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保育士採用試験資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析

更新日:2023-02-07

保育士採用試験は幅広い年齢層の男女が目指せる、安定性資格です。
保育士採用試験資格取得者は他にも保育士と呼ばれております。
保育士採用試験の資格は「国家資格」です。

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保育士採用試験に必要な知識・受験資格

保育士に求められる資質として、一般的には「人間性」「意欲」「態度」「健康・体力」があげられます。 そのほかにも、音楽能力と制作能力、パソコン操作能力なども必要になってきます。

保育士採用試験の資格は「教育委員会」が運営管理を行っております。

教育委員会とは:
地方公共団体が、教育・学術・文化に関する事務を行う場合は、その性質上、行政が安定していること、政治的中立を維持すること、住民の意思を反映することが求められます。これらにこたえるため、都道府県及び区市町村には、知事又は区市町村長から独立した行政委員会として、合議制の執行機関である教育委員会が設置されています。

保育士採用試験

保育士採用試験の仕事内容

保育士は、保育園などで生後6ヵ月の赤ちゃんから6歳児までの子どもを預かりお世話をする仕事です。単純に子どもを預かって身の回りのお世話をするだけではありません。保育士の役割とは、子どもたちの生活全般のお世話をしながら、心身の発達を促し、社会性を養うこと。そして、食事や睡眠、排せつ、清潔さ、衣類の着脱などの基本的な生活習慣を身につけさせることです。子どもの成長にとって重要な役割を担っているといえるでしょう。年齢や発達に合わせて、食事や着替え、昼寝の寝かしつけ、遊びなど、身の回りに関するさまざまなことを行います。親に代わって子どもを危険から守るのはもちろん、一緒に遊んだり会話をしたりすることで、子どもの成長を手助けしていきます。子どもの様子に変わったことがあったときは、欠かさず保護者へ連絡することも大事な仕事のひとつです。

保育士採用試験資格の勉強法

人文科学(国語・文学・日本史・世界史・地理・思想・芸術)社会科学(社会・政治・経済)自然科学(数学・生物・物理・化学・地学)保育士の採用試験では、高校~短大卒業程度の問題が出題されます。範囲が広いので、なるべくたくさん問題を解いて勉強するとよいでしょう。過去問題をひと通り解くと、出題傾向や正解を選ぶコツがつかめるはずです。特に社会科学の問題が出やすいので、過去問題にしっかり目を通しましょう。採点の重要度が高いのは、数的推理・判断推理・資料解釈です。もし時間がなければ、優先して勉強しましょう。問題集を用意して毎日勉強し、すらすら解けるようにしておくことをおすすめします。自治体によって実技試験の内容は異なりますが、保育に関係のあるピアノ、素話、読み聞かせなどがテーマになることが多いです。子どもが楽しめるような雰囲気づくりが求められるので、明るくはきはきと実技をやり切ると、好感が持たれます。試験前から練習しておく事が大切です。

保育士採用試験の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

保育士採用試験の資格試験料

保育士試験の受験手数料は、「12,700円(税込)+250円(郵送料)=12,950円」となっています(平成30年現在)。※幼稚園教諭免許所有者で筆記試験科目が全て免除の方の受験手数料は「2,400円(税込)+250円(郵送料)=2,650円」です。

保育士採用試験試験・検定の年間試験回数

試験は年2回です。保育士試験は全国一斉に行われるようになっています。

保育士採用試験試験科目等の内容

地域により異なります。1次試験 教養試験専門試験 2次試験 論作文試験面接(口述)試験 適正試験 適正検査 実技試験 身体検査 体力検査 保育園は大きく公立と私立に分かれています。公立保育園に就職する場合は、各自治体が実施している試験を受けて合格し、採用されなければなりません。私立保育園で働く場合は、各事業所の求人に応募し試験に臨む必要があります。

保育士採用試験資格の難易度

合格率は10%~20%となり、簡単に合格できる試験ではありません。科目によっては、かなり細かい部分まで問われるため、しっかりと時間を掛けて勉強することが必要となります。

保育士採用試験資格の合格率

保育士試験の合格率は、平成25年度より上昇し続けており、平成28年度の合格率は25.8%となりました。また、補充の要員を必要としていない地域では、公務員保育士試験自体の実施をしていない場合もあるため、ご自身が希望する地域では、その年の受験自体ができないこともあります。

