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気象予報士は独学で目指せる?オススメの勉強法についてもご紹介

更新日:2022-11-19

気象予報士は独学で目指せる?オススメの勉強法についてもご紹介

ニュース番組のお天気コーナー等でお馴染みの気象予報士

気象予報士になるための試験は非常に難易度と言われていますが、独学でも合格を目指せるのでしょうか。

そこで今回は、将来気象予報士を目指している方のために、気象予報士は独学で目指せるのかということも含め試験の合格率やオススメの勉強法、参考書について詳しく紹介します。

気象予報士とは?

気象予報士

普段からニュースのお天気コーナーをチェックしている方にはお馴染みかと思いますが、気象予報士とは様々なデータをもとに天候の予測及び予報をする職業です。

気象庁から提供されるアメダスや気象レーダー、各区地方に設置されている観測データをもとに天候及び気候に関する予測を行います。

また、気象予報の業務以外にも台風や自身などの災害時には台風の進路状況、地震の規模や津波の有無、避難指示などの最新の情報をいち早く伝えて対応します。

国家資格である気象予報士の資格は、国内にあるあらゆる資格の中でもトップクラスの難易度を誇り気象予報士として働けるのはごく一握りと言われています。

そのため、気象予報士の試験に合格する人は大抵の場合複数回受験することが一般的になっています。

気象予報士は独学で目指せる?

気象予報士の国家試験は非常にレベルが高く、気象庁など関連組織でキャリアがあるからといって必ずしも受かるものではありません。

そのため、気象予報士を目指す方は資格学校や通信講座等で勉強し試験に臨むのが一般的な方法となっております。

しかし、かといって独学では資格取得が不可能というわけではなく、過去には独学で気象予報士になった方も一定数存在します。

独学のための参考書や問題集も簡単に手に入れることができ、むしろ時間が限られている社会人の方や、専門学校や資格学校等に経済的な理由で通うことが困難な方にとっては独学という方法を選択することで効率的に勉強をすることができるのです。

気象予報士試験の概要や合格率

気象予報士の国家試験では、大気の構造や大気熱力学など非常に幅広い分野の専門的知識や予測スキルが問われます。

試験は選択式の学科試験及び記述式の実技試験の2部構成で行われます。

学科試験では予報業務に関する一般知識及び専門知識に関する問題で、実技試験では「気象概況及びその変動把握」「局地的な天気の予報」「台風等緊急時における対応」について文章や図表を用いて解答する必要があります。

試験の合格率は毎回5%前後で非常に難易度の高い試験となっています。

気象予報士を独学で目指す際のオススメの勉強法

気象予報士試験の概要や難易度について理解して頂けたでしょうか。

それでは実際に独学で合格を目指す方のためにオススメの勉強法についてそのポイントを紹介します。

勉強法1:過去問題集等で出題傾向を把握する

独学で勉強を始める際にまずやるべきことは、気象予報士試験の実際の過去問等を用いて問題の出題傾向や出題パターンを把握することです。

気象予報士試験では気象予報に関する非常に幅広い一般知識及び専門知識が問われるため、いきなり問題を解こうとしても何から手を付けたらよいか分からなくなってしまいます。

また、初心者の方にとっては全くできない内容もたくさん含まれております。

そのため、まず実際の過去問題の全体にざっくりと目を通し出題傾向や出題パターンを把握していきましょう。

ある程度把握できてきたら、自分の得意分野や簡単に解けそうな分野から勉強をはじめ、理解を深めていきます。

勉強法2:数学や化学など理数系科目の力をつける

気象予報には数学や化学、物理学などの知識とスキルが必要不可欠であるため、それら理数系科目が苦手な方はまずそれらの基本的なスキルを身につけることから始めます。

特に記述式の実技試験では、天気予報や気象変動に関して実際に図表や計算を用いて解く必要があるため、理数系科目のスキルが必要不可欠となります。

とは言ってもそれほど高度なレベルまでマスターする必要はなく、高校卒業程度のレベルで十分です。
特に文系の方や計算等が苦手な方は高等学校でつかわれる教科書や参考書を用いて対策を行いましょう。

勉強法3:最新の試験傾向を把握しつつ繰り返し問題を解く

ある程度試験の内容や出題傾向を理解しその他準備等が出来たら後はひたすら問題を解き試験問題に慣れることです。

しかしその際に一つ注意点があり、過去問だけでなく最新の情報や試験傾向をしっかり把握して勉強を勧めていくことです。

というのも、実際の気象予報士試験では毎回最新の気象予報に関する知識や技術に関する問題が問われるため、過去問だけでは全ての内容を賄うことは難しいからです。

そのため、気象予報に関する法律や予報技術など、最新の情報もしっかりと集取を行い理解を深めていく必要があります。

最新の情報については気象庁のホームページや新聞など各種メディアを用いて情報収集を行いましょう。

気象予報士を独学で目指す方にオススメの参考書

気象予報士

独学で気象予報士試験を目指す方は以上で紹介した3つの勉強法のポイントに注意しながら対策を立てて行きましょう。

ここではオススメの参考書をご紹介します。

資格学校や通信講座のテキストがオススメ

独学で勉強する際には参考書や過去問題集が必須ですが、大手資格学校や通信講座で使用されているテキストを使うことをオススメします。

市販でも手に入れることは可能ですが、書店で取り扱っているテキストは改訂がされておらず内容が古いものがあり、最新の試験の傾向をカバーするには不十分であるからです。

具体的には資格学校ユーキャンのテキスト・問題集
もしくは気象予報士試験支援会が発行している
『気象予報士かんたん合格テキスト』
がオススメです。

気象予報士を目指すための参考書はネットでも手に入れることができます。

気象予報士に関する入門的な知識から身につけたい方は
『新 百万人の天気教室』

上級者の方は
『一般気象学第2補訂版』
がオススメです。

気象予報士は独学で目指せる?まとめ

今回は気象予報士試験を合格するための独学での勉強法について詳しく紹介しました。

気象予報士試験は国家資格であり数ある資格の中でも非常にレベルの高いものとなっており、合格のためには一筋縄では行きません。

しかし、独学でもしっかり対策をし知識を身につければ合格は決して不可能ではありません。

実際に気象予報士を目指している方は以上で紹介した勉強法等をぜひ参考にし頑張ってください。