”測量士補”とは、測量についての高度な技術や知識がある国家資格の保有者のことを指します。
これは”測量士”も同様ですが、2つの資格には現場でできることとできないことに違いがあります。
この測量士補の資格を取得すると、どのようなメリットがあるのでしょうか?就職や転職に有利になるのか、働く時に手当などが支給されるのかもチェックしていきましょう!
測量士補とは?

皆さんは道を歩いている時に、作業服を着た人が黄色っぽい色のカメラを覗きながら仕事をしている姿を見たことはないでしょうか。
あの方達は”測量士”という仕事に従事していて、様々な建造物を造る際に、土地の位置や高さ、長さや面積を測って図面を作成するという作業を行なっています。
ともに仕事をしている人に”測量士補”という立場の人もいますが、一見すると測量士と何が違うのか分かりづらいですよね。
今回は”測量士補”にフォーカスを当てて、詳細についてご紹介します!
測量士との違い
まず、”測量士”と”測量士補”の違いについて見ていきましょう。
仕事内容については上記のとおりですが、測量士にできることは「測量作業の主任者として、測量計画を作成する」ことです。
一方で測量士補は、「測量士の作成した計画の指示に従って測量する」ということが仕事です。
つまり、測量士補は測量計画を作成することができないのです。
ですが、測量士とそれほど仕事に差異がないため、企業によってはどちらの待遇も同じくらいにしているところもあります。
ちなみに、測量士の方が上位に位置づけられています。
測量士補の資格取得
結論から言うと、測量士よりも測量士補の資格の方が合格率が高い傾向にあります。
試験は選択式の筆記試験であり、問題の65%以上が正解すれば合格になります。
国家試験の中においては、比較的難しくない部類の試験だと言われています。
受験案内について
測量士補の資格を取得するにあたり、年齢や性別、学歴や実務経験の有無は問われません。
ただ、平成31年の時点で試験の開催地が「北海道」・「宮城県」・「秋田県」・「東京都」・「新潟県」・「富山県」・「愛知県」・「大阪府」・「島根県」・「広島県」・「香川県」・「福岡県」・「鹿児島県」・「沖縄県」と限られているため、近県で受けることができない人は、どこで受験するかしっかりと確認しておく必要があります。
また、受験するにも費用が発生し、測量士補の場合は2,850円となっています。
これらはあくまでも2019年時点の情報のため、来年以降に資格を取得する人は国土交通省のホームページなどをチェックしてください。
無事に合格できたら
測量士補として働くためには、「資格」も必要ですが「免許登録」もしなくてはなりません。
ただ資格を持っているだけでは、測量士補として働くことができないのです。
無事に資格を取得できたら、国土交通省国土地理院から登録に必要な申請書をダウンロードして、『国土地理院総務課試験登録係』というところに提出しましょう。
その後、免許が発行されるので登録免許税として測量士補は15,000円を納付することになります。
測量士補の資格を取得するメリットは?

続いては、測量士補の資格を取得するメリットについてご紹介しましょう。
そもそも測量業務を行うにあたり、この資格がなくては働くことができません。
そのため、測量を仕事にしたいと考えている人は、資格を取った時点で働けることが大きなメリットです。
他には、どのようなものがあるのでしょうか?
就職や転職に有利
測量士補の資格を持っていると、就職や転職において有利になります。
また、建築や不動産に関する専門的な知識を持っているため、建築業界や不動産業界で働く際はとくに採用率がアップするとされています。
採用後には、資格手当としておよそ4,000円ほど支給する企業もあるようです。
一定の需要が見込める
測量士補の仕事は、一定の需要が見込めるため、長く安定して勤務することができます。
何故ならば、測量業務は法律上で守られており、測量士・測量士補の独占業務だからです。
そのため、転職においても困ることはあまりないでしょう。
「土地家屋調査士」の試験免除になる
測量士補の資格を所得している人は、建築・不動産業界においてはトッププラスの資格と呼ばれている「土地家屋調査士」の測量・作図の試験が特例で免除となります。
共通する部分も多いため、土地家屋調査士の資格取得を目指している人にもおすすめです。
「測量士」の資格にも活かせる
測量士補の資格を取ったら、次は上位資格である「測量士」も目指すという人もいることと思います。
この2つの資格には共通している部分も多く、仕事の幅を広げたい方や、測量の仕事で将来は独立を目指しているという人も活かすことができます。
測量士の中には、土地家屋調査士の資格も併せ持って働いている人がおり、ごく稀に年収が1,000万円を超える人もいるようです。
超一流のベテラン測量士になると、土地家屋調査士の仕事も行いながら年収が5,000万円ほどという人も存在します。
このように測量士補の資格は、メリットが満載です。
測量士補についてのまとめ
測量士補の資格は、とてもメリットが多いです。
資格を取得していることで、就職や転職の際に大いに役立ちます。また、企業によっては資格手当として数千円を支払うところもあります。
試験についても、国家資格でありながら比較的合格率が高く、難易度もそれほど難しくはないと言われています。
むしろ上位資格である「測量士」の資格を取得する方が難しいので、まずは測量士補から勉強をはじめるという人もいます。
さらに、測量の資格は一定の需要があることから何十年経ってもなくなりにくい職種であるとされています。
免許登録のために最初は登録免許税などを支払いますが、その後の仕事に困らないのであれば良いですね。
他にも建築・不動産業界においてはトッププラスの資格と呼ばれている「土地家屋調査士」の試験で、測量・作図が免除になるというメリットもあります。
測量士と土地家屋調査士の二足のわらじで働いている人もいますが、高額な年収をもらっている人の中には、その金額が1,000万円台という人もいるようです。
超一流の測量士の中には、土地家屋調査士の仕事もしながら年収が5,000万円近くもあるなど、やり手の人もいるので、夢のある職業だと言えますね。
測量士補の資格の次は、ステップアップを目指して測量士の資格も取得することをおすすめします!
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