保育士採用試験試験の合格発表

地域によって異なります。保育士試験の申し込み期間と試験日は、毎年一定ではありません。

保育士採用試験

保育士採用試験資格取得後の就職先・年収・報酬相場

保育士採用試験所持者の職業例

保育士

保育士採用試験に向いている人

保育士の仕事は、当然ながら子どもが好きなことが何よりも大事です。一緒に楽しんだり子供を思いやる優しさや悲しんだりする感受性が必要とされます。待遇は決していいとはいえない仕事のため、子どもが大好きでやりがいを感じる人でないと、続けていくことは難しいかもしれません。子どもと遊んだりあやしている保育士の姿は、楽しそうに見えますが実際にはかなりの体力が必要となる仕事です。子どもを抱いたり、一日中元気な子どもの相手をすることはとても大変です。どんなに疲れていても、子どもの前ではそうした姿を見せないようにすることも大切です。

保育士採用試験と同じ分野の他の資格

幼稚園教諭認定試験、司書教諭、司書補、学芸員

保育士採用試験の年収・給料相場

正規職員は年金や保険などが給料から引かれます。そうなると、給料から2~3万ほど引かれることになるので、手取りにすると、13万~15万くらいが相場となります。社会保険が完備されていない保育園で働く場合も、自分で年金や保険を支払うことになるので、結果的には手元に残る給料は変わりません。手取りの初任給が10万程度の保育園もあり、保育士の給料は厳しいものとなっています。

保育士採用試験の現状

少子高齢化が進む日本。保育士の将来性について危惧する人は少なくないかもしれません。たしかに、子どもの数は年々減少傾向にあり、今後もこの流れは続くものと考えられます。しかし、それと同じだけ保育士の需要が減ったり、活躍の場がなくなってしまったりするかというと、そうともいえません。現代社会は、長引く不況の影響や人々の価値観・ライフスタイルの多様化などにより、共働きの夫婦やシングルマザーが増えており、女性の社会進出とともに、保育所の利用率が上昇しています。ひと昔前よりも保育の需要はずっと増えているといわれます。その一方、近年ニュースなどでも頻繁に取り上げられている「待機児童」の問題。保育園に我が子を預けたいと考える親御さんが多数いるなかで、まだまだ保育施設や保育士の数は不足しているのが現状です。実際、保育士を新たに求める職場も多く、これからの保育士にとってもチャンスは十分にあるといえるでしょう。ただし、なかには労働環境があまりよくない職場もあり、それを理由に早く退職してしまう人もいるようです。就職先を探す際には注意が必要です。

保育士採用試験の将来性

少子化の流れのなかで、子ども一人に対してかけるお金は以前よりも増えているといわれます。「大事な子どもに、できるだけ質の高い保育サービスを受けさせたい」という親御さんの気持ちが強くなってきています。子ども一人ひとりとじっくりと向き合い、その子に合った保育を提供できる、質の高い保育士が求められつつあります。従来の保育園や保育所のみならず、デパートなどの商業施設や民間の託児所などでも保育士として働ける人が求められるなど、活躍の場も広がっているといえます。また、最近では「幼保一元化」という言葉の通り、保育のみならず教育まで併せて行う施設も、保育士の中心的な保育士の職場となっていくでしょう。理想の保育のあり方は議論が重ねられているため、これから保育士を目指そうと考えている人は、新しい情報を追っていくとよいです。

保育士採用試験の独立について

自治体によって制度が異なりますが、家庭福祉員(保育ママ)などは、自治体の面接、研修、実習、試験結果などから自治体による総合的な審査に合格した人だけがなることができます。また保育士資格を必須としているところもあります。保育ママは、保護者から支払われる保育料+自治体からの助成金が入りますので、比較的高い収入を得られることから、保育士資格を持っていることが生かせる仕事と言えそうです。

保育士採用試験資格を所有している主な著名人

叶 美香

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コメント・口コミ・体験談

  1. not より:

