ファンドマネージャーに関連する民間の資格として、「証券アナリスト」という資格があります。

これは、入社後に経験を積むうえで、業界の動向や企業の財務状況などについて、リサーチして分析するアナリストとしてのポジションで活用することができます。

証券アナリストを取得することで、早くファンドマネージャーになれる可能性も高まると言われています。

投資のためのリサーチ力や市場の分析力を行い、投資への助言・管理するプロである証券アナリストの資格を取得すれば、投資家の信用を得ることにつながります。

また、今後金融市場についてもグローバル化が進む中で、国際的な証券アナリスト資格「CFA(米国証券アナリスト)」の取得も視野に入れておくといいでしょう。

簿記・ファイナンシャルプランナー

ファンドマネージャーになるには、企業の決算書や財務表を読む力や経営成績と財政状態を明らかにする能力は必須と言えます。

そのような、基礎的な経営管理能力や分析力、決算書の読み書きを示す「簿記」の資格を持っておくと業務の役に立ちます。

またファンドマネージャーは、投資家に対して資産計画を作成して、資産設計の提案や相談を行います。

そのような資産運用や資産設計を専門的なプロの立場から、提案や助言を行う能力を示す「ファイナンシャルプランナー」の資格は重要になります。

TOEIC・英検

今後、金融市場のグローバル化が進むなかで、ファンドマネージャーになるには、世界情勢や世界の市場状況を分析する能力も求められます。

そのため、「TOEIC」や「英検」のような英語力を示す資格は有効と言えます。

実際、求人に関して言えば、外国株・外国債券関連のファンドマネージャーのポジションの需要が高まってきています。

海外の運用状況を把握したり、外国株の動きを正確に分析するには英語力は欠かせないので、今後必須スキルとなってくるでしょう。

ファンドマネージャーの年収

金融業界の仕事は、他企業と比べて給与が高いことが多いです。

それに応じてファンドマネージャーの年収も高く、平均年収の範囲はおおよそ760万~1300万となります。

なかには、年収2000万円以上のファンドマネージャーもいるようです。

ただ、一般的に基本給は、他企業の社員と変わらないケースが多く、インセンティブやボーナスといった成果給で差をつけている傾向があります。

ファンドマネージャーの年代別平均年収・月収・ボーナス

ファンドマネージャーが、何歳くらいから年収1000万円以上を稼ぐのか気になる人もいると思います。

成果によって収入も異なってきますが、平均しておおよそ30代から年収1000万を超えてくるそうです。

参考として、各年代別によるおおよその年収・月収・ボーナスをまとめました。

※ボーナスは、夏冬を合わせた4か月分の数値となっています。

年齢 平均年収 平均月収 平均ボーナス
30代 1,000万円 70万円 280万円
40代 1,200万円 85万円 340万円
50代 1,500万円 95万円 380万円

ファンドマネージャーの男女別平均年収・月収

ファンドマネージャーは、女性も数多く活躍している職業の1つです。

実際に、海外では女性のファンドマネージャーが急増しているようです。

そこで、参考として40代男女それぞれのおおよその平均年収・月収をまとめました。

性別 平均年収 平均月収
男性 1,300万円 90万円
女性 1,100万円 80万円

トップクラスのファンマネージャーの年収

ファンドマネージャーは、投資家から資金を集めることができ、資金運用して収益を出すことができれば、独立も可能な職業です。

個人の場合は、手数料などの設定も自身で決められるため、運用利益が出たときの収入は大きく、年収数億円になるファンドマネージャーも多くいます。

世界のトップファンドマネージャーは、驚くほどの収入を得ている人も多く、他の職業では考えられないほどの年収になるのはこの職業ならではの特徴です。

なんと、世界の有名なトップファンドマネージャーの年収は、4,200億円に及ぶようです。

ファンドマネージャーのやりがい・つらいこと

ファンドマネージャーは、投資家から預かった運用資金の利益が莫大な金額になることも珍しくありません。

そうした大きな金額を動かして利益を出すダイナミックさは、ファンドマネージャーという仕事の大きなやりがいです。

また、仕事の成果が数字となって反映されることも大きな魅力と言えるでしょう。

逆にそのようなダイナミックさの裏には、市場の動きにアンテナを張り続け、緻密な調査や分析など地道な作業の連続です。

場合によっては、48時間帰宅できないこともあり、体力的につらい部分があると言えます。

ファンドマネージャーに向いている人

ファンドマネージャーになるには、投資家から預かった資金を運用させてもらうために、自信家で説得力がある人の方が向いています。

一見華やかな仕事としてイメージしてしまいがちですが、会議や事務作業も多くお金を動かす以上のプレッシャーも大きいので、精神的にも体力的にもタフでないといけません。

ファンドマネージャーは、日々大きな責任を背負って仕事をしているため、客観的に自分を見ることができる、冷静に最善策を選択できる、といった自らをコントロールする能力を身につけている人が向いていると言えます。

ファンドマネージャーの現状・将来性

今後、さらに進むと予想されるAI技術の進展もあって、「これからの投資はAIを駆使した仕事になる」と言われています。

その結果として、将来的にファンドマネージャーは、AIによるデータ分析や運用モデルを活用していく役割へと変化していくでしょう。

市場としては、グローバル化が進み国内の景気が上向いていけば、ファンドマネージャーの需要も同時に高まると考えられます。

AI技術を使いこなしたファンドマネージャーが、高いパフォーマンスをあげる時代が来ているのではないでしょうか。

ファンドマネージャーになるには?資格・条件・年収|まとめ

いかがでしたでしょうか。

ファンドマネージャーになるには、資格が必要なのか、はたして条件はあるのか、実際年収はどのくらいあるのか、など解説させていただきました。

ファンドマネージャーになるには、公的な資格取得の条件はなく、民間の資格を取得することで採用やステップアップのときに有利になります。

魅力的な年収となっていて、一見華やかに見えがちですが、その裏には、とてつもないほどの地味な仕事の連続があるということが分かりましたね。

ファンドマネージャーに興味を持っていて、これから目指したいという方は、採用試験や資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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