    試験会場には行かず、日々の授業や実習をクリアすれば卒業と同時に取得できていたので、「うわー難しい」などの気持ちはなかったです。
    私は勉強よりも実習をクリアする方が大変で精神的にも疲れましたが、保育士の資格が欲しかったので、それだけの気持ちで頑張りましたが…実習先を選べるのならきちんと考えて選んだ方がいいですね!楽しいと思える気持ちが少しでもないと、いくら子どもが好きでも逃げ出したくなります。ボランティアではなく授業の一環なので、記録物や提出物は山ほど…私たちはパソコンがNGとされていたので全てボールペンでの手書き。修正テープやペンはもちろんNG。帰ってからもゆっくりする暇はなく記録物に追われてしまう実習期間中。「持っていた方がいいから取っておこう。」「他にやりたいことないし、これでいっか」などの気持ちでは保育科へ行かない事を進めます。そんな気持ちなら、介護の方がよっぽどいい体験になります。
    メリットとしては、資格があることで、保育所ではなく学童保育での選択肢もできるので、働き方次第では色々な方面へ視野を向けることができます。
    (not/福岡県在住/30代/女性)

  2. ai より:

    保育士資格が取得できる、2年制の短期大学にて勉強をしました。
    1年時から毎日、平日は1限目から6限までの非常に密度の濃い授業予定であり、夏休みまで遊んだりする余裕はほぼありませんでした。
    1年の後期からは保育実習もはじまり、2週間ほどそれぞれが個別に実習をします。その間の授業は出れないので、友人にノートを取ってもらい、実習後に期末試験に向けて勉強するのはなかなか大変でした。もちろん実習も慣れない環境で非常に気をつかい、毎日の実習日誌の記入などで時間が足りないほどでしたが、やはり実習はとても充実していました。2年時にも実習が秋までに2回ほどあり、それと合わせて就職活動もしなくてはならず、毎日とても忙しかったです。就職後、自分の出た短大の先輩が多く職場にはいて、色々と優しくしてもらえたのは嬉しかったです。また、ここの短大なら大丈夫と思ってもらえるような学校を出れたことは転職する時にも役に立ちました。
    (ai/東京都在住/30代/女性)

  3. K.M. より:

    保育士の資格は、保育系の短大や大学に行かないと取れない、と思われがちですが、私は普通の四年生大学に行き、結婚してから保育士を目指したので、国家試験を受けて取りました。
    高卒や短大卒の方は、受験資格を得るために、いくつか単位を取らないといけない場合もありますが、四年生大学を出ていれば、誰でも受験はできます。
    筆記試験と実技試験があります。筆記試験は、一番難しいのは児童福祉についての制度や法律を覚える科目だと思います。10科目あるので、苦手な分野については徹底的にテキストを読みましょう!わざわざ資格取得の学校などに行かなくても、本屋さんでテキストと問題集を買い、よく勉強すれば大丈夫です。
    実技試験の方が、ハードルが高いかもしれません。絵画・弾き歌い・素話の3つのうち、2つを選択します。
    絵画は、色鉛筆を使って、指定された保育の一場面を描きます。一時間でテンポよく、明るい色調で、人物がかわいく自然に描けたらOKです。
    弾き歌いは、ピアノでもギターでもいいですが、演奏より歌重視です。とにかく大きな声で!試験管はかなり遠くから聞いています。
    素話は、私は選択しなかったのでよくわかりませんが、それほど大げさにしなくてもいいけど、子どもにわかりやすい言葉で、はっきりと読むことが大事なようです。
    今、保育士は引く手あまたです。仕事は大変だけどとても楽しいですよ!
    (K.M./兵庫県在住/40代/女性)

  4. ちゃ より:

    私はパートで保育補助の仕事をしながら、市販の試験対策本と保育士試験に特化した専門学校で通信教育課程のカリキュラムを受講して試験に臨みました。試験の半年前からテキストを読み込み始め、徹底的に内容を頭に入れていき、3カ月ほど前からはノートやレポート用紙に覚えた内容を書き込んだり穴埋め問題を数多くこなしてアウトプットをしていきました。筆記試験では社会福祉や社会的養護など内容が被ってくる教科は福祉系教科としてまとめて勉強しました。そのおかげで効率よく勉強出来たと思います。とにかく短期間で合格を目指している人はアウトプットを大事にして、特に出題されやすい分野は確実に点数を取れるようにしておいてください。
    (ちゃ/埼玉県在住/30代/女性)

  5. フランキンセンス より:

    “短大で免許を取得しました。
    最近は専科ではなく教員免許や介護免許と一緒に取得するようですが
    専科だったので1年間保育園での週1での実習がありました。
    この仕事は実践が全てです。
    机上の勉強は全く意味がないと言っても良いくらいです。
    実際子供たちと触れ合って、決して指導計画通りに動いてくれないことを理解しなければいけません。
    実習の時間などが多く組み込まれている学校をお勧めします。
    また音楽や図画工作、体育などオールマイティが求められる職業なので
    色々なことに興味をもち経験するようにすると仕事に活かせます。
    今は保育園だけではなく様々な場所で保育の免許が活かせるようになってきているので自分に合った場所で働くことができ取得していて良かったと思っています。
    (フランキンセンス/広島県在住/40代/女性)

  6. にっこー より:

    高校卒業後、保育士資格を取得するため、幼児教育科がある短期大学に進学、2年間学校に通い施設実習を終えて保育士資格をとりました。保育士資格は学校に通わなくても、年1回の保育士試験で合格すれば取得できます。他企業に就職した方や専業主婦の方は試験を受けることが多いです。保育士資格を持っていて最大のメリットは就職に困らないことです。どこの地域も保育士不足で、常に求人が多くあります。また、面接会場が保育園の場合が多いので、堅苦しくなく、園長先生と雑談をして終了、即採用されることも多々ありました。正社員以外にもフルタイムのアルバイトや1日2時間ほどのパートなども募集しているので、自分のライフスタイルに合わせた就業形態で働くことができます。もちろん、資格なしでも働ける保育園もありますが、資格があると手当がつきますし、認可保育園は基本資格取得者のみ働けるので、資格をとって損はないと思います。
    (にっこー/埼玉県在住/20代/女性)

  7. 08h6149 より:

    私は四年制大学に通っていて、まず一年ごとに取らなければならない授業があり、自分で選択して、単位をすべてとり実習も終えると卒業と共に資格がもらえるという制度でした。最初のうちはとにかく机上での勉強がメインでした。あまり接したことのない乳幼児のことを想像しながら学ぶことはとても楽しかったです。しかし実際に実習に行ってみると思ったことができなかったり、言えなかったりと現実はそう甘くないと実感させられました。まず子どもたちの注目を集めることが大変で、声も張ることができず、目の前のことで精一杯でした。日中ものすごく疲れてその上、帰宅後に日誌を書かなければいけなかったので本当に大変でした。今思い返すとその日誌は、保育園に就職した際に見直すことができたので助かりました。今は別の職につきましたが、保育士不足といわれている昨今、子どもたちの為にまた働きたいとも思っています。この資格はなくなることがないので、一度辞めてしまってもまた保育の道に立つことができる取ってよかったと思える資格です。
    (はちみつ/東京都在住/20代/女性)

  8. happy2btomo より:

    妊娠、出産を機に、職場を離れることになり、子育てしながら何か取得できる資格はないだろうか、と考えたときに浮かんだのが「保育士資格」でした。自分の子供たちを育てていく上でも、興味深い内容の教科を学ぶことが出来ました。実際に子育てが忙しい時期に勉強を始めたこともあり、クラスに通って授業を受けて、というスタイルは無理。本屋さんでたくさん並べられている保育士資格の参考書から、比較的取り組みやすいものを選んで購入しました。筆記試験の教科が多く、一気に全教科の勉強を詰め込むのは難しそうだったので、一年目に受験する際には、いくつかの教科にターゲットを絞り集中的にその教科の合格点取得を目指しました。その結果、受かっておきたかった教科については、合格点を取ることが出来ました。そして、二年目に残りの教科をまた集中的に勉強して、合格通知を無事もらうこととなりました。
    (happy2b/大阪府在住/40代/女性)

  9. margaret331512 より:

    保育科のある短大で保育士資格を取得しました。授業では、折り紙やダンス・ピアノ等の実技を学んだり、心理学や発達についての講義も受けます。また、実際の保育園や施設(母子寮や障害者施設など)での実習も行われます。
    学校で資格を取るメリットは、試験が免除になる事です。国家資格である保育士資格の試験は結構難しいのですが、学校で単位を取る事で、その試験を受けずに資格取得出来ます。
    保育士資格を持っていると、保育園だけでなくベビーシッターや託児所・学童など様々な場所で働く事が可能です。また、資格を持っていると事で、育児などで仕事を一度辞めても再就職をしやすい事もメリットになると思います。特に現在は保育士不足が問題になっている世の中ですので、再就職先は困らないかと思います。
    (ゆー/東京都在住/30代/女性))

  10. putanewlifeno14 より:

    幼稚園教諭と小学校教諭の免許は大学在学中に取得しました。まずどの免許を取りたいのかを考え、その為に必要な講義を取り単位を取得。とくに講義で大変だったという思い出はあまりありませんが、唯一ピアノの授業は少し憂鬱でした。得意でなくても働く事は出来ますが、子ども達を惹きつける武器として弾けるに越した事はないと思います。これは実際に幼稚園で働いてからとても実感しました。
    私の場合は教育実習は大学3年の頃幼稚園に1ヶ月行きました。実際に子ども達と触れ合うのはとても楽しかったです。実習の最後の頃には自分で使っていい活動時間を頂き、朝の活動や製作を進めたりしました。子どもの行動はなんでも予定通りに進む事は難しいので、もしスムーズに進まなかったらこうしてみよう、、、あそこは選択肢を増やしておこうなど柔軟に対応しなければならないのが難しかったです。
    保育士は就職し、働きながら取得しました。取得方法は資格の大原です。自宅でテキストを見ながら勉強し、科目ごとにテストを受けます。そして2日間の講義を受け、グループワークや赤ちゃんの人形を使いオムツの変え方、着替えさせ方、ミルクのあげ方などを教わりました。その後最後に筆記のテストのようなものを行い免許取得の合否がわかるというものでした。働きながらだったので実技が2日間で終わるのはとてもありがたかったです。
    今は子育て中で取得した免許の活用はできていませんが、保育士不足など言われている世の中なので、どの免許も今後十分に活用できるものだと思っています。
    (miiii/埼玉県在住/20代/女性)

  11. ヒヨーコ より:

    高校を卒業し保育の専門学校へ進学しました。専門学校を選んだのは短大や大学よりは費用も多少安いし、より専門的な勉強が身につけられそうだと思ったからです。当然周りの友達はみんなは保育士志望なのでよき友でありライバルでした。
    2年制の学校で、1年生の時は講義が多かったです。冬に保育所と幼稚園での実習が1週間ありましたが、見学や部分実習で終わりました。子供たちに「先生」と呼ばれて少し照れ臭かったのを覚えています。2年生になると実習に追われます。幼稚園教諭の免許もとれる学校だったので、春に3週間行きました。ピアノが苦手なのに「明日までにこれ弾けるようにしてきて」と担当の先生に言われたけれど案の定出来なくてメッチャ叱られました。夏に福祉施設に泊まり込みで10日、秋に保育所で2週間の実習をこなしました。2年生になると、幼稚園も保育所も最後の1週間はクラス担任として1日子供たちと過ごしました。担当の先生が採点の為私の事をずっと見ているので緊張しましたが、今となっては良い思い出です。
    学校の勉強は授業をちゃんと聞いていればテストの結果は上々です。ただピアノだけは初心者だったので嫌いではなかったけれど、放課後毎日ピアノ室にこもって必死で練習しました。
    勉強や実習だけでなく学園祭や修学旅行もありました。ボランティア活動にも力を入れていて近隣の施設のお手伝いなどに日曜日は出かけていました。これは参加しただけ就職活動の書類に記載されるのでお得でした。
    無事に卒業し保育所で12年勤務しました。保育士は子供と遊んで楽な仕事のイメージがありますが、小さい子どもは予想外の行動をとります。けがの無いよう1日を過ごしお家の方代わって心も体も健康に成長するためのお手伝いをするのです。無事に親御さんに引き渡すまでは責任重大です。
    今はそんな経験を生かして我が子の子育てに奮闘しています。保育士を一生続けるのも素晴らしい事だと思いますが私は自分の子供は自分で育てたかったのです。経済的には厳しいですが、後悔はありません。
    将来ご縁があればもう体力に自信がないので短時間でも復帰出来たらなぁ、と考えています。いつか孫が出来たらこの資格が役立つでしょう。
    保育士の資格は仕事だけでなく人生においても役立つ一生モノの資格です。専門学校で学ばせてくれた両親には本当に感謝しています。

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